【教育小噺】学力への影響も 反抗期の処方箋 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】学力への影響も 反抗期の処方箋

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今回は【学力への影響も 反抗期の処方箋】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子どもが成長する姿というのは子育ての醍醐味の一つです。

しかし、成長過程には【反抗期】という厄介な時期があります。

反抗期というのは中学生が多いというイメージが強いかもしれませんが、小学生の時に強く出る子もいます。

私も中学生の時ではなく、小学生の頃の方が親に反抗してばかりでした。

我が家の子ども①②も中学生より小学生の時の方が歯向かう回数は多かったです。

一般的に反抗期は子どもの自己主張を育てる、独り立ちするためには必要な時期なのですが、親としてはかなりしんどい時期でもあります。

親子の会話がまともにできないこともあります。

また、子どもが勉強しなくなり成績が急降下することもあります。

勉強しなさいと苦言を呈すると、【うるさい】【口出しするな】とギャーギャー騒ぎ立て、どうにもならない状況になることもあります。

 

そこまでではないけれど、学習意欲の波が訪れる子もいます。

反抗期は子どもがギャーギャー騒ぐけれど、勉強はちゃんと頑張っている、というパターンはあまりなく、子どもの方もイライラが募って逃げたくなる子もいるので、親としても対処法に困ることが多いです。

ちょうど反抗期に突入する年齢が中学受験をするタイミングだったり、成績がハッキリする中学生になれば勉強をしないというのは高校受験にも直結する問題になるので、親にとっても深刻な悩みとなるケースもあります。

学力への影響も軽くはない反抗期に我が子が突入した時、親はどのような態度で向き合えばよいのでしょうか。

そして、成績を下げにくくするにはどんなことに気をつければよいのでしょうか。

 

親の経験を踏まえて勉強から気持ちが離れないようにする

まず、親自身も反抗期にどのような勉強スタイルで頑張っていたのか思い出し、気持ちが離れないようにしていく方法を考えていきましょう。

【親に対してムカつく、という感情が強かった時期はどんな風に勉強していたか】

【親に勉強のことで口出しされたらどんな感情が湧き上がってきたか】

【成績は下がったのか上がったのか】

このように、自分の小学生時代や中学生時代を思い出してください。

反抗期がどのくらい酷いかという出方は個人差があり、親よりも子どもの方が強く出る家庭、反対に親自身の反抗期に比べれば大したことのない反抗期という家庭もあります。

一番困るのは、親があまり反抗した経験がないけれど、子どもが強烈に出ている、というケースでしょうか。

 

親は【なんでこんなことになったのか】と色々と情報収集をしたりしても、家庭のケースにピッタリあてはまるとは限りません。

また、手探り状態を続けて親の方が疲労困憊となることもあるでしょう。

自棄になるかもしれませんが、子どもが強烈な反抗期になってしまったのは子どもの性格だけでなく、幼児期から現在の成長過程で親に対して鬱憤が溜まっていた可能性があります。

そもそも、いくら反発する気持ちが大きくなっていても、親に対して不平不満があまりなければそのうち態度も軟化していきます。

そうした兆候が見えないということは、親がいつも勉強ばかり強いる、成績や習い事の上達だけで自分を判断する、誰かと比較してばかりでいる、ということをしてきて、【親に対する嫌悪感】が高まっていき、そして爆発したと考えるのが無難でしょう。

勉強させることに全力だった親は、子どもの反抗期で学力が低下することを一番恐れるので、その恐れることを子どもは実行します。

つまり、親が嫌がることをするので勉強しない、学習意欲が低下するということにつながっていきます。

普段からの子どもとの向き合い方を振り返り、【勉強ばかり気にしていなかった】と考えてみてください。

成績が低下するのでは、と悩む前に、まずは【子育てを勉強中心で考えない】ということをしていくことで子どもの反抗を和らげ、学習意欲の低下の歯止めをかけることにもなります。

 

