【教育小噺】小学校高学年から高校受験に向けて動き出すメリット | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】小学校高学年から高校受験に向けて動き出すメリット

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今回は【小学校高学年から高校受験に向けて動き出すメリット】と題し、お話をしていきます。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

大都市圏では中学受験をする子も珍しくありませんが、全国的に見れば子どもの人生初の受験と言えば高校受験です。

高校受験を意識するのは中学生になってからで、おそらく中学2年生の夏休みから秋くらいから【来年は先輩みたいに部活も引退して受験勉強を頑張らないといけないのか】と考え初めて、受験が近づいてきているのを実感していきます。

私が中学生だった時代、地方でも進学校を目指す子は中学2年生くらいから塾通いをし始める子が増えていました。

今では少子化の影響もあって中学1年生から塾に通い始める子が多いです。

中には小学校高学年で中学進学に備えて塾通いをしている子もいますが、そういう子は小学校の中でも成績優秀者であり【中学で上位を目指す】という目標を持っています。

 

基本的には高校受験は中学生になってから意識するもの、という考えは今も昔も変わらないです。

ただ、子どもの学力や中学での勉強の大変さを考えると【中学から考えれば良い】と一概に言えない面もあります。

学力を上げていくというのは時間がかかります。

そして、高校受験では倍率が低くても学力が足りなければ不合格となるシビアな世界です。

倍率が高ければ不合格となる子も多くなりますが、高倍率を潜り抜けて合格を勝ち取るのも筆記試験でより高い点数を叩き出すことが不可欠です。

しかも、高校受験は学力的に差があまりない中学生が合格の枠を争う戦いですから、ちょっとしたことで運命が変わることもあります。

短期間で合格レベルに到達する学力を鍛えるというのは無謀な考えであり、長期的な視点を持って対策を考えていく必要があるということを理解してください。

我が家では、子ども①②が国立中学を受験したので短期間で中学受験と高校受験を経験する全国的にも珍しいケースですが、高校受験に関しても中学受験と同じタイミングから【トップ高校に合格するにはどのくらいの学力が必要か】ということを考えて動きました。

小学校高学年や中学での勉強で躓いてしまい、トップ高校や2番手校への受験が叶わない子も普通にいます。

そういうことにならないためには、小学生の頃からどんなことを考えていけばよいのでしょうか。

 

小学5年で合格できそうな高校がほぼ決まる

まず、大げさではなく【小学校5年生で合格できそうな高校がほぼ決まる】と思ってください。

親自身の小学生時代を振り返ってみると、その時のクラスメイトの学力を思い出し、中学に入ってからの成績、そして進路進学というのは小学校高学年の時に属していた学力グループそのもの、という同級生が多いはずです。

とくにトップ層とボトム層は中学でも変わらずトップ層とボトム層に属していたと思います。

一番属するグループが変わりやすいのがトップ層とミドル層の中間の子、そして【それなりに出来ていると思う】というミドル層の同級生ではないでしょうか。

この辺りは中学の勉強に頑張ってついていって成績を上げる子もいれば、小学校の時と同じように勉強していたら成績が下がっていったという同級生がいるはずです。

流動的ではあるものの、偏差値60以上の高校に進む子はクラス内でも限られており、偏差値50台の高校や偏差値40台の高校に進む子が圧倒的多数です。

 

ですから、我が子がどの辺りの高校に進学できそうなのかというのは、普段の学校のカラーテストの点数やクラス内でどの学力グループに属しているかである程度予想はできます。

教育熱の高い地域の小学校ではなければ、偏差値60以上の高校に進学するには、小学校のクラスで上位にいることは必須です。

カラーテストで満点、高得点しか取らないような子が偏差値60以上の進学校に受かる可能性があります。

トップ高校や2番手校であれば、その上位グループの中でも【やっぱりできるよね】と周囲から思われるレベルの子になる必要があります。

親も子も進学校を目指している。

できればトップ高校を、と考えているのであれば【小学校5年生のクラス内でほぼ満点しか取らない賢い子】が一つの目安です。

その条件をクリアするために、家庭学習を増やすなど対策をしていくと中学進学後の勉強に役立つ基礎学力を鍛えることにもつながります。

 

