成績の良い子がさらに成績を上げるための勉強法 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

成績の良い子がさらに成績を上げるための勉強法

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今回は【成績の良い子がさらに成績を上げるための勉強法】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

 

成績の良い子がさらに成績を良くするためにはどうすれば良いでしょうか。

そもそもその子はすでに【賢い子】の仲間入りしているわけですから別に今までの勉強法を続けていれば良いと思いたくなりますが、やはりその上を目指す子もいます。

模試で偏差値65の壁を超えられない、難しめのテストであれば偏差値60を超せないというものです。

殻を破るという言葉の通り、今の自分をもう一つレベルアップしていきたい時はどのようなことを考え、勉強していけばいいのか色々と悩む子はいます。

私も塾で仕事をしている時、今のままだと志望校の進学校に確実に合格できないという子が【ボーダーラインをふらつきたくない!】と意を決して勉学に励み、殻を破った子に出会ったことがありました。

 

ただ、成績が良い子、学力グループの上位層にいる子はもうある程度高い学力レベルなため、単に学習量を増やせば自ずと成績が上がるわけではありません。

勉強をしてすぐに効果が出るのは、これまでほとんど勉強してこなかった子です。

それこそ学校の定期テストで30点や40点を取っていた子がガッツリテスト範囲の単元を勉強したら60点、教科によっては70点取れたということもありますが、成績が良い子はまた違う視点、取り組み方でワンランクアップしていく必要があります。

とくに【最上位層を目指す】という時は量より質を重視した学習を考え、実践していくことが効果的です。

仲の良い友達が最上位層という時は勉強方法を知る機会がありますが、友達が神童タイプだと全く参考にならないこともあります。

我が家の子ども①②がまさにその当事者で、仲の良い神童さんから勉強法を聞いてみたらと私が促しても【そもそものスペックが違い過ぎて真似できない】と返されました。

 

普通の子が賢い子から最上位層レベルに近づくには、これまでの勉強方法を見直して新たな勉強の仕方を少しずつ導入してみるのもおすすめです。

それでは、具体的にどのような学習方法が良いのかご紹介していきます。

 

1.深く掘り下げて広く浅くの勉強から脱却してみる

小学生や中学生の学びや勉強は、難関中学や難関高校を受験するわけではない場合、学校で学んだ範囲内のことを家庭で勉強して定着していきます。

小学校であればカラーテスト、中学校であれば定期テストや実力テストをして自分の学力を測るわけですが、それも公立学校であれば学校の学び以上の内容が出題されることはありません。

しかし、中学受験をする子や全国難関高校を受ける子は、学校の勉強以上のことをやらないと入試を突破することができません。

こういう話をしていると、【うちの子は受験する予定はないので】と言われると思いますが、子どもの身近にいる成績最上位層の子は、正直、そうした全国レベルの学力を保持している子もいます。

実際、子ども①②の周囲にいる子は中学受験をしていなくても、最上位層は【超有名校を受けても受かるレベル】の頭脳を持つ子ですし、そういう子の仲間入りを目指すのであれば地方の子でも学校の学びより上のことを日頃の家庭学習で取り組んでいくことが必要です。

知識が豊富だと難しい問題にチャレンジする気持ちが湧いてきます。

 

こういう学びに適応するには【広く浅く】の勉強法では太刀打ちできません。

使用する教材の難易度を上げることや、教科書や参考書の内容を図やグラフ、自分の言葉でまとめなおして振り返ったり、関連する他の単元とのつながりを意識して学習して深く掘り下げて問題を解く機会を増やしていくことが、【知識を増やして応用問題に対応できる学力】を身につけることにつながります。

学力最上位層の子は基本的なことばかりを知っているのではなく、『基本は超絶盤石で応用力がある』『知識が豊富で学ぶことを楽しいと思っている』という一般的な賢い子とはちょっと違う特徴があります。

学び方も、単なる暗記一辺倒や答えが合っていればそれでOKではなく、『なぜその答えになるのか』『どのような原理原則が働いているのか』を深く洞察し、理解していく流れが身についています。

勉強を学問のように捉えているので、そうした境地に達するには深く掘り下げて勉強することがとても重要です。

 

2.誰かに教えたりする経験をする

我が家の子ども②は最上位層ではありませんが、成績が上がるきっかけとなったのが『誰かに教える経験』でした。

これは小学生時代、クラスでおもに算数の授業中に問題が分からない子に問題が解き終わった子が教えてあげるという制度があり、『教えて欲しい』と手を上げている子の席に行って教えていました。

