子どもの変化 学力格差が広がる隠れた秘密 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもの変化 学力格差が広がる隠れた秘密

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【子どもの変化 学力格差が広がる隠れた秘密】と題し、お話をしていきます。

スポンサーリンク
AD

YouTube版

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

created by Rinker
エール出版社
¥1,760 (2025/07/14 18:58:51時点 Amazon調べ-詳細)

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

created by Rinker
¥250 (2025/07/14 18:22:15時点 Amazon調べ-詳細)

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

子どもの成長に伴う精神面の変化と、学校の勉強が難しくなる中で学力は小学生の段階から広がっていきます。

その時期は小学3年生、小学4年生頃から出てくるというのは親の方はテストが返却されて何となく感じるようになります。

小学生の段階から学力の差が広がり始めると、親としては「うちの子は大丈夫だろうか」と不安になりがちです。

とくに、子育てをしていると【小4の壁】【10歳の壁】という言葉を耳にする機会もあり、【高学年になる前に学力差が生まれる】【対策をした方がよさそうだ】と考えるようになります。

しかし、実際に子どものテストの点数が下降気味、高得点が取れにくくなる様子を見ていると【どうすれば良いのか】と混乱する、戸惑う方も少なくありません。

 

一方、子どもの方も勉強に意欲的な子と、現実から目をそらす子との差が見えてくると、親の焦りは一層強くなります。

しかし、焦って叱ったり無理に勉強させたりすることは逆効果です。

まず親が冷静になり、子どもの性格や今の状況を正しく理解することが第一歩です。

そもそも、【勉強に向き合える子】は、自信や達成感を感じながら学べる環境が整っていることが多く、親はその姿勢を認め、継続できるよう適度なサポートをしてあげましょう。

一方で、【現実逃避する子】は、自分なりに努力しても結果が出ず、勉強が【できない】【ちっとも分からなくて授業がつまらない】と感じていることが多いものです。

こうした子には、ガミガミ説教しながら勉強をやらせるのではなく、まずは【できた経験】を積ませてあげることが大切です。

 

たとえば、得意な単元や興味のある内容から始めて【わかる】【できる】を実感させ、そこから少しずつ広げていくことが効果的です。

また、親が【努力で変えられるもの】【失敗してもいい】という姿勢を言葉や態度で示すことで、子どもは安心して再チャレンジできるようになります。

 

子どもの学力差に不安を感じたときこそ、親が寄り添い、支えることが、長い目で見て子どもの力を育てることにつながっていきます。

そこで今回は、小学生の間に広がる学力差をなんとか食い止めるためにも、原因となる要素を見抜くコツをご紹介していきます。

 

精神面の影響力は見過ごせない

まず、小学校6年間で子どもの心も成長していきます。

その過程で素直さ、臆病な部分、やる気が出ないといった複雑な感情が子どもの心の中で揺らぐようになります。

塾で色々なタイプの子ども達、成績の良い子や学業不振の子と接しましたが、子どもの成長に伴って起こる精神面の変化は、学力格差が小学生の段階から広がり始める大きな要因のひとつだと個人的に感じています。

小学校中学年以降になると、子どもは自分を客観的に見る力が少しずつ育ち、【自分は勉強が得意】【自分は苦手】といった自己評価をするようになります。

この自己評価は、自己肯定感や学習意欲に直結し、成績の上昇にも低迷にも大きく関係していきます。

自己肯定感が高い子は、多少難しい課題に直面しても【やってみよう】【できるかもしれない】と前向きに捉え、粘り強く取り組む傾向があります。

一方で、自己肯定感が低い子は、失敗を恐れて挑戦を避けたり、分からなくても先生や親に質問することもなく【どうせやっても無理】と諦めたりする傾向が強くなり、成績に影響を及ぼします。

この考え方は中学生になると思春期に突入することもあり、悪化の一途を辿る子も少なくありません。

小学校4年生前後から出てくる子どもの精神面の変化が学習意欲や行動に大きく影響し、それが学力の差として表れてきます。

 

さらに、小学3年生、4年生以降は他人と自分を比較する機会が増え、テストの点数や授業中の発表の中身や、先生に褒められる回数、リーダーシップを取れるかどうかといった【目に見える結果】に敏感になります。

【あの子はすごいけど、それに比べたら自分はダメだ】と感じる経験を繰り返すことで、やる気をなくし、現実から目を背けるようになる子も少なくありません。

また、同じ時期に学校の勉強も徐々に抽象的で複雑な内容へと変わっていきます。

算数では【がい数】【図形】【分数】そして5年生以降になると【割合】や【速さ】などを学び、国語では文章の読解、古文や意見を述べる問題が増えます。

この【勉強の難化】が、精神面での自信の有無と絡み合い、理解を深める子とつまずいてしまう子の差を一層広げていきます。

親からするとまだまだ9歳、10歳の子どもですが、その時期から精神面の変化は起きて、それが学力に直接関わる非常に重要な要素であり、見過ごすことはできません。

子どもが自分に自信を持ち、前向きに学び続けられるよう、親は自分の子ども時代を思い出しながら、その成長過程を丁寧に見守り、支えていくことが大切になってきます。

 

家庭環境と交友関係の影響

さて、子どもの学力に差が出るようになると親は勉強量を増やそうと躍起になったり、塾に入ることや通信教材で勉強することも検討するケースもありますが、量を増やせば何とか解決するわけでもありません。

