子どもに合う塾の選び方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもに合う塾の選び方

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今回は【子どもに合う塾の選び方】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

 

私は塾で仕事をしていましたが、私の場合は経済的な事情で塾に通うことは不可能でしたから、通塾をする同級生を羨ましいなと思いながら受験勉強に励んでいた思い出があります。

実際に働いて【こういう風な目的で子どもたちは塾に通って来ているのか】ということや【こんなに高いお金を払っているのか】という複雑な感情を抱きながら子ども達と接していました。

今の親世代の方々は、受験する際に塾通いをしていたという方がかなり多いと思います。

ですから、塾に通わせることに対して敷居はかなり低くなっていますし、塾によって月謝もかなり違うため通いやすさを感じるかもしれません。

子どもの受験、または学力を鍛えたい、授業内容が分からないことが増えてきたなど色々な理由で塾通いを検討する家庭はあります。

そして、少子化にもかかわらず塾はたくさんあります。

地方でもそれなりの規模の自治体、新興住宅エリアには地元塾を筆頭に、集団授業タイプ、個別指導タイプ、自学自習タイプの塾が存在しています。

大都市圏でなくても、【どの塾に通わせようか】と悩む方は少なくないでしょう。

 

転塾をして入会した生徒には数ヶ月授業料無料などの特典を謳う塾や、定期テストで成績がアップしなければ授業料数カ月分無料と大出血サービスのオンパレードになったりと、少子化により生徒の奪い合いが激化しています。

無料や割引サービスというのは非常に魅力的ですが、子どもを通わせる側としては【こちらの要望通りの結果を得られるのか】という点が一番であり、金銭面ではなく【教え方】【モチベーションアップ】の技術はどうなのか考えるこことも大切です。

とはいえ、塾のタイプも色々あるため子どもに合う塾を探し出すというのはけっこう大変なことになっています。

体験授業を受ける場合も、塾に連絡をして面談のセッティングをして親子で塾に出向き授業に参加する日を調整して、実際に受けた後に再度面談をすることになります。

複数の塾の体験授業や講習会を受けるとなると、この流れを2回、3回繰り返すことになります。

スケジュールをちゃんと取らないといけないため、なるべく早く子どもに合う塾を見つけたいというのが親の本音でしょうか。

忙しい中で塾選びをしていくのはなかなか大変です。

そこで今回は、子どもに合う塾の選び方をご紹介していきます。

 

1.子どものターゲット校を考えて塾を選ぶ

塾に通わせることを考える理由は大まかに3つあると思います。

【受験に備えて】【学校以上の勉強をさせたい】【学校内容の定着と苦手克服】です。

この中でも多くの子どもたちが塾に入る大きなきっかけとなるのが【受験に備えて】ではないでしょうか。

私が中学生時代も中学2年生頃になると進学校を目指している同級生が次から次へと塾に通い始めていました。

塾で仕事をしている時も【高校受験に向けて】という理由で塾に入ってくる子が多かったです。

受験に向けてということは、【高校受験をして志望校に合格する】という目標を叶えるために塾に入るのですから、それを実現させるためには子どもが行きたい高校に一番合格できそうな塾に入るというのが鉄則です。

地方でも、【○○高校の合格実績が多い塾】【中堅校への合格者が多い塾】と塾によってカラーが異なります。

毎年一定数以上の合格者を輩出しているということは、長年の合格者のデータが蓄積されており、塾のテストの偏差値などから【合格出来そうかどうか】と判断することもできます。

また、同じ学校を目指しているライバルも集まるため切磋琢磨した環境で勉強に励めるというメリットがあります。

周囲に引っ張られるようにして成績を伸ばしていく子もいるので、明確な志望校がある時はその高校に強い塾を検討してみて損はありません。

塾の先生たちも【このタイミングでゲキを飛ばしてラストスパートをする】という匙加減も出来ます。

 

進学校に入ると、○○塾出身者同士で固まる、そこで交友関係が出来上がっているということもよく目撃します。

私も経験しましたし、子ども①も経験しました。

もちろん、学校生活が進んでいけば塾友以外の子とも仲良くなりますが、ちょっと人見知りのところがある子なら、たくさん知り合いがいる状態で学校生活がスタートするのは心強いと思います。

また、合格者が多いと【このクラスで何番目に入れば合格する可能性が高くなる】【塾のテストでこの成績ならチャレンジしても大丈夫】というのも塾の先生も把握しているので、子どもの立ち位置というのも分かりやすいです。

 

