今回は【急激に広がる【学力差】 小5で周囲から抜け出すシンプルな方法 】と題し、お話していきます。
YouTube版
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
小5になると、【急に成績差が広がった】と感じる家庭が増えてきます。
それまで同じくらいの成績だった同級生が、一気に伸びて上位層になる。
逆に、今まで問題なく見えていた子が急に苦しくなる。
こうした二極化は、小5で非常に起こりやすくなります。
その理由は、単純です。
学習内容が、【覚える勉強】から【考える勉強】へ大きく変わるからです。
算数では、割合・速さ・比といった抽象的な単元が増えます。
計算の方も小数や分数の掛け算や割り算、そして最小公倍数や最大公約数とレベルがアップします。
国語でも、文章の構造や筆者の意図を読み取る力が必要になります。
つまり、【なんとなく】で乗り切ってきた学習が通用しにくくなるのです。
また、小5は精神的な変化も大きい時期です。
周囲との比較を意識し始める。
できないことを隠したくなる。
楽をしたくなる。
【自分は勉強が得意ではない】と思い込む。
そうした心理も、学力差を広げる原因になります。
しかし、小5は手遅れになる時期ではありません。
むしろ、【学び方】を修正すれば、大きく伸びるチャンスがある時期です。
小5で学習OSをアップデートした子が、中学以降に大きく伸びるケースもあります。
重要なのは、【もっと詰め込むこと】ではありません。
考え方。
学習習慣。
ミスへの向き合い方。
そうした学びの土台を整えることです。
そこで今回は、小5で学力差が急激に広がる理由と、そこから抜け出し、最上位層へ近づくためのシンプルな方法について整理していきます。
なぜ小5で差がつくのか?伸び悩む子が共通して発している【前兆】
まず、小5になると、【急に難しくなった】と感じる子が一気に増えます。
それまで順調だった子が、突然テストで点を落とし始める。
逆に、じわじわ伸びていた子が、一気に上位へ抜け出していく。
この二極化は、小5で特に起こりやすくなります。
理由は単純です。
学習内容が、【覚える勉強】から【考える勉強】へ大きく切り替わるからです。
たとえば算数では、割合・速さ・比など、【論理】を使って考える単元が増えます。
国語でも、文章を感覚で読むだけでは通用しなくなり、筆者の意図や構造を読み取る力が必要になります。
つまり、小5以降は、作業型学習のままでは苦しくなりやすいのです。
また、この時期は精神的にも大きく変化します。
周囲との差を意識し始める。
できないことを隠したくなる。
【自分は勉強が苦手かもしれない】と思い込み始める。
そうした心理も、学力差を広げる原因になります。
さらに怖いのは、成績が落ちる前に、小さな前兆が出始めることです。
ミスを隠す。
途中式を書かない。
分かったふりをする。
こうした行動は、【考える学習】から逃げ始めているサインかもしれません。
しかし逆に言えば、この段階で気づければ、まだ十分修正できます。
小5は、【差が固定する時期】であると同時に、学習OSをアップデートできる最後の余裕がある時期でもあるのです。
ここでは、小5で成績が二極化する背景と、伸び悩み始める子が発している【危険サイン】について整理していきます。
①算数の【論理】の学びを理解できていない
小5で最も学力差が広がりやすい教科の一つが、算数です。
そして、その原因として非常に多いのが、【論理】を理解できていないことです。
低学年までは、計算力があればある程度対応できます。
九九を覚える。
計算練習を繰り返す。
そうした処理型学習でも点数は取れます。
しかし、小5になると状況が変わります。
割合。
速さ。
比。
図形。
こうした単元では、【なぜそうなるのか】を理解していないと対応できなくなります。
たとえば割合では、
【何を1と見るのか】
を理解できていないと、式が作れません。
速さでも、
【距離・時間・速さ】の関係を論理的に整理できないと、問題が少し変わっただけで止まってしまいます。
つまり、小5以降の算数は、【計算力】より、思考の組み立てが重要になるのです。
しかし、伸び悩む子ほど、【公式暗記】で乗り切ろうとします。
この問題はこの公式。
