10歳の壁・小4の壁にぶち当たっている子どもにイライラしない対策 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

10歳の壁・小4の壁にぶち当たっている子どもにイライラしない対策

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今回は【10歳の壁・小4の壁にぶち当たっている子どもにイライラしない対策】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子育てをしていると必ず耳にするワード、それが10歳の壁や小4の壁です。

小学4年生頃になると学校の勉強が難しくなってきて学力差が出始めるという、どちらかといえばデメリットなイメージで語られることが多い言葉です。

その一方で、10歳前後から子どもの方も心も体も少しずつ成長しいき、素直に話を聞いていた子どもが口ごたえをしたり反抗的な態度をみせたりと親にとっては「こんな子ではなかったのに」と多少なりとも精神的ダメージを受ける機会が増えていきます。

学力差が出て、親の言うことを聞かなくなるというダブルパンチを浴びてしまう人も少なくないです。

怠けようとしたり、注意すれば言い返してきたりと思い通りにいかない子どもの言動に触れると親の方もイライラが募っていきます。

 

そこで今回はとくに反抗期をメインに、色々と面倒な10歳の壁や小4の壁にぶち当たっている子どもにイライラしないで済む、またはイライラが軽減する対策を考えていきます。

 

1.勉強させる意識を捨てて勉強の大切さを話す

素直な子がいきなり歯向かうようになったら親も悩み、嘆き悲しむと思います。

劇的に変わる子もいれば、少しずつ変わる、または10歳頃にはそうした変化が見られない子と反抗期のスタートは個人差があります.

しかし、遅かれ早かれそして程度の差はあるにしろ「親から離れていくために反抗する」という言動をするようになります。

親とすれば幼児期のイヤイヤ期よりも大変です。

なぜなら、勉強、学力というものが小4の壁や10歳の壁についてくるからです。

幼児期はテストの結果を見て一喜一憂することはほぼありません。

けれど、小学生になり4年生の頃はちょうど中学受験を考えている家庭では塾通いをしていたりと子どもの勉強面の悩みがどんどん大きくなっていきます。

中学受験をしない家庭でも子どもの学校のテストの点数を気にしたりと子育てのなかでの心配事で「学力」の割合が少しずつ大きくなってくる時期です。

 

「勉強しなさい」と言って「分かった。勉強する」という子は徐々に減っていき、勝手に勉強する子と注意されても取り掛かりが遅い子や楽な方に逃げる子に分類されていきます。

子どもにとってはガミガミ「勉強しなさい」と説教されるのは嫌なものです。

念仏のように「勉強しろー、勉強しろー」と言われて勉強する子はあまりいません。

そもそも、勉強する子は勝手に自主的に勉強するので親もガミガミ言わないで済みます。

それでは、動くのが遅い子や勉強量が少ない子にはどうすれば良いか。

まずは、「勉強しろ」のフレーズを一旦ストップして「勉強することのメリット」を話すようにしましょう。

 

仕事の給料や待遇が良い職種や、どのような資格を持っていると強いのか。

勉強していないように思われるスポーツ選手も、頭で考えてトレーニングを行っているし絶えず努力をし続けていて結果を残している。

勉強しない人の末路を一緒に考えてみるなど、人生において勉強することの意味や人生をプラスに転換させるパワーを持つことだと話してみましょう。

 

多くの子は勉強というのは面倒なものだと思っています。

まずは、その意識を変えて行く必要があります。

ただ、残念ながら即効性はありません。

【勉強は面倒なこと】から【勉強は生きる上で大切なこと】という考えに切り替わるよう、時間をかけて解消していくようにしてください。

 

2.10歳の壁の出方は個人差があると理解する

一口に子どもの反抗期といっても、程度は個人差があります。

例えば、私は反抗期がかなり激しい方でした。

その一方で、夫はマイルドだったようです。

ですから、我が家の子ども①②が反抗期に入りキツイ言葉を発したり不愛想な態度をしたりしても私は何とも思いませんが夫は黙っていられませんでした。

「あんな態度して、なんで叱らないの!?」と言われましたが私は夫の言葉はスルー。

はっきり言ってたいしたことがなかったからです。

「そちらはマイルド反抗期だったみたいだけど、反抗期が酷い子もいるから(私です)。子ども①②のなんて序の口」と言い返したら黙ってしまいました。

ただ、もし母親である私が反抗期もほとんどない人間でしたらおそらくオロオロしていたはずです。

それこそ夫婦でオロオロしていたことでしょう。

 

