努力が実を結ぶ子の特徴 勉強のセンスはこうして育つ | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

努力が実を結ぶ子の特徴 勉強のセンスはこうして育つ

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今回は【努力が実を結ぶ子の特徴 勉強のセンスはこうして育つ】と題し、お話をしていきます。

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【うちの子、頑張っているのに成績が伸びない】

【勉強のセンスって、やっぱり生まれつきの才能なの?】

そう感じたことのある方も多いのではないでしょうか。

私も子どもの頃は、勉強ができる子は元々の才能で、勉強が苦手な子、怠け心のある子、やらない子というのは生まれつきそういう性格だからだ、と思い込んでいました。

もちろん、そんなことはなく、生まれ育った環境や親の関り方、子どもの気持ちの持ちようなど複雑な要因が絡んで【勉強への取り組み方】が一人一人異なります。

 

同じように、勉強のセンスは後天的に育てることができる力です。

日々の取り組み方や、親の関わり方、学びの環境次第で、誰でもその力を伸ばしていくことが可能です。

そして、センスが育ち始めている子どもたちには、ある共通の特徴が見られます。

それは、単に成績が良いということではなく、【考える力】【間違いを受け入れる姿勢】【自分で学ぼうとする意欲】など、学びに向かう根本的な力です。

塾で同じくらいの学力を持つ二人の生徒を教えている時に、【こっちの子の方が伸びそうだな】と感じたのは、思考力、間違い直しを嫌がらない、そして学習意欲があるという3つのポイントの違いから感じ取っていました。

そして、小学校高学年から中学進学後の成績、または中学1年生と中学2年生に進級してからの成績、受験する高校の偏差値という未来の結果をみても、最初に感じた通りの結果に分かれていきました。

 

そこで今回は、【努力が実を結ぶ子】がどのように勉強のセンスを育てているのかを、3つの視点からご紹介していきます。

 

勉強のセンスがある子の【思考のしかた】

まず、成績が安定して伸びていく子どもには、表面上の勉強量だけでは説明できない、内面的な【思考の質】があります。

彼ら彼女たちは知識をただ覚えるのではなく、理解を深め、知識をつなげ、考えること自体に意味を見いだしています。

ここでは、そんな【勉強のセンス】が育っている子に共通する思考のしかたを3つの視点から見ていきます。

 

1.わかったつもりで終わらない子

勉強が得意な子に共通するのは、ただ【正解したかどうか】では満足しないという姿勢です。

たとえば、算数の問題が解けたときでも【どうしてこの式になるの?】【この解き方以外にも方法はある?】と、深く掘り下げて考えようとします。

つまり、正解そのものよりも、【なぜそうなるのか】という理由や仕組みに強い関心を持っているのです。

 

このような学び方をしている子は、知識の定着が深く早く、表面的な理解にとどまりません。

結果として、応用問題にも強く、少しひねられた問題にも柔軟に対応できます。

 

さらに、こうした【考え方】を大切にする姿勢は、自分の理解度を客観的にとらえる力にもつながります。

【ここは自信があるけど、こっちはまだ曖昧だな】と自分で気づけるようになると、苦手を放置せず、自主的に復習したり、質問したりする習慣も自然と身につきます。

 

この【わかったつもり】で終わらない姿勢こそ、勉強のセンスが光る大きなポイントです。

 

2.間違いを情報として受け止められる

勉強のセンスがある子は、失敗や間違いに対して過剰にネガティブな感情を抱きません。

むしろ、【どこをどう間違えたのか】【なぜうまくいかなかったのか】と冷静に分析しようとします。

 

たとえば、漢字テストでミスをしたとき、ただ【惜しかった】で終わるのではなく、【送り仮名を間違えた】【部首の形を勘違いしていた】といった具合に、自分の弱点を見つけ出そうとします。

これは、間違いを情報としてとらえ、それを次につなげるという思考パターンです。

 

