今回は【賢い小学生でも中学進学に備えたいこと】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
小学生時代にクラスで賢い子、勉強が良くできる子というのはたいてい、中学に進学した後も成績が良いです。
親としては中学進学後も問題なく成績が良く、校内順位で良い位置をキープして欲しいと願ってしまいます。
しかし、なかには中学進学後に停滞期を迎える、伸び悩む子というのもいます。
小学校と中学校とでは学校生活もガラリと変わりますし、部活が忙しく、中学生になる時に買ってもらった自分のスマートフォンを使う時間が増えてしまえば平日に勉強する時間があっという間になくなります。
気の緩みと戦いつつ、確実に中学でも学力上位層でいられるには【中学生の勉強スタイルを早めに構築する】ということが不可欠です。
とはいえ、小学生なのに中学生を想定して毎日を過ごすというのは無理があります。
小学校5年生の子どもからしたら【まだ中学生にもならないのに中学校生活を意識して過ごせと言われても分からない】と感じることでしょう。
小学生は今の生活の流れしか確実に把握することができませんし、想像しながら勉強させようにも、親もどのようなことをしていけばいいか分かりません。
ただ、何となく【中学の勉強に備えた方がいい】というのは理解できると思います。
私も塾で毎年中学1年生が【こんなに忙しくなるとは思わなかった】と口にしていたのを聞いてきましたし、忙しい中で学習時間を確保することの難しさというのを目の当たりにしてきました。
そこで今回は、小学生から確実に中学進学後の部活に入ってからの学習スタイルの確立にプラスになる、意識したいことをご紹介していきます。
テストで100点を目指す
まず、学校のカラーテストで100点を目指しましょう。
公立小学校のカラーテストも学年が上がればクラスの中で満点を取る子というのは減っていきます。
常に満点、高得点しかとらないという子の顔ぶれは小学校4年生頃には固定化されていきます。
そして小学校5年生になると得意教科では満点を取れる子と、どの教科も満点や高得点を取れる子となっていきます。
学校のカラーテストは授業で学んだことばかりで基本問題が中心です。
しっかり勉強している子や、学力スキルが凄く高くて授業を聞いてすぐに理解できる子は高得点を取ります。
ですから、満点を目指すというのは決してむりなことではありません。
【学校で学んだばかりの内容がパーフェクト】という状態に近づくためにもなるので、毎日の学校の宿題や家庭学習も力が入り、結果として学習習慣の定着や継続というものが強固なものになります。
中学生で受ける定期テストは学校の先生が作成し、問題量が多かったり、基本問題だけでなく応用問題も普通に出されるなど【小学校のカラーテストよりも難しいテスト】になります。
勉強は学校の宿題だけ、という子でも80点台を取っていたのが、【中学校のテストは70点台や60点台ばかり】になります。
ですから、満点連発の子でも【90点台が多く、教科によっては80点台もありえる】という世界に足を踏み入れることになります。
中学のテストは範囲も広く、日々の勉強習慣、普段の学習量、定期テストに向けた確かな学習計画の差が如実に出てしまいます。
小学生の頃から【どんなテストも100点が取れるように】という気持ちでいて、勉強に励んでいると中学での定期テストでも真正面から受け止められる学習スタイルが確立する足がかりを築くことになります。
学習量を少しずつ増やす
さて、中学1年生の頃を思い出すと【部活に入って先輩と会話するのに敬語を使うのに慣れるのに時間がかかった】という部活に関する思い出や、制服で過ごすのが面倒だった、という変化に苦労した記憶があると思います。
そして、勉強面では定期テストを受けて順位が出た時の複雑な気持ちを経験している方も少なくないと思います。
普通に上位の順位を出していたのなら良いのですが、私のように【あれだけ勉強したのにこんな順位!?】と衝撃を受けた思い出を持つ人はけっこういるはずです。
