今回は【なぜあの子は部活も勉強もできるの?【文武両道】を叶える子の時間管理術】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
部活も全力、成績も上位。
テスト前に焦る様子もなく、疲れているはずなのに結果を出す。
そんな【文武両道】の子を見て、【体力が違う】【要領がいいから】【特別な才能がある】と感じていませんか。
私が学生の時にもそういうタイプの子はいましたが、令和の今も【勉強も部活も結果を残している、頑張っている】という子は普通に存在しています。
そういう子をみていると【生まれ持った才能の差】と思ってしまいたくなりますが、実際には、一部の子を除けば決定的な差はそこではありません。
文武両道を叶えている子に共通しているのは、根性論ではなく時間の使い方に対する考え方です。
気合で乗り切るのではなく、最初から【どう回すか】を設計しています。
だから忙しくなっても崩れません。
一方で、部活を理由に勉強が後回しになる子は、【時間ができたらやる】【余裕がある日にまとめてやる】という発想に陥りがちです。
しかし現実には、余裕のある日などほとんど来ません。
その結果、勉強と部活が常に衝突し、どちらにも中途半端な罪悪感を抱えることになります。
文武両道とは、両方を頑張ることではありません。
両方が自然に回る仕組みを持っている状態です。
そしてその仕組みは、才能がなくても、今日からでも作れます。
そこで今回は、【なぜあの子は両立できるのか】を時間管理の視点から分解し、再現可能な形で整理していきます。
文武両道は、一部の特別な子のものではありません。
戦略次第で、誰でも近づけるものなのです。
思考法:時間は作るものではなく【埋めるもの】
まず、文武両道ができる子と、できない子の差は【忙しさ】ではありません。
部活があっても結果を出す子はいますし、時間があっても伸び悩む子もいます。
この違いを生むのが、時間に対する考え方です。
多くの子は【時間ができたら勉強する】【余裕がある日にまとめてやる】と考えます。
しかし、部活や学校行事がある中で、まとまった空き時間が自然に生まれることはほとんどありません。
結果として、勉強は後回しになりがちです。
一方、文武両道を実現している子は、時間を作ろうとはしません。
代わりに、すでにある時間をどう埋めるかを考えています。
移動の合間、帰宅後の短い時間、寝る前の数分。
こうしたスキマを前提に、学習を設計しているのです。
この発想に変わると、【今日は時間がない】という言い訳が消えます。
短くても、少しでも前に進めばいい。
そう考えられるようになります。
ここでは、文武両道の子が当たり前のように実践している時間の捉え方と、その具体的な使い方を解説します。
時間は増やせませんが、使い方次第で成果は大きく変わります。
その第一歩が、この思考法です。
①【15分単位】でタスクを細分化する
文武両道を実現している子は、勉強を【1時間やるもの】とは考えていません。
基本単位は15分です。
この違いが、忙しい毎日でも学習を止めない最大の理由になります。
1時間の勉強は、始める前の心理的ハードルが高くなります。
【今から1時間も集中できるかな】【疲れているし無理かも】と感じた瞬間、行動は止まります。
一方、15分なら【これくらいなら】と手を伸ばせます。
やる気が出てから始めるのではなく、始めやすい形にしているのです。
タスクを15分で終わる大きさに分けることも重要です。
英単語20語、計算10問、問題の解き直し1ページなど、内容が明確だと迷いが消えます。
【何をやるか】で悩む時間がなくなる分、集中力を学習そのものに使えます。
また、15分学習を積み重ねると、【今日はこれだけやった】という達成感が生まれます。
短時間でも前に進んだ実感が、継続を支えます。
結果として、勉強量はむしろ増えていきます。
時間がないからできないのではありません。
時間を短く切らないから、動けなくなるのです。
