今回は【賢い子への道① 幼児期に気をつけるべきこと】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
中学受験を少しでも考えているなら【勉強を嫌がらない子】【自分から勉強する子】に育つことをモットーに小さい頃から子育てをしていくと思います。
学区の中学に進む場合でも、教育熱の高い親は地域の進学校に進み、そして大学を受験することを想定して子育てをしていきます。
ただ、そう考えていても思い通りに進まないのが子育てです。
ある意味それが子育ての醍醐味なのかもしれません。
とはいえ、【少しでも賢い子になってほしいな】と期待しているのであれば、子育てをする上で気をつけて欲しいことをこれから年齢、学年ごとにご紹介していく予定です。
今回は、【賢い子への道シリーズ】の1回目として幼児期を取り上げていきます。
1.静か系か動くのが好き系かを観察する
中学生になると部活動があり、運動部と文化部の二つの系統にザックリ分けられます。
人のタイプは色々と分類する方法があります。
例えば理系、文系などもそうです。
それと同じように運動系が得意とか文化系の活動が好きと、人のタイプを分けて考えることがよくあります。
そうした傾向は意外と小さい頃からハッキリしていることが珍しくありません。
幼児期だと静かに折り紙とか工作、お絵描きや色塗りが好きだったり本を読むのが好きな子もいれば、公園を走り回って遊具でガンガン遊ぶのが大好きという子もいます。
静かな遊びが好きな子に親の考えで外遊びを強要したり本人の意思を無視して運動系の習い事をガッツリさせるというのは子どもの個性を潰すことになります。
賢い子に少しでも近づくには子どもの個性、得意なことを伸ばしてあげることがとても大切です。
親に言われて仕方なく習い事をしていると、それ自体がストレスになり何をするにも意欲が湧いてきません。
子どもは小さなことでも自分の強みがあると感じると、自信を持って行動することができるようになります。
こうした気持ちの有無で【やればできる】【何をやっても自分はダメだ】のどちらかに転ぶようになるので、子どもをよく観察して【体を動かすのが好きそう】【運動よりもモノ作りが好きみたい】と個性を把握してみましょう。
ただし、運動が好きだから運動しかやらせないと幼児期の段階で決めつけるのは極端な考えだとバランスを崩すので、【運動系と文化系】のさじ加減には気をつけてください。
2.どんな時に集中しているのか把握する
集中力がある子、ない子は幼児期または小学生なる頃にはハッキリしてきます。
私も塾で仕事をしている時に、受験生である中学3年生や高校生よりも小学1、2年生の生徒の方が集中力があるという場面に遭遇したことがあります。
生まれ持った気質の違いもありますが、成長すれば勝手に集中力が身につくわけではありません。
大きくなればなるほど集中力を鍛えるのは難しくなるので、小さい頃から【我が子の集中力はどの程度なのか】を知ることは意味があることです。
そして、幼児期に【どんなことをしている時に集中しているか】をチェックしてみてください。
例えば、我が家ですとレゴなどで遊んでいる時に集中していたので、クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントはほぼレゴで統一し、日常生活の中で意図的に集中する時間を作るようにしていました。
子ども達は遊んでいるつもりでも、親側は【集中する力を養う】という目的で与えていたことになります。
本人たちは、こちらの思惑には全く気がつかないまま成長しています。
一般的に子どもの集中力を親が気にするようになるのは小学校に入ってからになります。
宿題にかかる時間や家庭学習の取り組み方で集中しているかどうかが分かります。
親が【集中力がないんだから!】と指摘すると子どもの方もイライラが募り、ケンカすることもあります。
こうした事態をなるべく避けたいので、幼児期からコツコツと子どもの好きなことを通して【集中する】を経験していく機会を増やしてくようにしてください。
