公立小の5年生はクラスメイトの成績の良し悪しをほぼ把握している話 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

公立小の5年生はクラスメイトの成績の良し悪しをほぼ把握している話

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元塾講師の母が子供を産み、その子が小学校に上がると何に関心を寄せるか分かりますか?

 

子どもの成績はもちろん気になりますが、個人的に最も気になるのが、

【いつから学力差がクッキリ出るのか】

【それをクラスメイトは把握しているのか】

という点です。

 

自分自身、能天気に小学生時代を過ごしていたので出来る子以外はあまり分かりませんでした。

 

今の小学生は、教育現場で導入されているアクティブラーニングの影響やゲームのトラブルなどで、クラスメイトの勉強の出来不出来を把握しているようなのです・・・。

 

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成績を把握されてしまう3つの理由

保護者世代に比べると、かなりグループ発表や調べ物学習が増えているイマドキの小学生。

こうした能動的な学習を通して、高学年になるとクラスメイトの勉強への意欲の高低がバレてしまっているようです。

 

理由1.アクティブラーニングでバレる

 

文科省が推進しているアクティブラーニングを受け、今の小学校ではグループ活動や発表が盛んにおこなわれています。

 

で、低学年の頃はあまり分からなかった発言内容や表現力、調査力や意欲が高学年になるとバレバレに。

 

男女問わずやる気のない子と一緒のグループになると、【自分の負担が増える】と嘆くこともある子供①。

 

物静かだけど、まとめるのが上手い子やちゃんと調べる子は皆把握しています。

そういう子には目くじらを立てる子はゼロ。

 

高学年になると、やる気がなく人任せ系の子と真面目るやる子を認識できるようになってきます。

 

やる気がない子は日頃のテストも点数が伸びないので、クラスメイトから【勉強苦手な子】と分かるようです。

 

理由2.オンラインゲームでトラブル起こす

 

子ども①②のクラスで、フォートナイトが大流行しています。

子ども②は3年生ですが、上にお兄ちゃんがいる子から浸透しています。

 

オンラインゲームだと公園に集まらなくても、家にいて友達同士とつながって遊べます。

何時からスタート、と学校で約束をして宿題や勉強せずにゲームをしていることが問題視されている様子。

 

課金や個人情報が明らかになるなどトラブルの温床になるので、フォートナイト組が先生に呼び出されて注意を受けることもある。

 

こうしたトラブルを起こしているクラスメイトは、やはり普段から問題行動や成績も振るわないとか。

昔のようにゲームソフトがなければ遊べない時代ではないので、10歳前後でゲームに意識が向くと厄介です。

 

勉強を放棄してゲーム三昧の子とそうではない子がハッキリしてくるので、【勉強しない子】が容易に分かります。

 

理由3.会話が交わらない・YouTube視聴ばかりしている

 

我が家の2人も、塾で配信される動画授業を見ます。

動画で知識を得るのは今の子供達は当たり前のようなので、動画自体に文句は言いません。

 

私もYouTubeで音楽流していますし・・・。

小学生の将来の夢でもYouTuberは上位にランクインしているので、否定はしません。

それに、物凄く労力のいる職業なのは理解しているので。

 

ですが、YouTubeの恐ろしいのは興味関心のある動画が次々に表示される点です。

大人でさえその魅力にあらがうことが難しいのに、子どもが断ち切ることは難しいと思います。

 

昔ならテレビをずっと見ている子ども(かつての私です・笑)が、今ではゲームとYouTubeにとって代わっている気がします。

 

先のフォートナイトもそうですが、子ども①のクラスではオンラインゲームとYouTube視聴がセットになっている子が多いようです。

 

共通のテレビ番組でクラス全体が盛り上がる時代は去り、会話についていける子だけが個々に集まる時代になっています。

 

会話内容が子供の日常の過ごし方で大きく変わり、勉強している子とそうではない子で同じ空間にいながら別次元に存在しているようになっている・・・。

 

そういう風景が小学校のクラスに広がっているようです。

 

固定化された高学年からの逆転は極めて困難

子供でもクラスメイトの大体の成績が分かっているというのは、裏を返せば成績が固定化している証拠。

ここから大逆転をするには、並大抵の根性がないとムリ。

 

しかも、小学校の大判のテストで85点以上取っている=中学で上位、とは限りません。

 

高学年から逆転するのは無理ゲー?

