今回は【中学でもトップ間違いなし? 小学校で明らかに賢い子の特徴】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
小学校そして中学に進学した後も学力グループの最上位層に君臨する子がいます。
私が小学生の時も学校の最上位層にいた同級生は中学進学後もトップの中でも上位にいて、トップ高校に進み、誰もが知っている最難関私立大学の一つに進学していました。
小学生時代勉強をせずに気ままに過ごしていましたが、なぜか賢い子と学業不振の子の比較をしたりしていたので、【賢い子の特徴】をよく観察していました。
ドラえもんのタイムマシーンがあれば、その頃に行って【そんなことをしていたら勉強しなさい】と見ず知らずのおばちゃんとして説教したいくらいです。
ただ、そういう観察をしていたおかげで【ものすごく賢い子は何が違うのか】というのが分かるようになりました。
それは塾で仕事をする際も役立ちました。
どういうことかというと、小学生で【自分は賢い】と思っている子の中でも、こちら側からみると【高学年で停滞する】【中学からトップ層になれなさそう】というのが分かるということです。
中学生になると小学生の頃よりも格段に学力グループが細分化されます。
例えば、最上位層、上位層、ミドル上位層、ミドル層、ミドルボトム層、ボトム層と所属するグループが細かく分かれます。
こうなってしまうのは、中学卒業後に進学する高校では各行の偏差値がハッキリしていて、中学の学力グループもそれに合わせるように細分化する必要があるからです。
一般的に地方で進学校と呼ばれる高校の偏差値は70から60強の中に入ると思います。
自称進学校と言われるのは、何となくですが偏差値60前後でしょうか。
偏差値65以上あれば、そこは屈指の進学校という表現になると思います。
そして、今回取り上げる【賢い子】は偏差値70前後のトップ高校に入るようなレベルを前提として話をしていきます。
教育熱の高い家庭であれば、トップ高校に入ることを踏まえて幼児期から色々と家庭学習に取り組んで来ていると思います。
ただ、親が試行錯誤していても、必ずしも上手に行くわけではないという難しさがあるのも子育てです。
小学生の時点で【この調子で】と信じていても、中学進学後に夢が砕け散ることもあります。
それでは、どのような特徴があればトップ高校に入る確率が高くなる子になるのでしょうか。
テスト以外の学びもパーフェクト
小学校のカラーテストは基本内容が多く、真面目に勉強している子なら高得点が取れると言われています。
しかし、学習指導要領が改定となってからは、なかなか高得点を取るのが難しくなっています。
高学年になり多くの子が苦手にしている単元でも簡単に100点を取っている子は中学でも最上位層、トップ層に入る可能性はかなり高くなると思います。
そして、知識の定着や学力を測るテスト以外も手を抜くことはしません。
グループ活動をまとめたり、発表方法を考えるなど机の上の勉強以外の学びも大切にし、受け身であったりやる気がないという姿を見せません。
知的好奇心が強いので【どんなことを知ることができるか】とワクワクした気持ちで学校の様々な学び、授業を楽しむ気持ちが強いです。
私の小学生時代の同級生で賢い子の特徴を考えると【テストだけできれば良い】という考えが強い子や、満点を取ったら親がご褒美をくれると豪語していた子は軒並み中学に入ってから成績が下がりました。
グータラな私が中学に入り、彼ら彼女たちを追い越して行ったのですから、さぞ驚いたと思います。
私の場合、成績が上がると自信がついて勉強以外の学びや委員会活動にも積極的に手を上げるようになり、人格が激変しました。
学校の筆記の勉強だけやればいい、と考えている子は他の活動から得られる経験、知識に興味がなく、最上位層や上位層に入れなくなるという皮肉な結果になっていたのはとても不思議でした。
塾で仕事をしていて、中学生になってから徐々に成績を下げていった子はやはり【褒められるのは親から成績が良かった時だけ】というタイプが多く、委員会活動、部活動に関して積極的に関わろうとしていませんでした。
ちなみに子ども①②の同級生をみても、最上位層の子は【部活も委員会も勉強も頑張る】という子が圧倒的に多く、勉強だけやればいいという考えの子は皆無です。
