四則計算を全て習い終わるのは小学3年生。
それが終わってから分数を学ぶ、という流れになります。
小学算数で、小数と分数は壁的な扱いをされます。
とくに分数はケーキの5分の1にカットなど、日常生活でも使う頻度も多く馴染みがありますが、けっこう躓く子が続出する単元です。
今回は、小学校算数の高学年の鬼門の一つである分数の大切さについてお話をしていきたいと思います。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
[amazonjs asin=”B0CK8RTW7Y” locale=”JP” title=”ブログに載せたまま放置編 透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ”]
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です!
[amazonjs asin=”B0CKPLNTJT” locale=”JP” title=”賢い子は何が違う? 伸びる子の分岐点 (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0CGZGCBF2″ locale=”JP” title=”親に知って欲しい 個別指導塾のあんなこと・こんなこと: 月謝 進学実績 通いやすいさ それだけで判断するのは時代錯誤なのでやめてください (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0CFDJQ1FL” locale=”JP” title=”子どもの「好き」を見つけないのは損!: 隠れた才能を見つける秘訣 (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0C8YC77D3″ locale=”JP” title=”難化する学校英語: 親の経験が通用しない 中学英語への段差に気をつけて (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0C3TTNV47″ locale=”JP” title=”夫婦の教育方針の違い: なぜずれる? どう決める? (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0BW34XRV7″ locale=”JP” title=”自分から勉強する子になる秘密: 本当は内緒にしたい (edumother books)”]
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
[amazonjs asin=”B0BTNYDVCS” locale=”JP” title=”小3が学力の分岐点: 小4の壁はもう古い 小3の坂道に気をつけて (edumother-books)”]
[amazonjs asin=”B0C2FJQRGQ” locale=”JP” title=”小1プロブレム 対応策を考える: 就学で起きる変化に立ち向かう (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0BZ8X3BV4″ locale=”JP” title=”子育ての鬼門 小4の壁の乗り越え方: 小4の壁を飛躍の時に (edumother books)”]
[amazonjs asin=”B0C7BHJ8M4″ locale=”JP” title=”子どもの自己肯定感: 低いとどんな人になるか考えたことありますか? (edumother-books)”]
長い付き合いになる分数
正直、特殊な分野に進まない限り日常生活では㎗の単位は使うことは稀です。
高校数学も、実社会で使う機会もないので議論の的になりますが、数的なスキルは科学技術の発展に貢献しているため軽視することはできません。
そんな算数や数学の単元の中でも、普段の生活でもよく使うものの一つが分数。
1/3に切る、一年の2/3が過ぎて、等々。
料理から会話などでも出てきます。
小数と分数は兄弟姉妹の間柄ですが、やはり生活していると分数を使うほうが圧倒的に多いです。
3等分して、もある意味分数の領域。
それだけ馴染みのある分数ですが、計算の全てを詰め込んだものである一方で、躓きやすい単元でもあります。
すんなり分かる数ではない妙
1、2,3など誰もが聞けば想像できる数字です。
しかし、分数はそうもいきません。
3/5、2/7はパッと聞いて瞬時に頭で浮かぶ子は少数派。
ホールケーキやピザで考えるのが一番簡単ですが、それでも考える時間が必要です。
まず、すぐに分かる数字ではないことが算数に苦手意識を持っている子にとって、さらに算数嫌いにさせる魔の単元ともいえます。