一方で、間違いに対して過度に落ち込んだり、自信をなくしてしまったりする子も少なくありません。

これは、間違えること=失敗=悪いこと、という思い込みがあるからです。

しかし、センスが育っている子は、間違いは【まだ知らなかったことに気づけたサイン】と前向きにとらえます。

こうした姿勢が、同じミスの繰り返しを防ぎ、学習効率を高めていきます。

 

また、この考え方が定着している子は、学校のテストだけでなく、受験や模試といった大きな場面でも、焦らずに自分のペースで立ち向かうことができます。

失敗を恐れずに試行錯誤を重ねる姿勢は、まさに勉強のセンスそのものと言えるでしょう。

 

3.【考えること】が好き

最後に、最も本質的ともいえるのが【考えることそのものが好き】という資質です。

これは、無理に勉強を強いられた結果ではなく、小さいころからの経験や環境の影響が大きい部分です。

 

たとえば、【どうして雨が降るの?】【この地図のマークは何を表しているの?】といった日常の素朴な疑問に対して、調べたり、試したりする習慣がある子は、自分の頭で考えることに抵抗がありません。

 

また、単に【早く正解を出す】ことだけが目的ではなく、考えながら試行錯誤する過程そのものを楽しんでいます。

たとえば算数の文章題で、あえて図を書いてみたり、自分なりの方法で解こうとしたりする勉強への取り組み方は、まさに思考の柔軟性の表れです。

こうした経験を積み重ねている子は、論理的思考力や問題解決力が自然と身についており、学びのセンスが確実に育っています。

暗記に頼るだけではなく、【自分の頭で考える】ことに価値を見いだしているからこそ、学ぶことに対する前向きな姿勢が長く持続します。

 

勉強のセンスは、生まれ持ったものではなく、日々の思考のしかたや学びへの向き合い方によって育まれるものです。

【わかったつもり】で終わらず、間違いを学びに変え、考えること自体に楽しさを感じている子どもは、まさにそのセンスを伸ばしている最中です。

 

親は、【結果】だけに目を向けず、【どう考えたか】【どんな工夫をしたか】といった過程にこそ注目し、しっかりと認めてあげることが大切です。

こうした日々の関わりが、子どもの思考力と勉強のセンスを育てていく土壌になります。

 

センスを伸ばす家庭の関わり方

さて、勉強のセンスは、子ども一人の努力だけで自然に育つものではありません。

とくに小学生の時期は、家庭での関わり方が大きく影響します。

親の声かけひとつで、子どもが【考えること】に前向きになったり、逆に思考を止めてしまったりすることもあります。

ここでは、子どもの学びのセンスを伸ばすために、家庭で意識しておきたい3つの関わり方を紹介します。

 

1.【正解】より【過程】を認める声かけ

多くの家庭で、テストやドリルの結果を見て【よくできたね!】【満点すごいね!】と声をかける場面がよく見られます。

一見するとポジティブな声かけですが、これが続くと子どもは【正解しなければ認めてもらえない】と感じるようになってしまいます。

 

一方で、たとえ正解にたどり着かなくても、【この考え方、よく思いついたね】【途中までのやり方、前より工夫されてるね】と、思考のプロセスに注目した声かけをすることで、子どもは考えることそのものに価値を感じるようになります。

 

このような関わりは、答え合わせの時間を【振り返りと成長の時間】へと変える力を持っています。

子どもが自分の考えを話したくなる、親がその話をじっくり聞いて認めてあげる。

このやりとりが、思考力や探究心を育てる土壌となり、【わからないことを考えるのが面白い】と感じられる子へとつながっていきます。

 

2.やり直しを【イヤな時間】にしない

多くの子どもが、テストや宿題のやり直しを【面倒くさい】【つまらない】と感じています。

間違えた問題に向き合う時間は、子どもにとって楽しいものではありません。

しかし実は、このやり直しのプロセスに、最も大きな学びのチャンスが隠されています。

 

