今回は【10歳の壁、小４の壁でグンと伸びるには】と題し、お話をしていきます。
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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
子育てをしていると、大小問わず【子どもの勉強の悩み】と直面することがあります。
塾で仕事をしている時に保護者面談をすると、各家庭で色々な悩みを抱えているなと感じてきましたし、自分が実際親となると、【あの時の保護者の方々の気持ちが分かるな】と思うことがあります。
とくに多くの親は子どもをどうやって勉強させるか、つまりは子どもが自発的に勉強する子に育つにはどうすればいいのか、という悩みを抱えるようになります。
小学校1年生の頃から自分から勉強できない、時間がかかる子もいれば、学年が上がり、なかなかスラスラと解ける問題が減ってくると勉強への取りかかりが遅くなる子も増えてきます。
その一方で、学年に問わず【サッサと勉強を済ませる子】がいるのも事実です。
親としては後者のように【親に言われる前に勉強をしてくれる子】が理想的ですし、学力差が目立ち始める小学4年生も無風状態でスイスイすり抜けて、クラス内で成績上位層をキープして5年生に進級して欲しい
なと願ったりします。
小学4年生は成績が明らかに低下する子、低迷する子がいる一方で、周囲から抜きん出て【あの子は賢い子】という地位を築く子もいます。
成績がグンと伸びて、クラスメイトから【勉強と言えばあの子】と認識されるようになると、【よし頑張らないと!】という気持ちが大きくなっていきます。
我が家の子ども①②③も小学4年生で学力差が出始める時期に、何とかカラーテストで高得点を取るメンバーの一人となったため、【クラスの中で勉強ができる方】とみられるようになり、勝手に【勉強を頑張るぞ】と思い込み始めてくれて、勉強への取り組み方が少し変わってきたという現象が起きました。
親としてはありがたいことでしたが、それだけ子どもにとって【周りからの目】を気にするようになる年頃だとも言えるでしょう。
さて、学力差が出てくる10歳の壁、小4の壁を契機に成績を上げていくにはどのようなことを意識していくと良いのかをご紹介していきます。
継続して勉強することに慣れさせる
まず、【継続して勉強するのに慣れさせる】ということを意識してください。
成績を上げていく、学力をつけるには何はともあれ【継続して勉強できるか】しかありません。
天才的な頭脳を持っている、学力スキルが高くても、全く勉強しない状態を続けていれば才能が廃れていきます。
計算力をアップするにも、【週に1回計算ドリルを一枚解く】では鍛えることにはなりません。
継続して勉強するよう親が全力でサポートをし、
サポートというのは子どもに対して【これをやりなさい】【あれをやりなさい】という指示ではなく、子どもが勉強しやすい環境を作り、子どもの学力レベルに適した問題集やドリルを準備し、適切な学習量を毎日確保していく、というものです。
勉強する子に育つには、子どもの自主性も育てることも大切です。
親が強引に誘導していると、いつまでたっても子どもは自分から勉強する子には育ちません。
小学生、中学生そして高校生になっても受け身な指示待ち人間になってしまいます。
継続して勉強するとどんな未来が待っているのかや、努力を続けることは勉強以外の分野、例えばスポーツの世界で成功している人の絶対条件だから意味のないことはない、など子どもに語り掛けてください。
ただ【勉強しなさい】と声をかけているだけでは子どもは納得しない年頃になってきます。
どうして継続することが大切なのかを子どもなりに理解するよう、具体例を出しながら親子で話し合いをしていくのも子どもの勉強への取り組み方を考えるきっかけになります。
苦手な子が多い単元を頑張る
小学4年生になると多くの子どもたちが【難しいな】【よく分からないな】という単元が増えていきます。
その代表格の一つなのが算数のがい数です。
いわゆる四捨五入ですが、問題によって千の位まで、百の位まで、とどこの位まで四捨五入するのかという条件が変わります。
問題文を読んで理解し、実際に四捨五入をしていくのですが、混乱する子が続出する単元です。
