記述力が合否を分ける!【書けない】を【得意】に変える家庭での言語化トレーニング術 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

記述力が合否を分ける!【書けない】を【得意】に変える家庭での言語化トレーニング術

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【記述力が合否を分ける!【書けない】を【得意】に変える家庭での言語化トレーニング術】と題し、お話をしていきます。

スポンサーリンク
AD

Youtube版

 

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

【答えは分かっていたのに、うまく書けなかった。】

これは、多くの小中学生が記述問題で感じる壁です。

特に最近の高校受験や大学受験では、【知識を覚えているか】だけではなく、【自分の言葉で説明できるか】が強く求められるようになっています。

つまり、分かるだけでは足りず、【伝えられる】ことが必要になってきます。

 

実際、進学校や難関大学に合格する子ほど、【言語化】が上手です。

ただ暗記しているのではなく、【なぜそうなるのか】【どう考えたのか】を、自分の中で整理しながら学んでいます。

だから、記述問題でも、自分の考えを筋道立てて表現できます。

一方で、【分かったつもり】で止まっている子は、選択問題では点が取れても、記述になると急に手が止まってしまいます。

 

では、なぜ【書けない】が起きるのでしょうか。

理由の一つは、【考えを言葉にする経験】が圧倒的に不足しているからです。

学校では正解を求められる場面が多いため、【間違えたくない】という気持ちが強くなり、【自分の考えを途中段階で話す】経験が少なくなりがちです。

しかし、本来の言語化とは、最初から完璧に話したり書いたりすることではありません。

試行錯誤しながら、【自分はどう考えているのか】を整理していくプロセスそのものです。

また、記述力は、国語だけの力でもありません。

数学の説明問題、理科の考察、社会の論述、英語の英作文など、すべての教科の土台になります。

だからこそ、【書ける子】は、学年が上がるほど強くなっていきます。

 

そこで今回は、【書けない】を【得意】に変えるために必要な考え方と、家庭で今日からできる言語化トレーニングについて整理していきます。

 

なぜ【言語化】ができないのか? 思考の解像度を上げる

まず、【うちの子は、頭の中では分かっているはずなのに、説明しようとすると言葉が出てこない。】

こうした悩みを持つ家庭は少なくありません。

しかし実際には、【言語化が苦手】というより、考えがまだ整理されていないケースが非常に多くあります。

つまり、【書けない】の背景には、思考の曖昧さが隠れているのです。

とくに10歳前後からは、学習内容が一気に抽象化していきます。

算数では割合や比、国語では筆者の主張や心情理解、理科や社会でも【理由を説明する力】が求められるようになります。

すると、それまでのように【答えだけ覚える学習】では通用しにくくなります。

この時期から必要になるのが、【なぜそうなるのか】を、自分の中で整理する力です。

 

しかし、多くの子は、【正解を早く言わなければ】と考えすぎるあまり、考える途中を言葉にする経験が不足しています。

その結果、【なんとなく分かる】で止まり、記述になると急に手が止まってしまうのです。

また、語彙力不足によって、【すごい】【ヤバい】【なんか違う】といった曖昧な言葉しか使えず、自分の考えを細かく表現できないケースも少なくありません。

一方で、あと伸びする子は、【考える→言葉にする→修正する】というプロセスを繰り返しています。

最初から完璧な説明をするわけではありません。

むしろ、【うまく言えないけど…】と言いながらも、自分の考えを外に出す経験を重ねています。

その積み重ねが、思考の解像度を少しずつ高めていくのです。

 

ここでは、なぜ子どもが【言語化できない状態】に陥るのか、その背景にある思考の特徴について整理していきます。

 

① 抽象概念の壁を【具体】で橋渡しする

10歳前後になると、子どもの学習内容は一気に抽象化していきます。

それまでのように、【見えるもの】【触れられるもの】を扱うだけではなく、目に見えない概念を理解する力が求められるようになります。

ここでつまずくと、【分かっているつもりなのに説明できない】という状態が起きやすくなります。

たとえば、小学校低学年では、【りんごが3個あって…】のような具体的な問題が中心です。

しかし高学年以降になると、【割合】【比】【関係性】【要約】【因果関係】など、抽象的な考え方が増えていきます。

国語でも、【筆者の主張】【人物の心情】といった、直接見えないものを読み取る必要が出てきます。

つまり、【頭の中でイメージし、整理する力】が必要になるのです。

 

