子どもを算数好きにさせる親の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもを算数好きにさせる親の特徴

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今回は【子どもを算数好きにさせる親の特徴】と題し、お話していきます。

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子育てを長い目で見ると、子どもの勉強に直結する課題を取り上げると『文字を読めるかどうか』『意味のある言葉を読めるか』を気にするのが3歳から5歳くらいに集中し、ザクっと言うと就学前後からは『ひらがなとカタカナを書けるか』『算数の足し算と引き算ができるか』へと変化していくと思います。

 

とくに算数は小学1年生から差が出やすい繰り上がり、繰り下がりを学びます。

2年生では九九の暗記と親が色々と悩んだり、家庭学習でどうやってサポートするか考える教科です。

しかも、わりと早い段階から学力差が出始めるので教育に関心がある人ほど『算数を嫌いにさせないように』『算数で苦労しないように』と意識すると思います。

そして中学受験、高校受験では合否を分けるとも言われる教科ですし、高校に入ってからの進路選択では数学の存在、数学の出来不出来が大きなポイントになります。

 

子どもの学校での成績や、人生を左右する進路進学に直結する科目ですから子どもの勉強を考える上で、『算数に対して苦手意識を持たないでできれば算数好きにさせたい』と思うのは自然なことです。

それでは、実際に子どもを算数好きにさせるにはどういうことをやっていけばいいのでしょうか。

インターネット上にはかなりの情報があふれています。

気になる方はずっと情報を読んで、実践してみてを繰り返していますが、お金をかけてどうにかなるものでもないです。

むしろ、普段の生活で特別なお金をかけずに算数嫌いにさせない、算数好きになる準備をしていく方が親の負担も少なく済みます。

それでは、これまでの私の人生で算数好きな子、理系に進んだ子達の親が家庭で実践してきたことをご紹介していきます。

 

1.幼児期から数字に触れさせている

算数の基本、大きな軸は四則計算です。

四則計算は数字を扱う学問ですから、数字に慣れ親しむことが一番です。

例えば、子どもが文字を読めるようにするには絵本を使ったり、単語カードを使ってイラストと文字を一致させるということをしていきます。

それと同じように計算問題をさせる前に、『ボールが何個あるか数えよう』と数字を数えたり、数字を取り扱っている絵本を借りて色々なモノを数えて数字の形や変化を感じ取るようなことをしています。

これは勉強勉強しているわけではなく、普段の親子の会話で『8個のチョコレートがあるけど、3個増えたら何個になるかな』と声がけをして一緒に数えてみる。

最初は一個ずつ数えてみたり、11個を2個と9個に分けてみたりと『同じ数だけれど分けるとどのように変化するのか』を体験させてみてください。

正直、こういうことをしていくのは面倒です。

この面倒さを『面倒くさい』と思わずに、楽しく取り組めるかが大切です。

ドリルなどを使用して数字に触れることもできますが、ドリルに頼ってしまうと日常生活で数字に触れさせる機会を作ることに意識が向きにくくなるので気をつけてください。

数字そのものを扱うのではなく、例えばレゴブロックで何階建てのビルを作るとか遊びを通じて数を数えるシーンを増やしていきましょう。

数字をスラスラ言える子は小学校4年生で学ぶ『大きい数』や『がい数』といった苦手意識を持つ子が多い単元も最初から『嫌だな』と思わずに立ち向かうことができます。

数字をスムーズに言える子、数えられる子と数字をそらんじるのがなかなかうまくいかない子は低学年の頃にハッキリと違いが出てきます。

数字の桁が変わるシステムは小学校で学ぶ単位換算にもつながります。

単位換算は地味に多くの子どもにとって『躓き単元』なので、数字に親しむというのは四則計算だけではないです。

口で数字を言ってみつつ、数字が書いてあるポスターをリビングに貼って『豆まき用の豆は何個あるかな』と数を数えてみつつ、数え方も5個ずつ、10個ずつと大きなかたまりで数えてみたりと単に1から10の素直な数え方だけでない、色々な数字の数え方をしていくと子どもの方も自然と数字に慣れていきます。

 

