今回は【小学生のうちに始める英語学習 英語アレルギーを防ぐ最低限の家庭対策】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
最近、【中学英語が昔よりも難しくなっている】という話を耳にした方は少なくないと思います。
学習指導要領の改訂により、ここ数年で英語教育は大きく変わり、中学1年生の最初から親世代の中学1年の秋くらいに学ぶようなレベルの内容を勉強していたり、中学3年間で学ぶ語彙の数も増えていたりと難化が進んでいます。
我が家でも子ども①②で経験していますが、小学5年生から英語を強化として勉強することもあって、【中学から始めてもなんとかなる】という時代は終わりました。
小学生の段階でどれだけ英語に慣れているかが、その後の成績を大きく左右するようになってきています。
また、周囲では英会話教室、公文、学研などで英語を始めている子も多く、焦りを感じる方も少なくありません。
私も子育てをしている中で、幼児期、小学校低学年からこうした類の教室に通わせて英語スキルを磨き上げていくことに力を入れている家庭に出会ってきました。
ただ、大切なのは教室に通えば何とかなるではなく、いかに家庭でも英語に触れる時間を作れるかどうかにかかってきますし、進級進学していく中で後伸びして追い越していく同級生も必ずいます。
そして何より忘れてはいけないのが、他の教科を捨てて英語だけ頑張ってもどうにもならない未来が待ち受けているということです。
ですから、前のめりになりすぎずに程よい距離感で英語と向き合う必要があります。
そうした中で、特段英会話教室などに通わなくても小学生のうちから取り組んでほしいのは、まず【英語の音に慣れること】です。
英語のアニメや絵本、YouTube、NHKの子ども英語番組など、身近に英語を【聞く】【見る】環境を作るだけでも十分です。
また、アルファベットが読める、よく使う単語を見てなんとなく意味が分かる、簡単なフレーズを口に出せる。
まず最初はこの程度でOKです。
難しい文法よりも【英語って楽しい】と感じる経験の方がはるかに重要です。
いきなり英文法から始めると、ほぼ間違いなく英語嫌いになります。
英語を特別な勉強と感じさせず、日常の中に自然に取り入れること。
それが、将来の英語嫌いを防ぐ最も効果的な方法です。
英語は今や、全ての子どもにとって必要なスキルになりつつあります。
今日から1日10分だけでも、英語との距離を少しずつ縮めていきましょう。
そこで今回は、子どもを英語嫌いにさせない家庭での英語学習の取り組み方をご紹介していきます。
小学生のうちから英語対策を始めるべき理由──中学英語の現実──
まず、小学生の頃から英語対策をする上で忘れてはいけないのが、中学英語の現実です。
【英語って中学から始めればいいんじゃないの?】
【周りの子が英会話教室に通っているけど、うちはまだいいかも…】
そんなふうに思っている方に、ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは、今の中学英語は、私たち親世代が経験したものよりもはるかに難しくなっているという現実です。
かつての中1英語といえば、アルファベットの練習、数字や曜日、色や果物などの英単語の練習をし、少しずつ【I am a student.】【This is a pen.】といった、be動詞や簡単な語順からスタートするものでした。
しかし現在では、中学1年の段階で不定詞など、中学2年生で学ぶような内容の英文法を含んだ英会話文を普通に学んでいます。
子ども①や②の中学での教科書や教材、配布されているプリントを見てきても、【いやいや、中学1年でこの内容を勉強するの?】と驚くくらい難化しています。
私が塾で仕事をしている時は、いわゆる【ゆとり教育時代】でしたから、その頃の中学英語とは全くの別物になっています。
そもそも、英語は今や幼児期や小学校から習い事で先取りしている子もいれば、何もしない子もいるなど、できる子とできない子の差がはっきりと出る教科です。
しかもその差は中学に入る前から既に開き始めています。
子ども①②の小学生時代も、小学校5年生頃にすでに英語嫌いになっている子はいました。
親世代の頃のように【中学から勉強するもの】ではなく、小学生時代に基礎を仕上げておくことが望ましい教科になっています。
そうした中でも、子ども①②の周囲にいる神童さん達の大半は小学生時代は英語学習は学校で触れるくらいで、中学に進学してから一気に伸びるというケースが多かったです。
ただ、普通の子が神童さんの真似をしても上手くいくとは限りません。
ですから、我が家の子ども①②のような普通の子は違った戦略を考える必要があります。
そして、中学に入ってから英語の成績が伸びやすい子には、ある共通点があります。
それは、小学生のうちから何らかの形で少し英語に触れていたということです。
・英語のアニメや歌を聞いていた
・アルファベットや簡単な英単語に慣れていた
・英語のアプリや通信教材で英語に触れる機会があった
こうした経験があるだけで、【英語=未知の言語】ではなくなり、学ぶ際の心理的なハードルが大きく下がります。
反対に、家庭で英語に一切触れずに小学校では学校だけ、本格的な英文法は中学からだと、苦手意識を持ってしまう子になる可能性が高いです。
これは、英語アレルギーにつながり、最終的には高校受験だけでなく、大学進学に向けた進路選び、大学受験、さらに社会人になってからの英語力にまで影響する可能性があります。
よく【うちは理系志望だから英語より数学を重視したい】といった声も聞きます。
もちろん数学は大切ですが、今の大学入試では、理系でも英語が配点の大きな科目であることがほとんどです。
しかも、AI時代に突入した今、翻訳機能はずば抜けて向上してはいるものの、情報を読み取る力・発信する力として、英語は理系文系問わず共通言語としての地位を確立していますし、英語スキルというのは大学受験、そして就職活動の際には大きな武器となります。
つまり、英語を避けて通るというのは、子どもの人生の選択肢を狭めていくことを意味しているのです。
では、将来に向けて小学生のうちに何をしておくべきか?