進路進学を変更できるチャンスを掴める

小学校高学年から高校受験を考えて動き出すメリットの一つが【進路進学を変更できるチャンスを掴める】ことがあります。

私は中学生時代にボトム層からトップ層に滑り込むことに成功しましたが、本当にもの凄く勉強しました。

なかなか自分のようなことをさせたくないので、子ども①②③には中学で苦労しないように家庭学習の習慣が身につくように気をつけてきました。

中学生から意識を変えてそれなりに勉強しても【結局この辺りの高校に落ち着くのか】と思い描いていたような進学を果たせない子は珍しくありません。

小学生の子どもにとって高校受験は遠い話のことで、まだまだ自分には関係のないことだと思っています。

小学5年生であれば実際に受験するのは4年後ですから、11歳の子どもからしたら【未来の話】だと感じるのは仕方がないかもしれません。

しかし、中学生になっても、1年生は高校受験を他人事のように考えている子がけっこういます。

【まだ1年生だし】【来年から本気出せば全然間に合う】と。

親の方も子どもの成績は気にしつつも、中学1年生の時点で受験に向けて本格的に動き出す方は多数派ではありません。

 

親は子どものやる気が出てきたら、ガンガン成績が上がるはず、と期待していたりもします。

ただ、成績が良い子は普段からしっかり勉強している子ばかりなので、ミドル層の子が【ガンガン頑張る】で彼ら彼女たちを追いつき追い越すということは容易なことではありません。

高校受験は中学3年の冬に行われるというタイムリミットは変わりませんから、逆算して今できることを考えて家庭学習に取り組ませていくことが肝要です。

そうすると、生活が激変する中学ではちょっと高校受験を考える時間的余裕がありません。

小学校高学年から少しずつ【どんな高校があるのか】【高校によって進路進学がかなり違う】【偏差値とは何か】という話をしていき、高校受験の知識を増やしていきましょう。

 

自分の人生を真面目に考えるようになる

さて、高校受験は子どもの人生の分岐点になるくらい重要な受験です。

私も塾では毎年のように受験生がいて、悲喜こもごも全てを含めてドラマチックな展開を見せていました。

その中で、適当に受験校を選んでいた【とくに将来の夢がない生徒】【勉強する気がかなり低い生徒】の末路というのはなかなか考えさせられることがありました。

簡単に言うと、やりたいことが見つかっていないので偏差値の低い普通科の高校を受験し、合格したら学校の勉強を横に置いてアルバイトなどをして過ごし、卒業後は非正規雇用やフリーターとして働き、若くに結婚出産をして特に資格もないまま20代を過ごしていくというパターンをです。

同じような学力でも、努力をして専科の高校に受かり、専門技術を学んで高校卒業後は就職をして安定した生活を送っているという子もいます。

どのような人生を送るかは本人次第、本人が幸せなら他人があーだこーだ言う資格はありませんが、人生では様々なリスクと隣り合わせですから【仕事に困らない専門的な知識を持っている】【復職時に有利になる経験を積んできた】というのは自分の身を助けます。

 

あまりにも高校進学に関して軽く見ていると、自分の人生をなかなかなハードモードを歩くことになるので【自分はどのように生きていくか】と自問自答をし、やりたい仕事やそれに一番近づける進路進学を小学校高学年から考えていくというのは決して早くはありません。

適当に受験校を選んでいた子は小学校高学年の時点で勉強に対するやる気もなく、宿題もやったりやらなかったりしていたと自慢話風に語っていました。

子どもの頃から真剣にどんな仕事に就きたいのかと考えている方が自分の進路進学に責任をもって選ぶようになり、結果として実りある人生を歩むことになります。

親が【この道を進みなさい】と強要することはいけませんが、子どもが自分の未来を考えるきっかけを作るようにしていきたいですね。

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