中学ではご存知の通り、定期テストや実力テストが行われます。
そして、順位がハッキリと出ます。
そんなこと、親も経験しているし知っていると言われればそれで終わりのことです。
が、やはり自分の時と子どもの時とでは「取った点数に対する心理」「校内順位」の見方が違います。
過去の自分を棚に上げて怒りが沸々と湧き上がってくる方もいるでしょう。
中学生の時に校内トップにいた自分と比べたら、と嘆く方もいるかもしれません。
そして、こんなことを思います。
【5教科ガツンとまとめてテストの点数が上がればいいのに】
【期末テストだと保体や家庭も入って大変】
【要領良く勉強するのが厳しいそう】
【ぶっちゃけどの教科に一番時間をとられるの】
今回は、中学生が勉強する教科で一番しんどい教科は何かを勝手に検証していきます。
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中学の2大教科は英語と数学か
中学生の勉強で別格扱いをされることが多いのが英語と数学です。
個別指導塾でも、基本的に【文系科目は英語、理系科目は数学】という流れで科目選択する生徒が大半を占めていました。
子ども①が通っている塾でも、先生が【英語と数学は出来る子はドンドン自分で予習を進めていいから】と言われています。
早い子では、すでに中学3年の基本を全て勉強して高校内容(子ども①曰く数ⅠAらしい)の予習に入っているとか。
ちなみに、子ども①は日々の宿題に追われて予習なんぞ出来ていません・・・。
こんな感じで英語と数学は最重要科目とみなされ、【一番しんどい教科】に名乗りをあげても問題はありません。
なにせどちらの教科も極端に苦手とする子が多々いるからです。
それでは本当に英語と数学は【しんどい教科】になのでしょうか。
まずは英語と数学が特別視される理由を検証していきましょう。
1.授業スピードが速くなる
中学になると授業スピードが速くなる、という話をよく耳にします。
私自身、小学生時代は社会の授業や理科の天体系を除くとほぼスルーしていたこともあり【小学校と中学の授業スピードの違い】が分かりません。
ただ、2021年度から学習指導要領が改訂され授業数が増えていることもあり授業スピードが速くなるのは当たり前のことでしょう。
2021年度から中学生となった子ども①に話を聞くと、以下の言葉が返ってきました。
【小学生の頃に比べると分からない子が分かるまで教えることはないスピード】
何とも言えない表現をしていました。
数学の最初は【正の数・負の数】と計算問題からスタートするので割と気楽に構えられますが、図形あたりから怪しくなります。
スピードも速くなっているため、復習の徹底と同時に少々の予習をしていくと理解度が深まります。
また、英語も小学校英語からガラリと変わります。
英単語の暗記、英文法も親世代が中学2年で習っていたものも中1から学びます。
予習復習をしっかりしていないと、置いていかれてしまう教科です。
2.得意な子と不得意な子の差が激しい
数学は算数でもそうですが、学年があがると好き嫌いがハッキリする教科です。
名前が変わっても、やはり小学生時代から螺旋階段のようにつながっています。
知識の欠けがあると中学でガツンと出てくるので、余計に【出来る子と出来ない子】の二極化が進んでしまいます。
英語は幼児期から嗜んでいる子が有利かと思いきや、現実はそこまで深刻な差は出にくいです。
スピーキングだけでなく英文法や英単語の暗記もメインになるというのがポイント。
子ども①のように後発組でも、追い上げれば問題なくついていけます。
ただ、英語の状業に関しては注意が必要。
英語のみの時もあり、ついていけない子とついていける子がいる、と。
KY気質な子ども①でも分かるほどだそうです。
3.将来の進路や就職にまで影響する
英語と数学は進路や就職にまで影響する科目です。
ちょっとあんまりな言い方かもしれませんが、数学が壊滅的だと理系への道は絶たれてしまいます。(大学選ばなければ別ですが)
英語に関しては、理系も海外の論文を読みには英語スキルは必須。
場合によっては海外の先生や研究者、学生と話す機会もあります。
就職の際も、英語の資格の有無は印象を大きく変えます。
就職したい企業の応募条件に満たさなくて諦める、なんてことも起きてしまいます・・・。
【単なる学校で勉強する教科】の枠組みを逸脱しているのが、英語と数学なのです。
