公立移民、という言葉が定着してきている昨今。
私も中学生時代に、公立中移民の同級生を目撃してきました。
地方であっても、可能ならよりよい学区へ、と願う保護者が増えてきています。
昔に比べ、ネットを駆使すれば簡単に学区の口コミなどの情報を得られるようになっているのも影響しているのでは、と個人的に感じています。
あとは、昔ながらの口コミ。
ママさんネットワークの力は凄いですからね。
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「公立小中=荒れている」は学区による
ゆとり教育施行直後、首都圏などでは公立中を避けて私立中学受験率が増加しました。
その時期、ちょうど地方で仕事をしていましたが、地方では私立中学を受けるのは、一部のセレブ層の子息くらい。
例えるなら、町や郡部の開業医&歯科医の子供など。
教育熱の高い学区の親御さんは、国立大学の附属小を選択といった感じでした。
そういったことが出来ない家庭はどうしたのか?
実際私が働いていた地域は、郊外の住宅地で、A中学とB中学の学区の境界線にありました。
通塾の生徒の多くはその2つの中学の子供たち。
A中は伝統的に超有名なヤンキー多数いる中学校で、A中を避けるためにB中に越境する子が後を絶ちませんでした。
結局、A中は生徒数が流出し、小規模になりやる気満々の校長先生が赴任したことで、まとまりが出てきて雰囲気が改善。
一方、B中は生徒数が増えて先生の目が届きにくくなり、荒れていく、と逆転現象がおきました。
ちなみに、A中もB中の学区もそこまで教育熱が高いわけではありませんでした。
教育熱が高い家庭では、私立中や附属中を選択。後発の中高一貫校を志望する、というように学区の中学から逃げていく手段を選んでいましたね。
学区で本当に違いがあるのか?
小学生の頃は、学区による違いは大きくはありませんが、中学に入ると差は歴然。
理由は、定期テストです。
定期テストは各学校の先生が作るので、問題のレベルもその学校に見合ったものになります。
上記で登場したA中もB中も難問はほぼ出ず、応用はものすごく少なかったです。
一方、塾に来ていた国立大学附属の生徒が持ってきた問題をみると、教科書の範ちゅうを越えている、と突っ込みたくなる内容でした。
で、A中とB中と同じように公立中でも、教育熱が高い学区の中学校の定期テストは応用問題がないと生徒の成績順がハッキリ出ないので、難しい問題は必ず入れてきます。
A中やB中の450点の子が、レベル高い公立中では380点に届かない、は起こり得ることです。
ケース1 学校では400点台も模試で300行くか行かないか
仕事をしている時によくあったのが、中学校のテストでは5教科400点程度も、中学3年になり模試を受けたら300点到達できない。
親子共々、志望校に全く手が届かないことに気が付く、というケース。
その前に、塾のテストで気が付いてくれればいいのですが、結果を直視してくれません・・・。
ネットの発達で入試情報が簡単に手に入るので、こういう話は昔より減ったとは思いますけどね。
自分の通う中学校のレベルを理解しないで、校内順位で志望校を選択する子は、教育熱がそこまで高くはない学区ほど多い印象がありました。
ケース2 部活動でオフも団体行動
とくに運動部でよくありがちなのが、団体行動。
郊外のモールに、土日に中学生の軍団がイートインコーナーに集結しているのを見かけた方、いると思います。
教育熱高い学区では、オフの日は塾などの習い事が入っているため、みんなでどこか出かけよう!、ということも起きにくいです。
教育熱が低いと、たいてい多くの生徒はオフの日は暇なので【ショッピングセンターに行く】、【とりあえず集まる】、という約束事が多い印象。
一昔前なら、DS三昧だった中学生も、今はスマホ片手にゲームやLINE三昧。
そういった子供たちを見かけると、【少年老い易く学成り難し】、と声をかけたい気分になります。
荒れているかどうかを知る簡単な方法
ネットで調べるとおおまかなことが分かる時代になりました。
が、ピンポイントで荒れる学年、というものが存在するのも事実です。その場合、ネットでは知ることが難しい。
では、自分の子供の前後で荒れていないか知るにはどうしたらいいのかを書いていこうと思います。
1. 美容室
美容室には、その近隣の奥様方が来客します。
で、色々な情報を美容師さんは知っているんですよね。
私が数年前に経験したのは、近隣でも屈指の教育熱高い学区でピンポイントで荒れている学年があった、という話を美容師さんから聞きました。
教育熱心なママさんなら誰もが知っている、教育水準が高い中学。そこの学区に越境すれば、学習環境が整っている、と信じられていました。
ですが、とある学年で、数人の反抗分子が在校しただけで校内が乱れたそうです。
運動会も無事に出来ないかも、とお客さんが嘆いていた、と美容師さんが口にしていました。
台風のような学年がやはり存在するので、そういった細かい情報はネットでは拾えないものです。
いつも行っている美容室で、何気なく学区の話を振ると思いもよらない話が聞けるかもしれません。
2. 年長ママさん
町内会だけではなく、近隣の子供たちが集まる習い事(プール、公文、学研、ピアノ)で上の子が中学生、小学校高学年、なかには高校生、といったお母さんがいると思います。
送迎等の際に親しくなったら、さり気なく中学校の話を振ってみると、色々教えてくれると思います。
教育に関心がある親御さんほど、情報を多く得ていますよ。
正確な情報を持っているママさんならいいのですが、情報を盛る方がいるのが奥様の世界・笑。
最初は、2~3割引きで聞いてくださいね。
3. 習い事の先生
これは今も昔も鉄板です。
習い事の中でも、公文や学研、塾の先生など勉強系の先生ならその地域の学校情報に強いです。
チェーン店化している塾ですと、先生の転勤などがありますが、公文や学研の場合は同一の先生が長く運営している場合が多いです。
後者の先生は、近隣の小中学校の学年ごとの話(出来がいい・荒っぽい等)をキャッチしている可能性大。
大いに活用してください。
保護者からこの手の質問をされて、煙たがる先生はいないハズです。ただし、立場上、ママさんのようにストレートな話はしないでしょうね・苦笑。
【○年生はよく出来る子もいればヤンチャ坊主もいる】、【○○中の3年生はちょっと荒れているみたいですが、トップ層はかなり優秀】という逃げ道あるある的な返答、と言っておきます。
まとめ
地方都市の公立学校でも、学区によるカラー分けがされ、越境者は中学ではなく小学校からいる事態となっています。
私の経験と見聞から言いますと、たとえ良い学区と呼ばれていても、学年によっては多少荒れることが起きる、というのが現実です。
ただ、この荒れるという言葉は、夜中のコンビニに中学生がたむろしている地域の荒れる、とは同音異義です。
程度が、違い過ぎます・・・。
公立小移民や学区に関する詳しい記事です。参考にして下さい↓