【小学生から意識したい】志望校に合格しても成績が下がる子の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【小学生から意識したい】志望校に合格しても成績が下がる子の特徴

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今回は【小学生から意識したい 志望校に合格しても成績が下がる子の特徴】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

 

中学受験する、または高校受験をして志望校に合格するとまさに『この世の春』といった感じになります。

どちらも冬に受験が行われて、結果が出て、手続きをして4月から新しい学校生活がスタートします。

入学する生徒には学校から課題が出され、オリエンテーションや入学式の翌日にテストが実施されるという流れになります。

春休みの間に課題をしっかりやっていた子、課題をしつつ中学や高校の授業を先取りしている子、浮かれてしまい遊んだりゲームをしたり動画を見たりして課題をササっと終わらせてしまう子、課題にほとんど手を付けていない子がいたりと、同じように【志望校に合格した子】の中でも入試が終わった後の過ごし方は十人十色。

 

たかが1ヶ月、または数週間のことと言っても、毎日コツコツ勉強している子と、合格発表後に一気に弾けて全く勉強しなくなる子とでは入学までの間に差が生じてしまうのは火を見るよりも明らかです。

たとえ入試の時に高得点を取っていたとしても、気が緩んでしまえば自分より点数が低い同級生にあっという間に追い越されていきます。

こうした現象は中学受験でも高校受験でも起きるため、決して【合格したからそれで良い】と思ってはいけません。

入学前の学力ではなく、全ては入ってからが勝負です。

それでは厳しい受験を勝ち抜いたのに、入学してから成績が下がってしまう子の特徴を考えていきます。

 

1.勉強時間が減った

憧れの学校に合格すれば『人生バラ色』とばかりに喜びの気持ちでいっぱいになるのは当たり前のことです。

ただ、いつまでもその余韻に浸ってしまい、勉強する気力が低下してしまう子もいます。

とくに【この学校に入るのが人生最大のゴール】としている子は合格したことで一つの大きなミッションをクリアしたことになるため、次の目標が見えてこず、学習意欲が急激に低下することがあります。

恋焦がれた学校に入れたことで、勉強よりも【学校生活をエンジョイする】に力を置いてしまう子は一定数います。

学校生活が充実していて、通うのが楽しいというのは親としても嬉しいことです。

入ったけれど実は合わなくて、4月や5月から行き渋りが始まってしまうと、親子にとって大きな問題として頭を悩ませ、精神的に参ってしまいます。

ですから、受験して入った学校に元気に通うだけでも親にとっては一安心できることです。

 

ただ、入った学校が進学校であればあるほど学習時間が減るというのは致命的です。

中高一貫校でも高校の進学校でも、学校に在籍している生徒たちが大学受験でどの辺りの大学、学部学科を受ける子がいるのかで定期テストの難易度も変わってきます。

例えば、毎年最難関大学や国公立大学の医学部医学科に現役合格者を出している学校であれば、そういった大学を狙っている生徒が受験をして合格できるようなレベルのテストを作成します。

決して、小学校のカラーテストのようなレベルの問題が出ることはありません。

共通テストレベルではなく、二次試験に出るような問題が定期テストや実力テストにポンと出されることもあるので、それに立ち向かえるだけの力を生徒は自力でつけるしかないです。

それこそ、毎日コツコツ勉強していないと太刀打ちできないです。

合格発表から、この世の春とばかりに浮かれてしまい、学習量が減っている子にとっては非常に厳しい現実と向き合うことになります。

挽回するにしても、先頭集団だけでなくそれに続く集団も部活と勉強を両立しながら勉強を頑張っている子が固まっています。

マラソンで考えると、新しい学校生活がスタートする前の段階の準備運動、つまりは学習量で遅れを取り、【よーいドン】とスタートした直後に百メートルくらいの差ができているようなものです。

学校生活を送りながら挽回する、先頭集団に少しでも近づくというのは思う以上に大変です。

 

2.授業のスピードについていけない

進学校では授業スピードが早いことは割と知られていることだと思います。

公立小では学力が真ん中よりやや下の子に合わせた授業内容、というのが定説ですが、受験をして入った中学や高校は【学力的にさほど差のない生徒たちの集まり】になるので、【理解していない子に照準を合わせる】ということはありません。

