中学の勉強で躓かないために!小学校でやるべき逆算学習の3つの鉄則 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

中学の勉強で躓かないために!小学校でやるべき逆算学習の3つの鉄則

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今回は【中学の勉強で躓かないために!小学校でやるべき逆算学習の3つの鉄則】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子どもが小さい頃は一日一日が長く感じる時もありますが、小学校に入り、学年が上がるにつれて【気がついたらこんなに大きくなっていた】と思うことが増えてきます。

中学に入れば部活動、塾、友達と出かけるなど親と一緒に過ごす、会話をする時間というのも激減することもあります。

そして、多くの家庭では子どもが成長すると当然ながら受験と向き合う時期がやってきます。

私も塾で仕事をしている時に、受験期になって慌てる親子と接する機会がありました。

正直、子どもが生まれた瞬間に【何年後には受験が来る】というのは分かっているのですが、やはり直前にならないと気持ちが大きく動かされないという方もいます。

【この学年の子はあと5年後に高校受験が待ち構えています】と全員が知っている、しかも平等に理解している時期が固定された大イベントですから、子どもの勉強については小学生の頃から逆算してアレコレ考えて行動することをおすすめします。

 

低学年の頃はさほど気にしなくても、学年が上がれば子どものアラが目につくこともあります。

子どもの将来を考えたとき、親として【どうすれば、この子が将来躓かずに、自分の道を歩んでいけるのだろうか】と不安になることもあります。

そして、小学校のうちは成績が良くても、中学で急に勉強が難しくなり、ついていけなくなる子は少なくありません。

予想していたような高校に到達できないということもあります。

小学校高学年、中学で躓くかどうかは、小学校での過ごし方で決まると言っても過言ではありません。

大切なのは、単に目の前の勉強をこなすだけでなく、将来を見据えて学習を進める【逆算学習】です。

 

逆算学習とは、子どもの成長をゴールから考え、そのために【今、何をすべきか】を明確にすることです。

この考え方を取り入れることで、子どもは自ら学ぶ力を身につけ、どんな困難にも立ち向かえるようになります。

 

そこで今回は、、中学・高校の勉強で躓かないために、小学校で親が実践すべき逆算学習の3つの鉄則について、具体的な方法を交えながらご紹介していきます。

子どもの未来を豊かにするヒントが、きっと見つかるはずです。

 

逆算して動くことの3つのメリット

まず、子どもの学習に【逆算思考】を取り入れることは、単に今の成績を上げるためだけではなく、将来のさまざまな課題に自分の力で立ち向かえる力を育てることにつながります。

子どもが小学生だと、どうしても目先のことしか考えられないのですが、【今】の勉強は遠い未来につながるという視点を持つと、高校受験が小学生の子どもに全く無関係なものだとは思えなくなります。

正直、塾で仕事をしている時、成績の良し悪しは【タイムリミットが迫るイベント】への危機感を子どもがどの程度のものなのか認識しているかで推し量ることができました。

 

目的から逆算して【今何をすべきか】を考える習慣は、一生役立つ思考法のひとつです。

逆算思考を身につけることで、子どもと親子にとって大きく3つのメリットがあります。

ここでは、逆算的に学習を進めることが、子どもの学びと成長にどう役立つのか、3つの視点から具体的に解説していきます。

 

メリット①やるべきことが明確になり、無駄な努力がなくなる

子どもの学習に逆算思考を取り入れる最大のメリットは、やるべきことが明確になり、無駄な努力が減ることです。

多くの子どもが、目の前の宿題や問題集を【言われたから仕方なく】こなしているだけになりがちです。これでは、学びの意味を見失い、やる気が続かないのも当然です。

しかし、【将来〇〇になりたい】【○○高校に合格したい】という目標を起点に考え、そこから必要な学力や力を逆算して計画を立てると、【今やっていること】の意味がクリアになります。