突き放すと親子関係の修復が困難になる

さて、反抗期は自立心が芽生える頃に起きる子どもの反乱のようなものですが、受け止める親の方はしんどいなと感じます。

子どもと会話をする回数や顔を合わせる回数を減らそうとしたりと、突き放す方が楽だと感じる人もいるでしょう。

ただ、突き放すと親子関係に亀裂が入り、二度と以前のような関係に戻らない恐れもあります。

私も子ども①②が反抗期に突入した時は【面倒だな】という気持ちが一番にきました。

運よく、私は反抗期が強烈な方だったと自負している人間ですので、子ども①②からキツイ言葉を言われても受け止めることができました。

しかし、反抗期が人並み以下だったらしい夫は毎度毎度イライラしていました。

昭和の頑固おやじとまではいわないまでも、親に対して歯向かう、キツイ言葉を投げかけるという経験をしてきていないので、私がスルーしているのを【何も言わないのは親としておかしい】【甘やかしている】と疑問を呈してきてのです。

【そんな態度を親にするな!】と叱責するべきというスタンスだった夫は、私の怒りを爆発させない様子に反論してばかりでした。

 

その言い草に面倒だなと感じつつも、その様子を見て【こんな反抗期はまだ可愛いもの】【成長しても親の言うことをハイハイ言いながら聞き入れている方が怖いでしょう】という話をしていました。

 

そもそも、反抗期は自我が芽生えて自分の力を感じ始める年頃になっている証でもあります。

自分の言葉の威力を一番身近であり子どもにとって絶対的な存在である親に試そうと必死になっているわけですから、それを親が全力で潰す、子どもを拒絶する、距離を置こうとする、をすると良い方に転がり込むとは思えません。

あまりにも酷い暴言、そして暴力の時は色々と対策を考え、時には公的機関などに相談する必要もありますが、そこまででないのであれば【突き放すというのは悪手】になります。

反抗期は親も子どもに対してムカつくな、と感じることばかりですが、まだまだ心が成長している途中の子どもは心のどこかでは親に甘えたいという気持ちがあります。

揺れ動く子どもの心理を全く理解せずに、【面倒だから話したくない】【顔を合わせないようにする】となると、子どもは親に裏切られたと受け止めます。

そして、反抗期がさらにひどくなる、または親に対する信頼がゼロになるなど、家庭に暗い影を落とします。

反抗期は厄介なものですが、それを親が子どもの気持ちを理解せず【面倒だから】と突き放すと、親子関係が悪化するだけになるので気をつけてください。

 

反抗する理由に耳を傾ける

そして、反抗期を全力で否定するのではなく【なぜ子どもは反抗してくるのか】ということも考えるようにしましょう。

我が家の場合、子ども①は【サクッと勉強して成績を上げたいけれど思うようにできない】という気持ちから反抗期が強く出ていました。

塾でものすごい神童さん達に出会い、少なからずショックを受けた子ども①は、神童さん達のように勉強する気力が湧いてこない自分が嫌になり、そのモヤモヤを私にぶつけていました。

子ども①は成績の乱高下が激しく、安定した成績を残すのが苦手な気分屋さんです。

自分の弱さを受け止められないもどかしさが、イライラとなっていました。

色々と勉強について話をし、神童さん達も陰ながら努力しているという話をして、心を落ち着かせるということをしていき、反抗的な言動も収まっていきました。

子ども②に関しては、小学校のクラスの雰囲気があまりよくなく、クラス内でのグループの対立やLINEトラブルなどでいがみ合う雰囲気に疲れてしまい、その疲れを私にぶつけていました。

子ども②の対処法としては、たまに学校を休ませてリフレッシュをするということをしていき、子ども②のクラスや学年の雰囲気の悪さに理解を示しつつ、よく話を聞くように心がけていったところ、反抗期もいつのまにか通り過ぎていました。

 

子どもの方も好きで反抗的な態度を取るわけではなく、その強弱も含めて【何かしらの問題を抱えているのかも】という視点を持って子どもと話をするようにしてください。

子ども③はまだ反抗期的な言動はほぼありませんが、それでも【うるさいな】と反論する言葉は小学校4年生頃から増えています。

いずれにしても反抗期は学力差が出始める頃に始まるので、親としては勉強しなくなることを心配してしまいます。

ただ、勉強、学力、成績ばかり気にしていると子どもの方は【やっぱり成績ばかり気にしている】と親に対して冷ややかな気持ちが増していくので、まずは成績のことよりも【何か心に抱えていないか】を気にするようにしたいですね。

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