中高一貫校であれば、大学受験を見据えて先取りをしていくのが鉄板です。

高校1年、または高校2年生の時点で高校内容を終えて大学入試対策をしていく流れになっています。

また、公立高校でも進学校では先取り学習が当たり前で、学区の中学とは比べ物にならないくらいのスピードで授業が進んでいきます。

現在、地方の進学校に通っている子ども①も【とくに数学の授業スピードは速くて追いつけない同級生多発中】と口にしていました。

子ども①は私の経験、そして塾の先生から忠告を受けていたのである程度覚悟はしていたのですが、蓋を開けたら想像以上でビックリしています。

また、授業スピードに慣れない子も多くいるので【入試の時は差がほとんどないのに差が広がりつつある】を体感中です。

 

公立の進学高校は中高一貫校と同じように、【最難関大学を受ける子もいるからそういう生徒達が入試の時に困らないように】という感じで授業が行われるので、気が抜けている子はあっという間に置いてけぼりをくらいます。

さらに高校受験組は3年間という短い時間で大学受験に挑む準備をしないといけないので、中高一貫校組よりもハードです。

ですから、【志望校に受かったから勉強のことは一旦横に置いて高校生活を満喫する】と思っていると必ず痛い目にあいます。

 

3.なんとか良い成績が取れると甘く考えていた

受験をして入る学校の生徒の学力の幅というのはそれまで過ごした公立小学校や公立中学校とは異なり、さほど大きな開きはありません。

受験を突破して入るということですから各学校の上位層の子達が集う場所です。

もちろん、トップとボトムの違いはあるにせよ、【公立小中の学力差】程ではないです。

各学校の優等生が入学してくるので、まさか自分が成績不振に陥るとは夢にも思っていません。

高校受験であれば、公立中学でも校内順位がハッキリでるので、自分の学校での立ち位置を把握している中で受験をします。

とくにトップ高校は各中学校の学年1位やトップ5に入っている子が受けるので、高校でも【それなりの成績が取れる】と思っている子が多いでしょう。

それなのに、定期テストや実力テストを受けて【校内順位184位】【下から30番目くらい】という子も普通にいます。

入学当初の自信はどんどん失われていくことになります。

 

かつての私もそうでしたが、進学校に入ってもなんとかなると甘く考えている子は時代が変わってもいます。

そんな子も授業スピードやテストを受けてようやく目が覚めます。

ただ、目が覚めた時点で先頭集団、それに続く集団が遥か彼方を走っているので、そこで【なんとか追いつくために頑張ろう】と考える子もいれば、【もう無理だ】【部活を頑張ろう】と諦めてしまう子の二つに大まかに分かれていきます。

年齢的に12歳から13歳、15歳から16歳というまだまだこれからという子ども達が絶望を感じてしまうようなことが起きてしまうのです。

たった数ヶ月のことなのに、合格発表から学力差が広がっていく世界が待ち受けています。

ですから、受験は合格を全てのゴールにしてしまうと子どもが入学後に辛い思いを抱えてしまうので気をつけてください。

 

まとめ

中学受験、高校受験のどちらでも合格を目標に厳しい受験勉強を頑張っていることには変わりありません。

晴れて合格を勝ち取ったときの喜びは簡単に言い表せられないほどのものです。

しかし、新しい学校生活がスタートすればそこで授業が行われ、テストも実施されます。

いつまでも浮かれた気分でいると、あっという間に同級生に置いていかれます。

 

子どもが小学生だと中学受験はまだしも、高校受験はまだ遠い未来のように思ってしまいますが、進学校を意識している、目指す予定であれば【絶対に合格することのみに焦点を合わせない】と親の方も誓ってください。

大学進学をするのであれば、中学受験も高校受験も全て通過点になります。

中学受験も高校受験も大切ですが、どの学校も大学に向かって歩く途中に立ち寄る場所だということに変わりはありません。

小学生だとしても家庭で『受験をクリアしたらバラ色』という言動をせずに、学校に入ってからも浮かれないことの大切さを折に触れて話してください。

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