この形ならこの解き方。
そうやってパターン処理に頼るため、応用問題で崩れやすくなります。
また、論理理解が弱い子ほど、【途中式】を書きたがらない傾向があります。
頭の中で何となく処理しようとする。
答えだけ急いで書く。
その結果、自分でも【どこで間違えたか】が分からなくなります。
さらに怖いのは、【本人が理解不足に気づいていない】ケースです。
解説を聞くと分かった気になる。
答えを見ると納得した気になる。
しかし、自分で再現できるかは別問題なのです。
一方、伸びる子は、【なぜその式になるのか】を考えています。
図を書いて整理する。
条件を言葉で説明する。
別解を考える。
そうした論理の練習を自然に行っています。
だからこそ、小5では【たくさん解くこと】だけが重要なのではありません。
考えながら解くことが重要なのです。
算数の論理理解は、中学数学の土台になります。
ここを曖昧なまま進むと、後から一気に苦しくなります。
小5の算数は、単なる難化ではありません。
【思考型学習】へ切り替えられるかを問われる、大きな分岐点なのです。
②【ミスを隠す】防衛反応
小5で伸び悩み始める子に多い特徴の一つが、【ミスを隠す】ようになることです。
テストを見せたがらない。
間違い直しを嫌がる。
答えだけを書き直して終わる。
こうした行動は、単なる反抗ではなく、学習への不安のサインかもしれません。
小5になると、子ども自身が【周囲との差】を意識し始めます。
以前は普通にできていた問題が難しくなる。
友達との差が見えてくる。
すると、【できない自分】を認めることが怖くなるのです。
とくに真面目な子ほど、【間違える=自分がダメ】と感じやすい傾向があります。
そのため、本当は分からなくても、
【大丈夫】
【分かった】
と取り繕ったり、ミスを見せないようにしたりします。
しかし、本当に危険なのは、【間違えること】ではありません。
間違いから目をそらすことです。
なぜなら、ミスには、その子の弱点や思考のクセがそのまま表れているからです。
問題文の読み飛ばし。
条件整理不足。
理解したつもり。
途中式の省略。
こうした学習の穴は、間違えた問題の中に詰まっています。
つまり、本来ミスは、【成長の材料】なのです。
一方、伸びる子ほど、【なぜ間違えたのか】を分析しています。
どこで勘違いした?
なぜその解き方を選んだ?
次は何を意識する?
そうやって、修正する力を育てています。
しかし、【怒られる】【責められる】という空気が強いと、子どもは防御モードに入りやすくなります。
難しい問題を避ける。
答えを写す。
挑戦しなくなる。
そうして、考える学習から少しずつ離れていくのです。
だからこそ家庭では、【また間違えたの?】より、
【どこで引っかかった?】
と、原因分析へ意識を向けることが重要です。
ミスを隠し始めた時、問題なのは点数だけではありません。
それは、【考えることへの恐怖】が始まっているサインかもしれないのです。
③【成長の個性】を無視した詰め込み
小5で成績が伸び悩む子を見ていると、【勉強量は多いのに苦しくなっている】ケースが少なくありません。
塾。
宿題。
問題集。
習い事。
毎日かなり頑張っている。
それなのに、思うように成果が出ず、本人も疲弊している。
その背景にあるのが、【成長の個性】を無視した詰め込みです。
子どもの成長スピードは、本当に一人ひとり違います。
抽象概念の理解が早い子。
言語理解が強い子。
じっくり型で後から伸びる子。
逆に、処理速度は速くても、理解定着に時間が必要な子もいます。
しかし周囲と比較しすぎると、
【あの子はもっと進んでいる】
【もっと量を増やさないと】
と焦りやすくなります。
すると、理解より先に量を詰め込む学習になりやすいのです。
たとえば、割合を十分理解していないのに、応用問題ばかり解かせる。
読解が浅いまま、長文問題を大量にこなす。
すると、子どもの中で【分からない】が積み重なっていきます。
さらに怖いのは、【頑張っているのにできない】という感覚です。
努力しても成果が出ない状態が続くと、子どもは少しずつ自信を失っていきます。
そして、
答えを写す。
考える前に諦める。
【どうせ無理】と感じる。
そうした思考停止につながることもあります。
一方、伸びる子の家庭ほど、【今の成長段階】をよく見ています。
