子育て本の系譜・多湖氏~井深大【幼稚園では遅すぎる】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子育て本の系譜・多湖氏~井深大【幼稚園では遅すぎる】

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大学入試改革と義務教育での改革(英語&プログラミング)を控え、本屋さんに行くたびに新しい教育本が増えています。

これは最近の話ではなく、昔からある流れのようです。

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

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教育本

早期教育や、子供のやる気を引き出す、という類の本はどの位前からなのかと気になり、GoogleとAmazonで検索かけてみました。

1980年代から「子供のやる気が~」、という題名がくっついている本が存在しています。

時代が変わっても、親が考えることは不変ですね。

 

多湖輝の著作

多湖氏は頭脳パズル系の本も多く手掛けていますが、本職は心理学者です。

東京大学文学部哲学科を卒業後、東京工業大学→千葉大に勤務し、退官後は千葉大の名誉教授となりました。

出版の世界も流行り廃りがあるなか、2016年に鬼籍に入るまで、長年コンスタントに出版していたのは感服するばかりです。

私が読んだのは、1992年に出版されたこちら。

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ちなみに、一世を風靡したテレビ番組、マジカル頭脳パワーの初期の問題監修に携わっていた方でもあります。

 

1992年はバブル崩壊直後。しかし、世のがバブル復活を信じて疑わなかった時代。

勉強云々よりは、子どもと親子関係を上手にやっていくための秘訣的な本。

この中で、マッチ体験がないまま6年生になっていた子供の話が出ています。

’マッチ体験’以外でも基礎体験の不足の子供が増えていて、総じて’カン’が鈍い、と指摘しています。

マッチ体験に通じるたき火体験について面白い記事があります。

 

原体験とも言うのでしょうか。

便利なものから離れて自然の世界に身を置く経験をさせると、子供の成長に役に立つ。という類は教育雑誌でも目にする文章ですよね。

要は、便利なものに囲まれ過ぎると、動物的カンが鈍くなり、予測を立てにくい人間になるのでは、と個人的には思います。

優れた野球選手はカンが働きます。

ヤマを張るとも言いますが、長い人生を歩んでいく中で自己決定で大きく潮目が変わります。

その時々に最善の決定が下せるかは、成長したから獲得するものではありません。

 

日頃から運動をしたり、非日常体験をしているとカンが発達するのではないでしょうか。

ちなみに、新婚時代に読んだビル・ゲイツの伝記に、週末は時々教会の牧師さん達と登山をしていた、との記述がありました。

パソコンヲタクなビル少年が登山!?、と私は驚いたものです。

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ところで、欧米の伝記を読んでしまうと、日本のものは二度と読めなくなります・・・。

 

早期教育本の元祖

続いては、ソニー創業者の一人でもある、井深大氏有名な本を紹介します。

 

「幼稚園では遅すぎる」

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幼稚園では遅すぎる (サンマーク文庫)

初版はなんと1971年!!

46年前に出版されたものなんですよね~。初代ウォークマン誕生よりも古い・・・。

この題名、衝撃的ですよね。今でもかなり目立つのですから、当時は多くの方が驚いたのではないでしょうか?

保育園育ちはどうすりゃいいのさ、なんて自虐的になってしまいそうですが・・・。

で、内容自体は過激ではありません。詰め込み&早期教育万歳!!、というスタンスではありません。

 

至極まっとうなことばかり。著者も教育は全くの素人と冒頭に述べていますが、読んでいて思うのは、俯瞰して物事を捉えている、と感服するばかりです。

最近の教育本は、日本でも科学的な根拠に基づいたものが出版されるようになってきました。

それらに比べれば、経験論的な話がおおいのですが、それを差し引いもお勧めできます。

 

幼稚園以前の話、と思われがちですが、それ以降でも十分参考になる内容です。

「抱き癖は、おおいにつけるべきである」、と書いてある項目があります。

これって、凄いことですよね。初版の1971年(昭和46年)は、まだ抱っこ癖神話が日本に入ってきて旋風している頃だと思われます。

 

私の母より10近く年上の義母は、子供①②③を抱っこするときに、遠方に住んでいるのでなかなか会えないため、長時間抱っこしてくれました。で、そのとき必ず言う言葉が、「抱っこ癖つかないか心配ね~」、でした。

悪意ではなく、孫可愛さからくる言葉なのですが、これを耳にすると「抱っこ癖神話」は本当にあったんだ!!!、と感じました。

ちなみに私の母は「抱っこ癖」云々は言いませんでした。

子育て論も10年で大きく変わるものだ、と関心したものです。

子供①と②の間でも、抱っこ紐がエルゴ形式が登場、③の時代で旧式使っているママ見かけず、浦島太郎状態になっらりしましたから・笑。

 

ベビーカーも旧式使っているの私くらい、周囲はシートが高い(アスファルトの輻射熱対策仕様)、でしたから・笑。

 

さて、本の中にはホンダの創業者本田宗一郎氏など著名人の名が登場します。

当たり前ですが、井深氏が直接会話している内容です。

普通の本であれば、伝聞エピソードですけどね。さすがです・笑。

 

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