小学生から真剣に 思考力の鍛え方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

小学生から真剣に 思考力の鍛え方

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今回は【小学生から真剣に 思考力の鍛え方】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

子ども①②③の小学校の勉強を比較すると、明らかに学習指導要領が改訂となってからの方が難しくなっています。

学ぶ内容は変わりませんが、【学び方】や【テストの問題の出し方】が変化しています。

文章題が増えたり、考えさせる学び方を重視しているというのを感じます。

ただ、【考える力】というのは生きていく上で重要なのは分かりますが、それが低学年の頃からガッツリ勉強に結びついてしまうと、【問題を解くのが嫌だ】という気持ちを強めてしまう面もあります。

学力差も小学校3年生や4年生頃から出始めるのではなく、2年生や3年生頃から出てしまうかもしれません。

思考力重視の学びは小学校6年間だけでなく、中学校でも同じです。

高校入試も思考力を問う問題がどの教科も増えているため、小学生のうちから真剣に思考力を鍛えることを強くお勧めします。

 

そもそも、思考力を小学校低学年から鍛えることで、子どもは自分の考えを整理し、他人にわかりやすく伝える力が身につきます。

これは将来の学習だけでなく、社会生活においても重要なスキルです。

また、問題に直面したときに、自ら考え、工夫して解決しようとする姿勢が育ちます。

こうした力はテストの点数には表れにくいかもしれませんが、長期的に見ると学力全体の向上につながります。

さらに、思考力が育つと学校のテストも高得点を取りやすく、発言や作文の中身も他の子よりも良い内容となって、周囲から【あの子はスゴイ】と思われるようになり、自信をもって行動できるようになります。

自分で考え、判断した経験が積み重なることで、挑戦する力や粘り強さも養われます。

今の子どもたちが生きる時代は情報があふれ、答えのない課題に向き合うことも多い時代です。

だからこそ、幼いころから思考する習慣をつけることは、子どもが未来を生き抜くための大きな力になります。

 

家庭で考える時間を設ける

まず、将来を見据えて小学生のうちから思考力を鍛えるためには、家庭で親子の会話や勉強で【考える時間】を意識的に設けるようにしましょう。

子どもの成長において親が【考えさせる】という機会を増やすことには多くのメリットがあります。

家庭は子どもにとって最も安心できる場所であり、そのような環境で自分の考えを深める機会を持つことは、思考力の土台づくりに非常に効果的です。

家庭で考える時間を設けることで、子どもは自分の頭で考える習慣を自然と身につけることができます。

学校では正解のある問題に取り組むことが多く、どうしても【答えを早く出す】ことが求められがちです。

低学年の頃はソロバン、公文などに通っていて計算スピードがものすごい速いクラスメイトを見ていると、【いいな】という気持ちが強くなり、考えることよりも【スピーディーに終わらせる】に重きを置いてしまう子はいます。

速く終わらせて先生に提出するけれど、間違いがそれなりにあって、結局全問正解するまでに時間がかかったりします。

どこかでその問題点に気がつかないと、サクサク終わらせることばかりに夢中になったことで、学年が上がってからの時間がかかる、思考力を求める単元に太刀打ちできなくなる未来が待ち受けています。

しかし、学校のテストとは異なり、家庭では時間に追われることなく、【なぜそう思うのか】【他にどんな考え方があるか】といった問いをじっくり考えることができます。

子どもは表面的な理解ではなく、じっくりと自分の考えをまとめる力を身につけていくことができます。

 

我が家では、難易度の高くはない文章題や読解力系の問題に取り組ませたりしました。

学校のテストではあまり出ないような形式の問題もありますが、【中学生になったらこういう問題がテストで出る】【高校入試でも出る】と話をし、子どもも納得した上で取り組んでいました。

また、親子で一緒に話し合う時間を持つことも、子どもの思考力を育てるうえで大きな効果があります。

たとえば【理想の給食の献立をお互いに考えよう】【こんな体力テストは嫌だ、を発表し合おう】とお笑い要素を取り入れた問いかけだけでも、子どもは自分の感じたことを言葉にして、整理する訓練になります。

日常の出来事をテーマにして【もし自分だったらどうする?】といった問いを投げかけると、子どもは想像力を働かせて多様な視点から考えるようになります。

一見するとくだらないようなことでも、こうした経験が、将来的に複雑な問題に対しても柔軟に対応できる力を育て、自己表現力や論理的思考の土台となります

 

そして、家庭での考える時間を通じて【答えが一つではないこと】や【答えのない問い】に気づく経験を重ねることができます。

現代社会では、AIやテクノロジーの発展によって【知識を持っているだけ】では通用しなくなっています。

その中で、自ら考え、選び、行動する力こそが最も求められる力になるので、親もめんどくさいなと思わずに実行に移してみてください。

 

図形問題や単位換算を解く

さて、小学生のうちから図形問題や単位換算の問題に真剣に取り組むことは、子どもの思考力を鍛える上で大きなメリットがあります。

算数の中でも図形や単位換算といった単元は、単なる計算力ではなく、論理的に考える力や空間認識力、柔軟な発想力を必要とするため、思考力をバランスよく育てることができます。