どこで止まっているのか。
何なら理解できるのか。
どれくらいの負荷なら前向きに取り組めるのか。
そこを丁寧に調整しています。
また、本当に伸びる子は、【早く進んだ子】とは限りません。
理解を積み重ねながら、自分のペースで学習OSを育てた子が、中学以降で大きく伸びることも非常に多いのです。
だからこそ、小5で大切なのは、【周囲より速く進むこと】だけではありません。
その子に合った成長曲線を見失わないことです。
詰め込みすぎは、学力だけでなく、【考える力】そのものを止めてしまう危険もあるのです。
塾講師ママが見たアップデートした子の特徴
さて、同じ塾に通っていても成績が同じように上がるわけではありません。
同じ授業を受けている。勉強時間もそれほど変わらない。
それなのに、なぜか大きく伸びる子と、伸び悩む子がいます。
この差を見ていると、【才能だけでは説明できない】と感じる場面が非常に多くあります。
実際、最初は普通の成績だった子が、ある時期から一気に伸びるケースも少なくありません。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
大きいのは、学習OSのアップデートです。
小5以降は、【やらされる勉強】だけでは限界が来ます。
なぜなら、内容が難しくなるほど、【自分で考える力】が必要になるからです。
そのため、伸びる子ほど、少しずつ学習への向き合い方が変わっていきます。
勉強を【親に言われるもの】ではなく、自分の課題として考える。
アドバイスを素直に吸収する。
他人との比較より、【昨日の自分】を見る。
そうした姿勢が、中学以降の大きな伸びにつながっていくのです。
逆に、伸び悩む子ほど、
【やらされ感】が強い。
プライドが邪魔をして修正できない。
周囲との比較でメンタルが揺れる。
といった特徴が見えやすくなります。
また、小5は精神的にも大きく変化する時期です。
だからこそ、このタイミングで【学び方】をアップデートできるかどうかが非常に重要になります。
そして面白いのは、アップデートできた子ほど、【特別な才能】に頼っていないことです。
むしろ、地道に修正し続けられる子が、後から大きく伸びています。
ここでは、塾現場で実際に見てきた、【学習OSをアップデートできた子】に共通する特徴について整理していきます。
①勉強を自分事と受け止めている
成績が伸びる子と伸び悩む子の差として、とても大きいのが、【勉強を誰のものとして捉えているか】です。
伸びる子ほど、勉強を自分事として受け止めています。
もちろん、小学生なので、最初から強い目的意識があるわけではありません。
しかし、少しずつ、
【自分がどうなりたいか】
【何を改善したいか】
を考えるようになっています。
一方、伸び悩む子ほど、【親に言われるからやる】という感覚が強くなりやすい傾向があります。
宿題をやる。
塾へ行く。
問題集を解く。
一見すると頑張っているように見えます。
しかし、自分の課題として取り組めていないと、学習が【受け身】になりやすいのです。
すると、
言われたことしかやらない。
分からなくても放置する。
テストが終われば忘れる。
という状態になりやすくなります。
また、小5以降は、内容がどんどん難しくなります。
その時に必要なのは、【やらされる力】ではなく、自分で考えて修正する力です。
たとえば、伸びる子は、
【ここが苦手かも】
【次はここを直そう】
と、自分なりに課題を捉えています。
さらに、間違えた時も、
【なんでミスした?】
と、自分で原因を探そうとします。
つまり、自分の学習を自分で見る視点が育っているのです。
もちろん、最初から完璧にできる必要はありません。
大切なのは、【親が全部管理する状態】から、少しずつ本人主体へ移行していくことです。
そのためには、家庭での声かけも重要です。
【勉強しなさい】だけではなく、
【今回どこが難しかった?】
【次はどうする?】
と、考えさせる会話を増やすことが、自走力につながっていきます。
また、勉強を自分事にできる子ほど、【点数だけ】で動いていません。
できなかった悔しさ。
分かった時の達成感。
そうした内側の感覚で学んでいます。
小5は、【親管理型学習】から卒業し始める大切な時期です。