私も元グータラ小学生なりにそこそこ勉強して定期テストを受けたのに、その結果は散々なものでしたし、やはりその場しのぎの勉強では太刀打ちできないということを痛感した瞬間でした。
小学校時代から成績の良い子が中学に入ってからも成績が良いわけですが、そうなるのも【勉強の継続による基礎学力が他の子とは違う】からです。
基礎学力が盤石で、応用力もあれば校内順位も上位になるのは当たり前です。
そうした力をつけていくには小学生の頃から少しずつ学習量を増やして読み書きソロバンを盤石にし、応用問題も解けるような学力を地道に鍛えていくと、進学先の学区の中学でも上位層に一歩近づきます。
英語に関しても小学校5年生から家庭学習で本腰を入れて備えるようにしましょう。
勉強ができる子は計算スピードがあり、正確に計算ができます。
漢字も読み書きでミスすることが少なく、安定感が抜群です。
そうした安定感を生み出しているのも、長年の学習習慣の賜物です。
スポーツの世界で例えると、基礎体力がしっかりしている状態で、試合に出ても臨機応変に対応して高いパフォーマンスを発揮できる、といえるでしょうか。
高いレベルで力を出すにはスポーツの分野で言えば練習が欠かせません。
勉強であればもちろん学習時間、学習量になります。
ですから、普段は勉強をやったりやらなかったりを繰り返していると、中学での定期テストに対応できる学力を身につけることができません。
しかも、中学から本格的に頑張ろうと思っても、部活もあったりするので結局思うような学習時間を確保することができず、中途半端なままになってしまいます。
中学1年の初夏に行われる1回目の定期テストでスタートダッシュを決めるには、小学校時代から学習時間を少しずつ増やしていき、基礎学力を盤石にし、応用力を身につけると、【中学生でも優等生】に近づけます。
予習復習を心がける
ところで、塾で仕事をしていた時に中学受験をしない普通の小学生と中学生とでは毎日の勉強での心がけで一番違うなと感じたことの一つが【予習復習に対する考え方】でした。
中学生になると定期テストがあるので復習の大切さはどの子も理解していました。
予習に関しても、クラスの優等生が先に予習をして授業を復習の場にしていたり、塾に通っている同級生がこれから勉強する内容を学んでいるという話を耳にしているので【予習する子もいるよね】という感覚でいます。
一方、普通の小学生にとって予習復習とは無縁の日々を送っていても困ることはありません。
私は宿題もほぼしないグータラ小学生でしたが、予習復習を全くしない小学校6年間を過ごした中で【困ったな】と感じたことは一度もなかったです。
もちろん、テストの点数は悪いですが、それで先生に叱られるということもありませんし、周囲の目というのも気にしないタイプなので自由気ままな小学生を送っていました。
それが小学校6年生から中学1年生になっただけで世界がガラリと変わります。
復習をしないとよく分からない単元がたくさん出てきたり、予習をしている子も周囲にはいたりと明らかに同級生たちの勉強に関する意識が変わっていくのを感じました。
そして、定期テストでは校内順位が出ますし、その校内順位で行ける高校もどの辺りなのかというのも予想がつくので、牧歌的な日々からいきなり実力社会に投げ込まれたようなものです。
中学でしっかり結果を残すには予習復習が欠かせないのですが、これも小学生の時から取り組んでいると中学生になってからがとても楽になります。
大半の子は復習の重要性は分かってはいるけれど面倒でやりたがりません。
予習に関しても、一部の優秀な子がやること、と捉えて真剣に耳を傾けてくれません。
そうした中で出し抜く形と言ったら言葉が悪いですが、予習復習の習慣が定着していると学力上位層に近づけるきっかけになったりもします。
中学生になってからやろう、では間に合わないこともありますし、忙しくてそれどころではないということにもなります。
石橋を叩いて渡る、ではありませんが小学生の頃からしっかりと中学進学に備えていくと子どもにとって大きな武器になります。