【教育小噺】小学生でも気にしたい 中学と高校の部活と勉強の両立 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】小学生でも気にしたい 中学と高校の部活と勉強の両立

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今回は【小学生でも気にしたい 中学と高校の部活と勉強の両立】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

学校の先生の働き方改革の影響で、【中学や高校の部活が地域移行になっていく】という話を耳にしたことがある方がいると思います。

実際、中学生と高校生の子どもがいる一人の親として大変気になる話です。

中学生で運動部に属する子どもたちが日々練習しているのも、県大会、ブロック大会、そして全国大会を目指すからですが、その大会を主催している全国中学校体育大会、通称全中体です。

全国の運動部に所属する中学生が目指す大きな大会ですが、2027年度から水泳、ハンドボール、スキーや体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スケート、アイスホッケーの9競技を実施しないと発表しました。

少子化やクラブチームに所属する子もいる種目であり、学校の部活として参加するのが難しいなど総合的な判断で中止となりました。

部活を取り巻く環境は変化している途中なため、子どもがどの部活に入るのかというのは小学生の頃から親子で話し合いをすべきだと個人的に思っています。

そして、部活の忙しさは中学や高校によってかなり異なります。

例えば、同じバスケットボール部でもA中は練習試合もあまりしないけれど、B中は平日は学校の部活動の中でも一番遅くまで練習をし休日は練習試合もあり、塾通いや勉強する時間を確保するのが難しい、というような違いがあります。

強豪部だから拘束時間が長いというイメージがあるかもしれませんが、地区大会を突破できるか分からない公立中学でも部活の顧問の指導により無駄に練習時間が長いということもあります。

軽い気持ちで入部した部活が実はブラック部活で苦労の連続という笑えない事態に巻き込まれることもあるので、部活選びはものすごく慎重にして欲しいなと感じます。

 

私が中学生の時、中学は教育熱の高い学区だったことも影響して、ガッツリ練習させる部活はほとんどなかったのですが、唯一ある運動部だけが超強豪部でした。

その部活に入ればすなわちトップ高校を断念することを意味するとまで言われていて、実際に私と同じ小学校出身で1年生の頃からずっと優等生だった子は2番手の学校に進学しました。

 

部活と勉強のどちらが大切か

正直、プロになるわけではないのにそこまで部活に情熱を燃やすことが理解できなかったので、【自由時間が制限される部活を選ぶ理由】が分かりませんでした。

そんなことを言うのは大きなお世話ですが、部活と勉強のどちらが大切かと考えることも必要です。

強豪部に所属し、レギュラーであれば高校進学で私立高校へのスカウトの話が舞い込んでくる可能性はあります。

ただ、私立高校は各中学のレギュラーが集まります。

熾烈な争いを勝ち抜くことができなければ、レギュラーになれない、スタメンになれません。

塾で仕事をしている時、強豪部の高校に進むことも考えている子もいましたが、やはり地区大会の成績を考えると、到底強豪校からお誘いの話が来るようなレベルではなかったので、現実的な話を授業の合間にしたことがあります。

そのまま勉強を置いといてスポーツにのめり込むと、自分の選択肢を極端に狭めることになるのは明らかです。

部活への情熱、または部活の忙しさと勉強のバランスというのはとても難しく、入部してから【しまった】と感じて、引き戻すのはかなりの勇気が必要になります。

部活の存在は思春期の子どもにとって、友達と一緒に頑張る大切さや友情を育む貴重な体験をする場所でもありますが、やはり学生という身分ですから勉強をないがしろにするのは考えものです。

親も子どもの進路進学を考えて【何を求めるか】【あの部活を選んだら生活はどのように変わるのか】と小学生の頃から本当に話し合いを重ねて欲しいです。

気軽に部活を選んで親子ともども大変な中学校生活を送ったという人をこれまでの人生で出会ってきたので、心の底から伝えたいなと思っています。

 

進学校の部活も多忙さが違う問題

そして、中学の部活動だけでなく高校の部活も忙しさを確認することをお勧めします。

高校になると、強豪部というのは主に私立高校であり、野球やサッカーのように全国大会の常連校の部活に入るにはレセプションを受けないとそもそも無理、という特別な部活もあります。