おそらく、世の中では我が子が絶賛反抗期中。しかも親が経験した反抗期以上の反抗期になっているという家庭も少なくないと思います。

 

勉強しなさいと言ってもやらず学校のテストの点数が低下している。

アレコレ言っても「うるせぇよ!」の言葉が返ってくるだけ。

小さい頃のニコニコした子どもの無邪気さを思い出すと泣けてきますが、こればかりは10歳前後にならないと全く読めません。

全力で反抗期を潰すと、その後の子どもの心の成長に悪影響を及ぼすこともあるのでそれは避けて欲しいと思います。

反抗期は子どもが自分の殻を打ち破る大切なもので、振り子のように揺れ動きながら【自分らしいひとりの人間】になるためには欠かせない過程です。

いつまでも子ども扱いしたり、親がコントロールしようとすると反抗期が長引いてどんどん親から離れていきます。

 

親の都合で潰しにかからず、「うちの子は反抗期が酷いな」と思いつつ、子ども扱いは辞めて【大人に少しずつ近づこうとしている人】と尊重して話をするようにしてください。

また、突き放すのはNGです。

反抗期に入り強がっているとはいえ、やはり子どもは子どもです。

親から見放されてしまうとますます意固地になるだけでなく心の中で絶望を感じてしまいます。

子どもの性格によっては「親は自分のことが嫌いなんだ」と思い詰めることになります。

どちらも不幸になるので、冷たくあしらわないよう気をつけてください。

 

3.子どものことを学力だけで測らない

ブログなどでも子どもの教育に関して発信をしてきていますが、子どものことを学力基準で良し悪しを決めることは絶対に避けてください。

素質と言うか、やはり子どもによってはどんなに頑張っても勉強が苦手という子もいます。

そういう子にずっと勉強を強いるのは子どもの特徴を見過ごしたり、得意分野の発見ができないままドンドン成長してしまうこともあります。

机の上の勉強は苦手だけど、手先が器用でものづくりとか美的感覚が優れている子や料理やお菓子作りが好きという職人肌の子もいます。

 

職人気質の子は勉強が苦手でも、得意な分野の知識をグングン吸収していき、色々と自分から学んでいこうとするので決して怠け癖があるとか、勉強が嫌いなわけではありません。

こうした子どもの特性を認めない親も少なからずいます。

「学力を高めないと」とか「進学校に入らないと人生終わり」とか親の考える人生すごろくをトントン進めさせないと気が済まない。

こうした考えを持っていると、子どもの自我が芽生える10歳前後で家庭内で不協和音がずっと続くことにもなります。

また、学力だけで子どもを見てしまうと自己肯定感を育む機会を失いますし、他の兄弟姉妹との溝を作ります。

常に兄や弟、姉または妹からバカにされる子ども時代を過ごしていると凄まじい劣等感を抱きます。

テストや成績で人格の良し悪しを決めてしまう人は、子どもの心の傷に気がつかないこともあるので、「子どもが親の言うことを聞いてくれない」「勉強ができなくてひどい」と嘆き悲しむ前に、子どもの性格や本当はどういう人生を歩んでいきたいのかを確認してください。

勉強の出来不出来がハッキリしてくるタイミングではありますが、どうも勉強よりは手に職つけるコースが適している。その方が本人もやる気がある、というのをしっかりキャッチしましょう。

 

まとめ

我が家でも子ども①が小学4年生、子ども②の時は小学5年生頃から反抗期となり色々と面倒だなと感じることがありました。

幸い、自分自身がかなり酷い反抗期を経験していたこともあり、上手く受け流し続けていたら「バカらしい」と思って反抗期はサッと通過していきました。

とにかく10歳前後は子どもの特徴や学力差が出てきたりと親にとっても子育ての大きな壁になります。

イライラしたり、悩んだり嘆き悲しむのは自分一人ではなく日本、全世界の親に起きる出来事です。

「自分だけではない」と心を強く持ち、子育ての大きな難所を乗り越えていきましょう。

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