【教育小噺】反抗期でも学習意欲を上げる方法 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】反抗期でも学習意欲を上げる方法

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今回は【反抗期でも学習意欲を上げる方法】と題し、お話をしていきます。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

子育ての中で親にとって辛いな、という気持ちが強くなる時期がいくつかあります。

その一つが反抗期です。

反抗期は子どもによってどのタイミングで始まるかということや、反抗の強弱というのも違います。

概ね、自我が芽生える小学校4年生から中学生が反抗期のピークであり、高校生になると親との会話もかなり減るという流れになっていきます。

我が家でも子ども①が小学校4年生の頃、子ども②は小学校5年生の時に親に歯向かう言動が増えました。

その後、明らかに【子どもっぽい言動】というのが減り、親子の距離感というのも幼児期や小学校低学年とは変化していきました。

子どもの成長過程では反抗期というのは避けて通れないものがあります。

しかし、中学受験を検討している家庭にとっては【受験勉強の時期と丸被りする】という事態になる、と不安を感じることもあるでしょう。

 

子ども①②が反抗期だった時期は勉強に対する意欲が低下したり、精神面で色々な葛藤をしやすい時期でもあるので【この勉強をする意味は何なのか】と考えたりもして、親としては対話を重ねるのに苦労した思い出があります。

ただ、反抗期だからといって親が【もう嫌になった】となると子どもはどんどん学習意欲が低下していきます。

こうなると中学受験どころではなくなります。

中学受験をしない子であっても、小学4年生や5年生は学力グループが固定する時期と重なりますし、中学でどの立ち位置でいられるか予想できる学年なので【本人任せにする】と安易にできない難しさがあります。

親としては何かと悩みの多い反抗期の勉強で、どのようなことをしていけば子どもの学習意欲が低下しないか、学習意欲を上げることにつながるのかをご紹介していきます。

 

勉強が分かる状態にする

まず、子どもが学校で勉強している単元を【分かっている】という状態をキープするように心がけてください。

子どもが勉強から気持ちが離れていく理由として【よく分からないから】というのが上げられます。

学校の勉強が分からなくなる、というのはけっこう深刻なことです。

そういう時、子どもはどのようなことを考えているのでしょうか。

 

分からないから問題が解けなくて嫌になる。

分からない状態を脱したいとは思っているけれど勉強しないといけないから嫌になる。

自分と同じように分からない単元が増えてきた子がいるから別に勉強しなくても大丈夫。

テストの点数が下がってきて親から勉強しろと言われてウザい。

 

子どもはこんなことを思いつつ、少しずつ勉強する意欲が湧いてこなくなります。

悪い方に転がっていくと、どんどん悪いことを考えるようになります。

こうした事態を未然に防ぐにもまずは【学校での学びで分からない単元がないようにする】と気にしながら家庭学習を進めていくことが肝要です。

学校の勉強は低学年の頃はクラス内で大半の子が理解していますが、学年が上がると単元によっては【上位3分の1くらいしか分かっていないようだ】という状態になったりもします。

例えば、小学校4年生で学ぶ【がい数】での四捨五入は【仕組みを100%理解しているわけではない】という子がかなりいる印象があります。

小学校5年生以降の勉強では特定の単元で理解不足な子が増えます。

この状況を放置していくと、ますます学習意欲は低下し、親があーだこーだと説教しても口答えをして状況が改善しないどころか、親子関係が悪化する恐れもあります。

親の方も【学校の勉強は簡単】と思わず、教科書ワークを活用する、インターネットの教材で子どもが苦手そうな単元の復習をしっかりするということをして【学校の勉強が分からない】を防ぐようにしましょう。

 

子どもの努力を褒める

さて、子どもが反抗期に突入すると親子の衝突が増えます。

これまで普通に会話していたことでも、イライラしたり突っかかってきたりするので親としては困ってしまうどころか、悩みの種となります。

口げんか、言い争いが増えていけば【子どもに話しかける回数を減らそう】【子どもと顔を合わさないようにしよう】と親の方も考えて、実際に行動に移す人もいます。

ただ、子どもの年齢を考えると10歳から15歳とまだまだ子どもです。

反抗期で強い口調で言ってしまうとはいえ、内心は【もう少し親と話をしたいとは思うけれど】とか【本当は仲良く会話をしたいのに】と思ってもいます。

心が成長しているが故に親に対して素直になれない面もあります。

そうした現実を受け止めて、とりあえず子どもの反応を考えずに【頑張っていることに対して褒める】という言葉がけを意識して増やしていきましょう。

 

人間は、説教されるよりは褒められた方が嬉しいです。

これは年齢に関係ない事実です。

子どもなら尚のことですから、【習い事を頑張っている】【難しい単元で高得点を取れるよう頑張って対策をしていた】と努力に対して具体的な言葉で褒めるようにしてください。

言われた時は【ふ~ん】と素っ気なくても、【親は自分のことを見てくれている】と気がつき、ちょっと嬉しい気分になります。

反抗期に入ると親子の距離感も変わっていきますが、その中でも子どもの努力を褒めるというのは【陰ながら応援しているよ】というメッセージになります。

学習意欲がグインと上がるわけではありませんが、心が安定すると現実逃避することなく勉強と向き合える強い気持ちを維持することができます。

やはり塾でも常に親から叱られたり、悪口を言われてきた子は自信がなく、自分の学力や問題を避ける、真正面から受け止めることができない特徴がありました。

反抗期は親だけでなく子どもも心の葛藤を繰り返している時期ですから、追い打ちをかけるような言動を控えて【この時期だからこそ褒めよう】と心に決めて実践してみてください。

 

机の上以外の学びの場を作る

そして、反抗期というのは親子関係が子どもが成長するに伴い【大人に近づいてきた子どもとの人間関係】へと変貌を遂げる初期段階にあたります。

親としては上から目線で、人生の先輩という立場であーだこーだ言ってしまうところをグッと堪えつつ、けれど子どもの勉強への意欲の灯を消さないよう色々と考えていかないといけません。

成績が低迷しないようにするには勉強させるのが一番ですが、【勉強しなさい】では納得して取り組まなくなりますし、口ごたえも増えます。

親が誘導して勉強させるというのが難しくなっていくので、【子どもが自然と学習意欲が湧くようなことをする】という視点を持つようにしましょう。

一番分かりやすいのが、博物館、科学館や美術館などの施設に家族で出かけて知的好奇心を刺激することです。

歴史、実験、自然科学と学校の勉強の延長上ではあるものの【面白い】【楽しい】という気持ちが強く出ます。

そうした施設では定期的に子ども向けの教室、講座といったイベントもあるので、参加してみると【理科を頑張りたい】【図工もいい加減な気持ちで授業を受けていたけど制作が楽しい】と子ども自身が新たな気付きを得ることもあります。

また、公共の施設で最も身近な存在である図書館で開催されている映画鑑賞会やトークイベントもおすすめです。

 

この他にも公園での自然体験、自治体で開催しているイベントも机の上ではない学びの場になります。

子どもの普段のテリトリーは学校、家、そして習い事になるので、それ以外の場所での出会い、体験を通じて自分の未来ややりたいことを見つけた、ということもあります。

何かと難しい反抗期の子どもとの向き合い方は一筋縄ではいかぬことばかりですが、親としては【勉強のやる気がなくならないか心配】と悩むこともあります。

ダイレクトに注意すると親子の言い争いに発展し家庭内が不穏な空気が漂うこともあるので、それとは別の方法で学習意欲を上げていくようにしたいですね。

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