今回は【家庭でできる! 子どもの学習意欲を引き出す方法】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
子どもに勉強させるというのは親にとっては子育てに置いて一大イベントです。
正直言うと、面倒なことです。
しかし、親が楽な道を選んで【家庭学習の習慣を身につける努力】を放棄してしまうと確実に子どもは勉強しない子に育ちます。
子どもに勉強させる、というのは行き過ぎると教育虐待になってしまいますが、【宿題をして適切な量の家庭学習をする】というのは学校の学びを理解し、そして進路進学の選択肢を広げます。
親が子どもの勉強面に無関心だと小学校3年生や4年生頃から学ぶことに苦戦したり、他の子と比べて劣等感を抱いてしまったりというデメリットもあります。
ですから、【全く親が何もしない】というのもある意味教育虐待になってしまうのでは、と個人的には感じています。
健全に成長する上で、学ぶ姿勢を育てるということはとても大切です。
そして、家庭で子どもの学習意欲を高めるためには、環境づくりと親の関わり方が非常に重要です。
家庭で子どもの学習意欲を高めるためには、単に【勉強しなさい】と命じるのではなく、子ども自身が「学びたい】【もっと知りたい】と感じられる環境と関わりを築くことが大切です。
学習意欲は、外からの強制だけでは長続きしません。
内側から湧き上がる【知的好奇心】や【達成したときの喜び】を支えることが、家庭における親の大切な役割です。
親の思い通りにいかないことも多々ありますが、その時は子どもを否定せずにまずは受け入れる姿勢です。
学習方法やテストの点数が良くない時は慌てて訂正せず、【どうしてそうなったの?】と聞き返すことで、子どもは自分の考えを話す力を養います。
そういうことをベースにし、子どもの勉強との向き合い方を見ていくということをしていくのが肝要です。
さらに子どもの学習意欲を引き出すには色々なことを親は意識してみてください。
そこで今回は、家庭でできる子どもの学習意欲を増す方法をご紹介していきます。
子どもが集中できる学習環境を整える
まず、【勉強しよう!】という学習意欲を引き出すためには子どもが集中できる学習スペースを整えることが必要です。
やる気があっても、子どもが勉強する場所がない、テレビつけっぱなしで親がゲームをしたり動画視聴ばかりしている中で勉強しようとしても、多くの子はやる気は続きません。
塾で仕事をしている時も、学業不振の子ほど家で勉強するスペースがない、家庭の中がうるさくて勉強する環境とは程遠いものでした。
私も勉強をしなかった小学生時代の家庭における学習環境というのは大袈裟でなく【かなり酷いもの】でした。
友達の家に遊びに行くたびに、【うちとはかなり違う】というのは感じていましたし、私と同じくらい勉強しない子を除いた全員が【宿題を終わらせてから遊びに行く】【宿題と家の勉強をしてから遊ぶ】というルールが当たり前のような教育方針の下で成長していました。
子どもの頃は【なんて窮屈な思いをさせているのか】と思っていたのですが、中学生になって心を入れ替えてから、そして塾で仕事をするようになってから【親がルールを決めて勉強させるのは子どもを思ってのこと】と痛感しました。
ですから、学習意欲を引き出すためには【勉強する場所を決める】【勉強する時間帯を決める】をしておくのが無難です。
コロコロ変わると子どもも落ち着きません。
場所が決まれば【ここで勉強するもの】と自然と勉強に向かいやすくなります。
また、親が積極的に子どもの学びに関心を持ち、圧迫的な雰囲気ではなく【最近はどんな勉強をしている?】【授業で面白かったことはあった?】と日常会話に学びを取り入れることも、子どもと学習習慣を結びつける動機づけになります。
ちなみに、我が家の子ども①②③の学習環境を整える時に一番重視していたのが【時間を固定すること】でした。
たとえば、【夕食の前に30分間勉強する】など、決まった時間に取り組む習慣があると子ども自身も【やらないと】となります。
学習意欲を引き出すには、それ以前に最低限必要な条件を整えておく必要があるので、しっかり学習環境をチェックしてみてください。
