学力を伸ばす思考力の鍛え方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

学力を伸ばす思考力の鍛え方

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今回は【学力を伸ばす思考力の鍛え方】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

2020年度から小学校で始まった新しい学習指導要領では、考えさせる学びを重視しており、その考えは学校の授業でも反映されています。

我が家では子ども①②が小学校に在籍している途中での改訂でした。

一方、末っ子の子ども③は小学校1年生から新しい学習指導要領の下で勉強をしています。

二人との違いというのは宿題や生活科のレポート作成などからも感じることがありましたし、小学校1年生の夏休み前後には国語では読解問題のテスト、算数では文章題の問題が子ども①②の時よりも早い段階で出たり、量も増えています。

子ども③の宿題である算数のプリントを見た子ども①②が【こんなことをやっているんだ】とか【この文章がよく分からない子もいると思う】と驚いたこともあります。

しかも、思考力重視の学びは小学校だけにとどまりません。

中学でも2021年度から新しい学習指導要領がスタートしているので、親世代の中学校のテストよりも記述問題が増えたり、考え方を問う学びになっていたりと【同じことを勉強しているはずだけれど難しく感じる】という印象を受けるかもしれません。

 

そして、小学校や中学校の学びの変化は高校受験にも影響を与えており、教科関係なく複数の資料を読み解きながら答えを導き出すという問題も普通に出題されています。

こうした問題に対応するには、考える力が求められます。

ただ、計算力もあるけれど、ちょっと考えさせる、文章題のようにじっくり読んで解いていく、という問題が苦手だったり、面倒で【答え教えて!】と言ってくる子はけっこういると思います。

私も塾で教えている時に【考えるのが好きではなく答えをすぐに知りたがる子は多い】【そういう子は伸びにくい】というのを感じました。

今の小学校では、パッと見て解けるテストの問題は低学年でも全部がそういう問題とは言い難くなってきています。

そのため、思考力や読解力の差というのは6歳から8歳くらいから子どもたちの間で何となく感じ取れるようになり、学年が上がればそういった力の差がそのままテストの点数に反映されるようになります。

思考力重視の学びとなっている中で、どのようにすれば鍛えていけるのかをご紹介していきます。

 

すぐ答えが分かる問題ばかりやらせない

まず、すぐに答えが分かる問題ばかりを家庭学習で取り入れないように気をつけてください。

計算ドリル、漢字ドリルというのは家庭学習の定番中の定番ですし、読み書きソロバンを鍛えるためには不可欠な勉強です。

ただ、その二つの勉強だけをやらせていても文章題を読む力、会話文を読んで答えを導き出すという問題に対応できる力を鍛えるのは難しいです。

読書習慣があり、色々と考えるのが好きな子は計算ドリルと漢字ドリルのみの勉強をしていても解けることもできますが、平たく言うと【普通の子が考えさせる問題を自力で解けるようになるには家庭で対策を練ることが必要】になります。

考える力というのは集中力や暗記力と同じように、生まれ持ったスキルの差はどうしてもあります。

神童さんのように学校の授業を聞いただけで難しい問題もサクサク解ける子もいれば、一生懸命努力をして計算スピードがアップする、漢字の読み書きがしっかりできるようになるという子もいます。

考えるのが元々得意ではない子が、基本的な計算問題や漢字練習ばかりに取り組んでいると、小学校のテストや宿題でも出される文章題に苦戦をし、さらに学年が上がって単元も難しくなる中で図形に関する文章題、四則計算の文章題、割合の文章題に対してお手上げ状態になってしまう可能性は高いです。

 

まだ小学生の間は良いのですが、中学生になれば定期テストで校内順位が出て、模試を受けたら志望校判定が出て、学力によって合否が決まる高校受験が待ち受けていたりと【思考力の有無】が勉強に与える影響力というのは大きくなっていきます。

しかも、思考力というのは短期間で身につくものでもありません。

年単位で表とグラフのような資料を読み解く問題、最近よく入試でも出る会話文の問題に対応できるよう、サクッと解けてしまう問題とは別に【じっくり考える問題】にも取り組ませるようにしていきましょう。