2.高校までかその先を見据えている塾か

地方では塾に通う子のボリュームゾーンは中学生ですが、場合によっては高校生になっても通う子がいる塾、中学生の頃から大学受験を意識させる塾もあります。

我が家の場合、トップ高校への進学者数が多い塾ではなく小学生の頃から【できる子は自主的に先取り学習を推奨する】という方針の塾に通っています。

子ども①②の塾のクラスメイトで、最上位層の子達は小学6年生の頃から中学の数学を自主的に勉強し、中学生になったら高校数学や英語の先取り勉強を自主的にしていました。

そして、授業中も【高校受験はあくまでも通過点】【高校生になったら受験している時以上に勉強しないと現役で入りたい大学に入れない】という話を聞かされてきました。

そのおかげもあってか、小学生時代、中学生時代に先取りをほぼしなかった子ども①も高校入学前後からかなり危機感を持って勉強に取り組み、なんとかトップ高校の吹雪のような定期テストを切り抜けようと頑張っています。

 

一方、地方によくある【高校受験受かったらそれでOK】【高校受験でアガリ】という雰囲気の塾に通っていた同級生たちは【志望校に入ったから高校生活をエンジョイする】と勉強を横に置いてしまい、ゴロゴロと入学後に成績を落としています。

恐ろしいことですが、こういうことが起きています。

そして、大学受験を意識させるのに塾の規模は関係ありません。

小さいところに通っていても、個人塾の先生が【決戦は大学受験】と見越して指導しているところに通っている同級生はやはり部活もやりつつ、勉強も怠らず流されずに頑張っているようです。

高校に入ってからはより一層努力しないといけないと語りかけ、指導している塾かどうか見極めることも大切です。

トップ高校や2番手校に進学した場合、大きな最後のヤマは大学受験になります。

その山を現役で乗り越える。

しかも全国的に有名な難関大学を筆記試験で受ける、または厳しい校内での争いを制して早慶レベルの指定校推薦枠を勝ち取るとなると高校1年生からしっかり勉強していることが求められます。

こうした現実を教えてくれる塾かというのも、地方に住んでいる親としては重視して欲しいなと個人的には思っています。

 

3.自習室の雰囲気と監視体制

塾に通うとなると、忘れてはいけないのが自習室の雰囲気を確認することです。

私が塾で仕事を始めたころ、ちょうど【自習室完備】と設備の良さをアピールするところが増えてきました。

少子化で塾の設備の良さが入塾の決め手になるという考えもあり、【自習室完備】は地方の塾でも当たり前になっています。

子ども①②が通う塾でも自習室はありますし、他の塾に通っている子ども①②のお友達も定期テストが近くなると【自習室で勉強する】という話が飛び交うようです。

ただ、自習室に仲間内で集まってダラダラ過ごす子もいるので、勉強せずに遊びに来ているような感覚の子を注意する、または来にくいような監視体制や分からないところを質問しやすい雰囲気かどうかも入塾を検討する際は確認してください。

地元密着系の塾だと、地元の中学のグループが集まって自習室にこもるということもあります。

あちこちの中学の生徒が集まっている塾ではあまりみられませんが、時折勉強しに来ている風でもない数人の生徒が騒ぐこともあるので、先生がちゃんと注意するのかも要チェックです。

ちなみに、我が家の子ども①②が自習室を使った際に受験生数人が飲食スペースで大きな声で雑談をして周囲から迷惑がられ、先生に注意を受けていたところを目撃したことがあったようです。

 

性格によっては中学生が集まるとちょっと騒ぐこともあるので、いかに素早く注意をしてくれるかというのも確認するのが無難です。

実際に自習室を使用するのは中学生になってからという子が多いと思います。

家だと集中できない、スマートフォンやゲームをやりたがるという子もいるので【自習室で勉強するのは良いことだ】という話はしておいて損はないです。

子ども①も最初は面倒くさいと感じていましたが、実際に足を運ぶと同じクラスの神童さん達が猛烈に集中して勉強している姿を見て【元から賢いのにこんなに勉強していたのか】と知り、衝撃を受けていました。

自習室に行くことで他の子の勉強している姿を見て、やる気を出すこともあります。

もし、塾に入ることを検討している時は自習室の設備なども気にしてください。

 

まとめ

塾を探す時、まずはママ友の口コミを聞いたり、塾のホームページや個人塾であればブログを確認して塾の雰囲気を探って見てください。

狙っている学校の合格者が多い、毎年のように進学者がいる塾はデータもあるので検討する余地があります。

ある程度ピックアップしてからは、月謝、教材費、季節講習会の金額、テスト代など金銭面的なことを吟味して絞っていき、残った塾の体験授業や面談を通じて最終判断を下してください。

塾はたくさんありますが、子どもの勉強にダイレクトに関わってくることなので妥協せずに【子どもに合っている塾】を選びましょう。

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