そもそも家庭環境が良くなくて勉強する環境が整っていないことや、友達の影響力が大きくなって親の言うことを聞けない、歯向かうようになる子もいたりと、【勉強させる以前の問題】だったりもします。

 

子どもの学力格差が小学生の段階から広がっていく背景には、精神面の成長や学習内容の難化だけでなく、【家庭環境】や【交友関係】といった周囲の人間関係の影響が大きく関わっているということも忘れないでください。

小学校6年間で、子どもは自我が芽生え始め、友達との関係が子どもにとって重要になってくるため、どんな友達と付き合うかによって日々の過ごし方や学習への意識が大きく左右されます。

これは私も子ども時代に感じましたが、、勉強に前向きに取り組む友達と仲良くなれば、自然と【自分も頑張ろう】という意識が芽生え、良い刺激を受けることができます。

一方で、勉強よりも遊びやスマートフォン、ゲームばかりに関心がある友達と仲良くする、放課後も一緒に遊んだりして長い時間過ごしていると、【勉強なんてしなくてもいい】という価値観に流され、学習習慣が崩れてしまうケースも少なくありません。

とくに、小学生のうちは親の言葉よりも友達の影響力が強くなってくる時期でもあり、【勉強は面倒】【やらないほうが楽】といった考えが広がると、それに流されて努力を放棄してしまう子もいます。

また、家庭環境の影響も見逃せません。

家庭での学習習慣の有無、親の声かけや関わり方、一緒にいる時の過ごし方によって、子どもの学習に対する姿勢は大きく変わります。

親が子どもの意見に過剰に合わせすぎてしまうと、【やりたくない】【今は気分じゃない】といった子どもの気まぐれに学習が振り回され、勉強への意欲が定着しないまま時間だけが過ぎていきます。

 

さらに昨今は、小学生でも自分専用スマートフォンを持っている子が増えており、その扱い方によっては勉強どころではない状況が生まれることもあります。

SNSやメッセージアプリなどを通じて友達同士のトラブルが起きたり、夜遅くまでスマホをいじることで生活リズムが乱れたりと、学習への集中力や意欲に大きな悪影響を及ぼすこともあります。

我が家でも、子ども①の時は小学生時代の時はスマホを原因とするトラブルは起きた話は聞きませんでしたが、子ども②の世代になると【公園で遊んでいる様子を勝手に撮られてLINEのグループに乗せられた】【顔面偏差値をメッセージアプリで言いたい放題書き込んで問題になっている】というトラブルが発生し、学区の中学ではその学年が中学生になってからはもっと深刻な問題も起きたという話も耳にしています。

思春期真っ只中なので、些細なトラブルでも初期対応を間違えれば大事となり、当事者でなくても周囲の騒動で勉強に集中できなくなる子もいます。

だからこそ、親は小学生の頃から子どもの交友関係やデジタル機器の利用状況にしっかりと目を配り、必要なサポートとルールづくりを行うことが重要です。

学力格差の背景には、こうした環境要因が複雑に絡んでおり、家庭での適切な関わりが子どもの将来を大きく決めてしまう、学力差のうねりに巻き込まれることもあると、あらためて意識しておく必要があります。

 

教育事情の変化を親が知らない

ところで、2020年度に小学校の学習指導要領が改定され、教育現場では従来の【知識を覚えること】だけでなく、【思考力】【判断力】【表現力】を育てることが重視されるようになりました。

これにより、教室ではアクティブラーニング、つまりは主体的な学びや対話による深い学びという手法が活発化し、子どもたちは自分の考えを発表したり、友達と意見を交換したりする活動が日常的に行われています。

この変化は入試問題にも反映されており、単純な暗記型の問題ではなく、【複数の資料を読み解き、それらを関連づけて答えを導く問題】や、【文章量が多く、情報を取捨選択しながら答える問題】などが増えています。

一見すると基本的な内容でも、出題形式がこれまでとは異なるため、受験生が戸惑ってしまうことも珍しくありません。

これは、単に知識があるかどうかではなく、それをどう使うかが問われる時代になったことを意味しています。

しかし、こうした教育事情の変化を親が理解していないと、子どもの学習に対する支援や期待がズレてしまうことがあります。

たとえば、「昔はドリルを繰り返せば成績が上がったのに、なぜ今はできないの?」といった親の疑問や焦りは、子どもにとっては大きなプレッシャーになり、学習意欲を下げてしまう原因にもなり得ます。

親が自分の経験だけで判断せず、現代の勉強の目的や方法に目を向けることが、子どもの学力を伸ばす上で非常に重要です。

 

また、従来の詰め込み型学習と違い、今の教育では【答えのない問い】に取り組む機会も増えています。

その中で必要なのは、文章を読み解く力や、根拠を持って自分の考えを伝える力です。

これらは一朝一夕では身につかない力であり、日頃から読書や会話、意見を言葉にする習慣が重要になります。

教育の形が変わる今、学力格差を乗り越えるには、親もまた「学びの変化を正しく理解する」という姿勢が求められます。

時代に即した学習のあり方を理解し、子どもに寄り添いながら共に情報収集する姿勢を持つことが、これからの子育てにおいて不可欠だと言えるでしょう。

 

タイトルとURLをコピーしました