ここで自分の学びとして勉強を捉えられるかが、その後の伸び方を大きく左右していくのです。
②素直にアドバイスを聞く
成績が大きく伸びる子には、共通する特徴があります。
それが、【素直に修正できること】です。
ここで言う素直とは、ただ言いなりになることではありません。
【自分に足りない部分を認め、改善しようとできる力】のことです。
小5以降は、学習内容が急激に難しくなります。
すると、今までのやり方では通用しなくなる場面が増えてきます。
途中式を書かずに解いていた子がミスを連発する。
丸暗記で乗り切っていた子が応用問題で止まる。
感覚で読んでいた子が国語でミスが増え始める。
その時、伸びる子は、【やり方を変えよう】とできます。
たとえば、
途中式を書く。
解き直しをする。
条件整理を丁寧にする。
そうした修正を素直に取り入れていくのです。
一方、伸び悩む子ほど、【今まで通り】にこだわりやすい傾向があります。
【分かってる】
【大丈夫】
と言いながら、実際には改善しない。
プライドが邪魔をして、アドバイスを受け入れられなくなることもあります。
また、小5は自我が強くなる時期でもあります。
そのため、【注意された=否定された】と感じやすい子も少なくありません。
すると、
言い訳をする。
ミスを隠す。
反発する。
という防御反応が出やすくなるのです。
しかし、本当に伸びる子は、【できない自分】を必要以上に怖がりません。
むしろ、【今できなくても、直せばいい】という感覚を持っています。
だからこそ、アドバイスを攻撃ではなく、成長材料として受け取れるのです。
また、素直に修正できる子ほど、成長スピードが非常に速くなります。
なぜなら、【間違い→改善→再挑戦】のサイクルを回せるからです。
家庭でも重要なのは、【責める空気】を強くしすぎないことです。
怒られる不安が強いと、子どもは守りに入りやすくなります。
大切なのは、
【どうすればもっと良くなる?】
という改善モードへ意識を向けることです。
最上位層へ伸びる子は、【最初から完璧な子】ではありません。
修正を恐れずアップデートできる子なのです。
③成績の下の子と比較しない
小5頃になると、子どもは少しずつ【周囲との比較】を意識し始めます。
テスト順位。
偏差値。
クラス内の立ち位置。
そうしたものが見え始める時期です。
その中で、伸び悩む子ほど、【自分より下の子】を見て安心しようとする傾向があります。
【あの子よりはできる】
【自分はまだマシ】
そうやって、一時的に安心感を得ようとするのです。
もちろん、気持ちは分かります。
人は不安になると、自分を守りたくなります。
特に小5は、自信が揺れやすい時期でもあります。
しかし、この下比較が習慣化すると、成長が止まりやすくなります。
なぜなら、意識が【改善】ではなく、現状維持へ向かうからです。
たとえば、
ミスを分析しない。
苦手を放置する。
【このくらいでいいや】と考える。
そうして、考える学習が弱くなっていきます。
一方、伸びる子は、【他人】より自分の課題を見ています。
前より理解できたか。
どこがまだ弱いか。
次は何を直すか。
そうやって、【昨日の自分】と比較しているのです。
また、最上位層へ伸びる子ほど、【人と比べても意味がない】と理解しています。
なぜなら、成長スピードや得意不得意は、人によって大きく違うからです。
さらに、中学以降は、他人比較だけでは苦しくなります。
上には常にもっとできる子がいる。
そのたびにメンタルが揺れていては、安定して努力を続けられません。
だからこそ重要なのは、自分の成長軸を持つことです。
今回は途中式を書けた。
前より解き直しが丁寧になった。
苦手単元を逃げずにやれた。
そうした小さな改善を積み重ねられる子が、後から大きく伸びていきます。
家庭でも、【誰々よりできる】ではなく、
【前よりここが良くなったね】と、本人の変化を見る声かけが非常に重要です。
本当に伸びる子は、【周囲に勝つこと】だけを考えていません。
昨日の自分を超えることに集中できる子なのです。
周囲を置き去りにして最上位層へ突き抜ける【3つのシンプルな方法】
ところで、【最上位層へ伸びる子】と聞くと、特別な才能を持った子をイメージするかもしれません。
しかし実際には、特別なことをしている子ばかりではありません。
