今回は【やっぱり違う! 賢くて信頼される子の特徴】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
賢い子、という定義は色々あります。
単に成績、学力が良い子もいれば、学校生活の様々な場面でリーダシップを発揮しつつ成績も良い子、成績も良く周囲の人との人間関係が安定していて信頼されている子、がいると思います。
とくにリーダシップが取れて先生や周囲の子から信頼されている子、が賢い子の究極の姿だと思い描く方は多いです。
そういうタイプの子は小学校や中学校でもクラスで1人、2人くらいしかおらず、低学年の頃から素質を発揮する子もいれば、学年が上がるにつれて頭角を現す子、中学進学を機に積極性が増す子もいます。
いずれにせよ、教育に関心のある親としては学力と共に【周囲から信頼される賢い子に育つ】は一つの夢のようなものではないでしょうか。
成績が良いということは受験でも大きな武器になりますが、とくに大学進学においては筆記試験以外の入試制度が増えていることから、指定校推薦、総合型選抜のどちらも【課外活動の実績】も重視されます。
また、面接や志望動機も大学に本当に入りたいのか、受験する学部学科で意欲的に学ぶ姿勢が見られるかというのは大学側が受験生を見極めるポイントになるため、【自分から動ける人間】というのは人生のあらゆる面において強い味方となります。
親としては、我が子の将来を考えると【少しでも自分から動く子】【周りから信頼される子】になって欲しいと願うはずです。
それでは、賢くて信頼される子に近づくにはどうすればよいのでしょうか。
人の悪口をベラベラ喋らない
まず、【人の悪口をベラベラ喋らない】という特徴があります。
たとえ学力が高くても、友達の悪口や先生の悪口を平気に喋る人というのは信頼を失っていきます。
子どもが小さい頃は、面白おかしく話を聞く子もいますが、成長していくと【この子と仲良くすると自分も悪口を言っている人と思われる】【自分の悪口も他で話をしているかもしれない】と考える子は去っていき、同じように悪口を話す子しか残らなくなります。
会話の多くが悪口を口にするという友情関係は、思春期だけでなく大人になってからもトラブルを招く原因になります。
そもそも、他人の悪口を人の前で喋るということは思いやりがなく、自己中心的な人と受け止められます。
そして周囲の人と信頼関係を築くことができないので、まともな人が友達になる可能性は低いです。
反対に、信頼される賢い子というのは悪口を取り上げるということはせず、たとえ相手に欠点があっても悪いところに着目するのではなく、【良いところもある】と考えて接することができます。
もちろん、人間なので苦手とする同級生もいますが、それでも【あの子は嫌い】と口にせずに大人の対応をします。
塾で出会ったこの中でも、極めて学力が高いけれど平気で同級生の悪口を塾の先生の前でベラベラと話す子がいましたが、学校生活で責任ある立場となる機会はほぼなく【自分の方が上手くやれるのになぜか推薦されない】とクラスメイトに対して恨みつらみを口にしていました。
悪口を言う子は、なぜ悪口を言うのがいけないことなのかというのを理解せず、【悪口で周囲の子と仲良くなれる】【悪口を話すことで盛り上げられる】と思っているところがありました。
そういう感覚になっているのを塾の先生が直そうとしても、それは無理があります。
やはり親が注意をすることが一番です。
ただ、子どもが悪口を平気で言うというのは、親もそういうタイプである可能性が高いので、子どもを叱る前に親も自分の日頃の言動を振り返り、【子どもの前で誰かの悪口を言っていないか】と考えてみてください。
悪口という感覚がなくても、他の人の欠点ばかりを家庭内で話をしていると【親が人の悪口を話しているなら言ってもいい】と子どもは思うようになります。
自分が賢いという感覚をほぼ持たない
性格面でも賢くて信頼できる子は普通の子にはないキラリと輝く違いがありますが、この他にも【自分が賢いという感覚がほぼない】という特徴があります。
賢いと自覚している子の中には、テストの自慢をしたり、自分よりも点数が低い子にマウントを取るタイプもいます。
ただ、こうした言動をしていると周囲から煙たがられ、信頼されることはなくなります。
同じように成績が良くても、信頼される子どもというのは【他の人を馬鹿にしない】【勉強が分からなくて困っている同級生を助ける】【自分が賢いと思っておらず謙虚】です。
人をバカにするというのは悪口と同じように周りにいる人が見聞きして、決して気持ちの良いものではありません。
馬鹿にするのを辞めるように言っても、言ってきた相手が自分よりも成績が悪ければ【そんなこと言う権利はない】とさらに馬鹿にするので、周囲から疎まれるようになったり、仲良くするのをやめようという空気が強まっていきます。
一方、信頼される賢い子は馬鹿にすることなく、クラスメイトに勉強を教えて友達が分かったら一緒になって喜んだり、周りから勉強が出来てスゴイねと言われても【まだまだ上には上がいるから】と謙虚な姿勢を崩さず、自分の学力に甘えません。
傍から見ていると、少しくらい自慢してもいいのにと思ってしまうくらいです。
本当の意味で賢い子は現状に甘えるということをせず、自分に厳しいところがあります。
それでは、他の子にもその厳しさを求めてしまうのかというと、そうではなく【自分は自分】と個々の考え、個性を理解して押し付けるということもしないので、【面倒な子】と思われにくいです。
するなら【こうした方がいいよ】というアドバイスであったり、しかも相手の子の性格を踏まえて言うかどうかも考えているので、波風が起きにくいです。
向上心がある
最後に、賢くて信頼される子として一番譲れない特徴なのが【向上心がある】だと感じています。
賢い子の中には、サッと勉強してテストで高得点を連発するタイプの子もいます。
持って生まれた学力スキルが高く、さほど努力しなくても良い成績を残す子はいます。
ただ、学年が上がり学ぶ内容が難しくなるとそれなりの努力をしないと学力ピラミッドの上の方には残りません。
そして、周囲から信頼され、尊敬されるような賢い子というのは【努力をすることの大切さ】を知り、このままではなくより良い自分になる、と現状に満足せずに頑張る気持ちが強いです。
塾で仕事をしている時も、成績が良い子ほど今の成績に満足せず、例えば受験であれば【確実に合格できるよう苦手科目を頑張る】【基本問題はもちろんのこと、差が出る応用問題でもしっかり答えをかけるようにしたい】という目標を持ち、勉強に励んでいました。
一方、成績がなかなか上がらない、勉強する意欲の低い子はなるべく努力をせずに合格したいという気持ちが強く、本当ならば成績が良い子以上に頑張らないといけないのに頑張れない、楽な方に流されていくということをしていました。
何かの分野で結果を残すには向上心がなければ達成することはできません。
歴史に名を残すというレベルではなく、部活で市の大会を突破して県大会に出たいといった部活動の目標でもいいですし、学校の定期テストで順位を上げるという勉強面での目標も向上心の有無でかなり結果が違ってきます。
同じ時期に同じ年齢の子どもたちを一斉に見ていると、【こんなにも向上心の強弱には個人差があるんだ】と感じました。
色々と考えさせられることでしたが、やはり向上心がなければ成績が上がることも叶いません。
また、人間として成長するにも向上心は欠かせません。
周囲から信頼される賢い子というのは、例外なく向上心があるので、【うちの子は向上心あるかな】と確認してみてください。
それが信頼される賢い子に近づく第一歩になります。