今回は【トップ校合格が全てではない あえて2番手・3番手校を選んだ方が伸びる子】と題し、お話をしていきます。
YouTube版
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
高校受験において【トップ校を目指すべきかどうか】は、多くのご家庭が悩むポイントです。
偏差値が高いほうが将来の選択肢が広がる。
そう考えたくなるのは自然なことです。
しかし実際には、あえて2番手・3番手校を選ぶことで、入学後に見違えるように伸びる子が一定数存在します。
成績面だけでは判断できない、その子に合った環境が必ずあり、とくにメンタル面、学習スタイル、将来の進路戦略などを踏まえると、トップ校が【正解】とは限りません。
むしろ無理に競争の激しい環境に身を置くことで本来の力を発揮できなくなるケースもあります。
そこで今回は、トップ校以外を選ぶことで伸びる子の特徴を3つの観点から整理し、どのようなタイプの子が2番手・3番手校で花開くのかを具体的に紹介します。
【わが子にとって本当に幸せな選択とは何か?】を考えるための材料として、ぜひ最後までご覧ください。
2番手3番手校が合う子のメンタル・性格面の特徴
まず、高校受験において、子どもの実力を最も伸ばす学校は、必ずしも偏差値の高いトップ校とは限りません。
実際、合格したとしても競争の激しい環境に飲まれて自信を失い、本来の力を発揮できなくなる子は少なからずいます。
その一方で、2番手・3番手校というちょうど良い環境を選んだことで、入学後に実力を伸ばし、充実した3年間を送る子も多くいます。
その違いを生む大きな要因が、子どもの【性格】や【メンタル傾向】です。
どれだけ学力が高くても、環境が合わなければ実力はしぼんでしまい、逆にそこそこの学力でも、自分に合った学校に進めば見違えるほど伸びていきます。
とくに、自己肯定感に強く影響されやすいタイプの子どもにとって、学校選びは学力以上にメンタルの安定が鍵を握ります。
ここでは、2番手・3番手校を選ぶことで大きく飛躍する【3つのメンタルタイプ】に焦点を当て、それぞれの特徴を具体的に解説します。
タイプ①順位が下がるとやる気を失う【優等生タイプ】
普段から真面目で、課題にも丁寧に取り組み、成績も安定している。
そんな子どもに多いのが【優等生タイプ】です。一見、トップ校に向いているように見えますが、実際には競争の激しさに弱いという繊細さを持ち合わせています。
このタイプは、周囲の評価や順位に敏感で、これまでずっと上位にいた環境から、一気に自分より優秀な子ばかりの世界に入ると、急激に自信を失いやすくなります。
順位が下がることを過度に恐れたり、【自分はダメだ】と思い込んでしまったりすると、本来持っている学習意欲がしぼんでしまい、勉強自体が苦痛に変わることもあります。
こうした子どもは、2番手・3番手校のように適度に勝てる環境のほうが自己肯定感を保ちやすく、その結果として勉強にも前向きになれます。
学力は環境によって伸びも縮みもしますが、優等生タイプほど、環境の影響を強く受けると言えます。
子供本人の実力以上に、【心の安定】が学力を底上げする重要なポイントになります。
タイプ②褒められて伸びる【承認欲求強めタイプ】
承認されることが成長のエンジンになっている子どもは少なくありません。
とくに【褒められると頑張れる】【できたことを認められると次に向かえる】というタイプは、周囲からのフィードバックによって力を発揮します。
こうした子どもにとって、トップ校のように【できて当たり前】の空気が漂う環境では、達成感や成功体験が得られにくく、努力しても報われないように感じてしまうことがあります。
その結果、勉強への意欲が低下し、自信を失ってしまうケースが少なくありません。
逆に、2番手・3番手校であれば、頑張ったことが評価されやすく、成績の伸びも実感しやすいため、ポジティブなサイクルに入りやすくなります。
【もっと褒められたい】【できる自分でいたい】という気持ちが、勉強への長期的なモチベーションにつながるのです。
承認欲求は悪いものではなく、むしろ成長の原動力になり得る強みです。
その力を最大限生かすには、成功体験を積み上げられる環境を選ぶことが重要です。
タイプ③繊細でプレッシャーに弱い【平和主義タイプ】
物事に慎重で、争いや競争よりも穏やかさを優先する子どももいます。
この【平和主義タイプ】は、他者との比較や厳しい評価が続く環境にいると、精神的な負担が大きく、持続的な学習意欲を保つことが難しくなります。
トップ校はどうしても競争の意識が強く、周囲のスピード感や成績へのこだわりに圧倒されてしまう場合があります。
そうなると、勉強以前に学校生活そのものがストレスとなり、自信や集中力が低下してしまいます。
