今回は【トップ高校に進学する子 他の子と何が違うのか】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
将来的にトップ高校に進学する子と小学生時代、中学生時代に塾で出会って、その成長というのを見てきましたが、その子達は小学生や中学生の時点で【学習への姿勢】と【誘惑に負けない心】が他の子と明確に異なりました。
集中力、暗記力、理解力というものも確かに【違うな】と感じることはありましたが、【勉強との向き合い方】が小学生の時点で学力が伸びることを感じさせる、感心してしまうくらいでした。
トップ高校に入る子というのは、概ね小学生のうちから学ぶことを【やらされるもの】ではなく【自分に必要なこと】【自分の未来を導いてくれることの一つ】と捉え、日々の宿題や復習を習慣として積み重ねています。
もちろん、全員そういうタイプの子ばかりではありません。
気持ち的にはトップ高校を目指しているけれど、怠け心に負けてしまう子もいます。
ただ、そういう子でも成長する中で自分の弱さと向き合い、勉強との向き合い方も変わっていき、学力を伸ばすレールに乗ります。
また、トップ高校に進学する子というのは小学生時代から読解力や語彙力が高く、問題の本質を見抜く力も備わっています。
中学生になればその力に磨きをかけ、明確な将来の目標を持ち、それに向けて計画的に行動する力が身につきます。
失敗を成長の機会と捉え、継続して努力できるメンタルの強さも大きな違いです。
トップ高校に進学した子のことを思い出すと、【自分はやれる】【頑張る】という意志の強さだけでなく、達成するまでの実行力というものがありました。
口だけに終わらせず、有言実行というわけです。
さらに、家庭環境、雰囲気も穏やかで、親の関わり方も子どもを尊重しつつ話し合いをしていき、子どもの良さを引き出そうと考えるなど、安心して学べる土台が整っていることも共通しています。
もちろん、全員の子の家庭が家内安全というわけではありませんが、他の学力層の子達よりも家内安全系が多かったです。
つまり、単なる子どもの勉強時間の多い少ないだけの問題ではなく、【学ぶ力】【続ける力】【考える力】が他の子と違います。
この他にも【トップ高校に進学する子と他の子の違い】があるので、今回はその違いをご紹介していきます。
考えることを嫌がらない
まず、トップ高校に進学する子が他の子と明確に違う点の一つに、【考えることを嫌がらない】という特徴があります。
これは単なる性格や才能の差ではなく、学びに対する姿勢や日々の積み重ねから育まれた力であり、将来の学力や思考力を大きく左右する要素です。
低学年の頃は計算力、読み書きでほぼ差がなかった優等生でも、学年が上がり複雑な計算、文章題、国語では読解問題で苦戦する子と、そういう問題でも平気に解く子と徐々に差が生まれていきます。
私も塾でいる時に目の当たりにしましたが、考えることを嫌がらない子は、わからないことに直面してもすぐに投げ出しません。
考えて、考えて、そしてどうしも分からない時に【ヒントを教えてください】といった具合に、最低限、自分で考えることを前提とした向き合い方をしていました。
一方、考えることが好きではない子は【答え教えて!】の一点張りで、ヒントを小出しにしてもなかなか自分で考えようとしませんでした。
端的に言えば、小学生のその時点で、子どもの進路進学の未来というものが見えていました。
たとえ難しい問題でも、自分なりに【どうすれば解けるか】【どこが分かっていないのか】をじっくり考えようとする子はトップ高校や2番手校に進み、それ以外の子は概ね3番手以下へと進んでいきました。
考えるかどうかという、子どもの勉強に対する姿勢は、問題解決力や論理的思考力を育てられるかどうかのカギを握ります。
私立のトップ高校や大都市圏の公立高校で独自問題を課すトップ高校は単純な暗記では対応できない応用的な問題が多く出題されますし、全学校の受験生が同じ問題を解く地方の公立高校では応用問題の正答率が合否を左右するため、【考える力】がそのまま得点力につながります。
また、考えることを嫌がらない子は、学びのプロセス自体を楽しむ傾向があります。
正解を出すことよりも、【なぜそうなるのか】【どうすればうまくいくか】という過程に興味を持つため、勉強が苦になりにくく、継続的な学習が可能です。
こういう特徴は、子ども①②の周囲にいる神童さん達にもあてはまります。
これが結果として、日々の勉強量や質の向上につながり、周囲と差がつく大きな要因となります。
【考えることを嫌がらない】という特徴は、単なる勉強のテクニックではなく、学びに対する本質的な姿勢の違いです。
この力を小学生や中学生のうちから身につけている子は、学力だけでなく将来の成長力や自己解決力にも優れており、自然とトップ高校への進学につながっていくので、家庭でも考えさせる親子の会話、教材を取り入れてみてください。
