今回は【子どもの学力 子どものやる気や学力をアップしていく親の言動】と題し、お話していきます。
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ありがとうございます。
子どもの学力、成績を上げていくためにはどうすれば良いか。
多くの親は試行錯誤をして、インターネットで情報を集めて実践していきます。
子どもの学力が気になるのは、一般的に小学校に入ってからと言われていますが実際は就学前の時点、概ね幼児期から我が子の勉強への適性はどの位なのか気になります。
意味のある言葉が喋れるようになった頃から語彙力、文字の読み書きや自分で絵本を読めるようになったなどです。
小学校1年生になる前の数年間で子どもの勉強に関係するスキルを親は『我が子はどんなものなのか』と探りをいれます。
言葉の力というのはもの凄いものがあり、褒められれば嬉しいですが、心無い言葉を投げかけられるとすごく哀しい気持ちになります。
そのため、幼児期からの親の言動というのが小学校に入ってからの勉強へのやる気や学力向上と密接に関係していると言えるでしょう。
単に親が勉強させることにのみ力を入れていると、スムーズに学力を鍛えることが難しくなる時期がやってきます。
子どもが成長して自我が芽生えてくると『自分はどうして勉強するのか』と深く悩むことがあります。
その時、『こういう目標を叶えるために自分は勉強しているんだ』と答えを見つける子はいいのですが、親からやらされている子は目的もハッキリしていないので『勉強やだな』という気持ちが強くなってしまうこともあります。
子どもがやる気を失い、意欲低下している時に『サッサと勉強しなさい』『勉強しないと大変なことになる』という言葉をかけてしまえば、さらに勉強することの意義が分からなくなります。
逆に、子どもの意欲を上げていく言葉を小さい頃からかけていくと反抗期や思春期になっても『よし頑張るぞ』という気持ちを持って勉強、受験に向かって歩いていくことができます。
子どもの学力を鍛えるには勉強させるだけでなく、小さい頃からどのような声がけをしていくのかというのが大きなポイントになります。
そこで今回は、子どものやる気、勉強への意欲を高めていく親子の会話をご紹介していきます。
1.シンプルに他の子と比較しない
子どもが親から言われて嫌なことの一つに『知っている子との比較』があります。
他の子と我が子を比べるということは、実は赤ちゃんの頃から始まっています。
『もうハイハイをしている』『伝い歩きをした』『歩き始めた』『意味のある言葉を言える』
赤ちゃんの頃からまだしも、徐々に記憶が残り始める3歳を過ぎたころから『他の子は字が読めているのに』『自分で絵本が読める子もいる』と親子の会話の中で、何気なく他の子と比べてしまう親は少なくありません。
それが年中、年長頃になるとさらに勉強要素が強まります。
『漢字が書ける子がいるのに』『足し算も引き算もスラスラ解ける子がいる』『九九を暗記している子がいる』
そして小学校に入ればテストを受けるので点数の事や、図工などの作品の上手さ、読書感想文コンクールなどの賞をもらったなど他の子と比べるものが増えていき、知らず知らずのうちに我が子を苦しませることになります。
『どんなに努力をしても○○君のようにはなれないから親は喜ばないだろう』
『自分じゃない子が生まれれば良かったのではないか』
成長するにつれて悩みも深刻なものになり、何事にも意欲が湧きにくい子になってしまいます。
そうした我が子の様子を見て『うちの子は他の子と比べてやる気が出ない』と思うわけですが、元凶となっているのが親自身の日頃の言動だということに気がついていない人が多いです。
子どもの心は体の成長と同じように成長しますが、その過程で親に対して複雑な感情を持つことや心を閉ざすようになることもあります。
ずっと他の子と比べられ続けている子は『自分は何者なのか』と問い続け、自信のないまま大人になっていきます。
これで子どもに勉強しろ、成功する道を自分で見つけろというのは酷なものです。
逆に、比較されずに子どもだけを見て『こういうことが出来たんだ、スゴイね!』『この前よりじょうずになったね』という言葉をかけられてきている子は親を信頼し、心身ともに健康に成長することができます。
困難に立ち向かうことや、挑戦する気持ちも湧いてくるので自分らしく生きることができます。
言葉ひとつであっても、侮らないでください。
他の子と我が子を比較することは、子どものやる気を全て奪い去ってしまうので気をつけてください。
2.結果ばかりではなく過程を大切にしている
小学生になると学校でテストを受けて点数が出て成績が良いか悪いかが簡単に分かってしまいます。