一方で、2番手・3番手校は、プレッシャーが適度で、クラス全体の空気も比較的穏やかであることが多いため、平和主義タイプの子どもは安心して学校生活を送れます。
安心感があることで、学習に向き合う余力が生まれ、思考力や理解力をじっくり育てることができます。
繊細さは長所でもあり、丁寧さや気配り、深い理解につながります。
その良さを活かせる環境を選ぶことこそ、長期的な成長を支える重要なポイントなのです。
学習スタイル・能力面の特徴
さて、学校選びでは学力だけでなく【その子の学習スタイル】と【能力の伸び方】を見極めることが非常に重要です。
なぜなら、どれほど学力が高くても、学校の授業進度やサポート体制と合わなければ、実力を発揮できないどころか、苦手意識を抱いてしまうこともあるからです。
トップ校は基本的に自走力が求められ、授業スピードも速く、質問や復習の仕方も自分で工夫できる子が力を伸ばしていきます。
しかし、中には自走力より管理された学習が得意だったり、理解にじっくり時間をかけたいタイプだったり、質問すること自体がストレスになってしまうタイプも存在します。
そうした子どもたちにとって、2番手・3番手校は、適度な進度や細やかなサポートがあり、無理なく力を積み上げていける環境です。
ここでは、【管理】【進度】【コミュニケーション】の3軸から、トップ校よりもミドル校のほうがマッチしやすい3タイプを紹介します。
タイプ①管理で成績をアップしてきた【受動タイプ】
塾や家庭教師による管理された学習によって成績を維持してきた子は、トップ校よりも2番手・3番手校が合っていることが多いタイプです。
この【受動タイプ】は、課題の順番や勉強の優先度を自分で決めることがやや苦手で、明確な指示があるほうが力を発揮しやすい傾向があります。
トップ校では【自分で取捨選択して、必要な勉強を逆算して行う】ことが求められるため、管理がなくなった途端、ペースを乱しやすくなります。
これが大きなストレスとなり、せっかくの学力が伸び悩むケースも少なくありません。
一方で、2番手・3番手校は、授業の進度も適度で、宿題やテストの指示も明確であり、生活リズムが安定しやすい環境です。
受動タイプの子は、こうした前提条件が整った環境では安心して学習に取り組み、学力を安定的に伸ばすことができます。
管理されていた時期の成功体験を、落ち着いた環境の中で継続できるのが強みです。
タイプ②じっくり考えて理解する【マイペースタイプ】
理解に時間はかかるものの、一度腑に落ちると強い力を発揮する。
これが【マイペースタイプ】の特徴です。
このタイプは、表面的な暗記やとりあえず解くという勉強法では成績が伸びにくく、丁寧に納得しながら進む学習環境でこそ真価を発揮します。
しかしトップ校は授業進度が速く、理解が曖昧な部分を抱えたまま次へ進んでしまうことが多くなり、だんだん苦しさが増していきます。
置き去り感が積み重なると、自信を失ってしまうこともあります。
一方、2番手・3番手校は、授業が理解の定着を重視して進むことが多く、マイペースタイプにとっては深い学びを得やすい環境です。
焦らずに基礎を固められるため、中学・高校の学習に入ったときに急激に伸びる子も少なくありません。
【時間をかけて理解する】という特性は、大学受験で大きな武器となります。
その特性を活かすためにも、無理なく進める進度の学校を選ぶ意味は非常に大きいのです。
タイプ③質問に行くのが少し苦手な【内弁慶タイプ】
家ではよく話すのに、学校や塾では遠慮してしまう。
そんな【内弁慶タイプ】の子は、トップ校よりも先生との距離が近い学校のほうが実力を伸ばしやすい傾向があります。
このタイプは、疑問があっても質問のタイミングを逃したり、周囲の視線を気にしたりして、分からない部分を抱えたまま進んでしまうことがあります。
トップ校のように生徒数が多く、競争意識が強い環境では、その傾向がさらに強まり、疑問を放置する時間が増えてしまいます。
一方、2番手・3番手校は、クラスの人数も適度で、先生が生徒一人ひとりに向き合う時間を取りやすく、質問のハードルも自然と下がります。
その結果、内弁慶タイプの子がコツコツ疑問を解消し、着実に学力を積み上げることができます。
実はこのタイプ、理解力は高いのに質問できないだけで損をしている場合が多く、環境さえ整えば大きく飛躍する可能性を持っています。
将来戦略面の特徴 ~【大学受験】を見据えた賢い選択~
ところで、高校受験はゴールではなく、むしろその先に続く長い学びのスタート地点です。
ところが、多くの家庭では【いまの学力でどこに合格できるか】という視点が強くなり、子どもの将来像や、大学受験までの道筋を俯瞰して考える時間が十分に取れないまま志望校を決めてしまうことがあります。
