トップ高校に合格するのは小学生からの学力次第なのか | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

トップ高校に合格するのは小学生からの学力次第なのか

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今回は【トップ高校に合格するのは小学生からの学力次第なのか】と題し、お話をしていきます。

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トップ高校に合格できるかどうかは、小学生からの学力が土台になることは確かですが、それだけでは決まりません。

ただし、小学生時代の【学習習慣】【思考力】【学び方の姿勢】が、その後の成績と志望校選びを大きく左右するのは事実です。

さらに、読み書きソロバンである【計算力】【語彙力】【読解力】はもちろんのこと、思考力や勉強の習慣は小学生時代に形成されます。

こうした土台がしっかりしていないと、中学に入ってから頑張ろうとしても普通の努力では【ずっと勉強してきた優等生】に近づくこともできませんし、子どもの学力は伸びにくいです。

 

トップ高校を狙う子は各中学校の成績最上位層、優等生です。

内申、定期テストや実力テストのすべてで【他の子を圧倒するような結果】を残しています。

こういう生徒になるには、小学生の時点で【学力の高い子】になっている必要があります。

実際、私の同級生や子ども①②の同級生、そして塾で出会った子ども達も【トップ高校に入る子は小学生時代から優等生】という子ばかりでした。

 

そしてトップ高校への道は、学力そのものだけではなく、日々の努力や自己管理能力、さらには精神面での強さも合格するには必須の条件です。

小学生の頃に家庭学習の習慣や継続して勉強する力が身についていたとしても、受験勉強という長丁場の戦いにおいては、ストレスへの対処法、時間管理、計画的な復習や応用問題への取り組みといった、受験全体を通しての自分自身のマネジメント能力が求められます。

私は中学3年生の秋の終わりになって、同じ高校を受ける同級生全員が塾通いをしている、けれど自分はしていないという焦りもあって自律神経失調症になってしまい、精神的に追い込まれた経験があります。

何とか乗り越えることはできましたが、【合格を目指すには単に勉強すれば良い】というものではないということを身をもって知りました。

 

そこで今回は、トップ高校に合格するのは小学生からの学力次第なのか、成り上がることはできないのかを考えていきます。

 

自分をどれだけ客観的に見られるかがカギ

まず、トップ高校に合格する子というのは、小学生時代からの優等生が圧倒的に多いです。

これは高校入試が筆記試験の比重が大きいという面から言っても絶対的な条件です。

子どもの学力というのは小学生、そして中学に進学すると学力グループの中でも異動があり、最上位層だった子も中学では上位層になり、最上位層には入れないということも起きます。

ですから、小学校で成績上位層が一定数いるけれど、その中でもトップ高校に合格する子というのは限られるというわけです。

そして、小学校そして中学校でも最上位層という子は【客観的に自分を見ることができる】という特徴があります。

小学生だけれど大人びているところがあり、【賢い子の中でも何か違う】というところがあります。

たとえば、苦手な科目を見つけた時点で早期に改善策に乗り出すことや、分からない問題に対して恥じることなく質問をしたり、他の小学生ができないようなことができます。

 

結果を自己分析して次に活かすといったプロセスは、中学生以降の勉強において非常に重要なものであり、こうしたプロセスができる子は成績をさらに伸ばしていきます。

こうした能力は、一朝一夕に身に付くものではなく、小学校からの地道な努力や経験が積み重なった結果として徐々に自分らしい在り方を形作っていきます。

塾で仕事をしている時も、成績の良い子というのは年齢、学年に関係なく自分自身を客観的に見つめ、現状の強みと弱みを的確に把握する力があり、私も【すごいな】と感心していました。

こうした子に育つには親が失敗を恐れないという気持ちを持つよう声がけをしていたり、挑戦する気持ちを上手く引き出しています。

客観的に自分を見られるということは【謙虚でいられる】【自分の学力を過信しない】という気持ちがあるからです。

小学生時代から学習習慣があり、自己分析ができる子というのは成績が伸びやすく、自ずとトップ高校に近づくことになります。

 