ここで重要なのが、親の関わり方です。

たとえば【なんでこれ間違えたの?】と責めるような聞き方をすると、子どもは自己防衛的になり、考えることをやめてしまいます。

しかし、【どこで迷った?】【もしかして、こう考えたのかな?】と、あくまで一緒に考えるスタンスで寄り添うことで、子どもは安心して振り返りができるようになります。

 

ミスを責めるのではなく、【次にどう活かすか】に焦点を当てたやり直しは、記憶の定着や理解の深化にとって非常に効果的です。

子どもが間違えた問題に対して自分で説明したり、新しい方法を試してみたりすることで、学び直しが再発見の時間へと変わります。

 

また、親自身が【失敗は成長のきっかけ】と捉えていることを態度で示すことも、子どもにとって大きな安心材料になります。

勉強でつまずいたときに、【それでいいよ、一緒に考えよう】と言ってくれる親がそばにいることで、子どもは【学び続けること】への抵抗感を持たなくなっていきます。

 

3.子どもが自分で決められる場面を増やす

子どもの学びのセンスを育てるには、【自分で考えて動く】という経験が欠かせません。

その第一歩が、小さな選択の積み重ねです。

 

たとえば、【今日はどの教科からやる?】【何時までやったら休憩する?】といった些細な問いかけでも、子どもが自分で決める経験を重ねることで、自主性が育ちます。

大人がすべてを管理するのではなく、【任せる部分】を意識的に作ることが大切です。

 

子どもが自分で決めたことに対して取り組むとき、そこには自然な責任感や主体性が伴います。

自ら決めた学習内容には集中力が高まり、やらされ感のない努力が積み重なります。

これは、学習意欲を高め、継続的な取り組みを支える非常に大きな力となります。

 

もちろん、子どもがすぐにうまくスケジュールを立てられるとは限りません。

失敗したときに【ほらね、やっぱり言った通りにしなさい】と否定してしまうと、自信をなくしてしまいます。

むしろ【どうすれば次はうまくいくと思う?】と問いかけ、振り返る機会に変えることで、学びとして定着させることができます。

 

親が一歩引いて見守りつつ、困ったときは一緒に考えてサポートする。

このバランスが、子ども自身の【考える力】と【行動する力】の両方を鍛え、学びのセンスを育てる基盤になります。

 

勉強のセンスは、結果よりも【どのように考え、どのように学んでいるか】というプロセスの中で育ちます。

そしてその土台には、家庭での声かけや関わり方が大きく関わっています。

正解だけを評価するのではなく、思考の過程を認める声かけ。

間違いを責めず、やり直しを一緒に考える姿勢。

そして子どもに任せる場面を作り、自分で考える経験を重ねさせる。

この3つが揃うことで、子どもは【自分で学ぶ力】を自然と育んでいきます。

 

家庭は、子どもにとって最も安心できる学びの場です。

だからこそ、親の関わり方ひとつひとつが、子どもの将来の学力に影響を及ぼします。

 

継続的に伸びる子の【心の土台】

ところで、学力が安定して伸びていく子どもたちには、知識や思考力といった表面的な力以上に、学びを支える【心の土台】がしっかりと築かれています。

どんなに頭の良い子でも、失敗を過度に恐れたり、努力を避ける気持ちが強ければ、伸び悩んでしまうことがあります。

逆に、挑戦を楽しみ、前向きに努力し続けられる子は、学びの継続力を自然と身につけています。

ここでは、継続的に伸びる子に共通する3つの【心のあり方】に注目します。

 

1.失敗を恐れず、挑戦できる子

【間違えたらどうしよう】【失敗したら恥ずかしい】といった感情は、誰にでもあります。

ですが、勉強のセンスが育っている子は、そうした不安を乗り越え、失敗を成長の一部として受け入れる力を持っています。

彼ら彼女たちは、間違えたときに必要以上に落ち込まず、【なぜ間違えたんだろう?】【次はどうすればいいかな?】と自然に考えます。

 

