今回は【プレッシャーに強い子の特徴】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
人生の中で、逃げ出したいと感じる出来事を経験していないという人はいないと思います。
そして、そういう経験は大人になってからではなく、子ども時代から幾度となく遭遇しています。
受験であったり、部活の大会、発表会など大小問わず緊張する出来事に直面すると【嫌だな】【本当なら逃げ出したい気分】というのを何度も味わって人は成長していきます。
現在進行形で子育てをしている方にとって、子どもがまさにプレッシャーを感じる出来事に直面しているかもしれません。
子どもの保育施設や学校生活での成長を見ていると、【なんでも積極的に動いて挑戦している子】が周囲にいることに気がつくことがあります。
我が子が恥ずかしがり屋で、引っ込み思案で【自分にはできない】と口にするタイプだと、積極的に動いている子を見ると【羨ましい】と思ってしまいます。
小さい頃は授業中に手を上げて発言をする、学習発表会で目立つ役に挑戦してみるというジャンルに限られていますが、学年が上がると英検や漢検の取得、中学生では部活動、そして受験と【失敗するか成功するか】という結果が出る事柄で他の子と比較する機会が増えていきます。
自分の子と他の子を比べるというのは心のモヤモヤが大きくなるだけなのであまりおすすめできませんが、それだけ子どもも大きくなると結果が出てしまうようなイベントが増えていくので、どうしても意識が他の子に向いてしまうことがあるでしょう。
これは人間としては普通に起きる心のさざ波なので、それを無理にないことにすることもできません。
多少なりとも他の子の様子を見て心がざわざわするのは仕方がないことです。
自分を信じている
プレッシャーのかかるようなことに逃げだそうという素振りもなく挑戦している子の姿を見ると【スゴイな】【どうしたらあんな風に育つのか】と純粋に感心してしまいますが、そういう子は他の子と何が違うのでしょうか。
私の同級生や塾で出会った子ども達、子ども①②③の周囲にいる子どもたちの話を総合すると【自分を信じている】というのが根底にあるというのを強く感じます。
自分を信用していなければ、困難なことに立ち向かう気持ちは出てきません。
最初から無理と分かっていることにホイホイ子どもが挑戦するのは、何かしらの美味しい話を親から聞いているからやる、というほど簡単なものではないです。
ただ、挑戦したら好きなものを食べていい、ゲーム時間を増やしてあげると口にする親もいますが、ご褒美ばかりを条件にしていると、本当のプレッシャーがかかる出来事に子どもが心の底から【やりたい】と思って挑むということはできません。
親からニンジンをぶら下げられても、嫌なものは嫌と思うこともありますし、人生の岐路となるような受験のような時に、子どもの気持ちとは関係なくご褒美でやらせようというのはちょっと考えものです。
行動に移す動機を全て【ご褒美】にしている子で継続して成績が上がっていくというケースは見たことがありません。
逃げ出さずに挑戦するということは、自分がぶれていない子であり【自分なら出来る】と強く思って実現するために努力をします。
努力をすること、プレッシャーを押しのけられる子は成長すると目立つ存在となり【最初から特別な子だった】と生まれ持った才能と片づける人もいますが、そんなことはありません。
最初はみんなと同じです。
しかし、諦めず試行錯誤を繰り返しながら頑張る気持ちが強まっていき、結果として【挑戦する強い子】に育っていくという違いがあります。
自分を信じることができる子は、そして『行動に移せる子』という条件が加わった子がプレッシャーに強い子になります。
失敗しても立ち直れる
さて、ちょっと話が脱線してしまいますが、スポーツを観戦していたり、オリンピックを見ているとプレッシャーで押しつぶされそうな場面でも堂々としているアスリートを見ていると【マインドが強いな】【精神力が半端ない】と感じることが多々あります。
一般人からすると別世界のことですが、我々もそれなりにプレッシャーを感じることを経験しています。
とはいえ、多くの人から注目を集めるアスリートはずっと成功体験ばかりしているわけではなく、大小問わず失敗を繰り返して、そこから立ち上がってきているわけです。
そんな彼ら彼女たちと同じ感覚で言うのはおこがましいことですが、やはり失敗しても立ち直れるかどうかというのは、プレッシャーを跳ね除けられるかどうかと通じるものがあります。
私の経験談になりますが、部活の吹奏楽部の地区大会で少人数で奏でるメロディーで失敗をしてしまい、数週間は立ち直れませんでした。
部活に行く気も起きず、何度も【体調不良になって学校を休みたいな】【通院が必要な怪我をして放課後の部活に顔を出さずになりたいな】と逃げることばかり考えました。
その一方で、違う部活だけれど、私と同じように部活の大会で同じくらいの失敗をした同級生が落ち込み、反省はしていたけれど数日で立ち直っていたので、【なんでこんなに早く立ち直れるのだろうか】と不思議に思いました。
正直言うと、本当は反省していないのではと疑ってしまいましたが、本人と話してみると反省をしていて、その上で【クヨクヨしても過去は変わらない】【その時のベストは尽くした結果だから】【前を見て二度と同じ失敗をしないように気持ちを切り替えた】と口にした時は、私は雷を打たれたような衝撃を受けました。
私は【絶対に失敗してはいけない】【完璧に演奏する】と考えて、自分に圧力をかけていたのです。
これでは緊張MAXな状態に自分を追いやることになります。
最初から失敗してもいい、という気持ちで臨むのはいけませんが、【何が何でも成功させる】と背負い過ぎる子はプレッシャーに押しつぶされ、ある程度【ここまでやってきたから】と自分を信じた上で挑戦し失敗した子は立ち直りも早いです。
『挑戦したい』が逃げたいという気持ちを上回る
たしかに受験といったプレッシャーがかかることから逃げて、現実逃避をして勉強しなくなる子というのはいます。
塾でも11月頃からポツリポツリとそういう子が出てきて、年末年始も受験生としての自覚がちょっと足りないなと感じるような過ごし方をしている、普段通りのお正月を送っているというケースに遭遇したことはあります。
挑戦して結果が必ずしも合格になるとは限らないので、逃げたくなる気持ちは分かります。
私も受験を経験してきましたし、プレッシャーに強くありません。
ただ、逃げてしまうことを続けているとそれだけ人生で得られる経験を自分の手で捨てていることになります。
プレッシャーに強いか弱いかというのは本当に個人差があり、精神的に弱い子に対して【甘えるな】と一喝するのは無理があります。
ですから、【挑戦して成功できそうなことを繰り返し経験させる】ということを小さい頃から家庭で意識して取り組んでいき、プレッシャーへの耐久性を高めていくようにしてください。