2021年度からの中学英語のしんどさ、小学校英語との違いが気になる方はコチラもどうぞ。
国社理もかなりしんどい
英語と数学に比べると、ほんの少し脇役扱いされる国語・社会・理科。
入試の際は5教科の合計点で合否が決まることになるので(合否ラインの時を除く)、3教科も重要です。
それでは、脇役だから英語と数学に比べれば気楽に行けるのかといえば大間違い。
3教科とも成績上昇させるのは容易ではありません。
理科と社会は短期決戦も可能だが
英語と数学に比べると、理科と社会は小学校の延長的なイメージがあります。
もちろん、小学生時代に比べると覚える量も増えてより専門的な内容を学びます。
ただ、【小学生の頃と全然違う】【別教科みたい】にはなりません。
一般的に暗記系科目と思われており、【テストに向けて短期決戦OK】と範囲だけ短期集中で覚える子もいます。
しかし、それの繰り返しをしていると本当に知識が定着することは難しいです。
社会も理科も【こうなる理由】を理解しないと正しい答えを導き出すことはできません。
例えば、貴族社会から武家社会に変化しその間で様々な仏教の宗派が誕生しました。
時代背景を理解していなければ開祖と宗派の名前と特徴をしっかり覚えられません。
理科も暗記だけでなく普通に計算問題はあります。
一例をあげると、濃度は入試でも頻出単元です。
濃度の理論を理解していなければ、【たしかこうやって式を作って計算するはずだけど】の繰り返しになります。
定期テストの範囲のみで勝負するならば、短期集中でなんとか乗り越えられるかもしれません。
ただ、長期的な視点に立てば【理科も社会も短期集中で何とかなる教科ではない】です。
学んだ知識や単語をしっかり覚える。
覚えるということは、理解するまで問題を解くということです。
成績アップに時間がかかる国語の存在感
5教科の成績アップで横綱級の存在感を放つのが【国語】です。
言わずと知れた、【成績アップするのに時間がかかる教科】の代表格。
国語はザクっと言えば【漢字の読み書き・読解】の2本立て。
読解は物語文と説明文に分類され、学年が上がると古文が入るというのが型です。
つまり、他の教科のように細かい単元がないのがミソ。
他の教科のように【数学の図形が苦手】【歴史は好きだけれど公民ムリ】ではなく、国語力の底上げをしないと成績が上がりません。
これが時間がかかる最大の要因です。
しかも、国語力は他の教科への影響も大きく【言われていることが分からないと理解不能で答えられない】という事態も招きます。
我が家の子ども②は国語はあまり勉強しなくても点数が取れけれど算数が少々苦手というタイプ。
先日の塾の確認テストで人生初の算数でトップの点数(他に2名)を取りました。
問題を見ると、ギッシリの文章題・・・。
読んだら気が滅入るような文章題でしたが、子ども②は嬉々として読んで計算を立てて答えを導き出したそうです。
子ども②曰く「先生も『これはまるで国語の問題だ』と言っていた」と。
国語力に救われた形ですが、やはり国語スキルは他の教科への影響が大きいと感じるエピソードです。
【一番しんどい教科は存在しない】というしんどさ
ここまでくるとオチは分かるとおもいますが、【一番しんどい教科は存在しない】です。
しんどいな~、と感じる教科はそれぞれ異なりますが全教科まとめてボトムアップはかなりの労力を要します。
私も経験していますが、それこそ休日は7~8時間の勉強は当たり前です。
しかも、子ども自身がやる気が起きないと不可能。
強要するとそれは教育虐待。
あくまで子どもの自主性で動く年齢になっていますからね。
私の場合、人生初の定期テストが【ヤバイ】ことになったのと高校に入るには受験が必要と知ったからです。
この時点でアウトですよね、普通。
中学1年生で初めて【高校に入るにはテスト合格しないと入れない】と知ったのですから・・・。
親も教えてくれなかったのか?
言っていたけれど単に私が覚えていなかっただけなのかはナゾですが、とにかく相当な衝撃がない限り心を入れ替えて、子ども自らが勉強に向き合うことにはなりません。
結局、【一気に巻き返しをする!】を狙うのではなく地道にコツコツ努力を継続して【しんどい教科を少なくさせていく】が一番効果的だと思います。
【一気に巻き返し】を経験している者として、やはり継続には敵わないと断言できます。
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