そして、四則計算を全て習い終わる3年生以降で分数が登場する回数が増えて様々なことを学んでいきます。
単純なものではなく、分母と分子の揃え方には最小公倍数の知識が必要。
仮分数を帯分数に直すには、わり算や引き算、その逆ではかけ算と足し算と計算力をフル回転させます。
小学5年で算数の出来不出来が決定的に
子ども①②をみていても、小学5年生になると笑えないくらい算数の出来る子と苦手な子が明確になります。
塾業界でも小5の算数は大きな山場ですが、学校教育でも同じ。
とくに分数は、単純計算ではなく四則計算をフルで使って問題を解いていきます。
分母を揃えて、それに合わせるように分子も形を整える。
それをしてから、足し算や引き算をします。
高学年では分数のかけ算やらわり算も加わるので、もう大変。
通分や最小公倍数が出来ない子はお手上げ状態。
こうした計算は、学校の宿題だけで乗り越えてきたような子には太刀打ちできません。
ちょっと厳しい言い方ですが、みっちり計算問題を解いてきた子じゃないと乗り越えられない。
分数に対して、もう少し親の方も危機感を持って様子をみるべきだと思います。
中学以降の理系科目でも分数は大活躍
比例や反比例でも、分数は出てきます。
普通に出てくるので、普通に解けないと中学数学に立ち向かうことすらできません。
数学だけではなく、理科でも質量を計算するのに分数を使ったりします。
分数の計算に躓き、放置していると痛い目に遭うだけです。
中学1,2年生になって小学4年の算数からやり直すのはかなりの勇気が必要。
ほぼほぼやろうと思い立たないでしょう。
そのことを理解していない小学生が多いのでは、と個人的には感じています。
分数克服の秘訣
けっこう絶望的なことをつらつらと書いてきましたが、分数を克服しようと本気になったらそれは計算力向上にもなります。
なんと言っても、足し算と引き算の時点で四則計算の全てを駆使して解かなければならないからです。
やればやるほど、計算力がついてきます。
とにかく分数の計算を解く
基本はできているけれど、という子にはうってつけ。
迷うことなく分数の計算ドリルを選ぶしかありません。
学校ではそこまで難易度の高い分数計算はしません。
それでも出来ないならかなり危険です。
速さや割合も、分数が出来ていなければ力を注いでもあまり意味はありません。
中学以降のことを考えると、分数の応急処置は絶対に避けては通れませんよ。
帯分数や仮分数を筆頭に、とにかく四則計算を使いまくります。
高学年だけれど計算力がない、というときは地道に全てを解こうとするよりはいきなり分数からスタートさせるのもショック療法になるかな、と個人的に思いますね。
低学年の頃から折り紙や料理を通じて分数に親しむ
㎗に比べれば、日常生活にも登場する頻度の高い分数。
折り紙でも、3等分などの言葉があるので「この折り目が1/3,こうなると2/3」と遊びを通じて分数に親しんでいきましょう。
ホールケーキやピザは円形なので、分数を使うのに最適。
5人家族なら1/5,などケーキを切りながら説明できます。
それこそ、おままごとに夢中になっている頃から分数を登場させても良いくらいです。
子ども①②③の場合、やはりケーキでしょうか。
あとは、クッキーを3分の1にするなど分けっこばかりしてきているので分数に対する抵抗感は薄いと思います。
生活のシーンで分数を使いまくる
ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)というベストセラーの本があります。
私も読みましたが、3等分とか4等分とかで切れないんですよね。
非行少年の多くは、家庭不全の家族でネグレスとや虐待と隣り合わせの劣悪な環境で成長しています。
そのため、ホールケーキやピザの切り方を教わらないまま大きくなることも珍しくありません。
分数は料理や食べ物で頻繁に使うので、やはり親子の会話の中で多用することが一番。
我が家でも、分数はよく口にしています。
1ヶ月の1/3が過ぎた。
チョコレート3/6食べる→子ども①②から「1/2と同じ意味だから」と突っ込まれる、など。
重くではなく、あくまで軽くて自然なシーンで使っています。
当たり前すぎる存在だけれど重要な分数
高学年になると、割合とか速さといった単元に目が行きがちですが分数は地味に超重要です。
子ども①②の話を聞いていても、恐ろしさを感じます。
小学3年生からサラッと勉強していきますが、3等分とかは幼児期の折り紙でも使う表現です。
就学前から家庭で積極的に使いつつ、子どもの頭の数的な力を伸ばせる準備をしたいところ。
就学以降、とくに高学年になってから分数に行き詰っている時は迷わずに分数の計算や概念を伝える。
四則計算の全てを鍛えられるので、是非とも家庭で実践してみてください!!