【教育小噺】成績が伸びた子の分岐点とは | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】成績が伸びた子の分岐点とは

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今回は【成績が伸びた子の分岐点とは】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

塾で仕事をしている人なら誰しもが、【成績が伸びたな】と感じる瞬間があると思います。

私もかつて塾で様々な学年の子ども達と接してきて、その中で【頑張っているな】とか【成績が少しずつ伸びてきているな】と感じることがありました。

どの子にも共通しているのが、当たり前かもしれませんが【勉強量を増やした】【集中して勉強するようになった】というものがありました。

しかし、何をきっかけに成績が伸びてきたのか、または勉強する気になったのかは色々な理由がありました。

私の場合、勉強する気持ちが芽生えたきっかけは卒業間際に小学6年生の担任の先生から言われた『社会が得意なんだから他の教科も全部頑張ればできるようになる』という言葉でした。

その後、中学に進学して勉強した定期テストでボロボロだったものの、その言葉を胸に一生懸命勉強したところ成績が上向きになっていきました。

このように、勉強する気持ちが出てきて成績が伸びるきっかけ、分岐点というものが訪れることがあります。

私が接してきた生徒たちの中でも、こうした分岐点を経て成績を伸ばしていった子がいます。

また、子育てをしていると子ども達が勉強に対する向き変え方を変えた瞬間、時期を後になって思い出すことがあります。

『あ、あの時にこういうことがあったからか』と。

親自身も小学生、中学生、高校生時代に転機となった事件、出来事を経験していると思います。

その出来事、分岐点は小説や映画のようなドラマチックなものではないかもしれませんが、我が子にもそうした瞬間がやってくるかもしれません。

 

分岐点1.受験が迫ってきた

塾の生徒を教えている時に、最も分岐点だったと感じるのが『受験学年になった』というものでしょうか。

受験学年といっても、中学3年生の4月という子もいれば、夏休みに入ってからという子もいます。

または、先輩が部活を引退して受験勉強に向き合っている姿を見て『自分も来年の今頃はあんな風になっている』と気を引き締めた中学2年の秋、ということもあります。

タイミングは子どもによって異なりますが『受験が近づいてきた』と感じた瞬間に、スイッチが入る子は多いです。

『塾に来て授業を受ける時の顔つきが変わった』

『自習室に来る回数が増えた』

『先生に質問するようになってきた』

『頑張らないと、と口にすることが増えた』

これまでとは違う言動が見られるようになります。

 

受験が迫ってきて真正面から受け止めて受験生としての自覚を感じる子がいる一方で、現実逃避する子もいます。

そういう子は、勉強するペースも中学3年生になっても変わりません。

中学3年の夏休みもいくら塾の先生から説教されても勉強時間を増やすことができず、秋が過ぎ、受験シーズン本番の冬がやってきても焦りも感じません。

自分を変えることもせずに『なんとかなる』と良いように解釈をして受験学年を過ごしていきます。

どちらの子が結果を残しやすいのかは言わずもがな。

我が子は分岐点を迎えて勉強に励む子になって欲しいのは全ての親の願いだと思いますが、残念ながら分岐点のない子もいます。

受験が迫っているのに現実逃避する子は計画性がない子が圧倒的に多かったので、時の流れを感じさせるような取り組みを家庭でやっていくことをおすすめします。

 

分岐点2.勉強しない子みたいになりたくない

受験が迫ってきて心を入れ替える子の他にも、クラスメイトの様子を見て『あんな風になりたくない』と感じて真面目に勉強するようになる子もいます。

周囲と自分との違いをこれまで以上に感じ、意識するようになるのは小学校3年生、4年生頃からですが、まだ同級生の言動を見て『ちゃんと勉強しよう』という思いに至る子は少ないと思います。

しかし、小学校高学年や中学生になると勉強する子としない子がハッキリ分かれていきます。

とくに中学生になれば定期テスト勉強の取り組み方、校内順位そして部活と勉強との両立と一気に『社会人のような世界』に身を置くようになります。

大袈裟かもしれませんが、『これからどう生きたいのか』『自分の人生を真面目に考えているか』というのも言動から見えてきます。

 

勉強しない子は『今』を楽しむことをモットーにしたり、自分の人生なのにどこか投げやりなところがあります。

また、今の中学生はスマホを持っている子が多数派なので、動画視聴、動画投稿、メッセージのやり取りを延々とするなど勉強そっちのけになる子も少なくありません。

恋愛に関しても連絡するのも告白も別れ話を伝えるのもLINE一つで簡単に済ませられるので、親世代の頃のように『電話をかけたらあの子のお父さんが出たらどうしよう』とドキドキするような経験もしなくて済むので、恋愛に関する敷居が非常に低くなっています。

中学生となってクラスの様子、部活の仲間の言動から『受験がそのうちやってくるのに遊んでばかりいたらどうなるのか』『勉強していない子はどうなるのか』『あんな風になりたくない』と色々と考えるようになります。

思春期に突入しているので、自分の人生、未来を小学生時代よりも深く考えます。

周囲にいる『今を楽しむ子達』を反面教師にして『こういう未来を歩んでいきたい』と強く思い、勉強する気持ちが以前より増していく子がいます。

勉強する動機は子どもによって様々ですが、中学生になると勉強へのスタンスの違いが明らかになってくるので、『あの子達みたいにはなりたくない』と勉強する意欲が高まっていく子も珍しくありません。

 

分岐点3.明確な目標を見つけた

子どもが成長する中で、他の子の様子を観察して勉強する気持ちが湧いてくることもありますが、成績が上がっていく要因のなかで最もオーソドックスなのが『明確な目標を見つけた』です。

『次のテストで100点取りたい』

『計算テストでいつもクラスで2番だから1番を取りたい』

『あの高校に入りたいから心を入れ替えて勉強するぞ』

 

目標というのは勉強だけでなく、スポーツやダイエットなど幅広いジャンルで努力を続けるためのモチベーション維持に欠かせないものです。

塾で仕事をしている時も、子育てをしていても子どもの掲げる目標があるかないかで結果がどちらに転ぶかがある程度見えてきます。

やはり、明確な目標がある時の方が子どものモチベーションは高いです。

漠然と『次のテスト、頑張ります』だと頑張りをキープするのが難しくなります。

我が家でも『次の塾のテストは偏差値○○に到達する』と子どもなりに目標を決めて勉強していた方が伸びが良いです。

ゴールが見えていると、それに向かって頑張るぞという気持ちを持たないといけない、努力しないといけないと自分を鼓舞するようになります。

明確な目標がないと、漂流した中で勉強しているようなものなので、どれだけ頑張ればいいのか分かりません。

そして、人は甘い方に流されていきます。

大人も子どもでも目標がない中で努力を継続することは難しいです。

具体的な目標がある方が、何かを頑張ろうと心を動かすことができます。

子どもの成績が伸びる分岐点は本当にいつ訪れるか分かりませんが、その時を待っているだけでは親としては心配です。

もし、我が子の成績が伸びて欲しいと願っているのであれば、『具体的な目標を持つ』というところから取り組んでみるのはいかがでしょうか。

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