【教育小噺】子どもに適した教材の見つけ方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】子どもに適した教材の見つけ方

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【子どもに適した教材の見つけ方】と題し、お話をしていきます。

スポンサーリンク
AD

YouTube版

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

created by Rinker
エール出版社
¥1,760 (2025/04/19 18:02:48時点 Amazon調べ-詳細)

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

created by Rinker
¥250 (2025/04/19 17:40:26時点 Amazon調べ-詳細)

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

 

新年度がスタートし、家庭学習でも新しい学年の教材を揃えたという家庭も少なくないと思います。

書店に行く、またはインターネットで教材を探すと多種多様なドリル、問題集やシリーズがあり、選ぶのにもひと苦労します。

ずっと愛用しているシリーズがあるなら、それを使って家庭学習に励むことができますが、子どもの進路進学や学力の変化、苦手教科の有無など成長に伴い臨機応変に対応していく必要性が出てくることもあります。

我が家の場合、子ども②が小学校1年生の時は学年の学習指導がけっこう緩く、実際に私の周囲でも上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる家庭では【通信教材を使うか検討している】という話が飛び交うくらいでした。

当時、学校での勉強以上のことをやりたがらないタイプだった子ども②にZ会のグレードアップ問題集を最初から勉強させるのはちょっと無理があると思い、教科書ワークを使用して家庭学習を進めました。

子どもの性格、学校の指導方針や出されている宿題のレベルを踏まえて家庭学習の教材を考えないといけない、という経験は私にとっていい勉強となりました。

 

子どものの教育に関心の強い方はどうしても【小学校の勉強は簡単】【応用問題をたくさん解かせたい】と高いレベルの力を身につけさせることに力を入れてしまうと思います。

しかし、子どもの学力を確実に高めていくには【子どもに適した教材を使う】【子どものリアルな学力を真正面から受け止める】ということが不可欠です。

私も塾で【とにかく応用問題を解かせて欲しい】【小学校の勉強は簡単すぎて嫌になる】と訴えてくる保護者と接する機会がありましたが、そう口にしている親の子ほど実は基礎的な部分が抜けているということがありました。

例えば、漢字の先取りをドンドン進めて欲しいと親は言うけれど、カタカナも怪しいといったものです。

親の思いと子どもの実力が乖離していると、遅かれ早かれ学力が停滞する、学業不振を招くということになります。

そうした事態を避け、【子どもに適した教材を取り組ませる】ということが子どもの学力向上に直結します。

そこで今回は子どもに適した教材の見つけ方をご紹介していきます。

 

複数パターンの組み合わせを考える

まず、子どものリアルな学力を見極めて【基礎を鍛えるべきか】【応用力を鍛えるべきか】【基礎を重視しながらも少し応用問題に取り組ませた方が良いか】と複数のパターンの組み合わせを考えることから始めましょう。

リアルな学力は子どもが宿題が終わるまでにどのくらいの時間がかかっているのかや、その正答率、そしてカラーテストの点数から見えてきます。

カラーテストで単元によって点数のムラがある時は、苦手教科、苦手単元がハッキリしていることを意味しています。

基本的に、子どもは難しい問題を解きたがりません。

サクッと簡単に解ける問題を選びがちです。

子どもの気持ちも理解できますが、基本問題ばかりを解くだけでなく解きごたえのある少し難しめの問題に取り組むことで新たな考え方を経験することができるので、学校の勉強をしっかり理解しているのであれば【基礎を重視しながらも少し応用問題に取り組ませる】という教材の組み合わせの方が小学生時代だけでなく中学生になってからも学力を高いままキープしやすくなります。

 

ただ、子どもの勉強は学年が上がれば当然ながら難しくなりますし、子どもがすんなり理解するとは限りません。

応用問題を多めにしていた家庭学習をしていたとしても、もし宿題を終わらせるのに時間がかかっているのが増えてきたら【分からなくて時間がかかっているか】と【やりたくなくて面倒でダラダラやっているのか】を子どもに聞いて話をしてください。

分からない時はそのままにしていると苦手単元となってしまいますし、ダラダラやっている時は【勉強する意欲が湧いてこない】という気持ちが芽生えている可能性もあります。

いずれにしても子どもが何かしらの問題を抱えているので、こういう時はドンドンこれまで通りの勉強をさせるよりは親子で話し合いをして【家庭学習はどういう組み合わせが良いか】と変更することも含めて、教材を決めていくことが肝要です。