まず、図形問題には【見えないものを頭の中でイメージする力】が求められます。

たとえば、立体を回転させたときの形を想像したり、平面図形を組み合わせて新しい形を作ったりする問題では、目に見える情報だけでなく、見えない部分を補完する力が必要です。

いきなり問題を解くのが難しい場合は、工作用の紙や折り紙や図形を紙に書き、手を動かして【こうなるからこうなる】と試行錯誤しながら図形のルールを理解していくのもおすすめです。

 

一方、単位換算の問題は、数字の意味を正確に理解し、適切に変換する力を鍛えます。

たとえば【1.5kmは何mか】【1万4000mは何kmか】といった問題では、単に数字を変えるだけでなく、「1000m=1km」という関係を理解し、それを使って計算する論理的思考が必要です。

さらに、リットルやグラムなど、日常生活でよく使う単位はそれぞれ小学校2年生、3年生と割と早い段階で学びます。

こうした単位は料理や買い物、移動距離の計算など、あらゆる場面で役に立ちますが、単位換算はルールが決まっており、それにあてはめていく段取りが必要な学びです。

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こうした学びを苦手とする子どもは多く、単位換算の勉強がスムーズにできるかどうかで子どもの思考力の程度というのも見えてきます。

単位換算の問題に取り組むことで、子どもは【どう考えればいいのか】という思考のプロセスを学ぶことができます。

答えを出すことだけにとらわれず、筋道を立てて考える力が育ちます。

また、最初はうまくいかなくても、間違いを繰り返しながら正解に近づく経験が、【考えることはそんなに嫌なことではない】という気持ちが芽生えるきっかけになります。

こうした思いを持ち始めると、学習意欲にも良い影響を与えます。

 

図形や単位換算といった一見難しそうな問題にこそ、子どもの思考力を育てるヒントがたくさん詰まっています。

早い段階からこうした問題に取り組むことで、柔軟で論理的な思考の土台が築かれ、将来、より高度な問題や課題に立ち向かう力が自然と育っていくので、是非取り組んでみてください。

 

ボードゲームやカードゲームで考える力をつける

ところで、今の子どもたちは親がファミコン世代、スーパーファミコン世代ということもあったり、生まれた時からスマートフォンがあるので、【親と一緒に遊ぶ】という家庭も多く、ゲームで遊ぶというハードルの高さがかなり低いです。

私はゲーム機のない子ども時代を過ごしましたが、同級生たちは【いかにして親に新しいゲームソフトを買ってもらうか】【ゲームで遊ぶ時間をどうやって確保するか】というのを考えている様子を見てきました。

つまり、親が経験してきた【ゲームをするための策略を考える】【親との攻防】がないようなものだと思っていいでしょう。

しかし、ゲームはプログラム化されています。

プレイするだけで思考力をもの凄く育てられるかと言われたら、それはちょっと違うかな、と思うところはあります。

普段のゲームを少しだけ囲碁や将棋などのボードゲームやカードゲームに変えてみると、子どもの思考力をさらに鍛える強い味方だと個人的に感じています。

これらのゲームは【遊び】ではあるものの、深い思考や戦略、判断力を必要とする学びの場であり、楽しみながら多くの力を育てることができます。

 

まず、囲碁や将棋のような戦略性の高いゲームでは、相手の手を読み、自分の行動が数手先にどうつながるかを予測する力が求められます。

これは【先を見通す力】や「相手の出方を考える力】をレベルアップさせます。

また、うまくいかないときにどう立て直すか、失敗をどう活かすかを考える過程を通して、論理的思考力と問題解決力、振り返りが自然と鍛えられていきます。

 

 

一方、人生ゲームやUNOやトランプなどのゲームでは、ルールを理解しながら他人とのやり取りを通じて状況判断を行う力が育ちます。

サイコロやカードの運に左右される場面もありますが、運だけでなく、どのタイミングでどの選択をするかという【判断力】【決断力】も問われます。

これらは、現実の生活や社会で求められる力と直結しています。

どのゲームも子どもにとって【負ける経験】を積むことができる貴重な場でもあります。

勝ち負けがはっきりすることで、子どもは悔しさを感じたり、次にどうしたら勝てるかを考えたりするようになります。

この【悔しいけれどもう一度挑戦したい】という気持ちは、主体的に学ぶ意欲や粘り強さにつながります。失敗を恐れず挑戦する心は、学習面だけでなく人生全体で大きな力になります。

対戦相手と向き合うことによって、相手の考えや立場を想像する【思いやり】や【社会性】も育まれます。自分の思い通りにならない中で感情をコントロールし、相手を尊重しながらプレイする姿勢は、人間関係を築くうえで重要な素養です。

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このように、囲碁や将棋、ボードゲームやカードゲームは、遊びを通して論理的思考力、判断力、計画力、社会性など、将来に必要な複合的な力を育てる優れたツールです。

楽しみながら思考する時間を持つことを望むのであれば、家庭で導入しない手はないと思います。

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