このとき重要なのが、具体と結びつけることです。

例えば、【割合】が分からない子でも、【クラス30人のうち15人が男子なら半分だね】と、実生活に置き換えると理解しやすくなります。

【公平】という言葉も、【お菓子を同じ数だけ分けること】と結びつけると、急にイメージしやすくなります。

つまり、抽象概念は、具体的な体験を通して理解が深まるのです。

 

また、あと伸びする子は、【分からない抽象】をそのまま放置しません。

【つまりどういうこと?】【例えば?】と、自分の中で具体化しながら理解しようとします。

この習慣がある子は、学年が上がっても思考停止しにくくなります。

家庭でも、【それって具体的にどういう意味?】【学校だとどんな場面?】と問いかけるだけで、思考整理の練習になります。

大切なのは、すぐ正解を教えることではなく、頭の中のイメージを言葉にする経験を増やすことです。

 

言語化が上手な子は、最初から抽象概念に強いわけではありません。

【具体】と行き来しながら、少しずつ見えないものを考える力を育てているのです。

 

②【語彙力】は【世界を見る解像度】

言語化が苦手な子の多くは、【考える力がない】というより、使える言葉が少ない状態になっています。

つまり、頭の中にぼんやりした感覚はあっても、それを適切な言葉に変換できないのです。

このとき大きく関わっているのが、【語彙力】です。

何かを見て【ヤバい】【すごい】【なんか違う】だけで表現していると、自分の考えを細かく整理できません。

しかし、【驚いた】【違和感がある】【納得できる】【矛盾している】など、言葉の種類が増えると、思考そのものが深くなっていきます。

つまり、語彙とは単なる知っている単語の数ではなく、世界をどれだけ細かく捉えられるかを決める道具なのです。

 

実際、進学校に合格する子ほど、【言葉の引き出し】を多く持っています。

国語だけではありません。

数学で【条件】【変化】【関係性】を理解する力、理科や社会で【比較】【因果関係】を説明する力も、語彙力に支えられています。

言葉が増えるほど、【なんとなく】で済ませず、論理的に考えやすくなるのです。

 

では、語彙力はどう伸ばせばよいのでしょうか。

最も効果的なのは、【良質な言葉に日常的に触れること】です。

本の読み聞かせ、小説、図鑑、ニュース、親との会話。

こうした積み重ねの中で、子どもは少しずつ言葉の感覚を育てていきます。

特に、知らない言葉が出たときに、【どういう意味?】と自然に会話できる家庭では、語彙が伸びやすくなります。

 

また、語彙力は、【使う経験】があって初めて定着します。

ただ覚えるだけではなく、【それってどういう意味?】【別の言い方だと?】と考えることで、言葉は使える道具になります。

 

あと伸びする子は、単に難しい言葉を知っている子ではありません。

言葉を使って、自分の考えを整理し、世界を深く理解できる子なのです。

 

③【正解】を求めるあまりの思考停止

言語化が苦手な子の中には、【考える力がない】のではなく、【間違えたくない気持ち】が強すぎる子が少なくありません。

特に学校では、正解を早く答えることが重視されやすいため、【正しい答えを言わなければ】という意識が強くなります。

その結果、【自分の考えを途中段階で話すこと】が怖くなり、思考そのものが止まってしまうのです。

たとえば、【どう思う?】と聞かれても、【正解は何?】を先に探してしまう子がいます。

自分の考えを言う前に、先生が求めている答えを当てようとするため、言葉が出なくなってしまうのです。

また、【間違えたら恥ずかしい】という感覚が強い子ほど、【分からないから黙っておこう】となりやすくなります。

これが、【書けない】【説明できない】の大きな原因になります。

 

しかし、本来の言語化とは、最初から完璧に説明することではありません。

【うまく言えないけど…】と考えを出しながら、整理していくプロセスそのものです。

あと伸びする子は、この試行錯誤を怖がりません。

だから、説明しながら【やっぱり違うかも】と修正し、少しずつ思考を深めていけます。

 

