【教育小噺】賢い子に共通する特徴はあるのか | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】賢い子に共通する特徴はあるのか

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今回は【賢い子に共通する特徴はあるのか】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

塾で仕事をしていると、幅広い学力層の子と接する機会がありました。

同じように小学校1年生から勉強をする人生をスタートしているのに、中学1年生という12歳や13歳の時点で学力差が広がっているのを見ると恐ろしなと感じることも正直ありました。

そして、面白いように賢いこと学業不振の子、勉強嫌いな子のグループはそれぞれ共通する特徴がありました。

勉強嫌いな子の特徴の一つとしてあげられるのが、【自分に甘い】【継続できない】【学習計画を立てられない】【なんとかなると思っている】というものでした。

中学生になり、初めての定期テストを受けて、結果が出たころに慌てて塾に駆け込んでくる親子も毎年のようにいました。

しかし、塾に通っただけでこうしたマイナスな部分を短期間で解消することは無理があります。

学業不振の生徒が【勉強やらないと】という気持ちを奮い立たせるような声がけ、勉強をしたら成績が上がるというイメージを持つよう、褒め言葉をかけながら【勉強してもいいかな】と生徒が少しでも考えてくれるよう塾側、先生も指導していきます。

成績の悪い子は勉強する習慣のない子が圧倒的に多いので、怒られ慣れています。

ですから、塾という面倒だなと思っていた場所で先生から褒められるというのは【え、やればできる子なのかな?】と嬉しい気持ちになり、少しずつ勉強に取り組むようになる子もいます。

とはいえ、学業不振から脱するためにはやるべきことがたくさんあります。

成績上位層と同じ学習量、とまではいかないまでもしっかり増やしていかなければいけませんし、最初は調子が良くても段々と【やっぱり勉強は辛い】と継続して取り組めない子も多くいました。

 

このように、成績が振るわない、勉強が嫌いな子の言動は年齢や性別問わず似通った点がたくさんあります。

対極に位置する賢い子も、同じように似ている特徴があります。

 

素直でやり直しを嫌がらないという共通点

まず、賢い子、勉強が得意な子の多くは素直でした。

もちろん、賢い子の中にも天邪鬼的なひねくれものもいましたが、私が出会ってきた賢い子は割合的に9対1くらい、素直な子が圧倒的に多いです。

素直という性格は勉強面ではどのようにメリットとして働くかというと、まず【素直にやり直しをやる】ということが上げられます。

年長さんから高校2年生まで教えたことのある経験を踏まえると、どの学年でも賢い子は【間違えたところを認める素直さ】【間違えた問題を素直に解き直す素直さ】そして【なぜ間違えたのか先生に聞ける素直さ】がありました。

先生の説明を素直に聞いて、そこで感じた疑問点を素直に口にし、間違ってしまった理由に気がつき、類似問題を解いて理解を深めていくことができていました。

 

素直な性格の大切さと学力の関係というのは、塾で仕事をしている時に気がつきました。

自分が学生だった頃には気にもしませんでしたが、過去を振り返ってみると【たしかに成績上位層の子は素直な子が多かったな】ということを思い出しました。

まず、やり直しというのはとても面倒な勉強で、たいていの子はなんとか誤魔化してスルーしようとします。

【この問題はもう理解したから次の問題をやりたい】とか言ってきて、やり直しを避けていました。

やり直しをしてこそ理解が深まるということを伝えながら、間違い直しをさせていきますが、面倒で仕方がないのでゆっくり解いて時間稼ぎをする子もいました。

ちなみに、こういう態度の子は、心を入れ替えない限り成績が上向きになることはありません。

一方、やり直しをちゃんとやる子は【分からないままにするのが嫌だ】という気持ちがあります。

 

【間違えたのは嫌だけれどそれを放置しておくのは絶対に嫌だ】【テストで似たような問題が出た時にちゃんと答えられるようにしたい】という考えを持って、やり直しをしていくので、【やりたくない】と駄々っ子状態の子と差がつくのは当たり前の事でした。