15分単位で考える習慣が、文武両道のリズムを作ります。
②【勉強=机に座ること】という固定観念を捨てる
文武両道ができない子ほど、【机に向かわないと勉強じゃない】と思い込んでいます。
その結果、まとまった時間が取れない日は、何もしないまま終わってしまいます。
一方、両立できる子は、勉強の定義そのものが違います。
たとえば、移動中に英単語を眺める、風呂で今日習った内容を思い出す、寝る前にノートを見返す。
これらも立派な勉強です。
机に座る時間がゼロでも、学習は進みます。
この発想を持っていると、部活で疲れ切った日でも【今日はこれだけできた】という達成感を残せます。
勉強をゼロか100かで考えないため、自己否定が起きません。
これが継続につながります。
また、【どこでもできる勉強】を用意している子は、集中力の切り替えも上手です。
短時間でインプットし、深い思考が必要な内容だけを机で扱う。
エネルギー配分が合理的なのです。
机に座ることは、手段の一つにすぎません。
勉強を【行為】ではなく【目的】で捉え直すこと。
この視点を持てるかどうかが、忙しい中でも学力を伸ばせる分かれ道になります。
③週末の【帳尻合わせ】をしない
文武両道がうまくいかない子ほど、【平日は部活で無理だから、週末にまとめてやる】という発想に頼りがちです。
一見、合理的に見えますが、これは失敗のもとです。
なぜなら、週末は回復とリセットの時間でもあるからです。
平日に勉強を溜め込み、週末に一気に消化しようとすると、疲労が抜けないまま月曜を迎えます。
その結果、次の1週間も重くなり、また溜める。
この悪循環に入ると、両立は一気に崩れます。
文武両道の子は、週末を【帳尻合わせ】に使いません。
平日にできなかった分を取り戻すのではなく、平日を回す前提で設計しています。
週末は、復習や調整、休養に使う時間です。
重要なのは、【ゼロの日】を作らないことです。
平日は短時間でもいいから触れる。
15分でも勉強したという事実が、学習の流れを止めません。
結果として、週末に無理をする必要がなくなります。
両立の鍵は、頑張る日を作ることではありません。
無理をしない日を増やすことです。
週末を守れる設計こそ、長く走り続けるための時間管理術です。
環境と習慣:疲れていても【勝手に動く】仕組みを作る
さて、文武両道を実現している子を見ていると、【あの子は意志が強い】【疲れても頑張れるタイプ】と思われがちです。
しかし実際には、本人の気合や根性に頼っていないケースがほとんどです。
むしろ、やる気がなくても動けるように、環境と習慣が先に整えられています。
部活後は誰でも疲れます。
問題は、その疲れた状態を前提に考えているかどうかです。
【元気な日だけ頑張る】設計では、忙しい時期ほど勉強が止まります。
一方、文武両道の子は、【疲れている日でも最低限は回る】仕組みを持っています。
ポイントは、意志決定を減らすことです。
今日はやるかやらないか、何から始めるか。
こうした判断が多いほど、人は動けなくなります。
だからこそ、時間・場所・内容をある程度固定し、考えなくても体が動く状態を作ります。
ここでは、部活で消耗して帰ってきても学習がゼロにならないための、具体的な環境づくりと習慣化のコツを紹介します。
頑張らなくても続く仕組みを持てるかどうか。
それが、両立できる子とできない子を分ける決定的な差です。
①帰宅後の【30分の家庭学習】を固定する
部活と勉強を両立できる子の多くは、【時間があるときに勉強する】という考え方をしていません。
代わりに、【帰宅後は必ずこれをする】という流れを生活の中に組み込んでいます。
その中心になるのが、帰宅後30分の家庭学習です。
ポイントは、長さではなく固定されていることです。
30分は短く感じるかもしれませんが、毎日必ず行われることで、学習が生活の一部になります。
帰宅→手洗い→着替え→30分勉強。
この順番を変えないことで、考えなくても体が動く状態を作ります。
内容は、軽めで構いません。
