【子どもの進路進学】小学生で分かる恐ろしさ | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【子どもの進路進学】小学生で分かる恐ろしさ

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今回は【子どもの進路進学 小学生で分かる恐ろしさ】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子どもの進路進学を真剣に親が考える、悩むというのは中学受験をしない場合、【中学2年生の夏休みくらいから】だと思います。

実際、塾で仕事をしている時も保護者の進路相談で具体的な悩みや学校名が出てくるのも中学2年生になってからというケースが多かったです。

中学1年生の頃は学校生活に慣れるかどうか、部活に慣れるかどうか、ということも気になるので、【勉強だけが気になる】という親はそう多くはありませんでした。

しかし、中学2年生になると受験が間近に迫り、親も慌てます。

子どもの方も部活の先輩が引退をして、責任感が増すだけでなく【来年は自分も受験生になる】という自覚が芽生えてきて、不安が増していく子もいます。

ですから、【進路進学は中学生になってからの話】と片づけてしまう方はかなり多いと思います。

ところが、実際はもっと早い段階から【子どもの実力で入れそうな学校】というものが分かります。

子どもの進路や進学は小学生の段階である程度【見えてしまう】ことに、多くの親が気づいていません。

恐ろしいことですが、小学生の時点で子どもがこれから先、どのような進路進学を歩んでいくのか把握できてしまうのは紛れもない事実であり、同時に【恐ろしさ】とも言える一面を持っています。

なぜなら、学力や思考力の基礎、学習習慣の有無、好奇心や粘り強さといったものが、すでに小学生のうちに固まり始めているからです。

余程のことがない限り、【トップ高校に入れそうな子】は小学校4年生、5年生である程度絞られます。

 

小学生時代は6年間と長く、家庭の教育方針や親がどこまで先を見て子どもの勉強を考えているかというのも影響しやすいです。

ですから、小学校高学年になるまでに子どもの学力は広がり、進学できそうな高校の幅というのも一人一人違うものになっていきます。

たとえ小学校1年生、2年生の頃は同じくらいの学力であっても、基礎学力だけでなく応用力などの違い、小学校3年、4年からの学びにどれだけ対応できているかで【偏差値65以上の高校に入る子】と【偏差値53の高校に入る子】に分かれていきます。

子どもたちは小学生時代にすでに未来が見えているということに気がついていません。

大人になって振り返り、そこでようやく気がつきます。

そして、後悔する子もいます。

我が子が進みたいと思っていた進路進学を学力を理由に断念するというのは親としては避けたいところです。

そこで今回は、なぜ中学に入ってからではなく小学生時代から進路を考えて動くべきなのかをご紹介していきます。

 

【まだ小学生】で通用するほど受験は甘くない

まず、【まだ小学生だし】と思うほど高校受験は甘いものではありません。

正直、小学生の頃から高校入試に向けて動いている家庭というのはそう多くはありません。

とくに地方であれば、子どもが10歳前後から高校受験に向けて、中学進学を見据えて色々と考えて動き出している家庭は少数派になります。

ですから、【まだ小学生だから大丈夫】という親は圧倒的に多いですし、そう思いたくなる親心は理解できます。

しかし、その考えに安心しすぎてしまうと、子どもの将来の進路や進学に大きな差が生まれる恐れがあります。

なぜなら、受験の世界、高校受験の現実は、【まだ小学生】という甘さが通用しないほど、早い段階から動き出しているからです。

そもそも、小学生の時点で学力差はすでに生まれています。

しかもそれは単なる成績の差にとどまりません。

学習習慣、集中力、思考力、粘り強さといった【勉強との向き合い方】の差です。

これらは一朝一夕で身につくものではなく、日々の積み重ねの中で徐々に形づくられていくものです。

 

たとえば、毎日15分でもコツコツと勉強を積み重ねている子と、気が向いたときにだけ勉強している子では、小学校4年生の時点で大きな差が生まれます。

そして、その差は5年生、6年生と進むにつれて加速度的に広がります。

小学校1年生から学んでいる算数や国語は、基礎が抜けていると応用が効かなくなり、理解が追いつかなくなるためです。

また、中学受験を目指す子どもたちは、小学校4年生から塾に通い始め、学校の勉強以上のカリキュラムをこなしています。

しかも、地方での中学受験は大都市圏とは異なり、公立中高一貫校が本命校で、もし残念な結果となった場合は地元の公立中学に進学し、そこからトップ高校を目指す方針に切り替えます。

進学校を目指す場合、そうした子どもたちと同じ土俵で戦うには、【まだ小学生だからゆっくりでいい】という考えでは、スタートラインにすら立てないのです。

 

さらに、高校受験では、単なる学力だけでなく【内申点】【志望動機】、場合によっては【面接力】なども求められるケースがあります。

こうした複合的な力も、自分で考え、自分で動く経験を小学生のうちから積み重ねていないと、突然身につけるのは難しいのです。

確かに、小学生時代はまだ柔軟で成長の余地が大きい年頃です。

しかし、それは裏を返せば【今の過ごし方で、未来がほぼ決まってしまう時期】でもあるということを意味しています。

無理に詰め込む必要はありませんが、学びの習慣や自分で考える姿勢を育てる意識がなければ、受験の世界では後れを取ってしまいます。

【まだ小学生だから大丈夫】という考えは、時として子どもの可能性を狭めてしまう親の安心でしかありません。

親が今こそ現実を直視し、子どもの未来に対して“正しく怖がる”ことが、長期的に見て本当の安心へとつながるのです。

 