子ども①②の時も【がい数】のテストはクラス内で大波乱となり、普段高得点の子が80点台、70点台の子が50点台や60点台になったりと満点を取る子が燦然と輝くような単元です。
残念ながら我が家の子ども①②③は【がい数】の単元で満点を取ることも叶いませんでしたが、周囲のクラスメイトよりはやや良い点数を取ったこともあり、心の中で【ギリギリセーフ】【大変だったけれど次のテストは満点を取りたい】という気持ちが強くなったと口にしています。
大半の子が点数を落としている単元で、何とか持ちこたえるだけでも勉強への気持ちが変わります。
これが周囲と同じように点数を落としていても【仲間がたくさんいるし】【自分よりも点数下の子がいたし】という変な安心感を感じてしまい、勉強への危機感を持ちにくくなってしまいます。
苦手な子が多い単元、苦戦する子が多い単元をいつも以上に勉強し、テストで満点や高得点を取ると【自分もやればできる】という気持ちが出てきて、家庭学習をする上でもプラスになるなどメリットがあります。
子ども①②③のどの学年でも、小学4年生で【勉強得意な子と苦手な子】というのがクラス内でハッキリしてきて、共通認識のようなものが共有されていきます。
一度定着した【あの子はこういう子】を破壊するのはかなり大変です。
子どもが勉強に対して少しでも自信を持てるよう、苦手な子が多い単元をしっかり勉強しテストで華々しく高得点を取っていくようサポートをしてみてください。
将来やりたいことを見つけて親も応援する
小学4年生になると、子どもたちの夢も幼児期の時のようなユルッとふわったとしたものではなく
少し具体的なものになります。
ただ、まだ具体的にどのようなことをしたいのか分からない子もいます。
そういう時は、子どもの性格や興味関心のある分野を考えた上で【こういう職種があるみたい】とそれとなく教えてみるようにしましょう。
夢を持ち、実現させるために勉強を頑張る子はたくさんいます。
勉強する意義を知り、勉強する原動力になるのが【将来の夢】です。
我が家の場合、子ども②③はデータ系を扱うのが何となく好きそうなので【プロ野球でも分析系の仕事があるようだよ】という話をしています。
子どもは親の仕事、親戚の仕事、ドラマで俳優さんが演じている仕事などくらいしか把握できていません。
しかし、社会には目立ってはいないけれどたくさんの仕事があります。
その中で【うちの子はこういうジャンルが合いそう】という職種を親がインターネットや本で探してみて、どのような進路進学なら夢が叶いそうか考えていきましょう。
10歳から色々な仕事を知っていると、進路進学を真面目に考えて【高校はあの高校がベストかな】と高校受験を意識し、もし偏差値の高い学校であれば【いまからしっかり勉強しておかないと】と思うようになります。
小学校高学年になると学力グループが固定してしまうので、その前の段階で【自分が興味関心のある職種は大学の○○学部を出ていると就ける確率が高まる】と考えて勉強している子は何も考えずに勉強もしていない子よりも10歳の壁、小4の壁を一発で破壊する可能性が高いです。
心の成長に伴い、親誘導型の勉強で成績を上げていくのが難しくなる中で、いかに子どもがモチベーションを維持して勉強をしてくれるかと考えるようにしてください。
将来の夢、就きたい職業は子どものやる気を引き出すこともあります。
塾でも【こういう仕事に就きたい】と中学生の時点で明言していた子は受験勉強もしっかりやり、その夢に一番近い高校を受験し見事合格しました。
子育てを時系列で振り返ると、子どもの学力と受験して合格する高校、そしてその高校はどのような進路進学をする子が多いのかや、どういう職種に就けるのかという社会人になる時の職業の幅も決まっています。
子どもが10歳であれば5年後に人生の分岐点が迫っているわけです。
ただ、【ジャスト5年後に迫っている】ではなく小学生の時点で学力を踏まえて、どのような道を選択できるのか、という未来を予測出来てしまうのを理解している子どもはあまりいません。
ですから、親も10歳の壁や小4の壁を子どもが飛躍する時、将来の選択肢を増やす時と肝に銘じて色々と面白そうな職業も含めて探していき、子どもに積極的に伝えてください。
