【最恐】小学5年でほぼ未来の大枠が決まる理由 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【最恐】小学5年でほぼ未来の大枠が決まる理由

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今回は【最恐 小学5年でほぼ未来の大枠が決まる理由】と題し、お話していきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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新作です。

 

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ありがとうございます。

子育てをしていると、小4の壁、10歳の壁という言葉を耳にする機会があります。

幼児期はあまり意識しませんが、小学校に入ってから【4年生からテストの点数が悪くなった】【勉強できること苦手な子が目立ってくる】とママさん達の間で取りざたされるようになります。

しかし、実際は緩やかに小学3年生の頃に学力差が生じてきて、小学4年生でガツンと表面化します。

【小学4年生になったから急に学力差ができていた】ではありません。

 

そして、小学4年生を過ぎて高学年という扱いになる小学5年生になるとどうなるかというと、【その先の進学のほぼ大枠が決まる】という事態になります。

かなり大事ですが、大袈裟ではなく本当のことです。

もちろん、今の成績に危機感を覚えて勉強して学力アップしていく子もいるので【絶対にこうなる】とは言えませんが、何もせずに過ごして小学校を卒業し中学に入ると【ああ、自分はこの辺りの高校しか受験できそうにない、受かりそうにない】【子どもは中学でこの順位なんだ】という現実が待ち受けています。

 

人生100年時代と言われています。

その100年の中には受験があり、就職活動があり社会に出て働いてという人生の流れがあります。

就職するのが20歳前後とすると、どのような職種なのかはそれまでの進学でほぼ決まります。

文学部の子が医者や歯科医師になりたいと思ってもなれません。

医学部や歯学部に入学しないといけないです。

 

この二つの職業は超専門職ですが、他の職業も【どのような進学コースを辿ってきたか】でおおよそきまります。

とくに専門職であればあるほど進学ルートが重要視されます。

例えば、電気技師とか研究職ですね。

企業の法務部を希望している場合、法学部を出ている方が専門的知識を持っているとみなされて、有利です。

全てそうなるとは言えませんが、ある程度進学と就職はワンセットのように表裏一体です。

それでは、人生を逆算していくと【どのくらいの年齢で自分の未来のルートがぼんやりと決まるのか】と考えると、小学5年生頃です。

子どもの頃に学力が固定化されるので【こちらのルートにどうぞ】となっていきます。

自分でより良いルートに変更するには、努力をするしかありません。

 

人生100年時代ですが、10歳から11歳で大枠が決まるという恐ろしさがあります。

どうして【小学5年生】で大枠が決まるのか、その理由をサクッと説明していきます。

 

1.クラス内の立ち位置が決まっている

個人的に好きな言葉ではありませんが、学校カースト、陰キャ、陽キャという言葉が子ども達の間でよく使われるようになるのは小学校高学年からです。

その頃になると、絵が上手い子、ボカロやアニメに詳しい子、スポーツ少年団で活躍している子、受験を考えて勉強している子、ムードメーカー、トラブルメーカーと子どもの個性がハッキリして、クラス内で【あの子はこういう子】という立ち位置が決まります。

 

その立ち位置というのは子どもの性格や言動で決まりますが、いきなり高学年で決定するのではなく小学校1年生からの子どもと子どもの付き合いの中で【あの子はこういう感じ】と認識され、クラス替えも複数回行われて共通認識が広まり、高学年で固定化するという流れがあります。

 

しかし、中には【周囲からこう思われているから】と演じている子もいます。

本当はリーダーシップを取ることもやりたいけれど、どうも周りからは大人しめの子と思われている。

自分が手を上げたら波風立つかな、と深く周囲のことを考えて行動してしまう子もいます。

そうした立ち位置を壊せる子はいいのですが、なかなか勇気のいることです。

とくに学区の中学に進学すると多くの同級生と同じ中学になるので、【中学デビュー】をしてイメージチェンジを図ることはけっこう難しいです。

一念発起して【殻を破って違う自分になる!】と決意して、一度定着したイメージを変えていける子はそう多くはないです。

学区以外の中学に進学すると割と【リスタート切れる】と動ける子もいます。

我が家の子ども①②もそうでした。

学区の小学校ではリーダーシップをとったりすると【目立ちたがり屋】と陰口を叩く子もいたようで、あまり積極的には動いていませんでした。

 

さて、小学校高学年で【あの子はこういう子】となると、そのイメージを背負って学区の中学に進んで3年間過ごすことになります。

ご存じの通り、中学3年間の次は高校受験が待ち受けています。

義務教育が終わり、進学を考えている子は受験をすることになりますが学力で合否が決まる世界です。

イメージを打破できず、引きずったままでいると小学5年生頃に出来上がる【こういう子】として進学先がある程度決まってしまいやすいです。

 