たとえば、【図形の問題が苦手だけど、将来の夢には必要だから今しっかり学ぼう】と、勉強への取り組み方が変わってくるのです。

 

こうして学習の方向性が定まると、ただ何となく繰り返していた勉強から、目的に沿った【意味のある勉強】に変わります。

結果として時間の使い方も効率的になり、限られた学習時間でも成果が出やすくなります。

 

目的意識のある学びは、子ども自身の納得感を生み出し、自ら考えて取り組む習慣につながっていきます。

逆算思考を取り入れるだけで、勉強の質が大きく変わるのです。

 

メリット② 自律的な学習習慣が身につく

逆算して学習を考えることで、子どもに自律的な学習習慣が育ちやすくなります。

これは、親がすべてを決めるのではなく、子ども自身が【いつ・何を・どれだけやるか】を一緒に考える機会を持てるからです。

 

たとえば、【この単元を今週中に終わらせるには、今日どこまで進めばいい?】と問いかけてみましょう。

すると、子どもは自然と計画を立てる力を身につけ、日々の学習を【自分の意思】で進めようとするようになります。

こうした経験は、単に勉強の成果を出すだけでなく、【自分で決めたことをやり遂げる】という成功体験を積む貴重な機会にもなります。

この積み重ねが、【勉強はやらされるもの】から【自分で進めるもの】へと意識を変えていくのです。

 

そして、こうして身についた自律性は、中学・高校と進学に伴い学習量が増えていく中でも、大きな武器になります。

とくに高校受験・大学受験では、自分で計画的に学びを進める力が欠かせません。

その土台を小学生のうちから少しずつ育てていけるのが、逆算学習の大きな強みです。

【今日はどうする?】と声をかけるだけでも、子どもは【自分で決めた】という意識を持ち、学習に主体的に関わっていくようになります。

 

メリット③学習へのモチベーションが向上する

逆算学習のもう一つの大きな利点は、子どもの学習意欲が自然と高まることです。

人は【ゴール】が見えると頑張れるもの。

目指す目標があって、それに向かって進んでいるという実感があるとき、努力は苦ではなくなります。

 

たとえば、【この苦手な教科を乗り越えると、志望校に近づける】というように、今の学習と未来を結びつけると、子どもは学びに意味を見出すようになります。

さらに、目標を小さく分解して【今日はここまで頑張る】と決め、それを達成することで【やった!できた!】という達成感を味わうことができます。

この成功体験が自己肯定感を育て、次へのやる気を引き出す好循環が生まれます。

逆算で立てた学習計画は、ただの作業ではなく、【自分の夢に向かって進むプロセス】になります。

これは、外からの強制では得られない、内側から湧き出るモチベーションです。

 

夢や目標は、勉強の原動力になります。

だからこそ、家庭で【何のために勉強してるの?】という会話を大切にし、子どもが自分の未来を意識できるようにすることが、逆算学習を成功させる鍵なのです。

 

逆算して家庭学習を考える3つの方法

さて、小学3年生、4年生の子を持つ親からすると、10歳前後から高校受験を考えて動き出すというのは【早過ぎる】と受け止めてしまうと思います。

しかし、私の経験上、10歳前後の学力と高校受験でどの辺りの高校を受けるか、進学するかというのはかなりリンクしています。

ですから、たとえ小学3年生でも進学校を狙っている、大学進学を念頭に置いている場合は動き出すようにしてください。

 

ただ、【逆算学習】の重要性は理解したけれど、具体的にどう家庭学習に取り入れればいいのか分からない、という方も多いかもしれません。

ここでは、子どもが将来躓かないために、小学校の家庭学習を逆算して考える3つの具体的な方法をご紹介します。

 

方法①中学・高校の学習内容を親子で俯瞰してみる

子どもの学習を逆算して考える第一歩は、将来学ぶ内容を親子で一緒に俯瞰してみることです。

多くの家庭では、小学校の範囲だけで学習を捉えがちですが、実際には中学・高校での学習は、小学校の基礎が土台になっています。

たとえば中学では、数学で方程式や関数、英語では文法や長文読解が本格化しますが、それらは【計算力】や【読解力】といった小学校で身につけるべき基礎力に支えられています。

