【教育小噺】10歳の壁があるのかないのか分からない子の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】10歳の壁があるのかないのか分からない子の特徴

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今回は【10歳の壁があるのかないのか分からない子の特徴】と題し、お話をしていきます。

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エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

10歳の壁、小4の壁は子育てにおける、つまりは親にとっては正念場となる年頃になるという考えが浸透しています。

我が家の場合、子ども①が小学4年生に反抗期に突入したり、子ども①②③の学校でもクラス内で学力差が目立ってきたりと一般的に言われるような壁の現象と直面しました。

また、友達関係も小学4年生以上になるとトラブルが発生した場合の解決策も一筋縄ではいかなくなり、それこそ転校する子も出てくるような事態に発展することもあります。

今の小学生はLINEトラブルも普通に起きるので、親としては勉強面だけでなく人間関係にもより一層気をつけないといけないのが小4の壁、10歳の壁なのでは、と個人的に考えるようになってきました。

さて、10歳というのはまだまだ子どもではあるものの、親がこれまで感じてきた【子ども】から脱却してきます。

【うちの子は大丈夫なのか】【学校の勉強についていけなくなったらどうしよう】と不安な気持ちがどんどん大きくなってきます。

大半の子は多かれ少なかれ何かしらの変化を感じさせるような言動が増え、勉強面で苦戦するようになるということが起きます。

ただ、そういう不安を一掃するような、噂で聞くような壁を全く感じさせない子どもがいるのも事実です。

親としては我が子がそういう【壁があるのかないのかよく分からないけれど問題なく進級する】という子どもになって欲しいと願ってしまいますが、そういうタイプの子はゴロゴロいるわけではありません。

 

それを分かった上で、【もしかしたら我が子はそういうタイプの子なのでは?】と少し期待してしまう方はいると思います。

それでは、どのような特徴がある子が【10歳の壁、小4の壁が無いような子】なのでしょうか。

塾で出会った子ども達、子ども①②③の子育てを通じて感じた【こういう特徴があれば10歳の壁をスルーする子の特徴】を改めてご紹介していきます。

 

勉強する意欲が高い子は小4以降の勉強にも苦労しない

まず、4年生になろうが10歳になろうが勉強へのモチベーションが高い子は壁というものをあまり感じずに駆け抜けていきます。

新しい単元を習い、理解をし、理解が足りなければ自主的に復習をして克服していくということが親に言われなくてもできる、または親に言われても指摘された内容が【そうだよな】と自分なりに納得できて、真摯に受け止めて、あーだこーだ文句を言わずに勉強できる子は多くの子が【勉強が難しくなった】と感じる中でも乗り越えることができます。

子ども①②③の話を聞いていても、小学4年生になると勉強への意識差というか勉強に対してどのように感じているのかという点も個人個人かなり異なってきます。

つまり、小学1年生の頃は大半の子が【勉強頑張るぞ】【勉強は大切】と思っていたものが変化していき、ザクっというと【勉強を頑張らなくても生きていける】と勉強への意欲が急激に低下する子と【自分の将来のために勉強を頑張るぞ】と考えている子がクラスメイトとして同じ教室にいるようになります。

ブログやYouTubeでも度々指摘していますが、勉強するかしないかは子どもの自立心が芽生えてくると子ども本人の気持ち次第になってきます。

低学年の頃は親の誘導で何とかなってきたことも、10歳頃になると子どもがやりたくないと思えば勉強に集中できなくなったり、分からない単元があっても克服するために勉強しようという意欲が湧いてこなく、放置してしまい、結果として成績が低迷していくという流れになっていきます。

 

自我が芽生えて勉強が面倒に感じるかどうかというのは、小4の壁に直面する際に【この先に所属する学力グループはどの辺りになるか】を決めるくらい重要なポイントです。

勉強することは自分の道を切りひらくための大切なこと、と理解している子は小学4年生からの学びで苦労しても乗り越えることができます。

 

自己肯定感が高く挑戦する気持ちがある

10歳の壁、小4の壁は勉強面だけでなく子どもの精神面でも変化がみられ、それが親にとって【反抗期】【親に歯向かうことが増えた】とマイナスなことと受け止める方も少なくないと思います。

