親子のズレが子どもの伸び悩みを生む?見逃しがちなサインと向き合い方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

親子のズレが子どもの伸び悩みを生む?見逃しがちなサインと向き合い方

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今回は【親子のズレが子どもの伸び悩みを生む?見逃しがちなサインと向き合い方】と題し、お話をしていきます。

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親は子どもが自分の能力を発揮できるようサポートする、というのが子育てのテーマの一つだと思います。

サポートの仕方、能力を発揮するというのは子どもの個性などで変わってきますが、大まかに【運動能力】【手先の器用さ】【コミュニケーション能力】【学力】に分類されると思います。

運動能力や手先の器用さは生まれ持ったセンスに寄るところも大きく、どうしても【勉強を頑張って進路選択を増やす】という考えに落ち着く家庭が多いかと思います。

子どもが小学校での学びに苦労してきたと親が感じるのは、たいてい小学4年生以降の話になると思います。

ただ、躓きのタイミングは個人差があるので、小学2年生、3年生から【授業を聞いてもよく分からない時がある】【テストで70点を取る】ということもあります。

子どもの学習面の不安を一掃し、クラス内でも【あの子は賢い子】という立ち位置を築くために何ができるか考えることも大切です。

親は子どもが小学校での勉強をしっかり理解しているのか、クラス内での立ち位置というものも気になると思います。

私も、子ども①②③が小学生となり、学校のテスト点数や授業中の挙手などを気にしたり、グループ活動での役割などがどういうものなのかを気にしたりもしていました。

 

小学校6年間で学力グループ、人格形成が出来上がっていく一方で、家庭では勉強する子、勉強を嫌がる子によっては親と対立することもあり、親は勉強に関する悩みも増えていきます。

正直言って、小学生時代の優等生が中学生になっても優等生である確率はかなり高く、【どの辺りの高校に進学するのか】も見えてしまいます。

子どもの教育に関心がある親からすると色々なことを乗り越えていくためには、どのようなことに気をつけないといけないのか考えたいところですが、【これさえやれば大丈夫】と断言できない難しさもあります。

ただ、その中でも【子どもにこういう傾向はあるか】【親と子どものズレがないか】というのを見極めて欲しいポイントがあります。

 

こうしたサインを見逃さず、早めにフォローすることが重要です。

そこで今回は、学力を伸ばすためにも子どもと親の認識のズレを是正するために気をつけたいポイントをご紹介していきます。

 

学ぶことへの抵抗感があるかないか

まず、小学校6年間は、将来の成功に向けた土台を築く非常に重要な時期です。

多くの親は、子どもの学力や成績に一喜一憂しながらも、【このままで大丈夫だろうか】【将来きちんと伸びていけるのか】といった不安を抱えています。

その一方で、小学生の子ども自身はまだ時間の流れの速さを把握する力が未熟で、【ずっとこのまま小学生のように過ごせる】と感じていることがほとんどです。

そのため、親が急かさずに、けれど確実に子どもの将来を見据え、子どもの状態を客観的に見つめてあげることが求められます。

その中でも特に大切なのは、【学力の高さ】そのものよりも、【学ぶことに対する抵抗感があるかどうか】です。

学ぶことを自然に受け入れられる子は、学年が上がるにつれて伸びやすく、安定して学力を上げていくことができます。

逆に、たとえ今の成績が良くても、【勉強はイヤだけど仕方なくやっている】という気持ちが強い子は、学ぶ内容が難しくなるにつれて伸び悩みに直面するようになります。

親が誘導して先取り学習をしてきた、幼児教育をして小学校低学年の時はクラス内で特別な存在感でキラキラ輝いていたけれど、子どもの【知らないことを知ることは楽しい】【色々と学びたい】という気持ちを上手く育てられないと、成長するに伴い勉強への抵抗感は増してきます。

学校の学びが難化すると【今日は勉強したくない】となって、勉強する習慣の継続力が育たないため、中学に進学し、高校受験に挑む中学3年生の頃には学習習慣が崩れてしまう可能性があります。

 

反対に【わかるって楽しい】【できるようになってうれしい】といった前向きな気持ちが育っている子は、たとえ今の成績がふるわなくても、今後の大きな伸びしろを持っています。

そのような姿勢は、学年が上がるにつれてさらに大きな力となり、クラス内でも上位層に入ることができる可能性が高まります。

だからこそ家庭では、テストの点数や通知表の評価だけに目を向けるのではなく、【勉強を楽しめているか?】【学ぶことに前向きか?】という視点を持つことが大切です。

日々の会話や学習のサポートを通じて、抵抗感を少しずつ取り除いていく工夫が必要です。

親子で小さな成功体験を共有し、【勉強=前向きな行動】として定着させることが、将来の成功につながる第一歩となります。

 

話を聞く力があるかどうか

さて、子どもが小学校6年間では学習面での差は広がりますが、重要だけれど意外と気にしない人が多い力の一つが【話を聞く力】です。

塾で仕事をしている時も、賢い子の中でいわゆる天然系でボーっとすることが多い子もいましたが、大切なことは聞き逃さない一方で、【自分のことばかり話をして人の話を聞かない】という生徒もいました。