一方で、【正解主義】が強すぎると、【考える】より【当てる】が目的になってしまいます。

すると、答えのない問題や記述問題に弱くなります。

なぜなら、記述では【自分の考えを筋道立てて表現する力】が求められるからです。

家庭では、【正しい答えを早く言うこと】だけを評価しすぎないことが重要です。

【どうしてそう思ったの?】【途中まででも話してみて】と声をかけることで、子どもは考える途中を言葉にしやすくなります。

この安心感が、思考力と言語化力を育てていきます。

あと伸びする子は、最初から完璧な答えを出せる子ではありません。

間違いを恐れず、【考えながら言葉にする経験】を積み重ねている子なのです。

 

今日からできる!家庭での【言語化】トレーニング3選

さて、記述力を伸ばしたいと考えると、【作文の練習を増やさなければ】と思いがちです。

しかし実際には、いきなり長文を書かせても、子どもの負担感だけが大きくなり、【書くのが嫌い】になってしまうことも少なくありません。

本当に大切なのは、言葉にする習慣を日常の中に作ることです。

 

言語化の力は、特別な才能ではありません。

【考える】【話す】【整理する】【書く】という小さなアウトプットを繰り返す中で、少しずつ育っていく力です。

つまり、家庭での会話や日常のやり取りこそが、記述力の土台になります。

たとえば、学校で習った内容を親に説明する。

ニュースを見ながら【どう思った?】と話す。

短くても日記を書く。

こうした一見シンプルな習慣が、【頭の中の考えを外に出す練習】になります。

実際、進学校や難関大学に合格する子ほど、【説明する経験】を多く積んでいます。

だから、記述問題でも、頭の中を整理しながら書く感覚を持っているのです。

 

また、言語化トレーニングで重要なのは、【完璧な答え】を求めすぎないことです。

最初から論理的に話せる子はいません。

むしろ、【うまく言えないけど…】と試行錯誤する時間の中で、少しずつ思考は整理されていきます。

だからこそ家庭では、【正しいかどうか】より、【まず考えを言葉にしてみること】を大切にする必要があります。

さらに、言語化は国語だけの力ではありません。

数学の説明問題、理科の考察、社会の論述、英作文など、すべての教科につながる学力の土台です。

 

ここでは、家庭で今日から実践できる、【書けない】を変えるための具体的な言語化トレーニングについて整理していきます。

 

①【親を生徒にする】逆授業スタイル

家庭で言語化力を伸ばしたいなら、非常に効果的なのが【親を生徒にする】逆授業スタイルです。

これは、子どもが学校や塾で習った内容を、先生役になって親に説明する方法です。

一見シンプルですが、この習慣には、記述力や思考力を伸ばす要素がたくさん詰まっています。

 

人は、【分かったつもり】の状態でも、他人に説明しようとすると、意外と整理できていない部分が見えてきます。

例えば、算数の解き方を説明しようとして、【あれ、なんでここで割るんだっけ?】と止まることがあります。

これは、理解が浅かった部分が表面化した瞬間です。

つまり、【説明すること】は、思考を可視化する作業なのです。

 

また、逆授業スタイルの良いところは、【アウトプット前提】で学ぶようになることです。

【あとで説明する】と思いながら授業を受けると、子どもは自然と【なぜそうなるのか】を意識するようになります。

すると、ただ答えを覚えるだけではなく、【流れ】や【理由】に注目するようになります。

これが、本質理解につながっていきます。

さらに、親が生徒役になることで、子どもは【伝える経験】を積めます。

相手に分かりやすく説明するためには、言葉を選び、順番を整理しなければなりません。

この過程そのものが、記述問題で必要になる【論理的に書く力】のトレーニングになります。

 

ここで重要なのは、親が正解をすぐ教えすぎないことです。

【へえ、どういうこと?】【もう少し詳しく教えて】と聞き返すことで、子どもは自分の言葉で考え続けます。

逆に、途中で答えを補足しすぎると、自分で整理する機会を奪ってしまいます。

 

あとから伸びる子は、【知識を覚える】だけで終わりません。

人に説明しながら、自分の理解を深め、【考えを言葉に変える力】を育てているのです。

 