英単語の確認、計算練習、ノートの見直しなど、頭をフル回転させなくてもできるものを選びます。
部活で疲れ切る前に、最低限の学習を済ませておくのがコツです。
この30分があるだけで、【今日は何もやっていない】という感覚が消えます。
すると、夜にもう少しやろうという気持ちも生まれやすくなります。
やる気は当てにしなくていい。
仕組みがあれば、人は動けます。
帰宅後30分の固定は、文武両道を支える最も現実的な習慣です。
②スマホという【集中力の泥棒】を隔離する
文武両道を阻む最大の敵は、時間不足ではありません。
実は、スマホです。
部活後の限られたエネルギーの中で、スマホは気づかないうちに集中力と時間を奪っていきます。
スマホの問題は、【少しだけ】のつもりが長引くことです。
通知を確認し、動画を1本見て、気づけば30分。
疲れている状態ほど、脳は強い刺激を求めるため、抜け出しにくくなります。
その結果、勉強を始める前にエネルギーが枯れてしまいます。
文武両道の子は、意志の力で我慢しているわけではありません。
物理的に距離を置いています。
勉強中は別の部屋に置く、家族に預ける、タイマー付きでロックする。
最初から触れない環境を作っています。
重要なのは、【使わない時間帯】を決めることです。
帰宅後30分、就寝前1時間など、短くても明確なルールを作ります。
完全禁止ではなく、メリハリをつける方が続きます。
集中力は才能ではありません。
環境を守るものです。
スマホを隔離できるかどうかが、忙しい中でも成果を出せるかの分かれ道になります。
③睡眠を【勉強の一部】と捉える
文武両道を続ける子ほど、睡眠を削りません。
これは意外に思われるかもしれませんが、睡眠は【休み】ではなく、学習プロセスの一部だと理解しているからです。
寝ている間、脳はその日に得た情報を整理し、記憶として定着させます。
睡眠時間が不足すると、どれだけ勉強しても吸収率は下がります。
疲れが取れない状態では、翌日の授業や部活のパフォーマンスも落ち、悪循環に陥ります。
忙しい子ほど【今日はもう少し起きてやろう】と考えがちですが、文武両道の子は逆です。
【今日はここまで】と線を引き、翌日に回します。
結果として、毎日の質が安定します。
また、睡眠時間を確保することで、感情のコントロールも楽になります。
イライラしにくくなり、集中力が続く。
これは、部活と勉強の両立において大きな武器です。
睡眠を削る努力は、長くは続きません。
睡眠を守る努力こそが、成果を積み上げる近道です。
勉強の一部として睡眠を扱えるかどうかが、文武両道を実現できるかの分岐点になります。
親のサポート:管理を卒業し【マネージャー】に徹する
ところで、文武両道を目指すとき、つい親がやってしまいがちなのが【管理】です。
何時に勉強するのか、どれくらいやったのか、テストは大丈夫か。
声をかけるほど、子どもは動かなくなる。
この矛盾に、多くの家庭が悩みます。
実は、両立できている子の家庭ほど、親は前に出ていません。
代わりに、全体を俯瞰して支える【マネージャー】の役割に徹しています。
選手である子どもが動きやすいよう、環境を整え、流れを確認し、必要なときだけ声をかける
これが、長く続く両立を可能にします。
管理は短期的には成果が出やすい反面、自律を奪います。
一方、マネージャー型の関わりは、最初は遠回りに見えても、子どもが自分で回す力を育てます。
中学、高校と忙しさが増すほど、この差は広がります。
ここでは、親が手を出しすぎず、それでも確実に支えるための具体的な関わり方を紹介します。
両立は、子どもだけでなく、親のスタンスでも決まるのです。
①【いつやるの?】ではなく【どう回す?】と聞く
文武両道を目指す中で、親がつい口にしてしまうのが【いつ勉強するの?】という問いかけです。
悪気はなくても、この質問は子どもを管理される側に置いてしまいます。
結果として、考えるのをやめ、指示待ちになります。
一方、両立できる子の家庭では、聞き方が違います。
