子どもの学力を上げられる親の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもの学力を上げられる親の特徴

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今回は【子どもの学力を上げられる親の特徴】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

塾で仕事をしている時に色々なタイプの保護者、とくにお母さんと接してきました。

今はだいぶ、父親の子どもの勉強への介入、関心も増してきていますが、基本的にはお母さんがメインで家庭教育、教育方針を決めていく家庭が多いと思います。

親次第というのは大げさかもしれませんが、子どもの成績、学力というのは親の影響力がかなりあります。

それは悪い方にもなることも、良い方になることもあります。

教育に関心のある親からすると、自分の関わり方が子どもの学力向上につながることを期待するはずです。

子どもの学力を上げられる親には、【共通した関わり方】、というものがあります。

絶対条件のようなものが【親の願望を子どもに押し付けない】というスタンスで子どもと接している、という点です。

 

塾で出会った学力上位層の子達は【親から勉強しろとうるさくいわれる】というのは本当に少なかったです。

親の願望、言葉を選ばずに言ってしまえば【親の欲望】が強い子ほど【勉強に対するやる気がかなり低い】という傾向がありました。

家で勉強しろとうるさく言われるだけでなく、子どもが自覚している学力以上の進路進学を望んでおり、子ども自身はそれが到底叶うことはないと分かっていながらも期待されることに嫌気がさしていました。

13、14歳で将来に対して明るい気持ちを抱いていないという様子を見ると、当時の私は色々と思うところがありました。

子どもの学力を上げていく親というのは、そういうタイプとは真逆です。

勉強の結果よりも努力や考えた過程をほめるような声がけをするので、子どもは自然と学びを意識し、よく最難関大学に合格した受験生が口にする【親に勉強しろといわれたことがない】ということになります。

 

とりあえず子どもの成績を上げていこうと思うのであれば、【成績を悪くするような親と真逆なことをすればよい】わけですが、さすがにこれだと極論になってしまいます。

そこで今回は、子どもの学力を上げられる親の特徴をご紹介していきます。

 

子どもの関心事をキャッチする

まず、子どもの学力を上げられる親に共通する特徴の一つに、【子どもの関心事をキャッチするのが上手】という点があります。

これは一見、学力と直接関係がなさそうに思えるかもしれませんが、実はとても深いつながりがあります。子どもの興味や関心を理解し、それを学びにつなげることができる親は、子どもが【学ぶことは面白い】と感じるきっかけをつくることができます。

 

私が塾で仕事をしている時、将来的にその地域のトップ高校に進んだ子が、小学生の頃恐竜に興味を持っていました。

家には図鑑があったり、博物館に行って恐竜の骨格標本を見に行ったという話をよくしていました。

まさに、図鑑や本を一緒に読んだり、博物館に行ってみたりと、その関心を深める行動をする、という典型的なお父さん、お母さんでした。

子どもが興味のあるものが、ダイレクトにテストの点数を上げるものではなくても、図鑑を買って色々と調べることや、博物館や科学館に行って知的好奇心を刺激させるということをして、子どもは【好きなことを学ぶ楽しさ】を体感し、自然と知識が広がっていきます。

ここで育つのは、単なる知識を増やすことではありません。

【もっと知りたい】【自分で調べたい】というアクティブラーニングの姿勢です。

これは、教科に関係なく学習全般に大きく影響を与える力になります。

 

また、親が子どもの興味に寄り添うことで、親子の信頼関係も深まります。

自分の好きなことを聞いてもらえる、共感してもらえるという経験は、【親は自分の好きなことを否定しない】という安心感を育てます。

子どもの関心事を全て否定する、中には書物を全部処分するという極端な行動に出る親もいましたが、子どもとの信頼関係を壊すきっかけとなり、成績面で良い影響を与えることはありませんでした。

 

それとは逆に、成績を伸ばす親は子どもが関心を寄せる事をきっかけに【学びの橋渡し】をすることを意識します。

たとえば、料理が好きな子には、分量を量ることで算数の【単位】や【割合】の学びにつなげられます。

電車が好きな子には、地図や時刻表から社会や情報処理の力を育てることができます。

このように、子どもの興味と学校の学習内容を結びつける工夫ができる親ほど、学力を自然に引き上げることができます。

子どもの関心事をキャッチすることは難しいことではないので、まずは【どんなことに興味を示しているのか】【知識を増やす本などはないか】と考えてみてください。

 