②【事実】と【意見】を切り分けるニュース対話

記述力を伸ばすうえで非常に重要なのが、【事実】と【意見】を分けて考える習慣です。

これは国語の記述問題だけではなく、社会の論述、理科の考察、さらには日常のコミュニケーションにも深く関わる力です。

しかし、多くの子は、この二つを無意識に混ぜたまま話してしまっています。

たとえば、ニュースを見て【この事件は怖いね】と話した場合、【事件が起きた】というのは事実ですが、【怖い】は自分の感想や意見です。

この区別が曖昧なままだと、【何が起きたのか】と【自分はどう考えるのか】を整理して説明することが難しくなります。

逆に、この二つを切り分けられる子は、論理的に文章を組み立てやすくなります。

 

家庭でおすすめなのが、【ニュース対話】です。

難しい時事問題でなくても構いません。

スポーツ、天気、地域の出来事など、身近なニュースで十分です。

そこで、【何があったの?】とまず事実を整理し、その後に【どう思った?】と意見を聞きます。

この順番を意識するだけで、子どもの思考はかなり整理されやすくなります。

 

また、【どうしてそう思ったの?】と理由を聞くことも重要です。

すると、子どもは自然と根拠を考えるようになります。

これは、記述問題で求められる【理由を説明する力】につながります。

とくに高校受験以降は、【自分の考え+根拠】を求められる場面が急増するため、この習慣は大きな武器になります。

 

さらに、この対話の目的は、【正しい意見】を言わせることではありません。

大切なのは、【自分の考えを整理し、言葉にする経験】を積むことです。

そのため、親がすぐ評価したり否定したりしすぎないことも重要になります。

 

成績を伸ばしていく子は、単に知識を増やしているだけではありません。

【事実】と【意見】を整理しながら、自分の考えを論理的に組み立てる力を育てているのです。

 

③【3行日記】から始めるアウトプットの習慣

記述力を伸ばしたいと考えると、親は【長い作文を書かせなければ】と思いがちです。

しかし、最初から何百字もの文章を書くのは、多くの子にとって大きな負担になります。

その結果、【何を書けばいいか分からない】【書くのが面倒】と感じ、言語化そのものが苦手になってしまうことも少なくありません。

だからこそおすすめなのが、【3行日記】のような小さなアウトプット習慣です。

たとえば、

【今日あったこと】

【そのときどう感じたか】

【明日はどうしたいか】

この3つを短く書くだけでも十分です。

大切なのは、長く書くことではなく、考えを言葉にすることを毎日続けることです。

 

実際、あと伸びする子ほど、【頭の中を整理する習慣】を持っています。

そのため、テストの振り返りでも、【なんとなくダメだった】で終わりません。

【時間が足りなかった】【計算ミスが多かった】など、自分の状態を言葉で整理できます。

この自己分析力が、学年が上がるほど大きな差になります。

 

また、3行日記には、【感情を言葉にする力】を育てる効果もあります。

最初は【楽しかった】【疲れた】だけでも構いません。

続けるうちに、【悔しかった】【安心した】【納得できなかった】など、少しずつ表現が細かくなっていきます。

これは、語彙力と記述力の両方を育てることにつながります。

さらに重要なのは、【評価しすぎないこと】です。

赤ペンで細かく直され続けると、子どもは【正しく書かなければ】と萎縮しやすくなります。

まずは、【書けたこと】を認めることが大切です。

安心してアウトプットできる環境があると、子どもは少しずつ自分の言葉を出せるようになります。

 

記述力が伸びる子は、特別な作文訓練だけで伸びるわけではありません。

毎日の小さな言語化の積み重ねによって、【考えを整理して表現する力】を育てているのです。

 

記述力を支える:家庭の空気が【言葉の力】を育てる

ところで、記述力は、【国語の才能】だけで決まるものではありません。

どんな言葉に触れ、どんな会話をし、どんな環境で日々を過ごしているか。

つまり、家庭の知的環境そのものが、子どもの言語化力に大きな影響を与えています。

実際、あと伸びする子の家庭には、【考えを言葉にしやすい空気】があります。

特別な英才教育をしているわけではありません。

しかし、ニュースについて話したり、本の感想を共有したり、【それってどういう意味?】と自然に会話したりする中で、思考を外に出す習慣が育っています。

この積み重ねが、記述問題で必要になる【整理して説明する力】の土台になっていくのです。

 