むしろ多くの子は、基本を丁寧に積み重ねています。
そして、小5は、その【土台作り】にまだ間に合う時期です。
中学に入ると、部活。
定期テスト。
提出物。
人間関係。
一気に忙しくなります。
そのため、【後で頑張ればいい】と思っていると、学習の立て直しが難しくなるケースも少なくありません。
だからこそ、小学生のうちに、
英語。
読み書き計算。
学習習慣。
といった基礎インフラを整えておくことが非常に重要になります。
また、最上位層へ伸びる子ほど、【派手な勉強法】に飛びついていません。
むしろ、地味なことを継続しています。
毎日少し英語に触れる。
計算や漢字を雑にしない。
勉強時間をほんの少し増やす。
そうした小さな積み重ねが、後から大きな差になるのです。
さらに重要なのは、【無理をしすぎないこと】です。
小5はまだ長距離戦の途中です。
ここで燃え尽きてしまうと、中学以降は苦しくなります。
だからこそ必要なのは、【短期的に追い込むこと】ではなく、継続できる仕組みを作ることです。
勉強を重たい義務にしない。
でも、少しずつ前に進む。
そのバランスが、長期的な伸びにつながっていきます。
ここでは、小5からでも十分間に合う、【最上位層へ近づくためのシンプルな方法】について整理していきます。
①時間があるうちに【英語の貯金】を作る
小5のうちにやっておくと、中学以降で大きな武器になりやすいものがあります。
それが、【英語の貯金】です。
最近の中学英語は、以前よりかなり難しくなっています。
単語量が増え、文法進度も速く、定期テストでは長文読解も当たり前になっています。
つまり、【中学に入ってから頑張ればいい】では間に合わなくなるケースが増えているのです。
とくに、中1の最初でつまずくと、英語に苦手意識を持ちやすくなります。
そして英語は積み上げ教科なので、一度苦手になると、その後も苦しくなりやすい特徴があります。
だからこそ、小5・小6の比較的時間に余裕がある時期に、英語の土台を作っておくことが非常に重要です。
ここで大切なのは、【難しい先取り】をすることではありません。
単語に慣れる。
英語の音を聞く。
簡単な文を読む。
まずは、英語に抵抗感を持たない状態を作ることです。
たとえば、
毎日10分だけ英語音声を聞く。
簡単な英単語を少しずつ覚える。
短い英文を音読する。
こうした小さな積み重ねでも十分効果があります。
また、小学生のうちは、【耳】が柔らかい時期でもあります。
この時期に英語の音へ触れている子は、中学以降でリスニングや発音への抵抗感が少なくなりやすいのです。
さらに、英語に余裕ができると、中学で他教科へ使えるエネルギーも増えます。
英語に追われすぎない分、数学や理科へ力を回しやすくなるのです。
一方で、ここで注意したいのは、【英語だけ】に偏りすぎないことです。
小学生の土台として重要なのは、あくまで読み書き計算です。
その上に【英語の貯金】を少しずつ積み上げるイメージが理想的です。
最上位層へ伸びる子ほど、派手な先取りより、余裕を作る準備をしています。
英語の貯金とは、単なる先取りではありません。
中学以降で【学びに余裕を持つための投資】なのです。
②読み書きソロバンの再強化
小5で成績差が広がり始めると、多くの家庭は【応用問題】や【難しい教材】に目を向けがちです。
しかし実際には、最上位層へ伸びる子ほど、基礎を非常に大切にしています。
その代表が、【読み書きソロバン】です。
昔から言われる言葉ですが、今でもこの土台の重要性は変わっていません。
むしろ、思考力が重視される時代だからこそ、基礎力の差がより大きく影響するようになっています。
たとえば、読解力が弱いと、算数の文章題でも条件を正しく理解できません。
理科や社会でも、問題文を読み違えやすくなります。
また、計算が不安定だと、考える前の段階でエネルギーを消耗します。
途中計算でつまずくたびに、思考が止まりやすくなるのです。
漢字や語彙も同じです。
言葉を知らないと、文章理解そのものが浅くなります。
つまり、【読み書きソロバン】は単なる基礎練習ではありません。
思考するための土台なのです。
一方、伸び悩む子ほど、【基礎はもう大丈夫】と思い込みやすい傾向があります。
しかし実際には、
計算ミスが多い。
読解が曖昧。
語彙理解が浅い。
