今回は【小学生の間に実行すると良し 確実に成績を上げるには】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
子どもの成績、学力がどのくらいなのか正確に把握するのはけっこう難しいです。
小学生時代は校内順位が分かることはありませんし、塾に通うということをしていなければテストを受けて偏差値が出るということもないです。
【できるのかどうか】は学校のカラーテストや宿題の出来不出来や、解くまでどのくらい時間がかかっているかで判断するしかありません。
そんなこともあり、親の方も【テストで90点台ばかりだし】【85点以上は必ず取っているから大丈夫でしょう】、と受け止めて、子どもの勉強に関して見守る姿勢を貫く方もいます。
また、小学生時代は中学受験をしなければ牧歌的な時間を過ごすことができるので、実力主義的な世界とは無縁の中で毎日を過ごせる子の方が圧倒的に多いです。
ところが、中学生になると定期テストで校内順位が分かる、模試で志望校の合否判定が出る、偏差値で自分の学力が分かる、と子どもが自分の実力と向き合わない世界に足を踏み入れることになります。
小学生と中学生の違いを頭で理解していても、いざ自分の学力が数値化されればあまり嬉しいものではないでしょう。
親の方も【思っていたよりも悪い】となれば改善策を色々と考えます。
しかし、子どもは反抗期、思春期に突入しています。
親の言うことを聞かない、歯向かう、荒っぽい言動をするようになると、建設的な話し合いをしていくのも無理があります。
ですから、子どもが中学生になってから【成績を上げるにはどうすれば良いのか】という対応策を考えるのではなく、小学生の間に親子で【成績を上げるにはどういうことをすべきか】と話し合うことがベターです。
話し合いをする際は【ガミガミ勉強しろと言わない】というのが絶対条件で、【勉強をすることでどのようなメリットがあるか】【成績が良いとどんな点で有利なのか】、または【成績が悪いとどんなデメリットがあるのか】と親の経験談などを踏まえて、子どもが納得できるように話をしていきましょう。
その上で、確実に成績を上げるには具体的にどのようなことをしていけばいいのでしょうか。
弱点を把握する
まず、子どもの勉強の弱点を把握しましょう。
弱点を知らなければ勉強していても効果的に成績を上げることもできません。
そして、弱点が子どもの成績を伸ばせない足かせになります。
子ども自ら申告してきた、苦手だと感じてしまうような点数が続いている時は【この教科のテコ入れをする】と迅速な対応ができます。
ただ、小学生が自分の苦手な教科や単元を正確に【ここ】とピンポイントで言えないことが多いです。
また、弱点だと気がついていないこともあります。
塾で仕事をしている時、計算プリントの丸つけをしていると【計算の中でもかけ算でミスが多い】【二桁のかけ算で繰り上がりの足し算で間違えている】と気がついて生徒に伝えても、当の本人はそういう自覚がない、ということもありました。
さらに厄介なのが【自分は計算は得意な方】と勘違いしていると、弱点だとは思っていないので指摘しても【そんなことはない】と否定し、弱点克服をする気も起きないということです。
これでは、子どもの成績を上げていくために、やりたい指導ができないというジレンマに陥ることもありました。
子ども任せにしないけれど親が発見しても子どもが認めないこともある、ちょっと誘導するのが難しい時もある、と理解した上で対策を考えていくのが弱点との向き合い方の第一歩です。
【長丁場になるかもしれない】という心の余裕を持って苦手なところを探して行きましょう。
弱点や苦手教科は明らかにカラーテストの点数が悪ければハッキリしていますが、他の細々とした【この単元の理解が不足している】というレベルは、宿題や家庭学習の丸つけ、返却されたカラーテストから親が子どもの勉強を見て気がつくことが多いと思います。
親から【こういう形式の問題を前も間違えていた】と指摘されたら、子どもも反論したくてもできません。
我が家の子ども①②も小学生の頃、【塾のテストで似たような問題をまた間違えた】を繰り返していました。
弱点を放置したままだと、絶対に成績は上がりません。
子ども①②も頭では理解していたのですが、如何せん苦手なところは喜んでやりはしません。
【勉強している割には成績が上がらないと気がつくまで放置しよう】と私の方も腹をくくり、待ちました。
結局、【やっぱりこの単元をもう少し勉強しようと思う】と子ども①②の方から言い出してきて、そこから弱点の把握と放置しないことの重要性を学んでいきました。
宿題プラスアルファの勉強を毎日する
さて、成績を今よりもアップしていくには【学習時間を増やす】は避けられません。
単に増やすのではなく、先ほど触れた【弱点を把握して克服するよう努力する】ということをしていき、学習量を増やすと現状を打破し、成績をより良いものにする軌道に乗りやすくなります。
【今よりも点数を上げたい】と思い立ち、実際に点数が上がるまでにはどのくらい時間がかかるのかというのは、親も子も気になると思います。
我が家の子ども①のようにサクッと勉強して成績が爆上がりするのを期待している子も世の中にはいるでしょう。
勉強に関してもスポーツや音楽系の習い事と同じように【努力をし続けないとレベルアップしない】という事実があります。
成績が簡単に上げられるのであれば、これほど塾や家庭教師といった教育産業が手広くビジネス展開している訳はありません。
ニーズがあるからこそ、たくさんの塾があるわけです。
とくに勉強を継続して続けることができない子はたくさんいます。
ですから、成績を上げていくには【自分だけ頑張って勉強し続ける】ということさえ意識すれば結果が出るという、ある意味確実性の高い努力です。
ただし、努力を続けても結果が出るまでにどの位の時間がかかるかは誰にも分かりません。
【勉強頑張ります!】と高らかに宣言しても、たいていの子は【先が見通せない中で努力する】に耐えきれず、結果が出る前に【やっぱり無理だよ】と音を上げています。
また、短期間で結果を出すことばかりを求めてしまい、一日5時間やろうとして挫折をするというパターンもあります。
成績を伸ばしていく子は学習量を徐々に増やしていき、それを継続していきます。
派手さもなく、地味に着実に力をつけていきます。
それしか確実に成績を上げていく道はありません。
ある意味、小学生で【簡単に成績を上げることはできない】という経験をしていくと、中学生になってから【短期間で成績を上げる】を夢見ることはないです。
中学生になってからは高校受験に向けて時間との勝負となるので、夢見てばかりだと正直受験に間に合いませんから、やはり小学生時代が大切と言えます。
親は励ましの言葉をかける
成績を上げるということは子どもが勉強を頑張る、時間をかけるということを意味しています。
ダラダラとゲームをしたり動画視聴して過ごしていた時間を勉強時間に変えるなど、これまでの生活を見直して、襟もとを正した生活を送ることが求められます。
学習習慣をアップデートしていく中で多少なりとも子どもも【勉強辛いな】と感じることもあります。
こうした子どもの気持ちを理解して、【漢字テストで間違いが大分減ってきたね】といった努力を褒める、労いや励ましの言葉をかけるよう心がけてください。
確実に成績を上げる時、親のサポートや言動というのは意外と大きいです。
子ども①②の周囲や塾で出会った子ども達の話を見聞きしていると、成績が良い子は親子関係が良好な子が多い印象がありました。
成績があとひと伸び、という子は親が少々ガミガミ系だったり、成績が全てという考えの持ち主だったりと子どもが気持ちよく勉強に集中することができません。
確実に成績が上がるには【子どものやる気を引き上げること】が重要なポイントになります。
親は意欲を失うような言葉をかけないということが必須です。
最初は、どうしてもガミガミ叱ったりしますが、グッと堪えて褒めること、頑張っていることを見つけて声をかけてください。