このような姿勢は、小さな頃から周囲に【失敗しても大丈夫】【その経験が次につながる】と肯定的に関わられてきた環境によって育まれます。

親や先生の反応が否定的だったり、結果ばかりを求める環境では、子どもは挑戦を避けてしまいがちです。逆に、失敗をチャンスととらえる雰囲気があると、子どもは思いきって学びに飛び込めるようになります。

 

挑戦することを当たり前にできる子は、学びの深さが違います。

新しい単元や難しい問題にも恐れず取り組む力は、まさに学力を継続的に伸ばす源となるのです。

 

2.努力=苦しいこと、という思い込みがない

【努力=つらくて我慢するもの】というイメージが強いと、子どもは長続きしません。

ですが、センスが育っている子は、努力の過程を前向きにとらえています。

【最初はわからなかったけど、やってみたらできるようになった】【考えているうちに楽しくなった】という経験を積んでいるため、努力を苦痛ではなく、【自分が成長する時間】と感じられるのです。

 

この感覚は、家庭での声かけや雰囲気づくりが非常に重要です。

たとえば、【頑張ってるね】【少しずつできてきたね】と日々の小さな変化に気づいて言葉にすることで、子どもは努力そのものに価値を感じるようになります。

逆に、【早く終わらせなさい】【なんでできないの】といった言葉は、努力の過程を否定するメッセージになってしまいます。

 

努力することに対してポジティブなイメージを持つ子どもは、自分で目標を立てたり、勉強以外のことにも粘り強く取り組めるようになります。

 

3.小さな成功体験を積み重ねている

どんなに勉強のセンスがあっても、成果がまったく感じられなければ、子どもはやる気を失ってしまいます。

そこで重要になるのが、【小さな成功体験の積み重ね】です。

たとえば、【昨日より計算が速くできた】【漢字を3つ覚えられた】【先生にノートがきれいと褒められた】といった、日々のちょっとした成長に気づき、実感することが、自己肯定感ややる気の源になります。この【できた】という感覚は、子どもの【もっとやってみたい】という自発的な意欲を引き出します。

 

このような成功体験を重ねるためには、最初から難しいことに挑戦させるのではなく、子どもにとって【少しがんばればできる】目標を設定することがポイントです。

親や【あと1問できたらすごいね】【前より集中できてたね】と言葉にしてあげることで、子どもは自分の成長に気づきやすくなります。

 

子どもは、自分の小さな変化を肯定的に受け止めてもらうことで、【自分はできる】【次もやってみよう】と感じるようになります。

この積み重ねが、将来的に大きな学力の伸びにつながっていくのです。

 

継続的に成績を伸ばしていく子は、決して一夜にして学力が高まるわけではありません。

そこには、失敗を恐れず挑戦できる心、努力の過程を前向きにとらえる姿勢、そして小さな成長を喜びながら続けられる力があります。

こうした【心の土台】がしっかりしている子は、どんな壁にも柔軟に向き合い、学びを止めません。

 

そしてその土台は、日々の小さな経験から少しずつ築かれていくものです。

焦らず、比べず、子ども自身の成長に寄り添いながら、長い目で育てていくことが何よりも大切です。

 

【勉強のセンス】は先天的な才能ではなく、日々の学びの姿勢や家庭での関わり方を通じて、少しずつ育っていくものです。

成績が安定して伸びていく子は【考えることが好き】【間違いを学びに変えられる】【自分から学ぼうとする意欲】といった特徴があります。

これらは、親の声かけや、小さな成功体験の積み重ねによって形成されていきます。

 

大切なのは、結果だけでなく【どう考えたか】【どんな工夫をしたか】という過程に注目すること。

そして、失敗を恐れず挑戦し続けられる心の土台を育てることです。

すぐに成果が見えなくても、子どもの中には確かに【伸びる力】があります。

それを信じ、焦らずに支え続けることが、学びの力を長く育てていくカギになります。

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