今回は【子どもの習い事や勉強 あれもこれもと欲張りNGな理由】と題し、お話をしていきます
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子どもの教育に関心が強いと経済的な余裕があれば小さい頃からアレもさせたい、コレもさせたいと複数の習い事の掛け持ちをさせたがりますよね。
たくさん習い事をすれば、子どもにはどのような才能があるのか見極められます。
そして、将来の進路進学を考える際にも大きな判断材料になります。
また、その道で何かしらの賞を取れるレベルになれば受験で有利になることもあります。
ですから親の方は何も考えずに習い事選びをすることはありません。
しかし、あれもこれもと欲張ってしまうと子どもにとって大きな負担となり親が望むような進路進学には行かず、最悪の場合親子断絶という正反対の出来事が待ち受けてしまうこともあります。
良かれと思ってやってきたことが全て裏目になるのは親としては非常に辛く、耐えられないものですが、小さい頃は【この習い事させたらプラスになりそう】と考えたくなるものです。
それでは子どもを育てる上で、習い事や勉強で欲張りNGな理由をご紹介していきます。
1.投資した分の結果を求めてしまうから
習い事は完全なるプライベートな教育です。
各家庭が習い事先にお金を払い、学ぶ世界です。
毎月の月謝が発生しますが、上達速度は同じ月に入ったとしても子どもによってバラツキがあります。
水泳や体操のような個人種目は個々によって進み具合が異なります。
同じ年の子や年下の子が上達していくのを目の当たりにすることもあります。
野球やサッカーといった集団競技であればレギュラーになれるかどうか気になります。
学習系でも同じで、プリントの進み具合など【うちの子はどうなのか】と考えてしまいます。
親がそう思うのは当たり前のことなのですが、あまりにも【これだけお金をかけているのだから】【時間をやりくりして送迎しているのに結果が思うようにでない】と思ってしまうのは危険です。
習い事の存在は子どもにとって息抜き、楽しみ、友達作りと色々あります。
そうした子どもの思いをどこかに置いて、【結果が出ないからイライラする】【他の子よりも上達が遅いから辞めさせよう】という気持ちが強くならないことです。
あまりにも精神的に辛いときは、習い事の整理をすることも必要になってきます。
ですから、最初から習い事を色々とやらせないことや子どもの【やりたい】という気持ちよりも親が【やらせたい】と思い方が大きい習い事は、冷静に【入会しない方がいいかな】と判断する賢さも必要です。
あまりにも親が前のめりになると、子どもにとってはプレッシャーになることもあります。
また、子どもに対して辛く当たってしまうかもしれません。
親子関係がギスギスしてしまうので、一度冷静になって考えて、厳選した習い事に通わせてみるのがベターではないかと思います。
2.受験や大学進学で教育費が増えるので幼児期は抑えたいから
子育てでの教育費のピークは大学入学してからの4年間、または6年間になります。
入学する前の段階でも、受験料や受験する際の宿泊費などが発生し、複数校受けているときは第2志望、第3志望の大学に事前にお金を納入する必要があります。
大学に入る前からまとまったお金が動き出しますし、いざ合格して入るとなると入学金、授業料、一人暮らしをするならアパート代や生活費が発生します。
このお金は幼児期の習い事の月謝とは比較にならないほど額が大きいです。
それでは、それまでしっかりお金を貯めていけるかといえば、一部の裕福層なら問題はないでしょうが、一般家庭では厳しいです。
なぜなら、大学進学までに色々と教育費の支出が続くからです。
例えば、中学受験をするなら小学4年生から塾に入ります。
小学6年生の塾代、とくに夏期講習会の金額をSNSやブログで報告している方も少なくないですが高額です。
塾も掛け持ちになれば毎月10万単位の支払いになることもあります。
晴れて合格して私立中学に入ると、義務教育ではないので高校のように授業料無償化にはなっていないので入学金や授業料、修学旅行や研修旅行は海外とお金がかかります。
ダブルインカムでも大学進学に備えて蓄えるのは難しく、【私立大学の医学部、歯学部でも大丈夫!】という家庭はほんの一握りです。
一番の教育費の山場は大学進学前後に来るという揺るぎない事実があるので、幼児期や低学年の頃は習い事をいくつもさせて教育費を支払い続けるというのは考えものです。
もちろん、家計が盤石で全く問題がなければそれはかまいません。
ただ、ちょっと背伸びをして色々とやらせると大切な時に必要な教育費を準備できないことにもなるので気をつけてください。
3.子どもの出来で理想と現実で悩むこともあるから
習い事をさせる時、親は全く無関心で上達とか気にしないという方は少数派だと思います。
温度差はあるにしろ、子どもの上達や進み具合などは気になります。
親の思い入れが強い、または色々やらせて何かしらの才能、キラッと輝くものを見つけようとしていると【あれ、こんなもの?】とガッカリしてしまうこともあります。
たくさん習い事をさせると【数打てば当たる】を期待して、【才能を見つけると思ったのに】とか【親が思うほど上達しない】と理想と現実のギャップに悩まないとも限りません。
どんな習い事でも【こんな風に上達する】【何度も復習することなくどんどん進むはず】とちょっと期待してしまうことは子どもへの期待度でもあります。
期待することは悪いことではないのですが、行き過ぎてしまうと子どもにとって負担となります。
複数の習い事の中でも子どものやる気が違うものが見つかれば、その時点で他の習い事を整理しても良いと思います。
一つに集中することで、【何となくやっている習い事】から【真面目に取り組みたい習い事】に変化していきます。
私も塾で仕事をしているとき、塾での授業の進め方や結果が出ないからと数カ月で辞める家庭がありました。
そういう家庭はほぼ例外なく【次から次へと塾や習い事を変えている】という特徴があり、じっと子どもの様子を見ることができなかったです。
そして、親の要望や理想が非常に高くて【このままではわが子の才能を伸ばせない】と去っていきました。
家庭によって教育方針は異なりますが、ちょっと親が前のめりになってしまうと逆効果にもなります。
まとめ
習い事の中には中学や高校での部活動にもつながって、人間関係や交友範囲を広げるきっかけにもなります。
ただ、あれもこれもとやって中途半端になってしまうことがあるのも事実です。
やはり、習い事を絞っていくことが逆に子どものためにもなります。
子どもの才能を見つけたいと思う親心は痛いほどわかりますが、本当に特別な才能を持っている子はほんの一握りです。
あまりにも過度に期待せず、子どもにあってそうな習い事を少し選んでやらせてみるという常識的な行動を心がけることも必要です。