親子関係が悪い方になっていくこともあるため、家庭内の雰囲気もガラリと変わってしまいかねない難しさも感じることでしょう。

何かと問題が発生しやすくなる時期に突入していくわけですが、こうした中でも10歳の壁をないような感じで通り過ぎていく子は、親に対して多少なりとも反抗的な態度、自分の意見を押し通すようなことが増えてきても【やりたいことはやりたい】と他人任せだったり、やり気が無くなるということもなく挑戦する気持ちを持って学校生活を送るようになります。

小学4年生になると無気力な子とやる気に満ちた子の差というのも目立ってきます。

親としては、活発に動いて欲しいと期待してしまいますが、【何かを頑張る】という心構えは親が誘導して何とかなるものではありません。

自発的にリーダーシップを発揮する立場に立候補するというのは、子ども次第です。

ただ、小学4年生や小学校高学年はリーダー的な役割をやろうとすると【目立ちたがり屋】と陰口を叩く子も出てくるので、【本当はやりたいけれど周囲がうるさいから】と手を引っ込めてしまう子もいます。

 

我が家の子ども①②もそういう経験をしてきました。

昭和の頃も自分ではやらないけれど積極的に動く子に対して僻み根性全開の子はいましたから、時代が変わってもそういう子はいる、と思っていいでしょう。

幸い、受験をして入った国立大学附属中では積極的に手を上げる子がかなり多いので、自分から手を上げることで陰口を叩く子はほぼいないらしく、中学生になってからはクラスや委員会などで就きたい役職に就けるよう自発的に手を上げるようになりました。

小学校高学年を経て、中学生になると勉強、委員会や部活動などでもやる気のある子と無い子の差、というのはより一層顕著になり、大袈裟かもしれませんがどのような人生を歩んでいくのかを決めてしまうくらいのものになります。

自分らしさが発揮してくる10歳以降は、自己肯定感が高いというのは自分に自信を持っている、挑戦しても努力できるというのは部活、受験、進路進学選択そして社会人になってから【より良い道を選ぶ子】になります。

やはり面倒なことをやりたがらない、自分の人生なのに他人事で努力をしない子というのは余程のことが起きない限り改心しません。

小学4年生、10歳が近づいてきたら【我が子の自己肯定感は高いのか低いのか】も気をつけてみてください。

 

親子関係がかなり安定している

さて、私が塾で仕事をしている時に小学3年生の勉強内容、とくに算数は問題なく解けていたのに小学4年生の内容に入ると【どういうことか分からない】と苦戦する子がそれなりにいました。

【教育に力を入れている家庭の子】だと、小学校のテストは満点連発で学校の勉強で躓くという経験がほぼないまま学校生活を送ってきています。

そういう子達の中でも、小学4年生の勉強に足を踏み入れると、【すんなり分からない単元がある】と感じることがあります。

しかし、分からない単元があるということを経験してきていないので、塾の先生や親に【分からない】と素直に言えない子もいます。

プライドが高いと言えばそうなのですが、勉強面で困ったことがないまま学年が上がってきたのに初めて【よく分からない】に直面した際に、プライドが邪魔をせずに親や大人に相談できる子は素直であり、親が勉強面でガミガミ言ってこないと分かっているという見方ができます。

 

教育熱が高いと分からないこと、テストでミスをすることを許さない親もいます。

満点を取るのが当たり前で、それを子どもに要求していると、子どもは理解するのに時間がかかりそうな単元があったとしても親の顔色を気にしながら【分からない】と自分の不安を口にできず、【大丈夫】と誤魔化してしまうことがあります。

塾の先生に不安を伝えたくても、信頼関係が構築されていないと【先生が親に言ってしまうのではないか】と考えて、なかなか困っていることを言えないということもあります。

子どもが不安を感じても大人の顔色を伺って本音を言えないというのが10歳頃から増えていきます。

私も子ども時代に経験していますが、低学年の頃にあーだこーだ自分の要望を伝えても成長するにつれて【言っても無駄だ】と諦めて親に本心を言えない子はけっこういます。

10歳の壁というのは勉強面、精神面で色々な変化を迎える時です。

そんな難しい時期に子どもが思い悩んでいることを迷わず、素直に親に伝えられるというのは10歳の壁を何事もなく通り抜けるには重要な条件だと個人的に感じています。

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