また、現代はデジタル時代だからこそ、【情報との付き合い方】も重要になっています。

動画やSNSは、短時間で多くの情報に触れられる便利なツールです。

しかし一方で、流し見になりやすく、【深く考える時間】が減ってしまう危険もあります。

だからこそ、デジタルで知識を広げながら、アナログでじっくり考える時間を持つことが大切になります。

さらに、家庭での親の役割も非常に重要です。

子どもがうまく説明できないとき、すぐ答えを教えたくなることがあります。

しかし、本当に思考力が育つのは、【どうしてそう思ったの?】【もう少し詳しく教えて】と問い返され、自分で考え続けたときです。

つまり、親は教える人というより、考えるきっかけを作る人であることが重要なのです。

 

ここでは、記述力を支える【知のインフラ】を家庭の中でどう整えていくか、その具体的な考え方について整理していきます。

 

①デジタルで広げ、アナログで深める

現代の子どもたちは、これまでの世代とは比べものにならないほど多くの情報に囲まれて育っています。

動画、SNS、ニュースアプリ、教育コンテンツなど、スマホやタブレットを開けば、すぐに新しい知識へアクセスできます。

こうしたデジタルツールは、興味の幅を広げるという点で非常に大きな力を持っています。

しかし一方で、知っている気になるだけで終わってしまう危険もあります。

たとえば、短い動画を次々に見るだけでは、【分かった気】にはなっても、自分の考えを整理する時間が不足しやすくなります。

情報を受け取る速度が速すぎると、【なぜ?】【どういう意味?】を考える前に、次の情報へ流れてしまうからです。

その結果、記述問題で必要になる深く考えて言葉にする力が育ちにくくなることがあります。

 

だからこそ重要なのが、【デジタルで広げ、アナログで深める】という使い分けです。

例えば、動画で歴史に興味を持ったら、その後に本や図鑑で詳しく調べる。

ニュースアプリで話題を知ったら、紙に自分の意見を書いてみる。

つまり、デジタルを入口として使い、その後にアナログで思考を深める時間を持つのです。

 

とくに、【紙に書く】経験は非常に重要です。

書くときには、頭の中を整理し、順番を考え、言葉を選ぶ必要があります。

このプロセスそのものが、言語化力を育てます。

実際、あと伸びする子ほど、【読むだけ】【見るだけ】で終わらず、自分の言葉でまとめる習慣を持っています。

また、アナログには、【立ち止まって考える力】を育てる効果があります。

本を読みながら、【どういう意味だろう】と考える時間。

ノートに書きながら、自分の理解を整理する時間。

こうしたゆっくり考える経験が、思考の深さにつながっていきます。

 

あと伸びする子は、デジタルを否定しているわけではありません。

情報を広く取り入れながら、アナログで深く考える習慣を持っている子なのです。

 

②リビングで【知識のアップデート】をする

記述力や言語化力は、【机に向かって勉強している時間】だけで育つものではありません。

むしろ、日常の何気ない会話の中で、【考える】【説明する】【意見を持つ】経験を積んでいる子ほど、あと伸びしやすい傾向があります。

その土台になるのが、リビングでの知的な会話です。

たとえば、ニュースを見ながら【これってどういうこと?】と話す。

読んだ本について【どこが面白かった?】と聞く。

旅行先で見たものについて【どうしてこうなっているんだろう】と考える。

こうした会話は、一見ただの雑談のようですが、実は思考を言葉に変えるトレーニングになっています。

 

とくに重要なのは、【知識をアップデートする空気】が家庭にあることです。

あと伸びする子の家庭では、大人も【知らないこと】を調べたり、【それ面白いね】と学びを楽しんだりしています。

つまり、【勉強は子どもだけがやるもの】ではなく、知ることを楽しむ文化があるのです。

この空気の中では、子どもも自然と【考えること】への抵抗感が減っていきます。

 