自己管理能力が同学年の子よりある
さて、トップ高校に進学する子は、他の同学年の子と違って【自己管理能力】が高いことがよくあります。
このスキルの有無というのは生まれ持った才能ではなく、日々の習慣や家庭環境によるところが大きいです。
自己管理能力とは、単に【勉強の予定を立てられる】ことだけでなく、時間の使い方、気持ちのコントロール、目標に向けた行動の調整力など、学習に直結する幅広い力を指します。
トップ高校を目指すような子どもたちは、小学生や中学生の頃に【今、自分は何をすべきか】【何を優先するべきか】を考えて行動する力を身につけています。
中学生であれば、定期テスト前にどの教科にどれだけ時間を使うか、部活や習い事の後にどう勉強時間を確保するかなど、限られた時間の中で最善を選ぶ判断力が養われています。
これは、計画を立てる経験や、生活リズムを整える習慣を幼いうちから積み重ねてきた結果とも言えます。
このような自己管理能力が高い子は、短期的な誘惑に流されにくく、たとえばゲームやスマートフォン、YouTubeなどに時間を奪われすぎることがありません。
もちろん全くやらない、動画を見ないわけではありませんが、【やるときはやる】【遊ぶときは遊ぶ】といったメリハリがつけられる、気持ちの切り替えが上手です。
これが長い目で見ると、子どもにとって大きな学力の差を生み出し、自己管理能力の高い子の成績の安定につながります。
また、自己管理能力がある子は、自分の気分やモチベーションに左右されずに、必要なことを淡々とやり続けることができます。
私も子ども①がそうですし、塾で出会った子ども達にも気分で勉強するかどうか決めているような子がいました。
日々の学習習慣が気分次第になると、勉強の継続性が失われていき、成績向上を望めなくなります。
一方、自己管理能力が高い子は【今日は気分が乗らないからやらない】といったことが少なく、多少やる気が出ない日でも、最低限やるべきことはこなせるという強みがあります。
これは高校受験や模試のような緊張感のある場面でも、実力を安定して発揮するための土台になります。
トップ高校に進学する子が他の子と違うのは、単に頭がいいからではなく、自分に与えられた時間、どの時間にどのように行動するか、勉強に対しての感情を上手くコントロールする【自己管理力】を身につけているからです。
この力は、短期間で身につけることはできません。
親子で学習計画を考え、いざ実行してみて子どもの改善点に子どもが気づき、【どうしていこうか】と話し合いを重ねていくことで少しずつ身につくようになります。
粘り強さがある
ところで、トップ高校に進学する子が他の子と違う点の一つに、【粘り強さ】があります。
これは単なる我慢強さではなく、【すぐにあきらめずに考え続け、解決までたどり着こうとする】ことです。
この粘り強さは学力向上の大きな原動力になり、成績が安定して伸び続ける子に共通する重要な特徴です。
ではなぜ、トップ校を目指す子は粘り強いのでしょうか。
それは、幼い頃から【すぐに答えを求めず、自分で考える経験】を多く積んでいるからです。
小さな頃から読書やパズル、自由研究など、自分で答えを探す遊びや学びの中で、【考えるのが楽しい】【試行錯誤して分かったときの達成感がうれしい】という感覚を育てています。
こうした経験は、【わからなくても大丈夫】【すぐには答えが出なくても考え続けてみよう】という前向きな粘り強さへとつながっていきます。
また、親や先生がすぐに答えを教えるのではなく、【どう考えたの?】【もう少し工夫できるかな?】と声をかけることで、子ども自身が問題に向き合う力を養うことができます。
こうした関わり方も、粘り強さを育てる大きな要素です。
粘り強さのメリットは非常に大きく、まず第一に【応用問題や難問に強くなる】という点があります。
難関高校の入試では、ただ公式を覚えただけでは解けない問題が多く出されます。
そうした問題を前にしたとき、すぐに【分からない】とあきらめる子と、【何がヒントになるだろう】【他の方法でできないか】と粘り強く考える子とでは、大きな差が出ます。
また、粘り強い子はテストや模試で失敗しても、【何が足りなかったのか】と振り返り、次に活かそうとします。
こうした姿勢が、成績を安定させる秘訣でもあり、長期的な成長につながります。
逆に粘り強さがないと、間違いを恐れて挑戦を避けたり、少しの失敗で自信をなくしてしまうことが多くなります。
トップ高校に進学する子どもたちは、才能だけでなく、粘り強く、あきらめずに考える癖が身についています。
この力は、小手先のテクニックではなく、将来の学びや仕事においても通用する、本質的な【学ぶ力】です。
家庭で、こうした力を伸ばすには、幼児期からおもちゃや遊び、親子の会話などで【根気強さ】を鍛えていき、勉強面でもサクサク解ける問題だけでなく、思考力系や読解問題にも取り組ませて粘り強さを持つ子になるようにしていきたいですね。