2.スーパーで値段あてっこをする

普段の生活で子どもが一番数字と触れ合う機会があるのは、買い物の時ではないでしょうか。

スーパーにはお菓子の駄菓子系では20円台という価格から398円、1258円と子どもにとって数字も比較的大き過ぎない値段の商品が並んでいます。

『この商品は何円か』とクイズ感覚で購入する商品の値段を推理させることをすると、桁数の大きい数字を口にするようになります。

桁数のある数字を瞬時に口にするというのは慣れが必要なので、買い物のついでに慣れさせていくことができます。

そして、スーパーの商品は税抜き価格と税込み価格が掲載されているので『食品なら8%の税金がかかるとこの価格に変化する』というのもついでに教えることができます。

ご存じの通り、消費税に関する単元は算数のヤマ場である小学5年の割合になります。

机の上の勉強で学ぶよりは、小さい頃から『消費税の8%を含んだ金額にするには税抜き価格に1.08かけると求められる』ということを買い物をしながら学べます。

割合は得意不得意がかなりハッキリ出る単元です。

 

抽象的な内容で、しっかり割合という概念を理解していないとあやふやなまま6年生、そして中学に進学することになります。

割合は消費税を筆頭に生活に欠かせない計算方法です。

『よく分からない』になっているのは、勉強だけでなく大人になって生活していく上でも必要な計算です。

スーパーで商品の値段をあてっこするだけでなく、『このお菓子とあのお菓子を買ったら予算内に収まるか』といった計算も学年が上がってきたら実践してみてください。

駄菓子系のお菓子なら比較的計算も簡単なので『お小遣いで購入できるか』を子どもに考えさせるのも大きな学びになります。

自分のお小遣いとお菓子になるとかなり必死に子どもは計算します。

宿題で問題を解くときはそこまで真剣にならないのに、自分のお金で買い物をするとなると『いかに予算内におさめて上手に買い物できるか』と真面目に考えます。

この他にも、『大根ともやしを買ったら合わせていくらになるか』と問題を出しながら買い物をするのもおすすめです。

 

スーパーはあらゆるところに数字が掲げてあるので、それを小さい頃から算数好きな子にさせる道につながるよう、上手に活用してみましょう。

身近な商品で計算をする経験を積んでいくと計算に対する意識も変わっていきます。

 

3.ちょっとした先取りをして自信をつけさせている

小学校に入学し、学校の勉強が始まると小テストやカラーテストが行われるようになります。

最初の頃の学びはあまり差がなくても、本格的に計算分野を勉強するようになると計算スピードの差、計算力の差が出てきて子どもも『自分はできる方』『自分は苦手な方』というのが分かってきます。

 

一旦、勉強に対する苦手意識や劣等感を抱いてしまうとそれを払拭するのは難しくなります。

そうした心の躓きを防ぐ対策の一つが学校の授業の少し先を学んでおくことです。

『家で予習をしていたから学校の勉強は2回目』になるので、理解度が深まりやすくなります。

算数はすぐに理解できる単元もあれば、特定の単元の理解に時間がかかるということがあります。

例えば、計算系は大丈夫だけれど図形や単位換算に苦戦しているという子も少なくありません。

『算数』と一括りせず、その中の単元を細かくみて『この単元は理解するまでに時間がかかりそうだから先に少し家で予習をしていた方がよさそう』という単元を中心に先取り学習していくと子どもが算数嫌いになるのを遠ざけます。

先取り学習の進め方ですが、基本的に学校で学ぶ内容の数週間から1ヶ月程度先がベストです。

明らかに算数、数学の才能がある子は勝手にドンドン勉強していけますが、普通の子はそうはいきません。

『今の内容も気にしつつ、ちょっと先も予習する』という感覚を持って家庭学習を進めていきましょう。

よく理解していないのにドンドン先取りをしていくと今習っていることも、これから学ぶこともイマイチ分からないままになり、逆効果になることもあるので気をつけてください。

今の学びを強固にし、もう少し先に学校の授業で学ぶ単元の予備知識を得ておくと『知っている』『分かった』という感情を持って勉強することができます。

 

明るい気持ちを持って授業を受けられるというのは算数好きになる条件の一つです。

子どもにたくさん問題を解かせることも大切ですが、やはり『算数が好き』という気持ちをいかに育てていくかという視点を持って家庭で対策をしていくことも欠かせません。

 

まとめ

算数、数学が嫌いになると子どもの進路進学が狭まってしまうのは誰もが知っていることです。

そして、算数や数学ができる子、嫌いにならないようにするといった類の情報もインターネット上にはたくさんあります。

たくさんありすぎて、お金をつぎ込んでしまいますが、今回紹介したことは、どれも思い立ったらすぐにできることで、特別お金を払うとか、費用が発生するようなものではありません。

算数は多くの親が低学年の頃、または小学校に入る前からアレコレ対策をする教科です。

『我が子を算数好きな子にさせる』と考えていたら実践してみてください。

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