 

親子の会話で考える癖をつける

さて、思考力を鍛えるには難しい問題を解かせれば解決すると思う方もいますが、意外と簡単に対策ができたりもします。

それが【親子の会話】です。

勉強ができる子というのは、親が強烈な教育ママ、教育パパで親子の会話をする暇があるなら勉強させる、というイメージがあるものの、実際は親子関係が良好でよく会話をする家庭で育っているということが多いです。

子どもが何かの知識を得る場所や手段というのは、まずは学校の授業や友達との会話といった学校生活だったり、テレビや新聞、今ならネットニュースそして親子の会話になります。

とくに親子の会話というのは親の経験や知見を子どもに分かりやすい言葉を使って説明する流れになります。

例えば、関税が話題になっている今は【関税が高くなるとどうなるのか】【関税が社会の歴史で取り上げられる実例を紹介する】という会話をすると、子どももテレビなどで騒がれている関税について理解を深めることができます。

関税のシステムは単純のようでも、多くの国々が関わる貿易を絡めて考えると騒がれるだけの理由が分かるはずです。

 

【どうしてなのか】と疑問を抱き調べることは学びの一つですから、【どう思う】【どうやって解決していけばいいと思う】と質問を投げかけ、子どもの意見を聞いてみるようにしていく会話を増やしていくと【考えることの楽しさ】に気がつくようになります。

塾で出会った考えるのが面倒だと感じている子は、【色々と考えを巡らせるのが好きではない】【さっさと答えを知って楽をしたい】という気持ちが強く、結果として学年が上がってから重要度が増していく思考力を鍛えるチャンスを握りつぶしていました。

机の上の勉強だけでは思考力を鍛えようにも子どもが抵抗すれば計画が頓挫してしまいます。

着実に、そして子どもの抵抗感がほぼない状態で取り組んでいくには親子の会話がベストです。

ただし、注意点があります。

親子の会話を普通にすればよいわけではなく、親の方も子どもが興味を持って調べたり考えるようなテーマを見つけてください。

そのためには、子どもが関心を寄せそうなことをちゃんと把握していないといけません。

親の方がよく分からないと言う時は、一緒に調べて意見交換をするということも理想的です。

 

レトロなゲームをする

ところで、思考力を遊びながら鍛えるというと今の時代は【プログラミングゲーム】が頭に浮かんでくると思います。

ただゲームをして【楽しいな】となるよりは、プログラミング要素を取り入れたゲームの方がプラスになると考えるのは自然な流れでしょう。

しかし、ゲームは良かれと思ってプレイ時間を増やしていくと他のことに費やすべき時間がどんどん消費されていく恐れがあります。

キッチリ時間を決めても、【もう少しだけ】とズルズルと続けてしまえば【本当に思考力を鍛えているのか】と親も悩むことになります。

その点、ボードゲームやカードゲームは勝敗がつきますし、長時間やろうというよりは【〇回勝負】と区切りやすいメリットがあります。

囲碁や将棋はご存じの通り思考力を鍛える要素が詰まっているゲームです。

人生ゲームやすご六も運的要素はあるものの、【ここはどうすべきか】と考えるゲームです。

トランプやUNOといったカードゲームは相手の出方を考えつつ戦略を立てて勝ちを目指します。

 

遊びながらも常に【勝てるかどうか】と考えながらプレイしているので、思考力を鍛えるのに最適なゲームと言えるでしょう。

子ども①②の周囲でも、小さい頃からこうしたレトロなゲームで遊んできたという子は多いようですし、いわゆるテレビゲームは【家族でやるもの】【子どもだけでやるものではない】という家庭のルールがあると口にしている子は思った以上にいると話をしていました。

学力を伸ばすには思考力が必要ですが、【勉強で鍛えないといけない】と思わず、リラックスした中でも鍛えることはできるので、是非実践してみてください。

 

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