自己肯定感は人生の成功には欠かせないものだと思われていますよね。
自信を持って挑戦する等々。
やはり、何事もにも挑戦しなければ「何かを得る」はできません。
逃げないで挑む。
苦労して何かを掴み取る。
言葉で言うのは簡単ですが、実行し継続するのは難しいものがあります。
途中で諦めず、向き合えるかどうかは【自分を信じる心】【挫折しない強さ】がポイントになります。
私自身、振り返ってみるとかなり自己肯定感が低めの子どもだったと思います。
あらゆる面で自分を反面教師にして子育てをしていますが(無理強いはせず、毒親回避コースで)、子ども①②③はそこそこ自己肯定感が高い子に育っているようです。
子どもの自己肯定感を上げるコツをご紹介していきます。
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親の言葉の影響は大きい
子どもの心を傷つけるような言葉と聞くと、どんな言葉を想像するでしょうか。
・黙っていなさい
・やったって無駄
・どうせ続かない
・本当にバカな子だ
こんな言葉でしょうか。
この中でも【黙っていなさい】【どうせ続かない】という言葉は意外と親が口にしていることも多いと思います。
こういう相手を委縮させる言葉を極力減らしていくことが、子どもの自己肯定感をアップさせていく秘訣です。
それでは、どうすればネガティブな言葉を減らしていけるのか考えていきましょう。
家の内外での言葉使いを振り返る
普段の言葉使いがどうなのか、冷静になって考えてみましょう。
自分の言葉と向き合うことはあまりないと思うので、職場やママ友達との会話、パートナーとの会話そして子ども達との会話で使っている言葉を紙に記入してください。
会話の内容ではなく、【どんな言葉をよく使っているか】で考えましょう。
ポジティブ・ネガティブな言葉のどちらが多いかを比べてみるのもいいですね。
全体的にネガティブな言葉が多ければ、出来る限り減らしていくようにしてください。
ネガティブな言葉が普段から多ければ、子どもに対してポジティブな言葉を使っている可能性は低いです。
ネガティブ思考はすべて悪いわけではありません。
しかし、小さい頃からネガティブ思考強いのは考え者です。
挑戦すること自体取り下げて、戦う前に逃げる癖がついてしまいます。
なるべく悪口を言わないようにする
悪口を言ってストレス発散するタイプの人は少なくないです。
ただ、悪口は周囲へ悪影響を及ぼします。
日頃から愚痴っぽい親の子は、小さい頃からずっとネガティブな言葉に包まれて育っていることになります。
親の言葉を聞いて子どもは育ちます。
中には反面教師にして気をつける子もいますが、稀です。
たいていは親と似たような言葉使いをするようになります。
悪口を言っていると、要らぬトラブルを招き周囲の印象も悪くなります。
類は友を呼ぶで、子どもの周りにはネガティブな言葉ばかり発する子が集まりやすくなります。
陰口を叩く子がクラスの人気者になることはないです。
パートナーや相手の身内の悪口を言わない
パートナー、つまりは夫や妻のことですね。
子どもにとっては親になります。
妻または夫がが積極的に夫/妻の悪口を言う。
または夫/妻の両親や身内の悪口を言う。
これは珍しくないことかもしれませんが、子どもからするとどちらも「親、祖父母、おじおば」になります。
自分にとっては他人だけれど、子どもにとっては身内の人たち。
よほど人間として問題があり、子どもの目からも【おかしい】と感じているなら別です。
しかし、自分だけが嫌だと感じているなら悪口を子どもの前で言うのは避けた方が無難です。
私の母は父の身内の悪口を言い、自分の身内を褒めることが多いタイプの人。
小さい頃、【お母さんは本当に可哀想だな】と思っていました。
意味なく父の方の親戚を敬遠していました。
ですが、成長するにつれて【母が言っているほど嫌な人たちではない】と気がついたのです。
そして、【そんなに嫌いなら離婚すればいいのに】と思うように至りました。
母の言動を振り返ってみると【自分は可哀想な女だから同情して欲しい】と大袈裟なことを話していたのです。
親が嫌な思いをしていると、純粋に【親を助けたい】【何とか幸せになって欲しい】と感じてしまいます。
自己犠牲の精神で、その場を取り繕ったりなどして自分の本音を封印していました。