それは、【文法】や【英作文】などの本格的な学習ではありません。
以下のようなことをして、英語への心の壁をなくすように心がけてみてください。
・英語の音に慣れる(リスニング)
・アルファベットの読み書きに触れる
・英語の絵本や歌を楽しむ
・簡単な単語やフレーズを口にしてみる
これだけで、子どもは【英語=知らない言葉】ではなく【なんとなくわかる言葉】として、自然に受け入れられるようになります。
新しい言語を学ぶというのは、子どもの性格によってはハードルはとてつもなく高くなることがあります。
この心理的なスタート地点の壁をなくせるか、それともベルリンの壁くらいたかくなるかが、中学英語の理解を大きく左右します。
英語は、日本語と同じように言語であり、子どもが文法や語彙を習得するまでにそれなりに時間がかかる教科です。
短期集中で一気に成績が上がるものではありません。
ですから、早いうちに種をまき、じっくりと根を張る必要がある教科でもあります。
だからこそ、小学生の今、【英語って楽しい】【聞いたことある!】という体験を積ませておくことが、将来の大きな土台になります。
その中で、無理に英会話教室に通わせる必要はありません。
まずは家庭で、1日5分〜10分の英語とのふれあいを日常に取り入れることから始めてみてください。
今のうちに英語を好きなものにできるかどうかが、これからの学習のすべてを左右します。
小学生のうちにやっておきたい英語アレルギー対策
さて、英語アレルギーという言葉があるくらい、英語を苦手とする子はとことん英語を嫌がります。
【中学で英語が急に難しくなるらしい】
【周りは英会話や塾に通い始めてるけど、うちはまだ何もしていない…】
そんなふうに、子どもの英語学習について不安を感じ始めている方は少なくないと思います。
けれど、焦って高額な英会話教室に通わせる必要はありません。
むしろ大切なのは、小学生のうちに英語に対する心理的な抵抗感をなくしておくことです。
つまり、英語アレルギーを防ぐことです。
ここでは、小学生が中学英語にスムーズに入っていけるよう、家庭でできる最低限の英語対策を3つに絞ってご紹介します。
① 英語の【音】に慣れることが第一歩(リスニング力)
小学生の子どもは、大人よりもずっと自然に【音】を吸収する力を持っています。
この時期に英語の音にたくさん触れておくことで、将来のリスニング力や発音の土台ができあがります。
具体的には、毎日5〜10分程度、英語を【聞く】時間を作るだけでOKです。
たとえば、昔からあるNHKの【基礎英語】などの教育番組や、YouTubeの英語童話朗読チャンネル、英語のアニメなど、子どもが興味を持ってくれそうな動画サービスをセレクトして毎日決まった時間を【英語タイム】にすると便利です。
重要なのは、【理解させること】よりも、【耳に馴染ませること】です。
内容が分からなくても、【英語の音って日本語と違う】【聞いていて楽しい】と思えれば、それだけで十分な効果があります。
字幕はあってもなくても構いません。
とにかく、英語が日常にあるという環境をつくることを最優先してください。
② 英語を【読む・見る】ことへの抵抗をなくす(視覚認識)
英語を見た瞬間に【うっ…難しそう】と感じてしまう子は、中学英語でつまずきやすい傾向があります。
だからこそ、英語の視覚的な認識に慣れておくことも大切です。
家庭でできる取り組みとしては、次のようなことがあります。
・アルファベットの読み書き練習(A〜Z)
・よく使う簡単な英単語を視覚的に覚える(例:apple, dog, red, cat, book など)
・英語絵本の読み聞かせ(音声付きの絵本アプリやCD付き絵本もおすすめ)
【dogって書いてあるのを見て、犬のことかなって分かる】
【A〜Z大文字も小文字も読めるし、書ける】
こうした小さな積み重ねが、英語を特別な言語ではなく、【ちょっと知ってる母国語以外の言語】に変えていきます。
この段階では完璧な理解よりも、【見慣れていること】【抵抗がないこと】が最大のポイントです。
③ 英語を【使ってみる】楽しさを知る(簡単なスピーキング体験)
最後に大切なのが、英語を自分の口から出す体験です。
といっても、流暢な英会話を目指す必要はまったくありません。
【Hello!】
【My name is ○○】
【I like apples!】
こうした簡単な表現を親子で口に出してみるだけでも、英語への心理的ハードルは大きく下がります。