3.スマホなどを使用するタイミングや時間場所を決める
今の子どもたちは生まれた時からスマートフォンがあり、ショッピングカートやベビーカーそして車に乗っている動画を見たりアプリゲームをしている子を目にします。
すっかり人々の生活に溶け込んでいるスマホを完全に排除することは不可能に近く、共存しながらの子育てが現実的なものになっています。
ただ、スマホ依存症や視力低下など深刻な問題もあるのも事実です。
スマートフォンの利用と学力の関係は無視できないものがあり、子ども①②の学校や塾でも成績上位者はスマートフォンを持っていなかったり厳格なルールが決まっている子ばかりです。
まだ幼児だと思わず、小さい頃から【こういう時に使う】と厳しくルールを決めてください。
ずっと自由に使っていたものをいきなり取り上げられたりしても、小学校入学する前の幼児には【どうしてなの?】とその理由が分からないこともあります。
好きなだけ使うのに慣れていると就学後も勉強に身が入りにくくなります。
そのため、最初から無制限に使用できるようにするのではなく使用するTPOを考えて【こういう時に使う】と事前にルールを決めましょう。
4.就寝時間を大人基準で決めない
寝る子は育つという言葉があります。
睡眠不足は大人になっても健康に悪影響を及ぼすため、グングン成長している幼児期に睡眠時間が足りないと心身ともに悪影響を与えるのは火を見るよりも明らかです。
一般的に、難関大学に合格する子は寝る間を惜しんで勉強するイメージがありますが、睡眠時間をしっかり確保して心身ともに健やかな中で勉強する時は勉強するという子が圧倒的に多いです。
逆に学業不振の子ほど睡眠時間が遅く、朝も起きれないなど生活リズムが崩れてしまっています。
不規則な生活を送っていると学習時間も不規則になり、集中して取り組むこともできません。
就寝時間は一日の過ごし方を決める大切な時間です。
【眠くなるまで放っておく】ではなく、親が率先して子どもを寝かしつけて【この時間に寝る】という習慣を作っていくようにしましょう。
規則正しい生活、健康的に過ごせるということは賢い子への第一歩になります。
子どもが眠たくなったら勝手に寝るというスタンスから、親が【この時間になったら布団に入る】【読み聞かせをする】【部屋を暗くする】という流れを作るようにしましょう。
5.他の子と比べない
自分の子は他の子よりも出来ているかどうかは子育てをしていると必ず心の中で湧きおこる感情の一つです。
それが運動だったり、工作の上手い下手、文字を読める書けると他の子と我が子の違いを気にしだしたらきりがありません。
親自身も気がついているとは思いますが、誰かと比べる人生は物心ついた頃からずっと続きます。
そして、第三者から誰かと比べられて嫌な気持ちにならないのは褒められた時くらいです。
大抵は、嫌な気持ちをすることばかりです。
我が子に対しても【○○君、まるまるちゃんはかけっこが速くていいな】とか【もう文字を読める子いるんだよ】と比べていると子どもも幼心に傷つきます。
他の子ばかり褒めているのをずっと聞かされているのと同じことです。
ないものねだりをずっと続けていると、子どもの自己肯定感をガッツリ奪ってしまいます。
他の子と比べるのではなく、自分の子どもの良いところを見つけて【こういう長所がある】と気づかせるようにしていきましょう。
そうすることで【自分にも得意なことがある】と明るい気持ちを持って日々を過ごすようになります。
まとめ
賢い子に近づくには、早期教育をすれば済むというものではありません。
やはり子どもが健全に成長していくという意識は不可欠です。
集中力を高めて規則正しい生活を送ることに気をつけるだけでも、かなり賢い子の土台作りができます。
そして忘れてはいけないのがスマートフォンとの付き合い方です。
幼児期からルールなく無制限に渡していると【それが当たり前】という感覚になってしまい、就学以降に制限しても納得してくれない可能性が大きくなります。
小学校入学後の生活を念頭に置いて子どもに使わせるときはキッチリルールを決めるようにしてください。