 

つまり、小学校の学びはそれだけで完結するのではなく、将来に直結する【準備期間】でもあるのです。

そこでおすすめなのが、親子で実際の中学や高校の教科書や参考書を一緒に眺めてみること。

難しい内容を理解する必要はありませんが、【これが将来の勉強なんだね】【そのために今はここを頑張るんだね】と話すことで、子どもの意識が変わってきます。

 

【今やっていることが、未来につながっている】と実感できるだけで、勉強に対する納得感やモチベーションが大きく変わります。

遠い未来ではなく、少し先の現実として学びの目的を見せてあげることが、逆算学習の第一歩です。

 

方法②ゴールから逆算して『今の到達点』と『必要な力』を洗い出す

2つ目の方法は、具体的なゴールから逆算して、今の学力や必要な力を整理することです。

たとえば、【中学の数学で躓かない】という目標がある場合、そこにたどり着くために必要なスキルを細かく分解します。

計算の正確さ、文章題の理解力、図形を頭の中でイメージする力など、具体的な力が求められることに気づくでしょう。

 

次に、その力が今どれだけ身についているかをチェックします。

学校のテスト結果や家庭用ドリルを使って、【今どこができていて、どこが苦手なのか】を把握しましょう。

そして、苦手な部分が明確になったら、それを補強する学習計画を立てていきます。

こうすることで、【なんとなく毎日勉強する】から、【目標のために何をすべきかが見えている学習】に変わります。

ゴールと現状のギャップを具体的に把握することで、限られた時間の中でも、効率よく、効果的に学力を伸ばすことが可能になります。

このプロセスは、ただの勉強を【課題解決型の学び】へと変えてくれる重要なステップです。

親子で現状を客観的に見つめることが、逆算思考を生かすカギとなります。

 

方法③親子で具体的な『目標』と『期限』を設定する

逆算的な学習を実践するには、【目標】と【期限】をセットで考えることが不可欠です。

ただ【がんばろう】と言っても、どこを目指せばいいのか分からなければ、子どもは動けません。

そこで大切なのが、親子で一緒に明確なゴールと期限を設定することです。

 

たとえば、【小学6年生までに中学レベルの計算力を身につける】という長期目標を立てたとします。

そこから逆算して、【小5の終わりまでに分数の計算を完璧にしよう】【今月はこのドリルをやり切ろう】といった中期・短期の目標を分けて設定していきます。

これにより、目標が遠すぎて見えなくなることを防ぎます。

 

目標設定で大事なのは、子ども自身が関われるようにすること。

親が決めるのではなく、【どうしたい?】【どこまでできそう?】と対話をしながら一緒に決めていく。

子どもは【やらされている】という感覚から解放され、自分ごととして学習に取り組めるようになります。

目標が見えると、学習に向かうエネルギーが変わります。

逆算の力は、計画的な学びだけでなく、自信と達成感を積み重ねていくための土台でもあるのです。

 

子どもの自学自習を鍛える3つの逆算のコツ

ところで、逆算学習は親がアレコレ考えて誘導していく面倒さがありますが、逆算学習の究極のゴールは、親が手出ししなくても、子どもが自ら計画を立て、実行し、振り返る力を身につけることです。

これは、中学・高校、そして社会に出てからも通用する【自学自習力】です。

ここでは、この力を鍛えるために、親が意識すべき3つの逆算のコツをご紹介します。

 

コツ①『なぜ?』を問いかけ、思考を逆算させる

子どもの学びを深めるうえで最も大切なのは、答えを教えることではなく、考え方を引き出すことです。

そのための第一歩が、【なぜそう思ったの?】という問いかけです。

たとえば算数の問題で答えを出したとき、【どうやって解いたの?】と尋ねると、子どもは自分の頭の中を整理しながら言語化することになります。

これにより、ただ解けるだけでなく、論理的に考える力や説明する力が養われていきます。

 