 

中学校で上位に行くには、小学校のクラスでトップじゃないとムリ。

これは、グータラ小学生だった私でも、クラスの超出来る子だけは把握していました。

超出来る、出来る、優秀なクラスメイト、に分類するとその中でも中学進学後は成績の序列ができていました。

 

超出来る→トップ校

出来る→2番手

優秀→2,3番手

 

地方でも、トップ高校に入るには小学校という範囲の狭い中で常に上にいないと厳しいということです。

 

小学3,4年頃からクラス内の成績が固まってくるので、高学年から一発逆転するのは並々ならぬ努力が必要なんですよね・・・。

それこそ、【休日は1日7時間くらい勉強時間に充てる】とかのレベル。

私は中学入学後にそんな感じで逆転出来ましたが、やはり小学時代の抜けた知識の影響は大きく、高校で挫折しました・・・。

 

熱心な家庭は昔よりも先手を打つのが早い

 

中学受験が熱心な大都市圏でも、年々通塾のスタートが低年齢化しているようです。

地方でも、教育熱心な家庭の基準が変化している印象があります。

公文や学研、そろばん程度が、小学3,4年から通塾(それこそ中学受験レベルの問題を解く)になっている気がします。

 

ですから、親が【中学校からで間に合う】と自分の経験値で判断してしまうと痛い目に遭います。

 

地方だから、首都圏だから、近畿圏だから、と考えず、全国規模で教育を考えることが必要になってきていると個人的に感じていますね。

 

とは言っても、ガンガン先取りは後で子供の伸びが頭打ちになったり、逆に勉強嫌いにさせる面もあるので注意が必要です。

 

子供の吸収力はすごいので、ガンガン先取りさせる親の気持ちも分かります。

しかし劇薬みたいなものなのでデメリットも理解しないといけません。

 

反抗期に入ってきて親の助言をスルーする

 

高学年からの逆転が難しい最大の理由は、思春期や反抗期に入って親の言うことを聞かなくなるから、です。

 

自我が芽生えてくるので、いちいち叱ってきたりする親に対して反抗したくなるのも高学年から。

 

我が家の子供①も小学4年の夏から少しずつ精神面で成長してきたので、衝突する回数が増えてきました。

 

私の場合、【言葉遣いは相手を傷つける】【子供①が夢を達成出来なくても直接的にお母さんは困らない】と真顔でいいました。

言葉はナイフのようだから扱い注意は人間関係のことも含め真面目に注意しました。

 

一方の子供①の夢への思いですが、子供の夢が叶ったら親は嬉しいのは当たり前。

ですが、現実問題それが叶わなかったからといって親の人生が180度変わることはほぼありません。

そういう冷酷な事実を言い放ち、【やるかやらないかは自分次第】【親が夢を叶えるものではない】を伝えました。

 

そこからは少し心を入れ替えました。

 

衝突が増える分、それまで勉強してこなかった子を勉強させることは至難の業です。

実現不可能レベル、ハリウッド映画レベルの非現実的問題・・・。

まさに親泣かせな状態に陥ります。

 

家庭学習習慣は低学年の間が勝負

 

プラスα的な学力をつけさせるには、やはり就学前から意識づけて、低学年の間に家庭学習する習慣を身に着けさせることが何よりも大切です。

 

子供①②で経験していますが、1年時に宿題以外の勉強を+5分~10分することで、【勉強=するもの】と捉えてくれるようになりました。

 

私は完全に欠落していた習慣です。

子供で試したら、結果が出ました・笑。

【まだ1年生だし】【まだ低学年だし】という言葉で片づけず、親から働きかけて学習習慣を定着させると、高学年になったときに楽だと思います。

 



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