優等生ではなくてもトップ高校は目指せる

さて、小学生時代に優等生でなくてもトップ高校は目指せます。

この場合、首都圏や近畿圏などの私立の最難関高校ではなく、地方のトップ高校を意味しています。

トップ高校合格を目指すため、たとえ小学生で学業不振な状況であっても自己分析、そして正しい努力をしていくことで合格を手繰り寄せやすくなります。

まずは、自分の学力がなぜ低迷しているのか、その原因を客観的に把握し、苦手な分野や理解が浅い部分を明確にすることが重要です。

残念ながら、私はこうした自己分析をあまりせずにガムシャラに勉強をしていきましたが、しっかり自己分析していれば高校入学後の勉強にも大いに役立ったと今でも反省しています。

自己分析をして自分の苦手を把握した上で、基礎的な学力をしっかり固めるために、学校の授業内容を繰り返し復習し、基本問題をしっかり解く習慣を身につけましょう。

算数や国語などの基礎が確実に身についていれば、その後の応用問題にも柔軟に対応でき、全体的に学力向上へと大きくつながります。

理科と社会は学習漫画を上手に活用することで楽しく知識を増やすこともできるのでおススメです。

 

さらに、定期的に自己評価を行い、自分の成績や理解度を振り返ることで、具体的な改善策や学習目標を設定することも大切ですし、家庭や学校、または学習塾などのサポート体制をうまく活用し、楽しみながら続けられる学習法を見つける努力も必要です。

とにかく、優等生ではない、とくに学業不振の子が成り上がって行くには小さな積み重ね、焦らずに勉強し続ける根気強さ、そして【自分でもできた】という成功体験が自信となり、勉強に対して生まれ変わったかのように困難な課題にも前向きに取り組む姿勢を育みます。

 

そして、自分自身の改善プロセスをしっかり振り返り、友達や塾の先生の意見を聞いてアドバイスに耳を傾け、勉強面で積極的に活かすことも重要です。

試行錯誤を重ねながら失敗を恐れず、挑戦する姿勢を維持することで、日々の努力が確実に実を結び、トップ高校合格への道が拓かれていきます。

焦らず、自分のペースで着実に成長していくことこそが、未来の大きな成果へとつながる最も大切なカギです。

 

小学生時代に優等生でも中学で成績が下がる子の特徴

ところで、小学校で優等生だからといって、トップ高校に合格するとは限らないというのも事実です。

私の周りにも、子ども①②の周囲にもいますし、塾にもいました。

中学で勉強に油断したり、思春期の環境変化に影響されて崩れる子もいます。

部活と勉強の両立ができずに成績を下げる子、同じくらいできると思った子がグングン成績を伸ばしていくことで自信喪失となりやる気を失う子もいます。

また、親の過干渉や完全なる管理で勉強してきたことにより【自分で考えず受け身で勉強をしてきた子】は中学で失速することもあります。

小学生で計算スピードを誇りにし、四則計算ばかりをやっていた子や、先取りだけして先行してきた子が、中学で【今までの勉強のやり方では太刀打ちできない】ということに気づいて伸び悩むケースも珍しくありません。

中学からの勉強で大切なのは小学生の時点で 親が【先を見据えた学び方】と【自走力】を育てているかどうかです。

この視点がないと、その後の学力の伸びも変わってくるということは忘れないでください。

 

中学校に入れば学習内容はますます難化、抽象的になり、単なる暗記や基礎の反復だけでなく、論理的な思考力、応用問題に取り組む能力が必要とされます。

中学での学びはどの教科も小学校よりかなりレベルアップします。

小学生時代に身につけた基礎があったとしても、上辺だけの知識であれば難化した学びをしっかり自分のものにすることができなくなります。

また新たな知識をどのように吸収し、自分のものにしていくかというのも中学での成績を左右します。

小学生の段階での学力の土台はあくまで出発点であり、その後の勉強の進め方や取り組み方が合否を分けていきます。

 

 

 

 

 

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