そして、そういうタイプの子はほぼ例外なく学業不振の子が多く、色々と勉強面で説教したい、宿題の取り組み方を指示しようにも話を打ち切ってしまって自己解釈ばかりしていました。

話を聞くという力は、それこそ幼児期から差が出ているスキルであり、学校生活がスタートするとその違いというのは目立ってきます。

子どもの小学校生活の6年間は、人格形成や学力の土台が築かれる極めて重要な時期です。

この時期に、親と子どもの間で無自覚なズレが生まれることがあります。

中でも【子どもが人の話を聞けない】という課題は、学力面において大きな影響を及ぼすことがあるため、見過ごせません。

親が【うちの子は元気がいい】と前向きに捉えていても、実際には授業中に話を聞けず、理解が浅くなっているケースもあります。

話す力がちゃんと育っているかは集団生活の中で、子どもの学力だけでなく、周囲からどう思われるかも決まってしまうところがあります。

 

まず、人の話を聞けないということは、授業中に先生の説明や友達とのやりとりをしっかりと受け取る力が弱いということを意味します。

授業は単に知識を伝える場ではなく、【どこが大事か】【どう考えるべきか】といった思考のプロセスも共有される時間です。

聞く力が弱いと、こうしたポイントを捉えきれず、学習の本質にたどり着けません。

結果として、テストで求められる理解力や応用力が育たず、成績にも影響が出てきます。

 

一方で、人の話をよく聞ける子どもは、学業面でも大きなメリットを得られます。

話を聞くことで、先生の指示を正確に理解し、自分の学習行動に反映させることができます。

また、友達とのコミュニケーションも円滑になり、集団活動の中で信頼を得やすくなります。

こうした積み重ねが自信を育み、さらに積極的な学びへとつながるのです。

聞く力は単なるマナーではなく、学びを深めるための【入口】であると言えるでしょう。

親としては、【うちの子は本当に話を聞いているのか】【話を理解して行動に移せているか】という視点を持つことが重要です。

家での会話や学校からの連絡内容を通じて、子どもの反応を観察し、必要に応じてフィードバックをしていくことが、認識のズレをなくすきっかけになります。

聞く力の育成は、まずは家庭で行い、気になるようであれば面談時に聞く、別日に相談する日を設けてもらうなど学校と連携して取り組むようにしていきましょう。

学校でも家庭でも、先生や親の話を【聞いているようで聞いていない】という子は多いです。

ですが、指示を理解して行動に移せる力は、将来どんな分野でも求められる土台となります。

これは小学生のうちにじわじわ差がつくポイントです。

 

自分で考える癖があるか

ところで、子どもの成長過程で個人差が出やすい【自分で考える癖があるかどうか】も早めに把握してください。

小学校の6年間で、子どもは身体的にも精神的にも大きく成長します。

しかし、意外と見落とされがちなのが【自分で考える癖があるかどうか】という点です。

これは学力にも直結するとても重要な要素です。

2020年度から新しい学習指導要領がスタートし、学校の授業は【知識を覚える】から【子どもたちが自分で考えて答えを導き出す】という学びへと大きく変わってきました。

その結果、高校入試や大学入試でも、知識よりも思考力を問う問題が増加傾向にあります。

そのため、ただ与えられたことをこなすだけの学習スタイルでは、次第に限界を感じるようになります。

【自分で考える】習慣がない子どもは、授業中に意見を求められても黙ってしまう、課題に取り組む際にどう進めたらよいかわからないといった場面が増えます。

そうした状況が続くと、【自分はできない】と感じ、勉強に対する意欲や自信を失ってしまうことにもつながります。

 

だからこそ、親として重要なのは、我が子に「自分で考える力」がどのくらいあるかを見極めることです。

もしあまりそうした傾向が見られない場合は、日々の家庭での会話を通じて、子どもに自分の意見を言わせる、考えさせる機会を意図的に作ることが大切です。

【今度の家族旅行はどこに行きたい?】【なぜそれを選んだの?】といった問いかけをすることで、子どもは自然と自分の頭で考えるようになります。

 

我が家でも、何曜日に何を食べたいのかという夕飯のメニューを近所のスーパーの特売品を踏まえて子どもと意見交換をしたりすることもあります。

【これどう思う?】【あなたならどうする?】と親が問いかけ、子どもに考えさせる習慣があるかどうかで、受け身な学びか、主体的な学びかに差が出ます。

言われたことをこなすだけの子と、自分で道を探す子では、将来的に大きな差が生まれます。

 

また、家庭学習でも思考力を要する問題に取り組ませることで、論理的に考える力や、自分の言葉で説明する力が身についていきます。

【自分の意見を持ち、表現する】という力は、これからの時代を生きる上で欠かせないスキルです。

親子での会話や家庭学習を通して、子どもの「考える力」を育てていくことが、将来の学力向上にもつながります。

 

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