 

苦手分野があるなら早急に対応する教材を選ぶ

さて、ごく一部の人を除くと多かれ少なかれ苦手とする教科や単元はあります。

他の単元が出来ていても、一つ二つ理解するのに時間がかかる単元があると【あの教科は苦手だ】と子どもは思い込んでしまうところがあります。

塾で仕事をしている時に痛感しましたが、子どもは大人が思う以上に感情で勉強するかどうか、自分は勉強が出来る方かどうかを決めてしまうところがあります。

一度【勉強は苦手】と思い込んでしまうと、そこから気持ちを盛り上げて勉強と向き合わせていくというのはかなり大変な作業になります。

家庭では無理だからと塾や家庭教師に助けを求めるという方もいます。

小学生の間に苦手分野があり、そのままにしていると100%中学でも嫌いになります。

中学生になれば定期テストで校内順位が分かるだけでなく、高校受験も控えているので小学生でも【自分で乗り越えられるはず】と軽く思わず、親が気がついたら早急に対応するようにしましょう。

 

子どもから【実は分からない教科や単元がある】と言ってきた場合、その時点で深刻な状況になっている可能性があります。

子どもの性格にもよりますが、成長すれば親に心配をかけたくない、親に勉強のことで色々言われたくないという気持ちが強くなるので、子ども自身が【もう限界】とならない限り口にすることはない、と思ってください。

となると、親の方が子どものちょっとした変化をすぐに察知できるかにかかってきます。

テストがいつもよりも低い状態が続いていたり、テストをいつやるのかや返却されたという話をしなくなったら【これはおかしいぞ】と思い、子どもに悩んでいること、困っていることはないか聞いてみましょう。

その際、一方的に叱りつけることやガミガミ説教をするということはしないでください。

怒られたら萎縮してしまい、同じようなことがあっても本音を言いにくくなります。

建設的な話し合いを早急にしていかないと、子どもの苦手分野の克服に着手できなくなるので、親は怒りを鎮めて冷静に子どもの言い分を聞きつつ【どの教材なら理解できそうか】という視点を持って選ぶことが大切です。

どの学年でも【難しい単元】というのは決まっていて、その単元に特化したドリルなどもあるので、そういう類の教材から選ぶというのが手っ取り早いかと思います。

 

中学受験を予定してるなら入塾後のことを考える

ところで、中学受験を予定している場合は小学校4年生頃から塾通いをスタートする家庭が多数派だと思います。

子どもが低学年でも【もしかしたら受験するかもしれない】と言う時は、塾に入った後のことを考えて家庭学習で使う教材を選ぶようにしましょう。

中学受験する子が集まる塾は、学力レベルが高く、そもそも【塾に入ってから勉強する】と考えている家庭は皆無です。

小さい頃から読み書きソロバンを徹底してきて、通っている小学校にはいないようなレベルの子も普通にいます。

中学受験をする子向けの市販の教材は書店によって取り扱っていないこともあるので、大き目な書店に出向いたりして、子どもがやれそうなシリーズを探し、子ども本人にチェックしてもらった上で購入するようにしましょう。

地方の子からすると【ちょっと難しいな】【こんなの学校ではやらないよ】、と感じる教材も少なくありません。

本人のやる気がないのに一方的に揃えられても子どもは困惑するだけです。

なぜ、こうしたハイレベルな教材に取り組まないといけないのか、という説明を親の願望を横に置いて、中学受験のことを踏まえて【必要な勉強だ】と話をしましょう。

 

地方でも小学生の頃から塾に通う子は【文句を言わずに普通に応用問題と向き合う】という特徴があります。

我が家の子ども①は塾の友達が普通に勉強していることに驚き、楽な方に流されていく自分が情けないと感じた時もあったようです。

学校で習わないような問題を解くというのは、子どもによっては理解し難いこともあります。

我が家では【なぜ家でこんな勉強をやらないといけないのか】と聞かれた時に、【先のこと過ぎてピンと来ないかもしれないけれど高校に入ってから大分助けられるよ】という話はよくしていました。

子どもの家庭学習の教材は、今抱えている問題、未来の進路進学で選択肢が変わっていきます。

まずは子どもの学力などを冷静に受け止め、【どれがいいか】と複数の組み合わせを考えていくようにしてください。

タイトルとURLをコピーしました