本来、学校選びで重視すべきなのは、子どもが思春期真っ只中の多感な3年間をどのように過ごし、その後の大学進学やキャリア形成にどのようにつながるかという長期的な視点です。
トップ校での競争がプラスに働く子もいますが、一方で、環境が厳しすぎて伸びきれなかったり、自信を失って大学受験で苦戦したりするケースも珍しくありません。
逆に、2番手・3番手校のゆとりある環境で自分のペースを確保しながら学び、大学受験で大きく花開く子は数多くいます。
ここでは、大学受験を見据えたときにあえてトップではなく中堅校を選ぶメリットが大きいタイプを3つに分類し、それぞれがどのような進路戦略と相性が良いのかを詳しく解説します。
タイプ①指定校推薦で有名大学を狙いたい【堅実タイプ】
将来的に安定した進路を取りたい、できれば確実性の高い形で名門大学に進みたい。
そう考える子や家庭にとって、【指定校推薦】が大きな選択肢となります。
このタイプの子は、コツコツ積み重ねる努力が得意で、成績や提出物を丁寧に管理できる一方、テスト本番での緊張やプレッシャーに弱い傾向があることも少なくありません。
トップ校では評定平均を維持すること自体が難しく、学力は高くても成績上位をキープするという指定校推薦の前提を満たすことが困難です。
そのため、2番手・3番手校で上位層に入り、安定して成績を維持するほうが指定校推薦の可能性が大きく広がります。
また、このタイプは、重圧が少ない環境だと学習に前向きになり、文化祭や部活動などにも積極的に参加しやすくなります。
それらの活動実績も推薦に有利に働くため、堅実タイプはあえてミドル校を選ぶことで、将来の選択肢を大きく広げることができるのです。
タイプ②勉強以外の活動も頑張りたい【バランス重視タイプ】
勉強だけでなく、部活動、文化祭、委員会活動など、学校生活全体を充実させたいと考える子は【バランス重視タイプ】に分類されます。
このタイプの子は、興味の幅が広く、探究心や創造力を伸ばす余白がある環境で輝きます。
しかしトップ校は、どうしても学業への比重が大きく、課題量も多いため、他の活動に時間を割く余裕が生まれにくいのが実情です。
結果として、やりたいことが十分にできず、モチベーションが下がってしまう場合もあります。
一方、2番手・3番手校では、学習環境は確保されつつも、課題量や進度が適度であることが多く、部活動や課外活動にしっかり取り組めます。
その中で得られる経験は、のちの自己推薦型選抜や総合型選抜で強い武器になり、大学受験での差別化にもつながります。
【勉強だけの高校生活】にしたくない子にとっては、むしろミドル校のほうが自分らしさを発揮できる場が広がっているのです。
タイプ③現時点で【伸びしろ】がまだ見えない【大器晩成タイプ】
小学生の段階ではまだ実力が安定せず、得意・不得意の幅も大きい。
そんな【大器晩成タイプ】の子は、長期的な視点で見ると最も環境選びが重要なタイプと言えます。
この子どもたちは、成長のタイミングが他の子より遅れて来ることが多く、中学・高校で一気に伸びる可能性を秘めていますが、トップ校のスピード感と競争の激しさのなかでは、伸びる前に自信を失ってしまう危険があります。
しかし、2番手・3番手校であれば、授業進度が速すぎず、基礎を丁寧に固めながら自分のペースで積み上げることができます。
こうした環境は、大器晩成タイプが開花するまでの時間をしっかり確保してくれます。中学後半や高校から急激に成績を伸ばし、最終的には難関大学へ進むケースも珍しくありません。
大器晩成タイプにとって最も大切なのは、【成長の余白】を奪わないことです。
そのためにも、背伸びしすぎない学校選びが将来の飛躍につながります。
子どもが最も伸びる環境は偏差値では測れない
高校受験では、どうしても偏差値や合格実績に目が向きがちですが、子どもが3年間を通して本当に力を伸ばす学校は、必ずしもトップ校とは限りません。
むしろ、性格や学習スタイル、将来の進路戦略によっては、2番手・3番手校が最適な選択となり、入学後に大きな飛躍を遂げるケースは決して珍しくありません。
大切なのは、いまの実力ではなく、どんな環境でその子の良さが最も引き出されるかという視点です。
競争がモチベーションになる子もいれば、適度な安心感の中でこそ力を伸ばす子もいますし、学習よりも総合的な成長を重視するタイプもいます。
大学受験まで見据えると、指定校推薦や総合型選抜、部活動での成果など、トップ校以外だからこそ得られるチャンスも数多く存在します。
子どもの可能性は、環境次第で大きく変わります。重要なのは【いま見えている偏差値】で判断しないこと。親の価値観ではなく、子どものタイプと未来の伸び方に合った学校を選ぶことで、6年間の学びは豊かになり、結果として大学受験にも自信を持って向かえる土台が育ちます。
最適な環境を選ぶことこそ、子どもに贈る最大のサポートです。

