そこまでではないけれど、強豪校並みに練習しているところや、これから強豪校になるべく練習量が増えたという学校もあったりと、中学の頃以上に忙しさも部活によって異なってきます。

 

我が家の子ども①が高校生になり、部活動の見学をしていく中で先輩や同級生たちから【ブラック部】【ホワイト部】という表現が飛び交うことに気がつきました。

もちろん、ブラック部と言っても体罰やしごきという意味ではなく、【練習時間】【土日の練習や試合の頻度】を指しています。

ちなみに、子ども①の通う高校は地方の公立高校であり、大学進学をスポーツ推薦を考えている子は学年で数人いるかいないかというレベルです。

そうした高校でも部活によっては三連休で遠くの学校との練習試合や、場合によっては遠方の自治体に遠征することもあります。

我が家の子ども①は運よく、大きな大会以外は遠出して練習や試合することは一切なく学校の中で部活をしていので、その点はラッキーでしたが、他の部活の話を聞いていると中学の時以上に行動範囲が広がっています。

 

高校の部活は全国的な強豪部ではない限り、なかなか学校見学、保護者説明会でも見えてこないことがあります。

親の方も自分の経験から高校の部活がどのようなものかと固定観念で考えがちですが、たとえ自分と同じ部活に子どもが入部したとしても、全く同じとは限りません。

練習時間、練習場所、休日の遠征と、親の予想を超えることもあります。

進学校の部活選びは勉強時間の確保にダイレクトに影響を及ぼすため、たとえ入試で上位だったとしても忙しい部活に入ると、幽霊部員にならない限り成績をキープするのが難しくなります。

もちろん、運動部や忙しい部活の子の方が上位層が多いという話も子ども①から聞きますが、親としては【別にスポーツ推薦を狙っているわけではないのに勉強時間が減っていて大丈夫かしら】と心配するのは当然のことでしょう。

私も、もし子ども①が多忙な部活に入ってしまったら、かなり心配していたと思います。

 

クラブチームに入るとどうなるのか

さて、部活の地域移行や中学では水泳や体操などで大会が中止となる流れとなっているため、これまで以上にクラブチームの存在感が増してくると思います。

子ども①の友達の中には、水泳部のエース級の子達はスイミングスクールの選手コースに在籍しつつ、中学校の部活に所属をして、中学校に属した形で大会に出ていました。

その一方で、選手コースではないけれど水泳が好きだからと水泳部に入部している同級生もいました。

2027年度以降は、スイミングスクールの選手コースに属しているわけではないけれど水泳部に入って大会に出たいと思っていた子は、大会に出れなくなることを意味しています。

野球やサッカーのプロ選手は通っていた中学の部活に所属しているのではなく、クラブチームに属してプレイして、強豪高校の野球部やサッカー部に入るという流れが出来上がっています。

クラブチームは都会だけでなく地方にも存在しています。

小学生の頃から学校の学童スポーツクラブではなく、民間団体のクラブチームに入っている子もいます。

外部のチームを選択する、考える家庭もあると思います。

ただ、クラブチームは学校の部活よりもハイレベルな世界ですし、練習に参加するのも学校から帰宅し、着替えて集合場所に集まる必要があります。

練習場所が遠方であれば指定された場所でクラブチームのバスに乗り、夕方から練習をし帰宅するのは夜遅くになります。

私の周囲でもクラブチームの話がチラホラ取りざたされることがありました。

帰宅時間が遅くて、親の方が見かねて子どもと話し合いをして結局辞めた家庭もあったりと、【本気でスポーツ強豪校を狙う子】ではないとなかなか厳しいものがあるなと個人的には感じています。

子どもの成長面を考えると、部活の存在は本当に大きいのですが、どのような部活に入るかや、地域移行の観点からクラブチームに所属することも考えている場合、日常生活の変化、勉強時間の確保と【部活動だけ見る】ということはせずに、幅広い視点で選択肢を考えていくのが子どもの人生をより良いものにすると思います。

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