今回は【元塾講師ママが後悔 子育てでもっと気をつけたかったこと】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
子育てをしていると【子どもが小さい頃、こういうことをしておけば良かった】と思う方は少なくないと思います。
子どもの成長は早く、年齢に合わせた適切な接し方をしていかないと、後から反省することばかりになったりします。
子育てはやり直しがきかない、極端な話【一発勝負】というところがあるのも事実です。
15歳になった我が子の子育てを幼児期からやり直そうと思っても、無理があります。
人というのは何かしらの反省、後悔の念を抱えたまま生きていくものですが、子どもとの向き合い方も多少なりとも【こうすれば良かった】と思いながら、成長した子どもと向き合っていくわけです。
私も子ども①②③が成長してきて、【もう少しこういうことをしておけばよかった】と考える時があります。
それは勉強だけとは限らず、子どもの成長や自主性を促すことなど多岐に渡ります。
今の子どもが一番良い、という前向きな捉え方をすることも大切ですが、そう自信をもって断言できる方の方が少ないと思います。
子どもが幼児、小学生や中学1年生くらいであれば子育ての修正も可能ですので、今回は子どもとの関係性や向き合い方をより良いものにするためにも私の【もっとやっておけばよかった】ということをご紹介していきます。
間違い直しの重要性を伝える
まず、勉強面であれば【間違い直しの重要性を伝える】ということをしてください。
私も中学生になり成績を上げていく手段の一つとしてテストの間違い直しをよくしていましたし、効果があったと実感しています。
塾で働いている時も、成績の良い子や成績が伸びる子ほど間違い直しに力をいれていました。
逆に、間違い直しをしない子は成績が伸び悩む子、勉強をやりたがらない子など、勉強への取り組み方の違いがハッキリしていました。
そういうこともあり、自分の子育てでは子どもたちに間違い直しの重要性を伝えてきてはいたのですが、思うように伝わらないことが多々ありました。
我が家の子ども①②は小学校のカラーテストの間違い直しは担任の先生から言われる、ということもあって返却されたらその場で解き直しをしていました。
しかし、私が声をかけても塾のテストなどの間違い直し、苦手単元の克服に向けた復習というのは積極的にやらず、同じような問題、似たような問題で毎度毎度点数を落としていました。
言っても分からないなら、【下がるところまで待つしかない】【勉強していても手ごたえを感じてない状態が続けば分かるはず】と忍耐することを選び、子どもが自覚するのを待ちました。
結局、子ども①は中学2年生になって【これでは高校受験が危うい】ということに気がつき、心を入れ替えました
とはいえ、学力最上位層はすでに遠くを走っていて追いつくこともできませんでした。
子ども②の方は塾のクラス替えや中学受験学年になることでビビッて間違い直しをし始めたら、数ヶ月経った頃から【あれ、解けるようになった】と感じるようになり、【成績を安定する、向上させるには間違い直しが大切】と小学校高学年で気がつきました。
ただ、二人とも私が口にする前からではなく、色々と痛い目に遭ってから行動に移したので【もう少し早い時期から取り組んで欲しかった】と正直思っています。
どうしても成績が上がるまでには時間がかかります。
もし、気がつくのが遅かったら【このタイミングまでにある程度学力を鍛えて置かないといけなかったのに受験をパスできなかった】になってしまっていたので、こういう状況を全力で回避すべくもう少し本気になって【間違い直しの重要性】伝えておけば良かったと思っています。
子どもの適性を見極めること
さて、勉強にダイレクトに関わることではありませんが、子どもとたくさん遊んで【どういう道が子どもに合ってそうか】という適性を見極めることに時間を割いていればと感じることもありました。
子ども①②は年も2歳差ということもあり、ワーワー近所の子ども達と一緒にたくさん外遊びをし、私もその様子を見守っていました。
その過程で、子ども①はこういうのが得意そう、子ども②はこういうのが苦手だけれどこういうのは好きだから伸ばせるようにしたい、というのを感じ取ってきました。
しかし、子ども③は子ども①②とやや年が離れているのと、子ども③が極めて人見知り、内弁慶な子ということもあり、あまり同学年の子と接点を持たずに園生活をスタートし、まぁ大変なことになりました。
環境に慣れるのに時間がかかる子なのと、少しは他の子と関わって欲しいという親心から園で行っている習い事のようなものに参加させたのですが、子ども③が成長してから聞いてみたところ【ちょっと嫌だった】と告白していました。
家では積み木、レゴ、ニューブロックを黙々と作る子でしたので、集団で集まって何かをするというのが苦手で、幼児期に少々の嫌な思い出として残っている模様です。
子ども③は子ども②に似ているところもあるのですが、やはり子ども一人一人の性格は異なると感じた一件となりました。
親が良かれと思ってやったことが裏目に出た、という典型的な例と言えるでしょう。
結局、子ども③は落ち着いた雰囲気のなかで過ごせる習い事をセレクトすることになり、今ではそれが子ども③にとっての生活の一部みたいなものになっていて、学校生活や勉強の方にも好影響を与えるようになった、と感じています。
子どもの適性を見極めるために、一緒に遊んだり、読み聞かせをしてきましたが親の先入観が邪魔をすることもあります。
自分の【これがいいはず】という思い込みを捨てて、子どもと向き合い、その子に合いそうな習い事、学習方法を確立することを考える大切さを痛感しました。
また、親自身の小さい頃の【こういうのをやりたかった】【こういうルートを辿らないといけない】という考えを子どもに押し付けてしまうのは考えものです。
こういうタイプの親にはけっこう出会ってきましたが、親子関係が上手くいっているケースを見たことがありません。
あくまで、【子ども自身の適性】を見極めてください。
自分のことも褒めて伸ばすことを増やすこと
ところで、親世代が子どもの頃は親がガミガミ叱りながら躾をし、子どもを育てるという子育てが主流だったと思います。
それが、21世紀に入ってからは【褒めて伸ばす】というこれまでの日本の子育てでほぼなかったような概念が一気に広まりました。
叱らない子育て、褒める子育ては時には【悪いことをやっても謝らない子に育つ】【皆で遊ぶ公共の場でおもちゃを独り占めしてしまう】という間違った方に出てしまうこともありますが、【子どもの行動を褒めて自己肯定感を高める】という考えに共感する方はたくさんいます。
我が家でも、褒めて伸ばすことを意識してきましたが、そう簡単に進まないのが現実です。
ガミガミ叱ることもあります。
水筒を忘れてきた、お弁当を忘れてきてしまったことに対して褒める要素はないでしょう。
ただ、ガミガミ叱るだけでいると子どもの方はビクビクしがちになり、【こういうことを言ったら親に叱られる】という気持ちが大きくなり、何か相談したいことも言えなくなります。
私もガミガミ叱られるか、あまり学校生活に興味関心のない親でしたので【困ったことがあったら親に相談する】という部分が欠落して育ってしまいました。
我が子はそういう子になって欲しくないという思いで子育てをしていますが、思うように【褒めて伸ばす】ということができない時があります。
そうなると、親の方も理想と現実のギャップに苦しむことになるので、時には子育てを頑張っている自分自身を【すごいぞ】【頑張っているぞ】と褒めてください。
親がダメだダメだと思いながら子育てをしていると、子どもにもそれが伝わってしまいます。
とにかく、親が元気でいると子どもは安心するので、まず【毎日仕事と子育てと向き合っている自分を労わる】【頑張っている自分を褒める】という気持ちを強く持ってください。