これでは自己肯定感が育つことはありません。
最近では、こうした親の言動も毒親気質と捉えられています。
親の任務は子どもが健全に育つこと。
身内の悪口を聞かされていては、真っすぐな子どもには育ちません。
子どもには子どもの人生がある
生活リズムを整える、家庭学習や読書習慣を身につける。
これは子ども一人ではできないので、親のサポートが必要です。
一般的に、親が何もしないと育児放棄や毒親とみなされる傾向が強いです。
その一方で、あまりにも介入して子どものことをコントロールする親もいます。
それも毒親です。
このタイプは、習い事や塾などをさせているので外野からは【良き親】のように映ります。
両極端な毒親では子どもの自己肯定感をアップすることは難しいです。
ここでは、家で出来る子どもの自己肯定感アップのコツを紹介していきます。
日頃から子どもの意見を聞く
自己肯定感が低い子は自分の意見を言い出せなくなります。
自分の意見は大したことがないと思い、自己主張をしなくなります。
諦めにも近い心境ですね。
親に対して反論もしなくなります。
子ども自身が自分で考えて、やりたいことを見つけるには家庭で【子どもの意見を聞く】という空気を作っていくことが大切です。
親の決定に【子どもは喜んでいる】と思っても、親を怒らせるのは面倒だからと思っているケースもあります。
親の顔色を見ている子は少なくありません。
自己肯定感が低いと、成り行きに任せる人生を送ることになります。
こうした負の連鎖を断ち切るためにも、まずは子どもの意見を聞くようにしましょう。
世界は広いことを教える
子ども時代は家庭と学校の二つが全てです。
そこに習い事などが加わることもありますが、基本的に学校と家が軸となっています。
成長すれば世界は広いことが分かりますが、小さい頃はなかなかその感覚がつかめません。
自分の長所を活かせる場所を探せるよう、世界は広いことを教えてあげましょう。
本を通じて色々な国があることを学んだり、学習漫画で様々な職種がある事を知る。
夢は無限に広がると信じるのは、子どもの特権です。
子ども時代に【どうせお金がなければ何もできない】と冷めていると、転がっているチャンスを掴み取ることができないです。
夢がないのにやる気を出せと言われても無理があります。
まずは世界は広く色々なことに挑戦できると考えさせるようにしてください。
進路は絶対に親が単独で決めない
塾で仕事をしていると【親が子どもの進路を決める】というシーンに合います。
どう考えても合格できないのに、プライドが高くて進学校を受けさせる等々。
子どもの学力を完全無視して受けるところを親が決めてしまう。
子どもの本人はどうなのかというと、もはや反論できないんですよね。
生徒自身は【ムリ】だと分かっている。
けれど、親が決めたから受けるしかない。
小さい頃からずっとそういう風に育てられているのでしょう。
達観していました。
そういう子は自分から積極的に学ぶ意欲が欠けていて、受け身でした。
余程のことがない限り、ずっとその姿勢で生きていくのかなと思うと何とも複雑な気持ちになりましたね。
子どもにはそれぞれ自分の能力を活かせる道に進むことが一番幸せです。
親とはまた違う人生を歩んでいかなくてはいけません。
全て親がコントロールしようとしても、遅かれ早かれどこかのタイミングで問題が発生するでしょう。
自己肯定感アップは特別なことではない
自己肯定感アップすると人生が全て好転するわけではありません。
ただ、自分の力で人生を切り開く能力が上がると思います。
目標を掲げて努力するなど。
子育てにおいても、子どもの自己肯定感をアップさせることは大切なテーマです。
そして、そんなに難しいものではありません。
親が話している内容や声がけを変えていく。
子どもを望むような道に進むようコントロールにしない。
子どもは親とは別の人間です。
親と同じ人生を歩むことはありません。
そして、自分の愚痴を子どもに聞かせて同情してもらうようなことはやめましょう。
子どもにとってプラスになることは一つもありません。
むしろ、大人になってから煙たがられ子どもから距離を置かれる可能性が高くなります。
子どもに求めるだけでなく、日頃の自分の言動も振り返る時間を作ってみてください。