教える経験を積んでいくうちに勉強への自信がついてきました。

『もっと上手に教えたい』『自分もしっかり勉強してまたちびっ子先生やりたい』とクラスメイトが『分かった!』という瞬間に立ち会えた喜びから学習意欲が湧いてきたのです。

偶然の産物でしたが、やはり教える立場になるとより一層深く学んで相手に伝えなければと思うようになり、自然と学習量も増えるので個人的にもすごい効果があると感じています。

実際、自分の子どもの子ども②がそれで勉強への取り組み方が変わっていったので、『成績があともうひと伸び欲しい』と考えている方は是非とも実践して欲しいです。

家庭ではなかなか子どもから勉強を教えてもらう機会はないかもしれません。

ですから、教えてもらう機会を設けるようにしてください。

例えば、土日などの休日に『親に知ってもらいたい単元を教えて欲しい』とか『算数のこの単元は今は学校の先生はどんな風に教えているの』と子どもがレクチャーするような雰囲気に誘導して、親子の会話を楽しむような感覚で教えてもらってください。

また、実際学校で生徒同士で教え合う機会がある時は積極的に教えるよう子どもに話をするなどして、教えることを経験していくと自発的に勉強する気持ちが育っていきます。

 

学んだことを誰かに説明するには、『文章にまとめたりすること』『その子の理解度を確認して言葉を選びながら分かりやすく説明できるよう心がける』『自分も記憶に定着させる努力をする』が必要になります。

こうして見ると、けっこう大変なことですし子ども自身の復習にしっかりなっていることが分かります。

学校の学びも変化しており、親世代の頃よりもアクティブラーニングが増えています。

積極的に学ぶ姿勢を出し、学校の授業で積極的に知識のアウトプットの機会に参加してみてください。

教えることだけでなく、同じ程度の学力の友達や先生と意見交換をすることで新たな視点を得たり、その過程で誤った情報や勘違いを修正することもできるので教えることと並行して『教えてもらう』ということも知識を深める勉強法になります。

 

3.基本問題一辺倒から応用問題に挑戦する

賢いけれど成績が低迷している、あとひと伸びがないという子の多くは基礎的内容、基本問題ばかりを解きたがるという傾向がありました。

やはり成績上位層は応用問題が解けます。

解けるということは普段の家庭学習でそういう問題に取り組んでいるので、模試やテストで対応できるということを意味しています。

一方、基本問題ばかりを解いている子は難しい問題に太刀打ちできません。

もちろん、基礎学力はしっかりあるのですが日頃の学習で応用問題に取り組む機会が極端に少ないと、テストの最中に応用問題に出くわした時に慌ててしまい、『どうしよう』と焦ってそれでお仕舞になるのが常です。

成績をワンランクアップさせたいと本気で思っているのであれば、応用問題に挑戦することは不可欠です。

基本問題だけでなく、応用問題や思考力を要求される問題を解くことで、テストで差が出る問題を解いて正解となる可能性が高まります。

もちろん、そこに至るまでの道のりは険しいものがあります。

応用問題を解き始めたからといって、すぐにテストや模試で正答できるわけではありません。

ただ、何もしなければいつまで経っても『解けない子のまま』『最上位層にたどり着けない子』になります。

 

より高いレベルを目指すのであれば、多くの子が嫌がっている応用問題に真正面からぶつかる勇気も必要です。

そして、『応用問題を解けそうなレベル』にたどり着ける子も限られています。

名誉なことであり、凄いことです。

限られたメンバーの一人だと自覚し、これまでの努力を振り返って『さらに上を目指してみる』と前向きに捉えられるかにかかってきます。

問題集や過去問を解き、解けない問題があれば、徹底的に分析する。

そうした地道な勉強を繰り返すことで最上位の人たちの姿がみえてくるはずです。

 

まとめ

今の成績で満足してもいいけれど、やはりもう少し上、学力グループの最上位層を目指したいと密かに考えている子もいます。

しっかり勉強をしているけれど、あとひと伸びするにはこれまでの勉強の取り組み方などを少し変えていく必要があります。

知識を増やし、誰かに勉強を教えることでさらに教科や単元の理解度を深めていくことができます。

そして、最上位層の子が模試やテストで難なく解いている応用問題に躓かないよう、応用問題から逃げずに取り組んでいきましょう。

メリハリを大切にし、休憩タイムやオフデーを作ることもワンランク上のレベルを目指すには必要です。

ガンガン先を急いでいると、気がついたら心身ともに疲弊してしまい、長期間勉強できなくなることもよくある話なので気をつけてください。

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