【今日はいつもくらい勉強する予定?】【部活は今週は土日もある?】と、時間の設計そのものを子どもに委ねます。
この一言で、子どもは実行者ではなく設計者になります。
最初はうまく回らなくて当然です。
予定通りにいかない日もあります。
しかし、その失敗こそが学びです。
親が正解を出してしまうと、この学習機会は失われます。
大切なのは、結果ではなく、考えたプロセスを認めることです。
また、【どう回す?】という問いは、責任感も育てます。
自分で決めた計画は、崩れたときも修正しようとします。
他人に決められた計画は、崩れた瞬間に放棄されがちです。
親が管理を手放すと、不安は増えます。
しかしその一歩が、子どもを自律に近づけます。
文武両道は、親の指示で成立するものではありません。
考えさせる問いかけから始まります。
②【休養】もスケジュールに組み込む
文武両道を目指すと、つい【どれだけやるか】に目が向きがちです。
しかし、両立できている子ほど、実は【休む時間】も予定に入れています。
休養を気分任せにせず、戦略として扱っているのです。
部活も勉強も全力で取り組むと、心身の疲労は確実に蓄積します。
ここで無理を重ねると、集中力の低下やモチベーションの急落につながります。
文武両道が崩れる多くのケースは、努力不足ではなく、回復不足です。
親の役割は、【もっとやりなさい】と背中を押すことではありません。
【今日はここまででいい】とブレーキをかけることです。
とくに部活で疲れている日は、短時間で切り上げる判断が必要です。
休養を予定に入れることで、子どもは罪悪感なく休めます。
【休んでいい】という許可があると、回復が早まり、次の行動につながります。
これは、長く続けるために欠かせない視点です。
頑張り続ける力は、休める力とセットです。
休養をスケジュールに組み込める家庭こそ、文武両道を安定して支えられます。
③部活の努力を勉強の自信に転換させる
文武両道を実現する上で、親が意識したい最後のポイントは、部活での努力を【勉強とは別物】にしないことです。
部活で身につけた力は、そのまま学習にも使えます。
問題は、子ども自身がそれに気づいているかどうかです。
たとえば、毎日の練習を休まず続けた経験、レギュラーを目指して努力した過程、思うような結果が出なかった悔しさ。
これらはすべて、粘り強さや自己管理力の証拠です。
親は、【あの練習を続けられたんだから、勉強でもできるよ】と言語化してあげることが大切です。
すると、子どもの中で【自分は努力できる人間だ】という自己認識が育ちます。
この感覚がある子は、勉強でつまずいても踏みとどまれます。
逆に、部活と勉強を完全に切り離してしまうと、学習面で自信を持てずに終わってしまいます。
部活での成長を、勉強への燃料に変える。
これは親にしかできないサポートです。
文武両道は、能力の問題ではありません。
経験をどう意味づけるかで、結果は大きく変わります。
両立は【一生モノの自律力】を育てる最高のチャンス
部活も勉強もできる子は、特別な才能や根性を持っているわけではありません。
彼らが持っているのは、忙しい日常を前提にした【戦略】と【仕組み】です。
時間を細かく区切り、スキマを前提に学習を組み立て、やる気に頼らず動ける環境を整える。
その積み重ねが、文武両道を可能にしています。
また、両立を支えているのは、親の関わり方です。
管理するのではなく、全体を見渡すマネージャーとして支える。
【いつやるの?】ではなく【どう回す?】と問い、休養を予定に組み込み、部活での努力を学習の自信につなげる。
この姿勢が、子どもの自律を育てます。
文武両道は、短期的な成果だけを目指すものではありません。
自分で考え、調整し、続ける力を身につけるプロセスです。
この力は、受験でも、その先の社会でも確実に生きます。
忙しい今は、実は最高のトレーニング期間です。
両立を【無理な挑戦】で終わらせず、【一生モノの力】に変えていきましょう。
