といった見えにくい弱点が残っていることも少なくありません。
だからこそ、小5では一度立ち止まり、【基礎の再点検】をすることが非常に重要です。
毎日短時間でも音読をする。
計算練習を雑にしない。
漢字を読めるだけで終わらせない。
そうした地味な積み重ねが、中学以降で大きな差になります。
また、最上位層へ伸びる子ほど、【基礎を軽視しない】特徴があります。
難問ばかり追いかけず、土台を磨き続けています。
特に小5は、【応用へ進む時期】であると同時に、基礎の穴が一気に表面化する時期でもあります。
学力差が広がるときの対処法として必要なのは、【もっと難しいこと】を求めて解かせるだけではありません。
基礎を再強化する勇気なのです。
③学習時間を少し増やす
小5で周囲から一歩抜け出すために、実はとても効果的なのが、【学習時間を少しだけ増やすこと】です。
ここで重要なのは、少しだけという点です。
多くの家庭は、成績不安を感じると、
長時間勉強。
大量の問題集。
休日の詰め込み。
など、一気に負荷を増やそうとしがちです。
しかし、急激な増量は、子どものやる気や集中力を削りやすく、長続きしないケースも少なくありません。
一方、伸びる子ほど、【無理なく継続できる微増】をしています。
たとえば、
毎日15分だけ音読を増やす。
寝る前に英単語を10個確認する。
土日に30分だけ復習時間を作る。
そうした小さな積み上げを続けています。
すると、1週間、1か月、3カ月、半年と時間がたつほど、大きな差になっていくのです。
また、小5はまだ【時間の自由度】が比較的高い時期です。
中学になると、部活や定期テストで一気に忙しくなります。
だからこそ、小学生のうちに【学習体力】を少しずつ育てておくことが重要です。
ここでいう学習体力とは、単なる長時間耐久ではありません。
集中を切り替える力。
毎日机に向かう習慣。
疲れていても少しやる感覚。
そうした継続する力です。
さらに、学習時間を増やす時に大切なのは、【質】とのバランスです。
ただ座っている時間を増やしても、作業型学習では伸びにくくなります。
何を理解するか。
どこを改善するか。
どんなミスが多いか。
そうした考える学習を少しずつ積み重ねることが重要なのです。
また、最上位層へ伸びる子ほど、【特別な努力感】を出していません。
勉強を日常の一部として淡々と続けています。
だからこそ、小5では【完璧な勉強計画】を作るより、続けられる小さな習慣を増やす方が、長期的には大きな武器になります。
学力差は、一気に広がるように見えて、実は毎日の小さな差の積み重ねなのです。
重く感じず軽やかに突き抜けよう
小5は、子どもの学力差が一気に広がりやすい時期です。
それまでの【覚える勉強】だけでは通用しなくなり、考える力が求められるようになるからです。
算数の論理理解。
ミスへの向き合い方。
自分に合った成長ペース。
こうした土台が整っているかどうかで、その後の伸び方は大きく変わっていきます。
また、伸び悩む子ほど、
分かったふりをする。
ミスを隠す。
周囲との比較に振り回される。
といった防御型学習に入りやすくなります。
一方、伸びる子は、【完璧な子】ではありません。
むしろ、
自分事として勉強を考える。
素直に修正する。
昨日の自分と比較する。
そうしたアップデート力を持っています。
そして、最上位層へ近づく方法は、実はとてもシンプルです。
英語の貯金を少しずつ作る。
読み書きソロバンを再強化する。
学習時間をほんの少し増やす。
どれも派手ではありません。
しかし、こうした地味な積み重ねが、中学以降で大きな差になります。
大切なのは、【一気に頑張りすぎること】ではありません。
短期間で無理をすると、勉強そのものが重たくなり、長続きしなくなることもあります。
だからこそ必要なのは、軽やかに続けることです。
毎日少しずつ積み重ねる。
失敗したら修正する。
焦りすぎず、でも止まらない。
その姿勢が、最終的に大きな伸びにつながっていきます。
小5は、まだ十分に伸びる余白がある時期です。
今の点数だけで未来は決まりません。
学力差に直面した時に【才能の差】に振り回されるより、伸びる学習OSを育てることに目を向けることが、長期的には一番の近道になるのです。

