家庭での工夫としては、英単語カードで単語ゲームをする、英語しりとりや、英語あてクイズ、そして【What’s this?】→【This is a pen!】といったやりとりごっこなどがやりやすいです。
我が家も、こうしたやり取りは家庭でも実践してきました。
大袈裟な感じで話をして、パリピな感じでワイワイキャーキャーふざけた時間を作っていました。
発音が完璧でなくても、文法が正しくなくても構いません。
【英語を使ってみるのって楽しい!】という感覚を持てるかどうかが、のちの学習モチベーションを左右します。
子どもが笑顔で英語を話している。その経験こそが、英語アレルギーの最大の予防策になるのです。
小学生のうちに【英語を勉強させる】というよりも、英語に親しむ環境を家庭で用意してあげることを意識してください。
それが、これから英語と長く付き合っていく子どもにとって、何よりの支えになります。
英語の音を聞いて、単語を見て、口に出してみる。
それだけで、英語に対する心の壁はどんどん低くなっていきます。
今はまだ、机に向かってガリガリと英語を勉強させる時期ではありません。
けれど、今しかできない自然な英語体験が、のちのちの学力を大きく左右するのです。
1日たった10分でも構いません。
家庭の中で、少しだけ英語とふれあう時間を取り入れてみてください。
それが、将来の英語嫌いを防ぎ、英語を味方にできる第一歩になります。
周りと比べず家庭の軸で進める英語習慣のすすめ
ところで、英語教育は焦らずに子どものペースで進めていくことが肝要です。
【○○ちゃんは英会話教室に通ってるらしい】
【クラスの半分がすでに英語を習ってるって聞いた】
こんな声を耳にして、つい焦ってしまったことはありませんか?
小学生の英語学習は、確かに早期スタートが主流になりつつあります。公文や学研、英語塾、オンライン英会話と選択肢も多く、親として【何か始めなければ】と不安になるのは自然なことです。
しかし、忘れてはいけないのは、英語は【早く始めたか】ではなく、【どれだけ無理なく続けられるか】が勝負だということです。
子どもの性格、生活スタイル、学習のペースは一人ひとり違います。
周りと比べるよりも、その子に合った家庭軸をもって取り組むことが、何よりも大切です。
英語に限らず、子どもが勉強を嫌いになるきっかけの多くは、【分からないのに、やらされる】ことにあります。
周りの子がやっているからと、無理に英会話教室や通信教材に取り組ませても、子どもの心がついてきていなければ逆効果になります。
英語が【分からない・面白くない・やらされている】と感じた瞬間から、英語アレルギーは始まってしまいます。
一方で、教室に通っていなくても、家庭で自然に英語に触れてきた子どもは、中学に入ったとき【英語って知ってる言葉】【聞いたことある音】として、スムーズに受け入れられるケースが多いですし、英会話教室や公文、学研に頼らずに英語学習のスタートするなら、やはり面倒かもしれませんが【習慣化】を目指すのが一番です。
それも、勉強というより、日常の中で無理なく取り入れるスタイル。
先ほど紹介しましたが、YouTubeやNHKなどで毎日5〜10分だけ英語の動画を一緒に観る。
子どもが好きなテーマの英語絵本を一緒に読む。
英単語カードで簡単なゲームをする。
こうした取り組みは、子どもにとって英語を勉強しているという感覚が薄いため、嫌がらずに継続しやすいのが特徴です。
また、時間も短時間で済むので、親も子どもも負担が少なく、忙しい家庭にも取り入れやすい方法です。
英語は、スポーツや楽器と似ています。
短期集中で詰め込むよりも、コツコツと毎日触れ続けた人が、気づいたら大きく伸びているという世界です。
だからこそ、無理のない時間配分で、子どもの興味やテンポに合わせて、長く続けられる方法を意識することが大切です。
途中で休んでも構いません。
飽きたら一度やめてもいいんです。
でも、【また始められる環境】が家庭の中にあれば、英語への親しみは失われません。
周りと比べて焦る気持ちは、どんな親も経験する心のざわめきです。
しかし、焦って始めた学習が、子どもにとって無理なもの、嫌なものになってしまっては、本末転倒です。
大切なのは、その子のペースで、無理なく英語に触れ続けることにあります。
【うちはこういうスタイルでやっていこう】と、自分たちの家庭軸をもって学びを続けることが、結果として一番強いです。
英語は短距離走ではなく、長距離マラソンです。
早く走り出した人よりも、地道に走り続けた人が、いちばん遠くにたどり着きます。
家庭に合ったやり方で、英語を【生活の一部】にしていく。
それこそが、英語に強い子を育てる、シンプルで最良の方法です。