良ければ良いのですが、悪ければ子どもはテストの話をしたがりません。
親にテストを見せない子もいます。
または、テストを捨ててしまう子もいます。
子どものこうした行為は悪い点数を取ってしまうと親から叱られるのを分かっているからです。
しかし、テストの点数ばかりを気にしても子どもの学力向上に直接つながるわけではありません。
点数が低いということは勉強不足という証でもありますが、『どんな問題で間違えたのか』『どの単元が苦手なのか』を把握して、問題を解決していく方に全力を注ぐことが大切です。
結果ばかり言われてしまうと、『親は自分の事を分かってくれない』『こっちの言い分も聞いて欲しい』『どうせ結果にしか興味がない』と捉えるようになります。
これでは子どもが勉強に対してやる気が出るわけはないです。
とにかく、悪い結果を改善させていくには努力することが必要です。
子どものやる気や学力をアップさせていく親の言動は、結果ばかりではなく『子どもの努力の過程』をしっかり見て具体的に褒めるというものがあります。
どうしたら良くなるのかということを子どもと一緒に考えて『努力を続けられている』という行動の変化を褒めると、『自分の事をちゃんと見てくれている』と嬉しくなります。
子どもが何をしているか興味がない親もいます。
関心がないというのに気がつくと、子どもはとても哀しい思いをします。
そして、頑張っていることにも気がつくことがないので『頑張っても無駄』と少しずつ投げやりな気持ちが大きくなっていきます。
子どもを見守り、励ますということは子どもの『やるぞ!』という気持ちを持ち始める原動力になります。
結果ばかりを求めず、最初は思うような点数が取れなくても継続して頑張っている子どもに適切な言葉をかけて励ますことは親子関係を良好なものにします。
この他にも、スポーツ系の習い事も結果ばかりを求めずに『どのような努力をしてきているのか』に着目して声がけをしていきましょう。
3.子どもと勉強以外の話をよくする
子どもの学力を上げていくのは、なにも勉強させることだけではありません。
どんなに親が勉強する子になるよう色々とやってきても、結局は子どものやる気がなければ学力向上することはないです。
子どものやる気を育てるには、心が落ち着いた状態で集中して勉強に取り組める環境であることが望ましいです。
まず、条件としてあげられるのが『家内安全』です。
小さい頃は金運上昇とかそちらに気を向きがちになりますが、親となり子育てをしている身となった今は何事にも『家内安全』が欠かせないということを感じています。
家内安全とは、何事もなく平穏無事に暮らせていることを意味していますが、子どもが落ち着いて勉強できるにはこの状況であることが一番です。
夫婦仲が悪く、いがみ合っていると子どもは親のケンカの仲裁ばかりに気を取られて勉強どころではありません。
家内安全であることを大前提として、子どもと密にコミュニケーションを取るようにしましょう。
思う以上に子どもと過ごす時間は意外と少ないです。
学校のある平日は朝の忙しい時間にバタバタと親も子どもも家を出て、親が帰宅するまでの間、顔を合わせることはありません。
夕方または夜に帰宅して、お風呂や夕飯、片付けそして明日の準備をして『おやすみなさい』とその日は終わります。
長時間一緒にいられるのは親と子どもが休みの日が一緒の時ぐらいです。
一般的に土日祝日が休みであっても、勤務体制によっては子どもの休みと全く重ならない親もいます。
そういう家庭では、さらに子どもと過ごす時間は少ないので『どのような会話をして子どもとの距離を維持するか』がポイントになります。
せっかく子どもと会話をするのに、勉強の話ばかりしては子どもは親との会話を楽しむことができません。
学校での話題、最近食べた給食で何が美味しかったなど子どもの日常生活の話をして『仲が良い子はこんな感じの子なのか』と子どもの情報を仕入れてください。
子どもの興味関心のあることには会話を盛り上げるヒントが隠されています。
言葉を交わす回数が減っていくと、子どもも成長と共に『別に話をする必要もないし』とどんどん会話の数が減少していきます。
子どもの好きなことを親も調べて会話を楽しみ家庭内の雰囲気を良いものにしていきましょう。
まとめ
子どものやる気をアップする方法はインターネットにもたくさんあります。
全部実践しようとするのは一苦労です。
そして、子どもに無理強いするようなことも逆効果になるので、時間はかかるかもしれないけれど緩やかに学力アップにつながる子どものやる気を引き出すことを意識して、日頃の言動を見直して変えていくようにしてください。