2.学習内容が一段と難しくなる

受験算数の世界でも、とくに小学5年生の算数は超重要で合否を決める、5年生の算数のでき次第で受験校が決まるとも言われています。

それでは、中学受験する子だけの話かと言われればそうではありません。

受験をしない、つまりは学区の中学に進む予定の子にとっても小学5年の算数はかなり手ごわい存在です。

割合、平均、図形、分数の計算が一段と難しくなり、それまでに多少なりとも算数への苦手意識を持っている子にとっては【もう無理】と決定打ともなる学年です。

社会も地理の勉強が本格化し、海洋の名前、工業地帯の名称と各工業地帯の特徴や日本の主な河川や山なども学び、覚えることや考えさせられることが増えます。

 

理科では電磁石の性質、河川、ものの溶け方、ふりこ、植物の発芽と成長と化学、地学、生物、物理の4分野の内容かつ中学への学びへと続くような単元を学習します。

小学校5年生になると公教育でも学習内容がワンランクアップするため、この時点で学校のテストに苦戦している子は中学に入っても苦戦します。

5年生での【勉強が分からない】という状況を放置しておけば、中学では成績が低迷することは避けられません。

そのため、学習時間を増やす、復習をするなど具体的な対策をしなければほぼ間違いなく【入れそうな高校はこの辺り】という未来が見えてきます。

つまりは、高校進学だけでなくその先にどのような道を歩いていくのかもある程度見えてきます。

【そういうのは嫌だ。行きたい高校に進みたい】と思うのであれば、小学校高学年の頃からちゃんと勉強する必要があります。

 

ただ、高学年から復習するとなるとそれより前の学年で理解不足の単元も必ずあるので【どの学年からよくわからなくなったか】を探す必要があり、やり直しはかなり面倒です。

多くの子は【やるべきこと】の多さを見て、勉強する意欲が低下します。

こうなると、低学年の頃からちゃんと勉強してきた子はそのままスルスルっと先を進み学力を伸ばしていきやすいですが、真面目にやってこなかった子は【もういいや】と匙を投げて自分の未来の道幅がかなり狭まってしまいます。

 

3.学力グループが固定し進学先の幅が決まる

勉強内容が難しくなる小学校5年生では、より一層【勉強できる子】【勉強苦手な子】【勉強を放棄している子】と子ども達の勉強に対する意識がハッキリしてきます。

 

学習意欲の高い低い、親の教育への関心の高い低いなど色々な問題が絡み合って子どもの学力が定まっていきますが、小学校5年生で学力グループが固定して何も起きなければ、つまり各グループに属している子どもが【このままではいけない!】と思い立って勉強し始める、ということが起きなければ出来上がった学力グループは小学6年、そして中学進学後も引き継がれていきます。

 

親もおそらく経験しているのですが、あまり自分が子どもの時は【最初からあの子は頭良かったし】と受け流して気がつかないかもしれません。

しかし、【小学校1年生から2年生で基礎学力の厚みに差が出る】⇒【小学3年と4年で学力の厚みと応用力の差が目立ち始める】⇒【5年生と6年で学力と勉強への意識の違いが固定する】と6年間の間にこうしたように学力差が構築されていき、この固定されたものが子どもの人生に大きな影響を与えているという事実を真摯に受け止めて欲しいなと感じています。

 

私も自分の小学生時代を振り返ると、高学年の頃に【賢い子】という括りの学力グループに属していた同級生は全員進学校に進みました。

中にはトップ高校を受験して不合格となっても、滑り止めの私立高校はその学校の上位クラスとやはり世間的には【進学校に進んだ子】です。

【勉強できない子や勉強やっていない子】というグループから進学校に進んだのは私一人でした。

その他の子は【この学力ならここだよね】という高校を選んでいました。

固定された学力グループを逃げ出し、アユの遡上のように逆流のなか這い上がってくる子は相当な覚悟が必要です。

正直、そうした根性、心を入れ替える出来事が起きない限り這い上がる子はかなり少ないです。

 

小学5年生、年齢で言えば10歳から11歳とまだまだ子どもの時に【この高校に行って進学するのは専門学校か、名前の知られていない歴史の浅い私立大学か、国公立大学か、有名私立大学か、難関大学か】が見えてしまいます。

 

まとめ

世間的には10歳の壁、小4の壁を気にすれば何とかなるのではという風潮があります。

確かに、その年齢の頃は心身ともに変化もみられて親子関係の在り方も微妙に変わっていきます。

ただ、子どもの人生を考えると【小学5年生にある程度進む道が見える】とかなりコワイ事態になっていきます。

4年生では【勉強に気をつけよう】【反抗期に入る子もいます】だったのが、たった1年で【高校など進学先の幅もある程度決まる】と聞いたら驚いてしまうかもしれません。

それだけ4年生から5年生の学年は100年時代なのに10歳くらいで道幅が決まりそうな勢いなくらい非常に重要です。

5年生では重要かつ難しい単元をどの教科でも学びますし、英語も教科とし授業がスタートします。

そのため、出来る限り苦手単元や教科を放置しておかず5年生になる前にちゃんと勉強し直して、立て直しをしていくのが望ましいです。

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