【教育小噺】マイペースな子が勉強で追い抜くタイミング | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】マイペースな子が勉強で追い抜くタイミング

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今回は【マイペースな子が勉強で追い抜くタイミング】と題し、お話していきます。

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エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

教育に関心のある方ですと、子どもが幼児の頃から色々と勉強にプラスになりそうなこと、学力向上につながることを取り組ませると思います。

勉強だけでなく、知育玩具を購入したりなど、遊びを通して知的好奇心を促すということをしていきます。

私もブロック、折り紙、砂場遊び、間違い探し、カードゲーム、ボードゲームなど色々とやりました。

私も子ども時代を取り戻すように子ども達と遊んでいましたが、少しでも勉強する意欲が湧くように、学力の基盤となるような考える力、集中力、洞察力を鍛えることができればという思いを持っていました。

 

小さい頃に知的好奇心を刺激させつつ、読み書きソロバンの部分も家庭で取り組ませる、力を入れる方もいます。

とくに子どもが素直に言うことを聞いて、知識を吸収するタイプですと、面白いように漢字を覚えて書けたり、計算力がグングン伸びます。

子どもの様子を見て、親はさらにたくさんのことを学ばせていくようになりますが、こうしたタイプの子どもとは正反対に親から見ると【マイペース過ぎる子】がいます。

マイペースに自分のできることをコツコツと取り組み、あまり多くを望まないようなタイプです。

親からすると先取り学習をしてクラス内でその優秀さが目立つ同級生と比べると物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、勝気な子にはないマイペースな子特有の良さもあります。

ただ、小さい頃、低学年の頃は親が囃し立てる、焦らせるというのは逆効果になることがあるので、気合を入れるスイッチがオンになるまで気長に様子を見るしかありません。

とはいえ、低学年の時のマイペースさに親が苛立ってしまい、【いつになったら我が子がお友達に追いつくのか】と気を揉むものです。

マイペースだけれど、自分なりにちゃんと勉強している子は小学1年生、2年生の頃はまだ距離があったとしても遅かれ早かれ近づくことができます。

 

小学校高学年でジワリと追い抜く

まず、小学校高学年の頃に先を走っていた同級生に追いつき、追い抜くようになります。

もちろん、後ろから来ていても相変わらず速いペースで走るような神童タイプの子もいますが、大半の子には追いつきます。

教育熱が高いと、就学前位から色々と準備をしていくので、どうしても遅いと【大丈夫かな】と不安ばかりが大きくなります。

ただ、親が常に不安そうに自分が勉強している様子を見ていると、子どもも嫌な気持ちになります。

自分では努力をしているつもりだし、学校の勉強も理解しているのに、親が不満そうだ-。

こんな風に子どもは親の気持ちを意外と感じ取っています。

親が納得していないのを薄々感じながら毎日一緒に生活しているというのは、ストレスになりますし、決して子どものためにはなりません。

私もマイペースな子どもを育てているので【このままで大丈夫か】と悩む気持ちは分かりますが、もう少し先のことを見越して【大丈夫、きっと大丈夫】という気持ちを持って子どもと接してください。

 

学力差が少しずつ出始める小学校3年生や4年生の壁を乗り越えていくと小学校高学年で形成される学力グループの中で上位層の仲間に入ることができます。

学校の勉強は簡単と思っている方もいるかもしれませんが、5年生の算数を筆頭に難しいと感じる子もかなり増えます。

勉強に対して急激にやる気を失う子もでてきます。

また、先を走ってきた子の中でも【思うように理解できない】と感じて、やり直しや復習を面倒だと思い、高得点が取れなくなってくる子も出てきます。

先取り学習をしてきてスイスイ走ってきたけれど、5年生の算数で躓く単元が多くなり【スラスラできないことへの苛立ち】で停滞期に突入する子もいます。

マイペースに頑張ってきた子は、そういう子達と入れ替わるように学力上位グループに入ります。

 

中学生になるとコツコツ勉強で優位に立つ

小学校高学年でコツコツマイペースで頑張ってきた子がようやく努力のかいあって、安定した成績を取れるようになりますが、さらに力が発揮できるようになるのは中学生になってからです。

中学では教科担任制となり、小学校の頃のように毎日決まった宿題が出されるわけではありません。

学校によって異なりますが、基本的に中学では各教科毎に【何日までにワークをやって提出するように】【レポート課題に取り組むように】と課題が出され、生徒がそれぞれのペースで取り組み、期日内に提出するシステムになります。

非常に自主性が重んじられる学びに一気に切り替わります。

こうした課題の取り組み方と定期テストの点数、授業内で行われる小テストの点数、そして授業態度を総合的に判断して通知表の評価がつけられるので、コツコツとマイペースに頑張っている子は【印象が良い生徒】になります。

また、定期テストは実施回数も限られているので、高得点を狙う、校内順位で上位層を狙うのであれば計画を考えてテスト対策をして勉強に励むことが不可欠です。

マイペースに頑張っている子はこういう勉強の仕方が得意なので、中学でトップ層に入る可能性が高いです。

 

私の中学生時代や塾で出会った優秀な生徒、子ども①②の周りにいる学力上位層の友達から言えることは、【中学生になると自分の勉強スタイルを確立して日々勉強している】が成績優秀層になるためのスキルです。

一夜漬けや数日前になって慌ててテスト勉強するのではなく、部活などで忙しいながらも隙間時間を見つけて学習時間を確保し、目標を掲げないと成績を上げていくことが難しくなります。

マイペースながらも勉強してきている習慣が身についている子は、多くの子が中学生になってどう勉強時間を捻出するか悩んだり、スマートフォンの誘惑に負けて勉強していない子がいる中でも結果を残していけます。

ですから、親も【中学生になって結果が出ると信じる】と思い、小学生低学年の頃は見守ってください。

 

高校生からは大胆に先取りをすると良し

ただ、大学受験を考えている時はマイペースなままでいるのはちょっと危険です。

とくに地方の高校受験組の子は高校内容の先取り学習ができないというハンデを背負っているので、高校進学後、できれば高校受験が終わった春休みから、のんびりと構えるのではなく【高校内容を無理のない範囲で先取りする】という気持ちで高校の勉強に備えていくのがちょうどいいです。

私自身も経験していますし、子ども①も高校生となって改めて感じていますが【地方の子は大学受験まで時間が不足気味】ということです。

どうしても、高校受験に合格したことで少々浮かれ気分となり、高校1年生の秋くらいまでは大学受験は遠い存在のような感覚で過ごしてしまいます。

ただ、秋から冬くらいになると同じ高校の同級生の中でもガンガン先取り学習をして大学受験に向けて準備をしている子との学力差がかなり広がってきているので、【マイペースに頑張る】では間に合わないです。

ですから、大胆に数学や英語を自主的に勉強し、学校の授業が復習の時間になるくらいにしないといけません。

 

マイペースな子は一度【このペースなら間に合う】という感触を得たら、自分の配分で努力をし始めます。

我が家の場合、子ども①が中学生の頃から地方の子が大学受験をする場合、都会の中高一貫似通っている子と比べると高校内容を勉強するのが遅いから、高校生になる前から数学を筆頭に先取り学習をしていた方が良い、という話をしてきました。

子どもは最初はピンときませんが、学年が上がるにつれて【たしかに地方の子は大変だ】と自覚するようになります。

親としてはヤキモキすることもあると思いますが、高校での先取り学習の重要性を話し合い、子どもが【これなら大丈夫そう】と手ごたえを感じるようなペースを掴めるように誘導していきましょう。

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