達成感を感じる工夫をする
さて、子どもが自分で目標を立て、それを達成する喜びを感じられるようにすることも効果的です。
学習は、一度に長い時間勉強しても成果は出ませんし、【一気に挽回する】という思いだけでは長続きしません。
たとえば、宿題以外に【漢字を1日に5つ覚える練習をする】【計算ドリルを毎日1ページする】といった、小さな目標を一緒に立ててみましょう。
そして達成できたら、カレンダーにシールを貼ったり、継続することができたらちょっとしたご褒美を用意したりすることで、達成感を味わわせてあげると効果的です。
こうした小さな成功の積み重ねが、【やればできる】という自己肯定感を育て、より大きな目標にも前向きに取り組むようになります。
子どもが勉強に達成感を感じるためには、【できた!】【わかった!】という実感を持たせることがとても重要です。
この実感が学習への自信と意欲につながります。
私も、塾で仕事をしている時や子ども①②③の勉強では子どもが自信を持つことを第一に考えていました。
ガミガミ叱られる、間違いをなじるということをすると、100%子どもはやる気を失います。
しかし、その反対に地道に取り組んだことを褒める、達成感を感じるような言動をすると、高い確率でモチベーションアップになります。
100%ではなく高い確率としているのは【思春期や反抗期の中学生には通用しにくい】という経験談からです。
私も、酷い反抗期で学習意欲が相当低い生徒と対峙した時は距離感を縮めるのに数ヶ月はかかり、態度が少し改善してきたかなと思っていた矢先に結果が出ないことや変化を感じられないと判断した保護者の意向で塾を辞めたという経験があります。
子どもの学習意欲を高めていくにも、親の誘導による成功率は年齢、学年が上がれば低くなっていきます。
そういうことを踏まえて、着実に子どもの努力を認め、頑張りを可視化することが意欲をさらに引き出すことにつながります。
子どもの興味関心を上手く利用する
ところで、子どもが興味を持っている分野を学習に結びつける工夫も重要です。
子どもの学習意欲を高めるには、【やらされる勉強】ではなく、【自分からやりたいと思える勉強】と自発的に動くことが理想です。
そのために最も効果的なのが、子ども自身の興味や関心を学習に結びつける工夫です。
子どもが【面白い!】【もっと知りたい!】と感じる瞬間を上手に活かすことで、勉強する意欲が自然と育ちます。
例えば、恐竜が好きな子には図鑑を与えたり、動画を一緒に見たりすることで、【いつの時代に生きていたのか】【どんな体の構造をしていたのか】【なぜ絶滅したのか】【ジェラシックパークのようなことができるようになるのか】と知りたい分野が広がっていきます。
一つのことから枝分かれし、知識が増えていくことで【学ぶことは楽しい】と感じる体験を積み重ねることが、学習習慣の定着にもつながります。
そして、子どもは、自分の好きなことには驚くほど集中力を発揮します。
親が子どもの興味に寄り添い、【それって面白いね】【もっと調べてみようか】と一緒に楽しむ姿勢を見せることで、学ぶこと自体への好奇心が育ちます。
その際、タブレット端末やパソコンを上手に取り入れてみるのも現代風のモチベーションアップ術になります。
今の子どもたちは家庭だけでなく学校の授業でもデジタルに慣れ親しんでいるため、タブレットや学習アプリを活用することも効果的です。
とくに低学年のうちは、視覚的な教材が興味を引きやすく、楽しく学ぶことができます。
学校の宿題と家の勉強が終わったら子どもの好きなジャンルの教育的な色の濃い動画を見るようなご褒美を作るのもおすすめです。
ただし、ゲーム感覚になりすぎたり、依存してしまったりするリスクもあるため、親が家にいる時や時間、使い方にはルールを設けることが大切です。
また、親も自分の興味関心のある分野や仕事の資格試験に関する本を読んだり勉強をしている姿を見せることも、子どもにとって良い手本になります。
学ぶ姿勢を家庭全体で共有することで、子どもは学習を【特別なこと】【親の監視が光ること】ではなく【自分の日常の一部】として捉えるようになります。
子ども自身の興味や達成感、家庭の雰囲気を大切にすることで学習意欲は自然と高まっていきます。