小学生から対策を! 中学生の中だるみに気をつけるべき理由 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

小学生から対策を! 中学生の中だるみに気をつけるべき理由

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今回は【小学生から対策を! 中学生の中だるみに気をつけるべき理由】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子育てをしていると、親にとってシンドイなと感じる時期というものが複数あります。

イヤイヤ期、小4の壁、反抗期などがありますが、その中でも学力、思春期そして高校受験が絡んでくる中学生の中だるみというのはかなり厄介なものです。

【中学生の中だるみ】とは、中学校生活の中で、とくに中学2年生頃に見られやすい、やる気や意欲の低下、成績の伸び悩み、生活や学習態度の乱れなどを指す言葉です。

おそらく、親自身も経験したという方もかなりいると思います。

私が中学生時代も同級生で優等生だけれどちょっと成績が低下した子はいましたし、塾で仕事をしている時も中学2年生から学業面でブレーキとなったり、勉強から気持ちが離れてしまうという子もいました。

そういう子達を見ていると、思春期や反抗期、親よりも友達の影響を受けやすい時期ということもあって、すんなり元のように勉強と向き合えないという子が圧倒的に多かったという印象があります。

 

中だるみのサインとしてあげられるのが、【宿題や提出物を忘れることが増える】【学校生活に対する関心が薄れる】【勉強時間がり成績が下降する】【親や先生への反発が増える】というものがあります。

親の方は高校受験も迫ってきているので中学2年生で中だるみをするというのは心配で仕方がありません。

ただ、14歳というのは子どもでありつつ反抗期に入り、親の言うことを素直に聞くケースも少なく、親誘導でどうにか問題解消するということは期待できません。

強引に何とかしようとしても、反発して親に対しての不信感を募らせて状況を悪化させてしまうこともあります。

ですから、小学生の頃から中学生の中だるみに気をつけて、思春期の急激な変化に備えて心と習慣の土台をあらかじめ作っておくことが必要です。

そして、親からすると中だるみは突然起こるように見えて、実は小学生時代からの生活習慣や心の状態が影響しています。

そこで今回は、小学生から真剣に考えておきたい中学生の中だるみ対策をご紹介していきます。

 

親子関係や対人スキルを作る

まず、中学生の中だるみの中でも、特に親子関係や対人スキルに関する問題は、学力の低下や生活態度の乱れと密接に関係しています。

思春期である中学生は、心と体が急激に成長する過程で、感情が不安定になりやすく、周囲との関係に悩みを抱えることが多くなります。

小学生の頃の子どもとガラリと変わってしまうこともあります。

私の同級生でも中学2年生頃に先生に歯向かう、不良と付き合うなど小学生の頃と人格が変わってしまった子もいました。

そこまでではないにしろ、多少なりとも子どもは変化すると思っていいでしょう。

そして、小学生のうちから親子関係の土台や他者との関わり方を意識して育てることが、後の【中だるみ】での対人トラブルを防ぎ、まともな人間関係を作れる子になる大きなカギとなります。

思春期の子どもは、自立心が芽生え、親から離れて自分の世界を築こうとする一方で、不安や迷いも多く、内面では支えを求めています。

この時期に親子関係が不安定だと、子どもは相談する相手を失い、ストレスを抱え込んでしまう可能性があります。

塾でも、親子関係が悪い子はほぼ例外なく何かしらの問題を抱えていました。

小学生のうちから、子どもの話に耳を傾け、否定せずに受け止める習慣を作ることで【困ったときに親に話せる】という信頼関係が育ちます。

このような土台がある子どもは、中学生になってからも悩みを抱え込まずに済み、精神的に安定しやすくなります。

 

また、対人スキルも中だるみを左右する重要な要素です。

中学生になると人間関係が複雑になり、友人とのトラブルや孤立感などが原因で学校生活に馴染めないことがあります。

思春期になると人間関係がギクシャクすることで学習意欲が低下することも珍しくありません。

小学生の頃から、友達との関わりや集団の中でのルールを学ぶ機会を多く持つことで、【相手の気持ちを考える】【自分の気持ちを言葉で伝える】といった基本的な対人スキルが育ちます。

これは学校生活だけでなく、将来社会に出たときの人間関係にもつながる大切な力です。

さらに、小学生の時期は親や学校の先生など身近な大人の関わり方が、子どもの人間関係のモデルになります。

親が家庭で感情的にならずに話し合いを重視したり、他の人を馬鹿にしたりせず尊重する姿勢を示したりすることで、子どもも自然とその姿勢を学びます。

中学生の中だるみを単なる【やる気がない問題】【だらしない】と片づけるのではなく、その背景にある【親との関係】【他者との関係づくりの力】も含めて考えることが重要です。

小学生のうちから信頼関係とコミュニケーション力を育てることが中学生になったときの安定した成長に直結します。

 