とくに文章題で躓いた場合は、【問題文の中で分かっていることは?】【何を求める問題?】といった問いで、ゴールから逆算して解く力を自然と身につけることができます。

こうした質問を繰り返すことで、子どもは【とりあえず解く】のではなく、問題を読み解き、自分の頭で考えるようになります。

この逆算的な問いを日常に取り入れることで、思考力だけでなく、自分の考えを持ち、自信を持って伝える力も身についていきます。

正解よりも【考え方】を大切にする姿勢が、学びの質をぐっと高めてくれるのです。

 

コツ②『できたこと』を逆算して褒める

子どものやる気を育てるには、【成果そのもの】よりも、【成果に至るまでの過程】に注目して褒めることが大切です。

たとえばテストで良い点を取ったとき、多くの親は【すごいね!】と結果だけを褒めがちですが、もっと効果的なのは【どうしてそれができたのか?】を一緒に振り返ってあげることです。

【難しい問題に最後まで取り組んだね】【毎日コツコツ続けた成果が出たね】などと、成功の裏にある努力や工夫を逆算して認めることで、子どもは【頑張ればできる】という実感を持てます。

これは、自信を育てる大きなきっかけになります。

 

このような具体的なフィードバックは、単なる励ましよりも深い達成感を与えてくれます。

また、【努力が評価される】と感じることで、勉強へのモチベーションも持続しやすくなります。

 

重要なのは、【結果】よりも【過程】にスポットを当てること。

逆算して努力を言葉にしてあげることで、子どもは自己効力感を育み、どんな課題にも前向きに挑戦するようになります。

 

コツ③『失敗』を逆算して改善点を見つける

テストや模試で思うような結果が出なかったとき、ただ落ち込んで終わってしまうのはもったいないことです。

逆に、その失敗を学びのチャンスに変えることこそが、逆算思考の真価です。

重要なのは、【なぜ間違えたのか?】【どうすれば次はできるようになるか?】を、親子で一緒に考えることです。

このとき、親が感情的になったり責めたりするのではなく、【一緒に分析しよう】と寄り添う姿勢を見せることで、子どもも安心して振り返りに向き合えます。

【問題をよく読んでいなかった】【計算ミスが多かった】など、具体的な原因を見つけられれば、次の学習での改善が可能になります。

失敗をゴールから逆算して見直すことで、単なる失点が成長の材料に変わります。

そして、【次はどうしたらいいか】を考えることで、子どもは自然とPDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回す力を身につけていきます。

 

失敗を責めるのではなく、学び直すプロセスに変える。

この体験を繰り返すことで、子どもは失敗を恐れず、自分で道を切り開く力を養っていけるようになります。

 

子どもの未来を拓く【逆算学習】

中学や高校での学習にスムーズにつなげるために、小学生のうちから【逆算学習】の視点を家庭で取り入れることは非常に効果的です。

成績を上げることだけが目的ではなく、子どもが自分の力で課題に向き合い、将来の夢や目標に近づいていくための思考力や学習習慣を育てる手段でもあります。

逆算学習の本質は、未来から現在を見つめ、今なすべきことを明確にすることです。

親子で将来を見据えた会話を重ねることで、学びの意味がクリアになり、子どもは自分の意志で勉強に取り組むようになります。

 

そして、親が【問いかける】【努力を認める】【失敗を活かす】といった関わり方を意識することで、子どもは【やらされる学習】から【自分のための学び】へと意識が変わっていきます。

 

子どもは、やがて自分の道を自分で選び、歩んでいく存在です。

親ができるのは、その力を育てるサポートをすること。

未来からの逆算という視点は、子どもにとっても親にとっても、学びの地図を描く大切な羅針盤になるでしょう。

 

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