学力差が出始めても子どもが無傷な親の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

学力差が出始めても子どもが無傷な親の特徴

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【学力差が出始めても子どもが無傷な親の特徴】と題し、お話をしていきます。

スポンサーリンク
AD

YouTube版

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

created by Rinker
エール出版社
¥1,760 (2025/06/15 18:38:33時点 Amazon調べ-詳細)

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

created by Rinker
¥250 (2025/06/15 18:10:11時点 Amazon調べ-詳細)

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

子どもの成績を安定させる、学力向上を目指す時は親の関わり方というのも無視できないくらい大きいです。

家庭学習の定着をさせるのも、6歳7歳の子に教材をポンと渡して【頑張ってね】で済む話ではありません。

私の子ども時代のように親が子ども丸投げという家庭もありますし、入学後の学校の勉強を見据えて家庭学習に取り組み、公文や学研に入って基礎学力をキッチリ仕上げようとしている家庭もあります。

そういう各家庭の教育方針の違いもあり、小学校6年間、つまりは子ども6歳、7歳から12歳までの小学校卒業までに学力差というものが拡大していきます。

概ね、そのタイミングは小学校3年生4年生くらいからガツンと出てきます。

小4の壁、10歳の壁という言葉も学校の勉強が難しくなり、以前よりも理解するのに時間がかかる単元が増えてくる、テストの点数が悪くなるということを意味しています。

そうした境目を気にして勉強に力を入れて、学力差の荒波に揉まれても乗り越えていけるように対策を講じていくわけですが、そういう対策をほとんどしなくても子どもが勝手に乗り越える、無傷でむしろどんどん成績が良くなる、学力の土台がキッチリ作っていく子がいます。

 

そこそこ教育に関心のある家庭がいるエリアの公立小の中でもクラスに1人、2人くらいいる程度で、中学進学後はさらに学力グループは細分化していきます。

中学に進学したら高校受験という大きな山がどんどん迫ってくるので、親の悩みも大きくなりますが、子どもが自分から勉強して中学でのガツンと広がる学力差を自力で乗り越えるかというと、そんな甘い世界でもありません。

そして、思春期、反抗期に突入して親誘導型で勉強させるということも限界があります。

子どもが成長してくると、親があーだこーだと言って改善するわけでもありません。

できれば、小学生の間に【学力差が出始めても無傷な子】に成長しているのが理想的ですが、勉強との向き合い方というのは親の影響がものすごく大きいです。

ですから、賢い子の親はどういう人なのかというのを知っているのも、子育てをしている方々からすると有益な情報になります。

そこで今回は、クラス内で学力差が出始めても、成績上位層に安定していられる【無傷に学力を伸ばす子】の親というのはどのような特徴があるのかをご紹介していきます。

 

『勉強しなさい』と言わないで済む環境を整えている

まず、クラス内で学力差が出始めても成績上位層に安定していられる、いわば「無傷に学力を伸ばす子」の親は子どもに対してむやみやたらに【勉強しなさい】と言いません。

そういう言動をしないで済んでいるのは、勉強が生活の一部と化しているからです。

【家で勉強するのは当たり前】と子どもが受け止めているのは、親が意識的に整えている【環境】と【子どもとの関わり方】の工夫があります。

そもそも、勝手に勉強したり、学力差が出始めても無傷な子は親が子育てをしていくなかで、勉強を生活の一部として組み込むことに成功しています。

たとえば、子どもの日常生活の中で、どのタイミングに学習時間を設けるか、学校に行く前の朝の方が良いのか、夕方が良いのか、夜の方が良いのかなど、毎日の生活に勉強を自然に組み込み、生活リズムを作っているので【勉強しなさい】と言わなくても子どもが勝手に行動しているわけです。

よく、最難関大、難関大に進学する子が【親に勉強しなさいと言われたことがない】という話がメディアなどで取り上げられることがありますが、塾で仕事をしている時も成績優秀層の親ほどうるさい位口出しすることはなく、学業不振の子の親ほどガミガミ騒いで生徒がうんざりしているというパターンが多かったです。

こうなるのも、小学生時代に【勉強しなさい】と言わないで済むような環境を整えているからです。

これにより、【勉強する・しない】で毎回バトルになることがなくなり、子ども自身がスムーズに机に向かえるようになります。

 

そして、今の子どもたちは、スマートフォンの浸透により、以前よりも誘惑されやすい環境にいます。

学力差が出始めても子どもが無傷な親は、こうしたリアルな問題点を理解し、勉強に集中しやすい環境を整えます。

テレビやスマホの誘惑が少なく、勉強する気になればすぐに始められる環境があることで、子どもは無意識に勉強モードに入りやすくなります。

こうした仕組みは、意志の力に頼ることなく学習を継続するための大きな支えになります。

 

また、成績や点数ではなく努力のプロセスに注目し、「今日は自分で工夫したね」「よく粘って考えてたね」などの声かけをすることで、子どもの自己肯定感とやる気を保っています。

いくら自分から勉強する子でも、親から【この点数を取らないとダメだ】と命令されてばかりでは、成績が良くても勉強が自分のためではなく親のためとなり、成績が伸びにくくなります。