成績低下対策を考える

さて、中学生の中だるみは、とくに中学2年生頃に多く見られる現象ですが、親が一番気になるのが学習意欲の低下です。

成績の低下は定期テストの成績、塾でのクラス分けで下のクラスになる、模試で悪い結果になるなど目に見えて現れるため、親が最も不安を感じやすい問題の一つです。

この成績低下に対しては、中学生になってから対応するよりも、むしろ小学生のうちから備えておくことが効果的です。

その理由は、学力の土台、学習習慣、学ぶ意義の理解といった要素が小学生時代に育まれるからです。

ご存じの通り、小学生のうちに身につけた基礎学力は、中学校での学習に直結します。

算数の計算力や読解力、漢字の知識といった基礎が不十分なまま中学に進むと、授業のスピードや難易度についていけなくなり、急激に成績が落ちる原因になります。

中学生になるとテストの点数で順位が出ることや、通知表での評価が進路に関わるため、成績の低下は自己肯定感の低下にもつながります。

小学生のうちから基礎学力を定着させ、【わかる】【できる】という喜びを積み重ねることが、成績低下を防ぐ第一歩になります。

 

次に、学習習慣の有無も成績に大きく影響します。

中学生になると、部活動や人間関係の変化などで生活リズムが乱れやすく、勉強に向かう時間や気力が削がれることがあります。

そうしたときに、毎日少しでも机に向かう習慣があれば、たとえモチベーションが落ちても、最低限の学習を継続することができます。

このような習慣は、一夜にして身につくものではありません。

小学生の頃からコツコツと家庭学習を取り入れ、「やるのが当たり前」という感覚を育てることが大切です。

また、小学生のうちに【なぜ学ぶのか】【どうやって学ぶのか】という意識を持たせておくことも重要です。

ただテストのために勉強するのではなく、自分の未来につながる力として学ぶ意識があれば、多少中だるみしても、学びの軸がぶれにくくなります。

勉強に意味を見いだせる子どもは、成績が一時的に落ちても、自分で立て直そうとする力を持っています。

このように、成績低下は単なる学力の問題ではなく、基礎力、習慣、意識という複合的な要素によって左右されます。

だからこそ、小学生のうちから意識的に準備をすることが、中学生になったときの安定した成績と、学ぶ力の維持につながるのです。

 

計画性や目的意識を育てておく

ところで、中だるみが悪化すると立て直しに時間がかかりますし、持ち直さない可能性が高いです。

私も塾で中学2年生になって気の緩みから成績が低下し、そこから受験学年である中学3年生に向けて奮い立たせて乗り越えたという子は1学年に1人いるかいないかというくらい厳しい状況に追い込まれていました。

中学生の中だるみは目標を見失ったり、自分の進む方向が分からなくなったりすることが原因で起こることもあります。

中学2年生頃は受験までにはまだ時間があると子ども自身が捉えたり、学校生活にも慣れてくる時期です。

この時期に意欲を失い、勉強や生活態度が乱れがちになるのは、裏を返せば【何のために頑張るのか】が見えにくくなっているからです。

思春期特有の不安定な気持ちも追い打ちをかけます。

そこで重要になるのが、計画性と目的意識です。

これらの力は、突然中学生になってから身につくものではなく、小学生の頃から意識して育てておくことで、思春期の中だるみに負けない力となります。

 

計画性というのは中学生活を安定させるための土台です。

中学生になると、教科数が増え、宿題、定期テスト、部活動、友人関係など、時間の使い方が複雑になります。

計画性がないと、何を優先すべきか分からなくなり、勉強が後回しになることで成績が下がり、自己肯定感も低下します。

一方、小学生のうちから【今日やることを自分で決める】【テストまでに何をすればいいかを考える】といった練習をしていれば、中学生になっても自然に自分で行動を管理できるようになります。

これは高校生、大学受験、大学生や社会に出てからも役立つ非常に重要なスキルです。

 

また、目的意識も中だるみを防ぐ強力な武器となります。

目的意識がある子どもは、多少やる気が落ちる時期があっても、【なぜ学ぶのか】【将来こうなりたいから今がんばる】と自分を立て直す力を持っています。

小学生の頃から【興味のある職業について調べる】【勉強と将来がどうつながるかを話し合う】と家庭で目的意識を育てておくと、中学生になってからもぶれにくくなります。

さらに、計画性と目的意識は、【やらされる勉強】から【自分で取り組む学び】へと子どもを成長させます。

中学生で中だるみが深刻化する背景には、親や先生に言われたことしかやってこなかった反動があります。小学生のうちに自分で考えて動く経験を重ねておくことで、自主性と達成感を味わいながら、やるべきことに取り組めるようになります。

 

中学生の中だるみというのは【その時】になって対処して解決する、というのがなかなか難しい問題です。

親子喧嘩を繰り返すことにもなるので、小学生の頃から、10歳の壁と同時に対策を考えていくと中だるみ問題もかなり小さな芽に抑えられるかもしれませんので、意識してみてください。

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