基礎学力の差を埋めるのは簡単ではない

さて、子どもの学力差は学年が上がれば上がるほど広がっていきますが、基礎学力の差を埋めるというのは思う以上に簡単なものではありません。

【小学生のうちは、躓いてもそのうち挽回できる】【子どものやる気が出ればあっという間に追いつくはず】と多くの親は考えがちです。

しかし、実際には小学生の段階で子どもの進路進学の方向性がある程度見えてしまいます。

学力上位層の子はしっかり勉強をし、学力を盤石なものにしていくので、挽回できると思っていても基礎学力の差というものは、そう簡単には埋まりません。

この【埋まらない】という恐ろしさに気づかずに時を過ごしてしまうと、取り返しのつかない学力差に直面することになります。

親が【まだ何とかなる】【中学に入ったら頑張らせる】と考えている間にも、他の家庭では着実に基礎学力を積み重ねています。

一見、差がないように見えても、コツコツ積み上げてきた努力は数ヶ月、数年単位でみると大きな開きがあります。

その開き、ズレに気づいたときには、すでに大きな差ができてしまっているケースが多いです。

 

しかも、基礎学力は単なる【暗記量】ではありません。

算数なら数の感覚や論理的思考、国語なら語彙力や読解力といった、目に見えにくい、言葉を選ばずに言えばボンヤリとしていて、机の上の勉強以外の力も大切です。

これらは日々の積み重ねによってしか養われないため、後から何とかしようとしても、かなりの時間と労力が必要になります。

 

たとえば、低学年のうちに九九や文章問題の読み取りで苦戦したまま進級すると、その躓きは割合、速さ、図形といった高学年の内容にも響きます。

国語でも、語彙や文の構造理解が弱ければ、長文読解や記述問題に対応できず、中学生になってからより必要とされる【考える力】に結びつきません。

小学校や中学校は、勉強を頑張らない子、ある程度学んだことがわからなくても自動的に学年は上がっていきます。

しかし、【わからないけど前に進む】という状態は、子どもにとって知識や思考の穴を増やし続けていることを意味します。

そして、この穴が増えるほど、勉強が苦手になり、自己肯定感が下がり、さらに学習意欲を失うという悪循環に陥ります。

何とかしようと慌てて塾に入っても【基礎が抜けているために応用が理解できない】【子どもが勉強する意欲が出ずに意味がなかった】ということがよく起きます。

 

親が【今の躓きは小さなもの】と見過ごさず、早期から気づき、手を打つことが将来の進路の選択肢を広げる唯一の方法です。

小学生の今こそが、最大のチャンスであり、正念場だと肝に銘じてください。

 

高校受験までの道は小学生から始まる

ところで、【高校受験なんてまだ先の話】と考える親は少なくありませんが、実際にはその道筋は小学生の段階からすでに始まっていると言っても過言ではありません。

この事実を見落としてしまうと、中学生になり進路進学の選択肢を真剣に考える頃がやってきた時、取り返しがつかないほどの差が生まれていることに気がつくこともあります。

これは【恐ろしさ】というより、【今しかできない備え】を逃すリスクでもあります。

 

高校受験で求められるのは、単なる知識量だけではありません。

読解力、思考力、計算力、表現力、自己管理力など、義務教育期間の9年間の複合的な力が問われます。

こうした力の多くは、小学生のうちからの積み重ねでしか育たないものです。

とくに算数で学ぶ論理的思考力や、国語で培う読解力・語彙力は、学年を重ねるごとに【差】として明確に現れてきます。

また、中学生になった途端に勉強量が急増し、授業スピードも上がるため、小学生のうちに学習習慣が身についていないと対応が難しくなるのが実情です。

小学生の段階から【毎日少しずつ学ぶ】【わからないことをそのままにしない】といった基本的な学習姿勢を身につけている子は、中学でも安定して成績を伸ばしていきます。

 

義務教育の最後を飾る高校受験は、中学3年間の積み重ねの集大成です。

入試で必要となる内申点の対象学年は自治体によって異なりますが、中学1年生から気にすることがベターです。

評価される中身は定期テストや提出物、授業態度まで反映されるので、【中1から本気で取り組む準備】ができていなければ、すでに高校受験に不利になる可能性があります。

そして、その【本気で取り組める土台】は、小学生のうちにどれだけ主体的に学ぶ力が育っていたかに大きく依存します。

高校受験のスタートは、誰もが意識する中学3年生ではなく、実は小学生の頃から静かに始まっているのです。

その事実を踏まえて、早い段階から学習の習慣づけや学びに対する前向きな気持ちを育てていくことが、将来の進路の選択肢を広げるカギになります。

【まだ小学生だから】ではなく、【今こそが未来を形づくる大事な時期】として、子どもの成長を支えていくようにしていきたいですね。

 

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