【災害時の対策】親子で防災スキル向上させる方法 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【災害時の対策】親子で防災スキル向上させる方法

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東日本大震災や広島県豪雨、そして西日本豪雨などの災害を受け、学校でも防災教育に力を入れている印象があります。

 

私自身、小学校時代に子ども①②と同レベルの防災教育を受けた記憶はありません。

北関東出身なので、【カスリーン台風】【アイオン台風】などは耳にした思い出はありますけど。

 

だからと言って、【浸水被害の対策をしよう】という具体的な話はなかったと思います。

それらの台風の教訓を治水事業やダム事業で防ぐ的な話は聞いたかな、という程度。

 

今の教育現場では、自治体が作成したハザードマップを使い、避難経路を各自確認するなどの授業をしているようです。

 

しかし、そういったハザードマップを紛失したり、学校で習ってきたことを活かさないままだと、子供の防災意識は高まることはありません。

 

今回は、親子で防災意識を高めることの重要性やコツを紹介していきます。

 

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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新作です。

 

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ありがとうございます。

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災害への意識を高める=今後の人生を左右する

 

この記事を最初に書いた時、子ども①は小学5年生。(2024年・現在高1)

大学進学を機に地元を離れれば、一緒に暮らす期間はあと7年半(2024夏で2年半!)です。

 

子育てを振り返ってみると、残り時間はあっという間に過ぎていくのは確実。

独り立ちをし、子どもが安全に暮らせるためにも、防災意識を高めていきましょう。

 

住んでいる場所の危険性を把握して現実を直視する

地震は突然起きますが、住んでいる場所の地盤の固さの強弱は自治体のハザードマップで確認することができます。

 

また、台風のような気象現象は、進路予想や降雨予測が可能です。

事前に準備を進められることができます。

 

2019年の台風19号では、気象庁が【狩野川台風並み】と表現したことで、まとめ買いをする人々がスーパーやホームセンターに殺到しました。

 

近所のスーパーでも、カップラーメンとパンの棚が空っぽになっていましたね。

しかし、それらは家が無事であれば使えますが、浸水などの被害に遭うと飲食不可の状態にもなりかねません。

 

買い出しをする前に、住んでいる地域が安全かどうかを確認する方が重要だと思います。

 

人間誰しも、住んでいる町が災害に弱いと知るのは嫌です。

ですが、現実と向き合わなければ、正しい行動に移せないのも事実です。

 

親子で防災に関する話をする

我が家では、私が気象情報が好きということもあり、2019年の台風19号は接近する前から情報収集をしていました。

 

中心気圧がとても低く、確実に日本に接近すると分かり【これは9月の台風15号以上の被害になるかも】と口にしていました。

 

学校から配布されているハザードマップと照らし合わせてみることに。

我が家は浸水域から外れているけど、大きな幹線道路に出るまでにあちこちで冠水しそうだ、ということが判明しました。

 

断水や停電の危険もあります。

 

水やお茶、乾電池に賞味期限の長いパンやモバイルバッテリー等を購入しました。

台風襲来の2日前からコツコツと準備をしました。

その頃は、スーパーや100均も混雑していませんでした。

しかし、店内で見かけたなかには私と同じようなモノを購入している方がいました。

 

台風に備える人は、接近2,3日前から行動しています。

 

私の周囲では、気象庁の緊迫した会見を受けて、金曜日の夕方~土曜日の午前中に買い出しに行く人が多かったです。

 

襲来直前になると、台風に刺激を受けた前線が活発になって、突然大雨が降りだすかもしれません。

大雨が降りだすと、あっという間に道路は冠水して身動きが取れなくなります。

危険度がアップするので、やはり接近する2,3日前に買い出しに出るのがベストですね。

 

防災情報を調べる方法

スマホやタブレット、パソコンで簡単に防災情報を調べることができます。

ただし、停電するとIT機器で調べることは難しくなります。

スマホの使用を維持するためにもモバイルバッテリーを購入することは必要ですね。

 

それでは、私も台風19号で使用したサイトをご紹介していきます。

 

国土交通省運用のサイト

ネットで簡単に防災情報を調べることが出来ます。

一番重要な情報である、ハザードマップは国土交通省が運用している【ハザードマップ ポータルサイト】です。

 

知りたい自治体のハザードマップを簡単に検索することができます。

私もこれを使い、遠方に住んでいる親戚や知人が住んでいる場所のハザードマップを検索しました。

 

旅行先で災害に遭った時も、このサイトを利用することで、不慣れな土地の危険個所を確認することができます。

 

ただし、自治体によって、公表している内容(土砂災害、浸水、地盤など)が異なりますのでご注意ください。

 

ネット環境のない実家対策

 

ネット環境のない遠方に住む祖父母や両親には、電話で危険性を伝えておくことが大切です。

 