このように、学力が安定して伸び続ける子どもの親は、【勉強しなさい】と言わなくても済むよう、学びが自然に続く仕組みと家庭内の雰囲気を日常の中で整えています。

だからこそ、子どもは周囲で学力差が出始めても焦らず、無理なく上位をキープできるのです。

 

子どもの『今』をよく観察している

さて、クラス内で学力差が出始めても成績上位層に安定していられる、いわゆる【無傷に学力を伸ばす子】の親には共通して見られる特徴があります。

それが、【子どもの『今』をよく観察している】というところです。

これは単にテストの点数や成績を見るという意味ではなく、子どもの学習状況、生活リズム、感情の変化、苦手や得意の傾向まで、日々の生活の中で丁寧に把握しようとするスタンスを意味します。

 

なぜそれが重要なのかというと、学力差が出始める時期というのは、多くの場合、子どもが【躓き】を感じ始める時期でもあるからです。

小学校4年生以降、そして中学生になる頃には、学習内容も抽象的になり、ただ授業を聞いているだけでは理解が追いつかなくなることが増えてきます。

そんなとき、親が子どもの様子をよく観察していれば、勉強面で苦戦している、悩みを抱えていることを早めに発見できます。

 

たとえば、以前よりも宿題に時間がかかっていたり、同じようなミスを繰り返したり、テストに関して何も言わなくなったりといった変化にいち早く気づけるのです。

そして、親としてはただ叱ったり焦らせるるのではなく、【ちょっと算数で困ってるかな?】【前より漢字練習が嫌そうに見えるね】と声をかけ、対話を通じて原因を探ることができます。

こうして親が冷静に状況を把握できていれば、必要に応じて補習的な学習や見直しの時間を取り入れたり、学習の優先順位を一緒に考えたりと、的確なサポートが可能になります。

逆に、親が子どもの変化に気づかず、成績が落ちてから慌てて対処しようとしても、すでに本人の中には【できない】【苦手】という意識が根を張ってしまっていることが多いのです。

 

また、子どもを見ている親は、単なる学力だけでなく、感情面のケアも怠りません。

【今日はちょっと元気ないな】【最近やる気が出ないみたいだな】といった心の変化にも敏感で、無理に追い立てず、少し休ませる、気分転換を促すなど、学習の土台となる心のコンディションを整えることも大切にします。

つまり、学力差が出始める中でも無傷で学力を伸ばせる子は、親による【観察力】と【サポート】があり、それが日々の声かけや勉強の質を高めています。

子どもの【今】に目を向けることが、学力の継続的な伸びを支える最も確実な方法の一つなのです。

苦手なことやつまずきを早めに察知し、責めるのではなく【どうしたらいいか一緒に考えよう】というスタンスで関わります。

放置による学力低下が起きにくく、小さな差のうちに修正できます。

 

「自分で考える力」を育てる関わりをしている

ところで、勉強するのが当たり前という感覚を育てている、子どものことをよく観察している以外にも

【自分で考える力】を育てることを大切にしています。

単に正解を覚えさせたり、点数を取らせたりすることが目的ではなく、子どもがどんな状況でも自ら学び、壁を乗り越えていける“本物の学力”を育てようとしているからです。

子ども①②の周囲にいる神童さんの家庭では、子どもが何かしらの疑問を感じたらお父さん、お母さんと一緒に色々と考えたり調べたり、実験をしているようで、そういう話を耳にした子ども①②は【家庭が違うな】と口にしていました。

学年が上がり学力差が出てくる場面では、表面的な知識の差だけでなく、【考える力】の差が大きく影響します。

自分で問題の意味を理解し、どのように解けばよいかを整理し、試行錯誤しながら答えに近づく力こそが、応用問題や未知の課題に対応するカギとなります。

こうした力は、一夜漬けや暗記だけの学習では身につきません。

日常的に【なぜそうなるのか?】【他の方法はあるか?】といった問いを繰り返し、考える習慣を育てることで、少しずつ鍛えられていくものです。

学力差をものともせず、学力を伸ばす子の親は、子どもが疑問に思ったことやつまずいた問題に対して、すぐに答えを教えるのではなく、「どう思う?」「どこでつまずいた?」と問いかけます。

たとえ間違っていても、否定せずに【その考え方も面白いね】と認めつつ、正解へのヒントを一緒に探します。

こうした関わりを繰り返すことで、子どもは「考えてみる」ことに対して前向きになり、自分の頭で解決しようとする力が育っていくのです。

 

また、自分で考える力がある子は、テストで見たことのない問題に出会ったときにも、パニックにならずに手を動かし、情報を整理しながら道筋を立てていくことができます。

これは、結果的に【学力差が出ても崩れにくい子】になることに直結します。

表面的な理解ではすぐに躓きますが、自分で考えて理解してきた子は、多少難しい問題でも突破口を見つける力があるからです。

学力の振るい分けが行われる中でも、学力をしっかり伸ばす子の親が【自分で考える力】を育てるのは、短期的な成績のためではなく、長期的に崩れない、本質的な学びの力を身につけさせるためです。

そして、それこそが、学力差の波に呑まれない、本当に強い学力を支えています。

タイトルとURLをコピーしました