ですから、我が子が学力が伸びそうかどうかは【素直かどうか】【やり直しを避けないか】である程度把握できます。

 

文房具はシンプルで筆記具にこだわる子が多い

性格の他にも、勉強するさいになくてはならない文房具にこだわる子も多い印象があります。

子ども①の友人の一人が神童タイプの子ですが、その子は【100均でも高級文房具でも何でもOK】らしいですが、その他の優秀な同級生は【お気に入りの筆記具を持っている】と言っています。

塾で仕事をしている時も、トップ高校や進学校を目指して合格した生徒達は【このシャープペンシルが自分の手にフィットする】とかよく口にしていました。

中学生になると鉛筆からシャープペンシルに変える子が大半です。

そしてシャープペンシルは各メーカーから多種多様な商品が販売されているので、その中から自分に合うものを探すというのはなかなか大変なことですが、色々と試して【これが合う】というのを見つけたいという意識を持っているのは感じました。

 

そして、筆箱の中も必要最低限の文房具しか入れておらず、消しゴムや色ペンをガサゴソと探さなくてもすぐに見つけられるようなシンプルなものでした。

とくに色ペンは数本程度に抑えていて、【マーカーペンがたくさんあると教科書で重要な部分に線を引く時にごちゃごちゃになる】と黄色だけ、とか青と黄色だけ、と決めている子が多かったです。

一方、勉強が苦手な子は筆箱の中も整理されていない、消しゴムが小さいなどツッコミどころ満載の筆箱を持っている子が多かったです。

また、女の子であれば筆箱が大きく、色ペンが大量に入っていて、問題集やテキストに書かれている重要な部分をカラフルに線を引いていましたが、目がチカチカして【どれが重要なのか分かりにくい】という状態になっていました。

勉強でペンを多用するのが合っている子もいますが、やはり頭の中に知識を入れるには【重要なポイントはここです!】とパッと見て分かるようにしておいた方がいいです。

その点、賢い子は文房具の使い方がシンプルで物足りなさを感じるかもしれないけれど、勉強する上では効率の良い使い方をしているなと思いました。

 

無理難題ではなく現実的な目標を掲げられる

学力向上で欠かせない間違い直しをしっかりし、使用する筆記具も必要最低限にして勉強に集中できるようにしているという特徴と、あとは自分が努力すればクリアできる目標を掲げ、達成するためにはどうすれば良いか具体的に考える力も特徴の一つです。

何となく勉強するのではなく、小学生であれば【今習っている算数の単元が理解不足だから教科書を読み直して問題を解いてカラーテストで100点を取るように頑張りたい】、中学生なら【次の定期テストはトップ3に入るよう今から計画を立てて勉強しよう】と近い未来に待ち受けているテストに向けてアクションをしていきます。

 

成績が低迷している子は、これまで一日1時間や塾で勉強したMAX時間が2時間程度なのに【週末は一日8時間は勉強する】【夏休みは部活が終わったら勉強漬けで自分を追い込む】とやったこともないような目標を立てて、挫折することを繰り返す傾向がありました。

机上の空論と言いましょうか、【こうしたら短期間で成績が上げられるはず】というのを考えて、実行に移してみるけれど、結局耐えられないという結末を迎えます。

勉強をして学力を向上していくというのは一気に仕上げるという考えではなく、長期的な視野を持ってコツコツと継続して勉強することが絶対条件です。

賢い子は努力を続けて、より学力の土台を盤石にするために自分が頑張ったら達成できる具体的な目標を設定し、それに向けて日々頑張ることが大切だと理解しています。

計画性があるかどうかは、とくに中学生になってから成績を左右するスキルになります。

もし、我が子が賢い子に近づいて欲しいと少しでも思っているなら、紹介した特徴の人間になれるよう言い聞かせる、サポートしてみてはいかがでしょうか。

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