私の場合、上記で紹介したサイトで、両親と義理の両親が住んでいる自治体のハザードマップを確認しました。

 

実の両親は、ネット環境があるもののおそらくハザードマップを調べないと思い、調べました。

案の定、ハザードマップを見たことがないと言い放っていました・・・。

 

一方、義理の両親はネットとは無縁の生活を送っています。

台風接近で停電する可能性もあるので、接近する前に電話をかけてハザードマップの状況を伝えました。

しっかりしている義理の両親は、自治体から配布されるハザードマップを目立つ場所に置き、何度も確認していたそうです。

 

運よく、どちらの家も土砂災害や浸水の危険性はありませんでしたが、停電や断水までは読めません。

とりあえず電池や水の確保を確認し、電話を切り、台風一過となった翌朝に再度連絡をしました。

 

Yahooの防災情報

Yahooの天気情報の雨雲レーダーで、今後の雨雲の動きを知ることができます。

Yahooの天気・災害では河川水位情報も確認できるので、近くに河川がある場合は必ずチェックしてみてください。

 

家の近くに支流が流れる知人は、河川水位情報と雨雲レーダー(YahooのIDでログインしていると6時間先まで予想が見られる)を見て、早めに避難したそうです。

 

スマホにYahooの防災速報アプリを入れておくと、逐一情報が届くのでおすすめです。

 

ウェザーニュースのピンポイント天気

 

ウェザーニュースのピンポイント天気では、駅、住所、観光地から【知りたい場所の天気】をピンポイントで検索できます。

 

予想降水量も載っているので、【どれだけ降りそうか】が分かります。

台風19号が近づくにつれ、予想降水量がどんどん増えていったので、恐怖を覚えましたね。

 

実家はどうか、義理の両親の方は大丈夫か、と郵便番号を入力して調べられます。

3時間ごとと1時間ごとの天気予想も出るので、【いつまで雨が続くか】も把握することが出来ました。

 

伝承や祠、地名を軽んじない

東日本大震災や広島豪雨の際にも、伝承や祠(これより上に行けば津波は来ない)、脆弱な土地の旧名がメディアで取り上げられていました。

台風19号で千曲川が決壊し、大きな被害が出た長野市の長沼地区では、小学校の教諭が水害の歴史を伝えるため、劇や歌を作ってきた活動のおかげで、多くの住民が避難して無事だった話が紹介されています。

 

ここでは、先人の知恵を真摯に受け止める大切さを教えていきたいと思います。

 

伝承1.伊勢湾台風の記憶

 

私自身、母から【伊勢湾台風はすごかった】と聞かされて育ちました。

北関東に接近する台風は、大半が勢力の落ちた状態でやって来ます。

それでも、伊勢湾台風の威力は半端なく、家族全員が家の大黒柱の周囲に布団を敷いて寝たそうです。

 

子供だった母は全く眠れずに一晩を明かしたとよく語ってくれました。

私の心の片隅に、二つのことが残りました。

【北関東でも勢力を維持した台風が来るかもしれない】

【普段は直撃しない場所にも被害が出る台風が来るかも】

 

そのことが、今回の早めの備えにに繋がったと思っています。

 

伝承2.テレビで報道していた【神社の前で止まる津波】

 

これは東日本大震災関連です。

TBSの【報道特集】で取り上げられていました。

私も、リアルタイムで視聴していましたが、鳥肌が立ちましたね・・・。

 

津波被害を受けた海岸線を調査していた方が、地図に浸水域をマーカーなどで塗っていると、不思議なことに気がつきました。

 

神社の手前で津波が止まっていたのです。

津波にのまれた神社は、明治以降に移築されたものばかり。

それ以前に創立されている神社の手前でピタリと津波が止まっている。

 

先人からの【これより先は危険】というメッセージなのでは、という内容でした。

 

古い祠は千年前の地震と津波を伝えてくれていた

東日本大震災に関する話です。

観光地の松島の隣、東松島の離島である宮戸島では千年前から島に伝わる話があります。

【貞観地震のあと、島の両端から大きな津波が押し寄せ、波がぶつかった場所より下は危険】

そこには後世の島民に伝えるため、祠が建てられました。

 

東日本大震災の地震が発生した際、島民はその祠より高い場所に避難をしたそうです。

 

防災意識を高めつつ伝承に耳を傾けよう

地域の言い伝えというものは、子孫のためをもっての先祖からの心の叫びだと思います。

 

図書館の一角に、郷土資料のコーナーがありますよね。

そういったものをパラパラとめくってみるのもおすすめです。

 

災害は必ず記されています。

年々防災意識を高まっているので、郷土史家の講演会に参加するのもいいですね。

 

地元新聞には、郷土史家の研究が紹介されたり災害に関する新しい事実が載ることもあります。

住んでいる地域で過去どんなことがおき、どういった対策をしておくべきか常に意識しておくことが大切です。



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