また、リビング学習には、【途中の思考を共有しやすい】というメリットがあります。

子どもが問題を解きながら、【これどういう意味だろう】とつぶやく。

親が【どう考えてるの?】と聞く。

こうした小さなやり取りが、思考整理の練習になります。

一人で黙々と勉強するだけでは育ちにくい言語化の回路が、日常会話の中で少しずつ鍛えられていくのです。

さらに、リビングには【安心感】があります。

完璧に説明できなくても、【途中まで話してみよう】と思いやすい空気があると、子どもは考える途中を言葉にしやすくなります。

この経験が、記述問題で【書きながら考える力】につながっていきます。

 

あと伸びする子は、特別な訓練だけで言語化力を伸ばしているわけではありません。

家庭の日常会話の中で、【知識を更新し、考えを言葉にする習慣】を育てているのです。

 

③親は【教官】ではなく【良質な壁】になる

子どもの記述力や言語化力を伸ばしたいと思うと、親はつい【正しい答えを教えよう】としてしまいます。

とくに、子どもがうまく説明できずに止まっていると、【つまりこういうことでしょ?】と先回りしてしまうことも少なくありません。

しかし実は、このすぐ答えを与える関わり方が、子どもの思考を止めてしまう場合があります。

本当に言語化力が育つのは、【自分の頭で考え、言葉を探す時間】を持ったときです。

つまり、親に必要なのは、教官として正解を教えることより、良質な壁として子どもの思考を受け止めることなのです。

 

たとえば、子どもが【うまく言えないけど…】と話し始めたときに、【どういうこと?】【例えば?】と問い返してみる。

子どもは自分の頭の中を整理しながら、【あ、つまりこういうことかも】と考え始めます。

この考えながら話す経験が、記述力を育てていきます。

 

また、良質な壁になる親は、【正しいかどうか】だけで判断しません。

たとえ説明が不完全でも、【そう考えたんだね】【そこまでは整理できたね】と、考えた過程を受け止めます。

すると子どもは、【間違えても大丈夫】と感じやすくなり、自分の考えを外に出しやすくなります。

 

一方で、【違う】【もっと簡潔に】と修正ばかりされると、子どもは正解探しに意識が向きやすくなります。

すると、【自分で考える】より、【怒られない答えを探す】状態になってしまいます。

これでは、本当の意味での言語化力は育ちにくくなります。

学力を伸ばしていく子の家庭には、【途中の考えでも話していい空気】があります。

完璧な答えを急がず、【どう考えたのか】を大切にする関わり方が、子どもの思考を深めていくのです。

 

親は、答えを与える人でなくても構いません。

子どもが安心して考え続けられる良質な壁になることこそ、言語化力を育てる大きな支えになるのです。

 

記述力とは自分自身と向き合う力である

記述力というと、【文章を書くのが得意な子だけの特別な力】のように感じることがあります。

しかし実際には、記述力とは、自分の頭の中を整理し、言葉に変える力です。

つまり、特別な才能ではなく、日々の会話や習慣の積み重ねによって育っていくものなのです。

 

【書けない】子の多くは、考える力がないわけではありません。

頭の中にある考えを、まだうまく整理できていないだけです。

だからこそ、抽象概念を具体と結びつけること、語彙を増やすこと、【正解】より【考える途中】を大切にすることが重要になります。

こうした積み重ねによって、思考の解像度は少しずつ上がっていきます。

また、言語化力は、家庭の日常の中で育てることができます。

学校で習ったことを説明する。

ニュースについて話す。

3行だけでも日記を書く。

こうした小さなアウトプットの習慣が、【考えを言葉にする回路】を育てていきます。

 

さらに、家庭の空気も大きな影響を与えます。

デジタルで知識を広げながら、アナログで深く考える時間を持つこと。

リビングで知的な会話を交わすこと。

そして親が、【教官】ではなく、【どうしてそう思ったの?】と問い返す良質な壁になること。

この環境が、子どもに【考えていい】【途中でも話していい】という安心感を与えます。

 

記述力とは、単に受験で点を取るための技術ではありません。

自分の考えを整理し、自分自身と向き合い、他者とつながるための力です。

そして、その土台は、毎日の何気ない会話と、【考えることを急がせない家庭環境】の中で少しずつ育っていくのです。

タイトルとURLをコピーしました