自己肯定感を育てる

さて、子どもの学力が高い親は、子どもの自己肯定感を育てるのが上手という特徴があります。

自己肯定感という言葉は日本では21世紀に入ってから、とくに2010年代以降に浸透してきた考えで、【自分には価値がある】【自分はやればできる】と感じられる感覚のことで、子どもの心の成長や学力を左右する重要なものだと考えられています。

親世代の子育ては【叱って育てる】【けなして育てる】が主流だったと思いますが、それとはある意味真逆で、ザクっと言えば【ほめて伸ばす】という子育てをベースにし、そして子どもの自己肯定感を育てるというものだと受け止められています。

 

子どもは、自分に自信があるときほど、新しいことに積極的に挑戦し、失敗しても前向きに取り組む力が育ちます。

反対に、自己肯定感が低い子は、【どうせできない】【また失敗するかも】と考え、挑戦を避ける傾向が強くなり、学びの機会を自ら閉ざしてしまうことがあります。

私もこういうタイプの子どもでしたが、とにかく逃げてばかりでした。

今、子育てをしてみて自分の子ども時代を振り返ると、【親がけなしてばかりだった】【叱って育てるだった】【そもそも放置子に近かった】

学力を上げられる親は、成績や結果だけで子どもを評価するのではなく、日々の努力や考えた過程をしっかり認め、ほめることができます。

勉強だけでなく、習い事や学校生活での挑戦などに対しても【よく最後まであきらめなかったね】【自分で工夫して解こうとしていたね】など、結果ではなく取り組み方に目を向ける声かけをします。

こうした対応が積み重なることで、子どもは【自分は頑張れる】と感じるようになり、挑戦する、勉強を頑張る気持ちが安定します。

 

また、自己肯定感を高める親は、子どもが失敗したときの対応も適切です。

間違いや失敗を責めるのではなく、【どこでつまずいたのか一緒に考えてみよう】と寄り添い、失敗を次に生かす機会として前向きに捉えさせます。

こうすることで、子どもは【失敗しても大丈夫】【またチャレンジする】と考える力がつき、挑戦する意欲が高まります。

そして、親自身が子どもを信じているということも大切です。

子どもは親の言葉や表情から【自分は信じられているかどうか】を敏感に感じ取ります。

親が【あなたならできるよ】と声をかけることで、子どもは自分に対する信頼感を育み、それが学習意欲や集中力へとつながっていきます。

自己肯定感を高める子育ては、直接的に学力を上げるわけではありませんが、学習意欲への影響を与えています。

子どもが【自分はできる】と心から思える気持ちを持つようになるのが、親ができる最も効果的な学力向上のサポートです。

 

親子関係が良好

ところで、子どもの学力を上げられる親は親子関係が良好で、安定しています。

家内安全であることは、子どもにとって心穏やかに成長し、落ち着いて勉強に取り組める環境が整っていることを意味します。

親子関係が良好だと、子どもは親に対して安心感や信頼感を持つことができます。

この【心の安定】が、学習に集中するためには非常に重要です。

たとえば、わからない問題にぶつかったときでも、親に気軽に相談できる、間違えても怒られないと感じられれば、ドンドン質問をし、理解不足の教科や単元を素直に伝えることができます。

逆に、親子関係がぎくしゃくしていると、子どもは【テストで悪い点数を取ったらどうしよう】【問題が解けないとバレたら親が怒る】と不安が先立ち、勉強がストレスとなって思考や集中が妨げられてしまいます。

 

また、親子関係が良好な家庭では、日常会話の中に自然と学びが入り込んでいます。

たとえば、買い物中に【この商品の値段は〇〇円だから、2割引のシールが貼られたらいくらになるかな?】と話すことで、算数の力を実生活に結びつけたり、ニュースを一緒に見ながら社会や理科の話題につなげたりすることもできます。

子どもにとっては、勉強というより【楽しい会話】の延長線上に色々な教科の学びがあるため、自然と知識が身につきます。

そして、親子関係が良好である親は、子どもの性格や学び方の傾向をよく理解しています。

ですから、子どもがつまずいたときに【どう声をかければやる気が出るか】【どうサポートすればいいか】が的確に判断できます。

このように、学習の場面でも子どもに合った接し方ができるのは、普段から信頼関係が築かれているからこそです。

良好な親子関係は、安心感、信頼、学習環境、意欲の面で、子どもの学力を支える大きな土台なのです。

親が子どもと日々丁寧に向き合い、対話を大切にすることが、学力向上のためにもなるので、親子の会話を増やしたり、一緒に過ごす時間をより良いものにすることを意識してみてください。

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