ですから、小学生の子どものいる親で【賢い子になって欲しい】と願っているのであれば急がば回れとばかりに色々な学校の活動に参加させるよう話をしてみることをおすすめします。
問題を起こしそうな子に必要以上に近づかない
子どもの世界には大小問わず、必ずトラブルを起こす子が存在します。
些細な問題であればいいのですが、もの盗り、お金に関するトラブル、暴言や暴力と周囲に悪影響を及ぼす言動をする子もいます。
いくら落ち着いた学区であっても、学年によってはとんでもない子がいるので、こればかりは学校に入ってみないと分からないという、まさにくじ引きのような状態です。
問題を起こす子は似たように問題を起こす子が集まってくることもあり、仲良くなると必然的に子ども本人の意図に関係なくトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
私の子ども時代、子ども①②の同級生たち、塾で教えていた生徒たちを考えても、賢い子は問題を起こしそうな子に近づかない、または適度な距離を保って話をするという傾向がありました。
トラブルメーカーと仲良くなると自分が酷い目に遭うという考えや、色に染まりたくないという思惑、そして話が合わないという決定打があります。
トラブルメーカーは概ね勉強をせずに遊んでいたりするので、賢い子、つまりは勉強をしっかりしている優等生と話が噛み合わないことが多々あります。
賢い子達は自然と勉強の話を取り上げます。
例えば、社会の公民のどこが難しいかなどを言い合うことや、歴史の話で盛り上がること、この前の模試で出た数学の最終問題が解けたかどうかといった話をするので、問題を起こしそうな子がその輪に入ろうとはしないでしょう。
【住む世界が違う】という言葉がありますが、賢い子と問題を起こしそうな子は興味関心の対象が異なるので、同じクラスであっても班が同じにならない限り、接する機会は限られています。
自分から色々考えて防波堤を作っている子もいれば、トラブルメーカーが自然と寄り付かないような人物になっている子もいたりと、距離を置くことを良しとする考えが強いという印象があります。
勉強する意味を理解している
小学校で賢い子は親が教育に関心が強い、というケースが圧倒的に多いですが、その中でも中学でも成績が伸びる子は【親に言われるがままに勉強をしているわけではない】という特徴があります。
小学校の低学年の頃は親が誘導し、準備をした勉強を言われるがままに取り組んでいるとテストの点数もよく、周囲から【賢い子】と思われます。
しかし、学ぶ内容がだんだん難しくなってくると親から言われて勉強しているだけでは乗り越えられない時がやってきます。
学力を鍛えるかどうかは自分が疑問を持ち、解決したいという強い思いがあるかどうかで左右されます。
自我が芽生える9歳から10歳頃からは【知りたい】【分かりたい】という気持ちを持っているかどうかで勉強の向き合い方も変わってきます。
学年が上がってからグインと成績を上げていく子、伸びる子は【勉強する意味を理解している】【勉強することで自分の未来をプラスに転じさせる力がある】と思っています。
これは子どもの教育に関心の強い方ならちょっと気をつけて欲しい視点です。
勉強させれば大丈夫、という考えから【子どもが勉強に対してどう考えているのか】【意欲のある子に育っているのか】と切り替えないといけません。
その切り替えが上手くいかないと、子どもの学習意欲が低下したり勉強を嫌いになる方へと流されていくかもしれないので、【親の言うことを聞いていれば上手くいく】という考えを少しずつ捨てるようにしてください。
勉強する意味を理解しないまま成長している子はかなりいます。
塾で【どうして勉強するのか】【なぜ受験をするのか】と中学生になって考える子、質問する子と接してきて一応、勉強する意義や受験の意味を話すことがありましたが、そう説明している間に時間はどんどん過ぎていきます。
ある時点で勉強する意味を理解している子は、そういう押し問答をすることなく勉強に取り組んでいます。
その一方で、押し問答をして答えが見つからない子は中学校3年間ずっと納得できないまま勉強と向き合うことになるので、時間の使い方に差が出てしまいます。
ですから、【我が子は早い段階から勉強する意味を理解している】という状態にしておくのが中学でも成績が下がらない対処法になります。